盗聴器は実は比較的簡単に入手できます。自分の家は盗聴器なんて仕掛けられていない。そう思っていても、もしかしたら家の中に盗聴器が仕掛けられているかもしれません。
盗聴器を発見できる機械は通販サイトなどで売られています。しかし、最近の盗聴器は巧妙に作られているため、自分で探そうと思っても発見できない場合があります。
盗聴器を発見するためにはどうしたらよいのでしょうか。この記事では盗聴器の発見に焦点をあててご紹介します。
目次
ちょっと待った!自作の発見器で盗聴器を探すのは難しい
盗聴器は名前の通り誰かの声や発した音などを盗み聴く機械のことをいい、浮気調査などでおおいに役立ってくれます。最近では盗聴と同時に録音機能が付いているものもあり、特定の誰かにバレずに調査するためには欠かせないアイテムです。
よい使い方をすれば心強いアイテムの盗聴器ですが、逆をいえば、誰かを脅したり、不幸にしたりするなどの目的にも使われるのも盗聴器です。
近年、この盗聴器を使った犯罪が多くなっています。実際に自分が盗聴の被害に遭っているかも、と思うと気が気ではありません。もし被害に遭っているのならば早めに盗聴器を見つけてなんとかしたいものです。
盗聴器は自分で探すのは難しい
なにかがきっかけで「盗聴器が家に仕掛けられていないか調査したい」そんな人もなかにはいらっしゃいます。盗聴器の捜索方法のなかには自分でできるものがあるようですが、最近の盗聴器は高性能なため、自分で探す方法は見つけにくいとされています。
しかし、たとえ探すのが難しく、見つかりにくいとしても、自分で一度探してみれば精神的な気休めにはなるかもしれません。そこで、自分で探す方法をいくつかご紹介していきます。
【発見方法1】FMラジオを使う
盗聴器の電波の周波数はFMラジオの周波数と同じもの、または似ているものを使っています。
その仕様を逆に利用し周波数をキャッチする方法です。
やり方
【2】FMラジオを電波がキャッチできる状態にする
【3】周波数を低い方から徐々に高くしていく
【4】部屋で付けているテレビや音楽の音が聞こえたら盗聴器が仕掛けられている可能性があるので、FMラジオを持って調査をする
【5】盗聴器にFMラジオを近づけるとハウリングなどを起こしたりする。そうすれば盗聴器を素早く取り除く
【発見方法2】目視
FMラジオなどがない場合は、目視で盗聴器を見つけるほかありません。盗聴器の多くは壁コンセントの中に仕掛けられていたり、コンセントタップそのものが盗聴器であったりしますので、疑わしい場所をくまなく調査します。
しかし、最近の盗聴器は巧妙に作られているうえ、必ずしもコンセントなどの比較的わかりやすい場所に設置されているとも限りません。やはり、業者を雇って探した方が早く安全に盗聴器が撤去できることでしょう。
【発見方法3】動作中のアプリを確認する
盗聴するのに盗聴器が必要不可欠ですが、もしかしたら自身の持っているスマートフォンやタブレットが盗聴器になってしまっていることもあります。
ウイルスなどによって知らない内に盗聴アプリをダウンロードされていたというケースがあるようです。盗聴だけでなく、個人情報などが盗まれている場合もあります。
他にも、自動応答機能のあるスマートフォンを部屋に潜ませておいて、そのスマートフォンに電話して盗聴するという方法や、レコーダー機能で何か音がした時だけ反応し録音され、それを後から聴くといった方法もあるようです。
盗聴器を調べる前にも、対ウイルスソフトの導入や怪しげなサイトにはアクセスしないようにするなど、日ごろから気を付けることが必要でしょう。
【発見方法4】盗聴器発見器を使う
最近では大手通販サイトなどで盗聴器発見器が売られています。簡易な発見器であれば手軽に購入することができます。また、盗聴器発見器の種類は3章「盗聴器発見のプロに聞いたおすすめ発見器」でご紹介します。
盗聴器を発見した場合は……
盗聴器を発見した際は、本当に盗聴器なのかを確認する必要があります。もし盗聴器を発見した際は、プロの業者に依頼をして設置場所などを確認してもらいましょう。
盗聴器が本物かどうかを確認後、はやめに警察へ被害届を提出することが必要です。この際、住居侵入罪などの犯罪行為で被害届を提出することができます。
