新しい本に穴が開いていたり、破れていたりしてないでしょうか?
それは、本を食い荒らす銀色の虫、紙魚(シミ)という害虫の仕業かもしれません。
紙魚を放置してしまうと、大切な本など食べられてしまいます。
そんな紙魚の駆除の方法をご紹介したいと思います。
目次
紙魚(シミ)の正体
本棚の隙間や本の間から飛び出していく、謎の害虫。
一瞬、銀色に光ったような……それこそ、紙魚(シミ)と呼ばれる虫です。
紙魚は「書籍害虫」とされ、本や資料などの紙を食べる害虫なのです。
体長は約8mm~10mmほどで、体は平らになっており、狭い空間に潜りやすい形をしています。
銀色・銀白色・まだら模様など、種類によって色が微妙に違っているようです。
動き回る姿が魚のように見えることから「Silverfish」とも呼ばれていますが、部屋を走り回られるときのインパクトは大きく、多くの人が悲鳴を上げるようです。
紙魚は紙を食べる害虫ですが、とくに和紙を好んで食べるとされています。
紙そのものを食べることもあれば、糊付けした本の表紙や、掛け軸の表面をかじり取ることもあります。
また、紙魚は紙を食べるだけでなく衣服の繊維や、小麦粉などの乾物なども食べことがあり、けっこう困った害虫です。ゴキブリと同じように、食べ物がほとんどない状態でも10か月は生き延びるという驚異の生命力を誇ります。また、昆虫にしては寿命も長く8年ほど生きるのも特徴です。
基本的には、ゴキブリと同じ要領で退治していくしかありません。
あまりにも繁殖しており、個人の手に負えない場合は、ゴキブリ駆除を専門としている業者に依頼するといいでしょう。紙魚を退治すれば、おのずと隠れているゴキブリも駆除することができます。
※以下に紙魚の画像が表示されますので、苦手な方は注意してください。
紙魚が発生する原因
紙魚は暗くジメジメした場所を好みます。
紙魚(シミ)が大好きな条件
・気温 21度以上
このような条件に近ければ、本の隙間や本棚は食べ物がなくても、棲みついてしまうおそれがあるでしょう。
また、暗く湿気も溜まりやすい場所こそが、紙魚が快適に過ごせる場所であるため、目撃箇所はかなり広範囲となります。
紙魚(シミ)がよく目撃される場所
・家の軒下
・トイレ
・お風呂場
いずれも湿気が程よくある場所に発生していることがわかります。
とくに、タイルでできた壁や床であると、割れ目の隙間を好んで住み着くようです。
紙魚が発生している原因を抑えよう
掃除をしていない部屋や、ものが雑多に置かれているような部屋は紙魚の発生する原因にもなります。
そのような部屋は夏場になると、ジメッとした高温多湿の部屋になりやすいため紙魚が発生します。
適度に掃除をしていかないと紙魚の駆除ができなくなるので、まずは不用品の撤去が必要でしょう。
また、紙魚は夜行性なので人が寝静まった頃に動き出します。
夜になると家の中を移動しますが、昼間でも日の光が当たらない場所で動いているときもあります。
紙魚を駆除する方法
紙魚は素早く逃げてしまいますが、見かけたらすぐにティッシュや掃除機を使って確実に駆除していきましょう。
逃げられてしまうと隙間に隠れてしまい、駆除が難しくなってしまいます。
隙間に隠れている紙魚を駆除する際には、隙間まで効果があるものを使って紙魚を駆除しなければいけません。
芳香剤で燻(いぶ)す
虫除け用の芳香剤で紙魚を駆除することができます。煙が出るタイプの芳香剤を使うことで、隙間まで芳香剤の煙が届いていきます。
紙魚はハーブを苦手としているため、ハーブの香りがするものを使っても効果があります。
紙類を減らす
家にある紙や段ボールを減らすことで紙魚を駆除することができます。紙は紙魚の餌になっているので、いらない紙類や段ボールなどを捨てることで紙魚の駆除につながります。
殺虫剤を使う
紙魚をよく見かける場所や隙間に殺虫剤を吹きかけることで、紙魚の駆除になります。
また、ゴキブリ駆除に使えるグッズは紙魚にも有効です。ホウ酸団子やゴキブリ用のトラップを利用して粘着シートで捕獲し、駆除していくのもいいでしょう。次の章ではホウ酸を使用した駆除方法を紹介します。
ホウ酸を使用した駆除方法
紙魚の駆除方法のひとつとして、ホウ酸団子があります。ホウ酸は有毒ですので、ペットや小さい子どもがいない家庭でおすすめする方法です。取り扱いには十分注意する必要があります。
ホウ酸団子の作り方
・ホウ酸:100g
・小麦粉:20~30g
・砂糖:15g
・食用油:少々
②すべての材料を入れてよく混ぜ合わせます。
③お皿に薄く広げる、または団子状にしてお皿やバットの上に並べます。
④1日ほど天日干しさせて乾燥させます。
⑤暗いところに置きます。
以上です。数日経ったら、お皿の上のホウ酸団子ごと捨てましょう。ホウ酸団子は有毒です。乳幼児の致死量は5gといわれており、少量でも口にしてしまったら死に至る危険性がありますので十分注意が必要です。
また、ホウ酸団子はゴキブリにも有効です。ホウ酸団子によるゴキブリ駆除の方法については「ゴキブリ駆除にホウ酸団子は有効な方法です!ホウ酸団子の作り方」にて詳しくご紹介しています。
紙魚の発生を予防する方法
紙魚を駆除しても予防をしないと、また発生してしまいます。紙魚を予防するには主に2つの方法があります。その方法をご紹介いたします。
湿気を避ける
紙魚の発生する原因でもある湿気を避けることです。雨の時期はどうしても湿気がこもりやすくなってしまいますが、湿気は部屋だけではなく、布団や本にもこもります。
布団は干すことで湿気を取り除くことができます。本も定期的に風通しのよい場所で陰干しをすることで、こもった湿気を取り除くことができます。
本棚やタンスなど干すことができないものは、除湿剤を入れることで湿気対策ができます。
紙魚の苦手なものを置く
紙魚はハーブのにおいが苦手とされています。その中でもとくにラベンダーを苦手としています。そのため、ハーブの成分があるアロマや、芳香剤を部屋に置くことも対策となるでしょう。
また、除湿剤が置けないような隙間には、ラベンダーのアロマオイルなどを紙に数滴たらし、紙魚が出そうな場所や侵入してきそうな場所などに置いておくのもおすすめです。ラベンダーの香りをしみこませたしおりを本に挟んでおくのも、大切な本を守る方法のひとつとなるでしょう。
しかし、紙魚の苦手のもので対策をしても部屋が汚いとすぐに湿気が溜まり、隙間に紙魚が発生してしまいます。適度に部屋の掃除をすることで紙魚の発生を予防しましょう。
まとめ
紙魚は人には影響がないとされている害虫ですが、見た目や素早い動きからあまり好ましくない害虫になります。
紙魚を見ないためにも、しっかりと部屋の掃除や湿気を取り除くことがよいです。紙魚が発生してしまうと、いつの間にか大量に増えていることもあるため、対策も心がけるのがよいでしょう。
紙魚が大量に発生してお悩みの方や、駆除の際に姿をあまり見たくないと思われる方は業者に依頼して駆除してもらうのもよいでしょう。
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