ガラスのヒビは補修する方法があるの？保険が適用する場合もあります！

車のフロントガラスや家の窓ガラスなどに何らかの衝撃で、ヒビや割れが生じてしまったという経験をしたことがある方は多いでしょう。その場合、すぐにガラスの交換が必要ですが、もしすぐに交換が行えない場合はどのように対処すればよいのでしょうか？

例えば、旅先などで車のフロントガラスにヒビが入ってしまった場合は、すぐに交換が行えません。そんなとき、ガラスのヒビを補修する方法を知っていると安心ですよね。

そこで今回は、ガラスにヒビが入った際の補修方法をご紹介します。いざというときのために、このコラムを読んですぐ対処できるようにしておきましょう。

ガラスのヒビは放置すると危険

ガラスにヒビが入った際はすぐに交換が必要ですが、なかには「少しくらいなら放置しても大丈夫」と思っている方がいるかもしれません。しかし、ガラスに入ったヒビを放置しておくことは大変危険なのです。

例えば、車のフロントガラスやリアガラスにヒビが入った場合、走行中の視界の妨げになったり事故をまねくおそれがあります。ヒビを放置しつづけることにより車検が通らなかったり、放置期間が長いと違反になってしまうこともあるのです。

また、家の窓ガラスに入ったヒビを放置しておくのも危険です。ガラス全体の強度が落ちているため簡単に割られやすく、空き巣や侵入被害にあいやすくなってしまいます。

このように、ちょっとしたガラスのヒビを放置したことにより、大きな罰金や盗難の被害にあう可能性があるのです。ガラスのヒビは補修・交換を早めにするようにしましょう。

ガラスのヒビを補修する方法

では、もしガラスにヒビや割れが生じてしまった場合はどのような方法でガラスのヒビの補修を行えばよいのでしょうか？

接着剤を使ってヒビ割れを埋める

ヒビ割れ部分を接着剤で埋めていく方法です。ホームセンターやネットショッピングで、ガラス用の接着剤が販売されているので、手に入りやすいです。またコストも最低限に抑えることができます。しかし、耐久性が低いので応急処置程度でしか補修することができません。

テープを使って補修する

テープでの補修は技術もいらないため誰でも簡単に補修することができます。しかし紙製テープの場合水に弱く、布製テープの場合は熱で粘着部分が解けて剥がしにくくなってしまうため、あまりおすすめはできません。あくまでも応急処置程度の補修方法です。

ガラスにフィルムを貼る

近年では、ガラス専用の保護フィルムなどが販売されています。ガラスフィルムは、ヒビが入っていても覆ってくれるので、それ以上のヒビや割れを防ぎます。またフィルムにロゴや柄などのデザイン性が優れているものもあるので、ガラスに入ったヒビを目立ちにくくしてくれます。

リペアキッドを使う

車のフロントガラスやリアガラスに入ったヒビを補修する場合は、専用のリペアキッドを使うといいでしょう。車のリペアキッドはホームセンターや車屋などで簡単に購入することができます。販売されているキッドには、補修するに必要なものが一式入っているため、簡単に補修できます。補修の方法が書いてある説明書も付いているので、分かりやすいでしょう。

補修作業のおすすめグッズ

先ほどお話ししたリペアキッドはネットでも購入することができます。ここではおすすめの補修グッズをご紹介します。

ホルツ 自動車用 フロントガラス補修キット ガラスリペアキット Holts MH115 ガラスキズ ヒビ割れ

車のフロントガラスのヒビを補修するときにおすすめの商品です。価格もそんなに高くはなく、だいたい3,000円程度で購入できます。取り付け方や部品名が書かれた説明書も入っているので、参考にしながら作業を行うことができます。

ひび割れ 補修 フロントガラス リペア キット 2ヶ所分(飛び石 傷 修理 穴埋め 修復)

こちらも車のフロントガラス専用のリペアキッドです。レジン（樹脂）によって損傷部分を覆い、応急処置として使用することができます。真空エアー抜き方式で見た目をきれいに仕上げることができます。

KURE(呉工業) UFIXIT ガラスリペアキット 1701

こちらもレジンを使用して補修を行うタイプのリペアキットです。紫外線と付属しているフィルムによってレジンを固めるため、施工時間に焦らずに作業を行うことができます。5回ほど補修できる量が入っているので、家に常備しておくものとしてもよさそうです。

ヒビの補修には保険が適用できることもある！

自宅の窓や車のガラスのヒビを補修するにあたって、保険が適用できることがあります。
もし、自宅の窓ガラスと車のフロントガラスにヒビが入ってしまい補修したい場合、それぞれに保険が適用されるケースは次の通りです。

【自宅の窓ガラスの場合】

・土砂崩れや雪崩などの自然災害によるもの
・カラスなどの鳥の激突によるもの
・駐車場などの飛び石によるもの
・熱割れによるもの
・泥棒や子どもによるもの
火災保険が適用されるケースが多いですが、原因不明の場合は保険が適用されないので注意が必要です。

【車のフロントガラスの場合】

車のフロントガラスの場合ヒビが入ってしまう原因で最も多いのが自宅や公共施設などの駐車場にある石が飛んで当たってしまうことです。飛び石でのヒビ割れは、保険適用内なのですぐに車の保険会社に連絡しましょう。車のフロントガラスの場合、車両保険で適用できることがあります。
しかし、割れてしまった場合、慌ててしまうことがあるので慌てずに落ち着いて対処しましょう。もし、どこに連絡していいか分からなくなってしまったときはインターネットなどで検索してガラス修理や交換を行っている店舗に相談してみるのもいいでしょう。

まとめ

何らかの衝撃で自宅の窓や車のガラスにヒビや割れが生じてしまうことは少なくありません。「すぐに交換したいけれど、旅行先や出張先などではすぐに交換ができない！」という状況もあるのではないでしょうか。その場合、補修して応急処置を行う必要があります。
ガラスのヒビの補修方法や、補修道具を事前に知っておくことで、実際にガラスのヒビ割れに遭遇したときでも慌てずに落ち着いて対処できるでしょう。

また、自宅の窓や車のガラスを補修する場合、保険を適用できる可能性があるので1度相談してみるといいかもしれません。

ガラスの補修は、あくまでも応急処置程度なので、落ち着いたらきちんと新しいものに交換することをおすすめします。

ガラス修理・交換を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ガラス修理・交換」をご覧ください。