盗聴器を発見した後は、盗聴器が発見されてしまったと犯人に気づかれてしまう可能性があります。自宅内で盗聴器を発見し、今後盗聴器による被害にあわないためには、
・自宅の鍵を変更する
・一人暮らしの場合は誰かの家に避難する
・なるべく一人で行動をしない
などの行動がとても大切です。ひとりで抱え込まず、家族や友人など周りに相談をしながら対策をおこないましょう。
盗聴器を仕掛けられているかも。そう思ってしまう根拠とは
「盗聴器が仕掛けれているかもしれない……」そんな疑心暗鬼に陥るのも、なにか理由があるはずです。盗聴器が仕掛けられているかもしれないという根拠をひとつずつ探してみましょう。
〇家族や友達しか知らない会話を知っている
たとえば家族との何気ない会話や、友達との会話など、他人が知りえない情報のはずなのに知っていた場合は盗聴器を仕掛けられているかもしれません。
もちろん、会話をしていた状況にもよります。しかし、「絶対に他人が聞けない状況でした会話」なのに他人がその情報を知っている場合は、盗聴器を仕掛けられていると考えてしまうのも仕方がないことでしょう。
〇部屋につけた覚えのないコンセントタップなどがある
盗聴器のなかにはコンセントタップ型の簡易な盗聴器などがあり、比較的簡単に購入できます。コンセントタップ型の盗聴器は設置すれば盗聴が可能になるうえに、家に侵入して短時間で設置できることからよく家に仕掛けられるタイプとなります。
また、壁コンセントの中に仕掛けるタイプの盗聴器などがあります。見覚えのないコンセントタップが増えているなどの異変があれば一度調べてみるとよいでしょう。
〇知らない誰か、他人が自分の行動を把握している
知らない誰かが自分の行動を把握している。外に誰かの気配を感じる場合は、盗聴器が仕掛けられている可能性が低くありません。知らない誰かが教えてもいない自分の行動を把握している場合は注意してくださいね。
見つかりにくい盗聴器について
自分で探す方法で見つかるのは探知しやすい周波数を放つアナログ式の盗聴器であることが前提です。
・スクランブル式
・リモコン式
・盗聴アプリ
このような盗聴器は特別な仕様となっているため、自分で探す方法では見つかりにくいことがあるので留意しておきましょう。
盗聴器が仕掛けられやすい場所
盗聴器はどこにでも仕掛けられているというわけではありません。盗聴器には仕掛けられやすい場所があります。自宅や企業のオフィス内では、電源コンセントや電話機が設置してある周辺に盗聴器が設置している可能性があります。
最近では電源タップ・延長コードや電源ソケットなど、従来しようしているものを気づかれずに盗聴器型にかわっていたケースが多くあります。
室内ではそのほかにも時計の裏やエアコンの中、パソコン機器の内部に盗聴器を仕掛けられてしまっている場合があります。自宅や会議室など戸締りをしっかりとおこなっていない際に犯人が侵入して盗聴器を設置していくことが多くなっています。日ごろから使用しているものなどで、何か不審な点がひとつでもある場合は、盗聴器を疑って調べることが必要です。
また、屋外にも盗聴器は設置される可能性があります。屋外の場合だと、玄関回りや電気メータ・ガスメーター付近に設置される可能性があります。この場合、ガス業者や電気業者に偽って盗聴器を設置するケースが多発しているようです。
盗聴器は電源が近くにあるところに設置されていることが多いです。そのため、屋外で電源タップがある場合は、不審なものがついていないかを注意して盗聴器を調べることが必要です。
盗聴器発見のプロに聞いたおすすめ発見器
盗聴器を発見する機械は実は、通販サイトなどで販売されており、比較的簡単に入手することができます。入手できる発見器の数は多く、どの発見器を選べばいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。この章では盗聴器の発見におすすめな機械についてご紹介していきます。
バグチェイサー
