合わせガラスは防犯・防災対策に最適！合わせガラスの特徴を徹底解説

「空き巣や地震などの災害に備えて耐久性のあるガラスがほしい……」
「合わせガラスってどんなガラスなの？」

このような悩みや疑問を解決します！

窓ガラスが割れるケースはめったにありませんが、万が一事件や災害が起こると考えると不安に感じる方も多いと思います。

そんな不安を感じている方におすすめの窓ガラスが「合わせガラス」です。

合わせガラスは強度が高く貫通しにくいため、防犯・防災対策に最適な窓ガラスです。
しかし、機能が優れているぶん価格が高いので交換するか迷っている方も多いでしょう。

そこで今回は、合わせガラスの特徴や価格について詳しく解説します。
合わせガラスの特徴を理解することで、交換して後悔するリスクを下げることができます。

合わせガラスへの交換を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

合わせガラスとは複数枚のガラスの間に中間膜があるガラス

合わせガラスは複数枚のガラスを貼り合わせたガラスで、防犯性が高いものは「防犯ガラス」と呼ばれることもあります。

ガラスとガラスの間に中間膜と呼ばれる特殊なフィルムがあり、熱と圧力をかける装置で強力に接着されています。

この中間膜の効果でガラスが割れても飛散がほぼなく、衝撃物に対する耐貫通性も高いため、台風や地震などの天災で飛来物がぶつかっても貫通しにくいです。

また、飛来物や事故が起きた際の被害を軽減するために自動車のフロントガラスにも採用されています。

合わせガラスの5つの特徴

ここでは合わせガラスの特徴について解説します。

なんとなく「割れにくそう」と耐久性の強いイメージはあるかもしれませんが、具体的にどんな特徴があるのかわからないかと思います。

合わせガラスに交換して「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないよう、ここで特徴をおさえておきましょう。

割れたガラスが飛散しにくい

合わせガラスは飛来物による衝撃や地震などでガラスが割れても、中間膜が割れた破片を付着し飛散するのを防ぎます。

そのため、単板ガラスのように割れたガラスの破片が派手に飛び散ることはまずないので、飛散したガラスの破片でケガをするリスクを下げられます。

防犯性能が高い

合わせガラスは耐貫通性に優れているため、窓ガラスを割って侵入される確率を下げます。

次の破壊実験動画で合わせガラスの耐久性のすごさがわかります。

屈強な男性がハンマーで何度ガラスを叩いてもまるで貫通しません。

バールなど鋭利な道具を使っても、ガラスを破壊し侵入するのに多くの時間を要するので、空き巣犯が逃げ出す可能性が高くなるのです。

逃げ出す目安としては、ガラスが割れるのを5分間防ぐことができれば約7割の空き巣犯が侵入を諦めます。

その防犯性の高さから、警察庁や国土交通省が防災面で想定される試験を実施し、防犯性能の高い建物部品として認定される「CPマーク」の使用が認められています。

参考：日本サッシ協会 住まいの防犯対策のシンボル「CPマーク」

遮音性を高めることができる

合わせガラスは単板ガラスと比較しても遮音性は大差ないですが、防音特殊中間膜を用いることで遮音性を高めることができます。

この特殊な中間膜の効果で、音によるガラスの振動・共鳴を抑え遮音性を高めることができるのです。

音の大きさをdb（デシベル）という単位であらわすのですが、10db下がると騒音が半分に感じるといわれています。

防音合わせガラスは音の種類によって音の大きさを20～50dbも下げるので、騒音に強い窓ガラスです。

また、低音域から高音域まで高い遮音性を発揮し、ピアノやバイオリンなどの楽器演奏も安心しておこなうことができます。

参考：オーダーガラス板.com「防音ガラス」

紫外線を大幅にカットできる

合わせガラスは、中間膜があることで紫外線を99%以上カットできます。

室内に届く紫外線の量を減らすことで、日差しによる家具や床などの変色を抑えます。

参考：中島硝子工業株式会社「ガラスは紫外線を防ぐ」

多種多様なデザインがある

合わせガラスは、カラー付きの中間膜や複数枚のガラスの間にデザインフィルムを挟むことで、さまざまなデザインを楽しむことができます。

デザインは和紙・花柄・ステンドグラス風など豊富にあります。

ガラスの間に和紙を挟んだ、和紙調合わせガラスを動画で詳しく紹介しました！和紙の趣をそのままガラスに活かした、和風のデザインガラス、和室や日本料理店などにいかがでしょう♪（byやまだ）https://t.co/j9ecmbNa8e pic.twitter.com/wyElbtQaOj

