
ガラステーブルは見た目もきれいなので、人気度の高い家具のひとつです。しかしガラステーブルは「突如割れる」というトラブルも度々耳にします。
ガラステーブルが割れると破片が飛び散ってケガをしたり、テーブル上に置いていたものはもちろん落下します。落下の衝撃によって食器や床を破損してしまうおそれもあります。インテリア性の高いガラステーブルですが、ガラスという特性上、その危険性も理解する必要があります。
目次
ガラステーブルのメリット・デメリット
ガラステーブルには、通常の木製テーブルと同じように扱えない面があります。そこでまずはガラステーブルは特にそのメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。
ガラステーブルのメリット
ガラステーブルのインテリア性の高さは人気の一番の理由です。スタイリッシュなイメージのインテリアと調和しやすく、高級感のある部屋を演出してくれます。
またガラステーブルは光の透過性がある(透けて見える)ので、他の素材製のものに比べて圧迫感を感じにくく、足元まで明るい空間を演出することができます。そうしたガラスの光沢感は部屋のアクセントにもなります。
さらに素材がガラスのため、表面の汚れが落としやすいところもメリットといえるでしょう。
ガラステーブルのデメリット
テーブル重量が木製のものと比べて重たいため、テーブルを置く場所の床に跡がつきやすいです。テーブルトップのガラスも、食器などを直接置くと細かな傷が発生し、後の破損原因につながる可能性あります。
またガラス表面に付着したホコリや指紋汚れが目立ちやすいので、こまめに拭き掃除をしなければ綺麗な状態を保てません。なにより最大のデメリットとして、ガラステーブルは割れる可能性があるということでしょう。
ガラステーブルはどんなガラスを使っている?
ガラスは素材として割れるものではありますが、ガラステーブルには一体どのような素材が使用されているのでしょうか?
ガラステーブルに使用されるガラス素材は主に2種類あります。それぞれの特徴をみていきましょう。
フロートガラス
一般的に最も流通しているガラスです。安価で加工がしやすく、ガラステーブルトップや窓ガラス、ガラス棚板、棚の扉、水槽などによく利用されます。
耐熱温度は110℃となっており、沸騰した100℃のお湯を掛けても割れることはありません。ただし110℃以下であっても、急激に冷やしたり、冷えたガラスに熱湯をかけるなど、急激な温度変化には対応できずに割れてしまいます。
強化ガラス
フロートガラスに熱処理を加えて、急激に冷却したガラスです。一般的なフロートガラスに比べて、およそ3~5倍の強度を持っています。
耐熱温度は210℃となっており、熱湯をこぼしたり、グツグツと煮える鍋を直接置いても割れることはありません。また高温の油がかかっても問題がないほどの強度を誇っています。
とはいえ、フロートガラスと同様に、急激な温度変化には耐えることはできません。
キッチン用なのかオフィス用なのか、などガラステーブルの用途に合わせてガラス素材を選ぶといいでしょう。
ガラステーブルが割れるのはいつも突然
ガラステーブルは突如割れることがあります。これは日本国内だけでなく、世界でも度々報告されている現象です。
重いものを乗せたわけでもなく、強い衝撃を与えたわけでもなく、また急激な温度変化など熱衝撃を与えたわけでもないのにもかかわらず、何の前触れもなく割れる事例があります。
この原因は一体何でしょうか?
ガラステーブルが割れる原因
突如としてガラステーブルが割れる一番の原因として考えられるのは、ガラス内部に混入した不純物によるものです。
強化ガラスの場合、ガラスを製造する過程でガラス内部に不純物(硫化ニッケル)が含まれることがあります。この不純物は通常、製品として流通する前に検査によって淘汰されるものではありますが、まれに検査をすり抜けたものがそのまま製品として世に出てしまうことがあります。
これを使ったガラステーブルは、使用している間にガラス内部の不純物がどんどん膨張してきます。膨張することによって内部からガラスに損傷を与え、最終的に破裂してしまうのです。
ガラステーブルに飛散防止フィルムは貼ったほうがいいの?
もしガラステーブルが破損したら、その被害はどのような状況を招くのでしょうか。事前に知っておくだけでも、万が一のときに対応できるでしょう。
破損した場合
フロートガラスが破損した場合も、強化ガラスが破損した場合も、テーブルがラスが割れるとガラス破片が周囲に飛散します。
フロートガラスの場合は、割れたガラス片が鋭利な形状になるため、肌に直接触れると切れてケガをする恐れがあります。また割れたときの衝撃で、飛散範囲内にいると服の上からでも肌を傷付ける可能性もあり危険性が高いです。
一方で強化ガラスの場合は、ガラス片は粒状になります。そのため普通のフロートガラスに比べると肌を切るなどの危険性は低いです。とはいっても、ガラスですので足の裏で踏むなどすると刺さることもあります。
どちらにせよ、ガラステーブルは割れると破片が飛び散るので、その後の処理が大変です。ガラス片の飛散を防ぐために、あらかじめ飛散防止フィルムを貼っておくことをおすすめします。
まとめ
インテリアとして人気の高いガラステーブルですが、まさか自分の使っているガラステーブルが割れるとは思っていない利用者がほとんどです。
しかしガラステーブルを使用している人であれば、誰にでも起こり得るトラブルですので、もし購入を検討されているのであれば、ガラステーブルは割れる可能性があるということを理解したうえで、購入しましょう。
また使用する場合は万が一の事態に備えてガラス飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしておくと安心です。
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