電子アラーム音とLED表示のアラームモードと、電波を傍受するラジオモードにより、盗聴器を発見するものです。ほとんどの盗聴器が発信している周波数をサーチすることができます。ラジオモードで盗聴器の電波を聞き盗聴器が在るかを確認し、アラームモードで盗聴器の近くまで誘導してくれます。
多機能受信機
VR-150
受信は鉄道無線から航空無線など、各種の電波を受信することができるものになります。受信する電波を調整することで、盗聴器も探し出すことができるものになります。
盗聴器が使用している電波を探し出し、設置視されている場合はブザーが鳴りおおよその設置場所を特定します。盗聴器に近づけるとブザー音がハウリングを起こすので発見の手助けになるでしょう。
HR-500
航空無線、防災無線など10種類の電波を受信することができるものになります。周波数を調べずに簡単に受信することができ、無線盗聴器が発信する可能性が高い周波数があらかじめ登録されています。
受信機が盗聴器の電波をスキャンした際に、盗聴器発見モードを使用することでアラーム音や受信レベルの振れ幅で設置場所を探すのを手助けしてくれます。
発見器の種類について
盗聴発見器の種類はおもに2つあります。ひとつ目はハンディタイプと呼ばれる小型の発見器です。トランシーバーの形をしたものが多く、盗聴器から発信されている電波をキャッチして、特定の場所に盗聴器があるかどうか調べます。一般的に売られている盗聴器発見器はこのタイプであり、先ほど紹介した発見器はすべてこのハンディタイプとなります。
ふたつ目はおおきめなサイズが特徴なデスクトップタイプです。ハンディタイプと同じく、盗聴器の電波をキャッチしてくれます。電界度やスキャンの性能が高いため、ハンディタイプより高度な盗聴調査を可能とします。高性能ながら高価なため、使うことができるのはごく限られた業者のみとなります。
発見器を購入するときの注意すべきポイント
「盗聴器が仕掛けられているかどうか心配だし、これを機に発見器を購入したい」と思われる人もいらっしゃるでしょうが、少しだけお待ちください。発見器を購入するのはいいですが、購入するときは注意するべきポイントがあります。こちらに目を通してから購入を検討するのもよいでしょう。
【注意1】発見器は「万能」ではない
まず、注意するべきポイントのひとつ目は、盗聴発見器は万能ではないという点です。盗聴器の発見器は盗聴器が出す電波をキャッチして、盗聴器がある場所を大まかに特定することができます。しかし、詳細な盗聴器が仕掛けられている場所は自分で探さなくてはいけません。詳細な場所を探すための根気強さが必要になってきます。
【注意②】レンタルサービスや業者に依頼する方が安くすむ場合も
ふたつ目は発見器を購入するよりも、発見器をレンタルしたり、業者に盗聴器発見を依頼したりするほうが安く済む場合があるという点です。盗聴器発見器の相場は約2~5万円といわれています。
それに対し、業者の盗聴器発見の依頼費用は約2万円~といわれています。一見、発見器の相場と変わらないかもと思われるかもしれません。しかし、高性能な発見器を使って盗聴器を探してくれるほか、追加で依頼すれば盗撮被害の調査も請け負ってくれる場合があるのです。
レンタルサービスは業者にもよりますが、2日間で2,000円ほど貸し出してくれるところもあります。必ずしも、発見器を購入して盗聴器を見つけるという手段が正解というわけではありません。自分に合わせた方法で盗聴器を見つけましょう。
盗聴器じゃなくて、盗撮用の送信機が発見されるケースも
盗聴器の発見器を使っていると、盗撮用の送信機が発見されるケースもあるようです。盗撮器の送信機は盗聴器と同じ原理で動いているため、盗聴器発見器で見つかることがあります。
しかし、盗聴器と同じ原理で動いているといっても、盗撮器用の送信機と盗聴器の電波には大きな違いがあるので、一般的に入手しやすい発見器では見つけられるケースは少ないのです。
こういった点を考えると、盗聴器調査をする場合はプロに依頼したほうが得られるメリットは多いといえます。
発見器を使った盗聴器の発見の仕方
発見器を使った盗聴器の発見の仕方がわからないと思われる人もいらっしゃるでしょう。そこでハンディタイプの発見器の使い方についてご紹介します。
使い方