— ガラス・鏡チャンネル (@channel_glass) March 1, 2016

合わせガラス・強化ガラス・複層ガラスの違い

ガラスにもさまざまな種類があり、似たような名前のガラスもあるので違いがよくわからないですよね。
ここでは合わせガラスと混同されやすい「強化ガラス」「複層ガラス」についてご紹介します。

強化ガラスは、単板ガラスに熱処理をしたのち、冷却されて製造したガラスです。
合わせガラスや複層ガラスは複数枚のガラスで構成されていますが、強化ガラスは1枚のガラスです。

強度が高く、ガラスが割れた際に鋭利な形状にならないのが特徴であるため「安全ガラス」と呼ばれることもあります。

合わせガラスの特徴と似ているため、よく混同されるのかもしれませんが大きな違いがあります。

強化ガラスの防犯性能は低く、バールなど鋭利な道具で突かれると簡単にガラスを粉々にできます。
そのため、防犯性能を求めている方には強化ガラスをおすすめしません。

複層ガラスは、複数枚のガラスの間に中空層があるガラスです。

中空層があることで、ガラスを通した熱の移動をおさえる効果があります。
断熱性能はありますが、合わせガラスのように飛散防止や防犯性能はありません。

最後に、各ガラスの特徴について下記の表にまとめてあるので参考にしてください。

	強度	防犯性能	飛散防止	断熱性能
合わせガラス	〇	〇	〇	×
強化ガラス	〇	×	×	×
複層ガラス	×	×	×	〇

合わせガラスの価格

大手ガラス販売専門会社であるオーダーガラス板.comによると、合わせガラスの価格は下記のとおりです。

サイズ	合わせガラス価格	単板ガラス価格
90cm×90cm	25,679円	13,683円
90cm×180cm	41,395円	22,285円

※ガラスの厚み3mm、中間膜30ミルで計算

上記は本体価格なので、合わせガラスに交換した際の費用はガラス本体の価格と工事費を足した金額になります。

単板ガラスと比較すると高額ですが、費用をかけるだけの価値のある機能がたくさんあるので検討してみてください。

合わせガラスについてよくある質問

ここでは合わせガラスについてよくある質問について答えます。
合わせガラスへの交換の参考にしてください。

合わせガラスを切断できますか？

切断は可能です。
ただ、ガラスをカットする際に火を用いる必要があり危険なので、ガラスカットに慣れていない初心者の方にはおすすめしません。

注文前にガラス業者にカットしてもらうのが理想ですが、注文後にガラスをカットしたい場合はガラス業者に依頼するとよいでしょう。

合わせガラスと違うガラスを組み合わせることはできますか？

組み合わせることは可能です。
防音・カラー・床用などお望みの機能と組み合わせたガラスを作ることが可能です。

例えば、複層ガラスと合わせガラスを組み合わせれば省エネ効果と防犯効果が得られます。

まとめ

今回は合わせガラスについて紹介しました。
この記事の要点を下記にまとめます。

合わせガラスに交換するメリットが多いので、交換を検討されている方も多いでしょう。

しかし、DIYでガラスを交換するのは大変ですし、ガラス業者に依頼するにしてもどんな業者がいいかわからない方も多いと思います。

合わせガラスへの交換をご希望の方は【生活110番】にぜひご相談ください。

お客様満足度98%以上（※）の実績をもつ生活110番が、お客様にピッタリのガラスの提案ができるガラス業者を手配いたします。

※弊社受付の満足度調査より（2016年7月実施）

ご相談、お見積りは無料で承ります（※）ので、お気軽にお問い合わせください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用などをいただく場合がございます。