※盗聴器の方へ向けるときはアンテナ先だけじゃなく、全体を向けるように向ける。
【2】音がしたり、ハウリングがしたりする方向を探す。
【3】音が近くなったら音を鳴らしてどこに盗聴器があるか探す。
盗聴器が発見できないときの対処法
盗聴器が発見できないときの対処法としては、やはり盗聴器をみつけるプロに頼んで見つけてもらうほかがありません。自分で発見器などを使って見つける方法は電源が付けられている盗聴器に限ります。
デジタル派を出しているものや、遠隔操作で盗聴器の電源を操作できるもの、また、自動で電源が切り替わる盗聴器などは、素人が見つけるのは至難の業です。
また、盗聴器は見つからなくても、動画として残しておける盗撮器が家のなかに仕掛けられている可能性がないとはいいきれません。こういったものを見つけるためにも盗聴器を見つけるプロに頼んで見つけてもらった方がいいでしょう。
盗聴器を仕掛けること自体は犯罪にならない場合もあります
日本では盗聴行為自体を規制する法律が整備されていません。ではなぜ、盗聴器を設置した犯人を捕まえることができるのでしょうか。実は、盗聴器は仕掛ける過程やその情報をもとになにかをすることで法律に引っかかってしまうことがあります。
例えば、盗聴器を他人の家に仕掛ける場合、家の中に侵入して仕掛けなければいけません。勝手に他人の家に侵入することは住居侵入罪に当たります。盗聴した情報を元に脅したりすれば脅迫罪などに該当しますし、盗聴器を仕掛けるために家のものを改造すれば器物損壊罪などに関係します。
また、他人の家の電話線を切断したり、改造して盗聴器を仕込めば、有線電気通信法違反にも該当してしまうのです。この他にも盗聴、盗撮したデータを販売してしまえば、プライバシーの侵害、個人情報保護法にも違反してしまうことでしょう。
盗聴器の仕掛け方や、盗聴したデータの扱い方によっては犯罪を犯してしまうケースがあるのです。仕掛け方によっては盗聴器を仕掛けることが犯罪ではないといっても、盗聴器の悪用は今挙げてきた法律などに抵触してしまいます。
悪用目的で盗聴器を仕掛けるのは自分自身を貶める行為です。興味本位で人に迷惑をかけることがないようにしましょう。
盗聴器を仕掛けられないためには
盗聴器を仕掛けられないために事前に対策をすることで、盗聴被害を防ぐことができるかもしれません。自分でもできる事前対策をご紹介いたします。
自宅やオフィスの不法侵入を対策する
盗聴器を自宅やオフィス内へ設置されないために一番重要なのは、不法侵入を防ぐことです。そのため、日ごろから戸締りや入退室管理をしっかりとおこなうことがとても大切です。
電源タップに不審なものが刺さっていないか確認する
電源付近にいつもは刺さっていなかったものが、いつの間にか刺さっていた場合は盗聴器の可能性があります。使用していない電源タップと使用している電源タップを管理することで盗聴器の設置を防ぐことができます。
また、使用していない電源コードがある場合はそのまま放置せずに片づけることで盗聴器設置を防ぐことができます。
引っ越し時の出入りに注意をする
引っ越し作業をおこなっているときは、車から部屋に荷物を移動するため自宅は簡単に侵入しやすい状況になっています。引っ越し時には注意をして作業をおこなうことが必要です。引っ越し前に盗聴器が設置されている可能性もあります。事前に盗聴器を調べることで安心して生活をすることができます。
まとめ
盗聴器は便利なアイテムである反面、使い方次第では危ないものです。盗聴器を仕掛けること自体は犯罪ではないものの、その情報をもとに脅したり、他人を陥れたり、仕掛けるために侵入したりすると犯罪者の仲間入りをしてしまうことでしょう。
盗聴器の悪用は絶対にやめてください。もし、仕掛けられた盗聴器を発見したい場合はプロに盗聴器の発見を依頼してみてください。もしかしたら、盗聴器と合わせて盗撮器も発見できるかもしれません。
盗聴器が仕掛けられていると思ったら、ひとりで抱え込まず信頼できる家族や、盗聴器発見のプロに相談してみてくださいね。
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