玄関のドアを開けようとしたら、引っかかってスムーズに開かない。前は手を離せばドアが閉まっていたのに最後の部分が引っかかる。その原因は、ドアのラッチが引っかかっているからかもしれません。
ドアの開閉がスムーズにできないとストレスになるほか、ドアが開きっぱなしになっていることに長時間気づかずにいれば防犯上も問題があります。そうならないように今回は、ドアのラッチが引っかかってしまった際の対処法を解説していきます。
目次
ドアのラッチってどの部品のこと?
ラッチが引っかかっていることが分かっても、ラッチがドアのどの部分のことなのかわからない方も多いのではないでしょうか。
ラッチは、ドアノブを動かすと出たり引っ込んだりしている部分のことを言い、かんぬき、掛け金ともいいます。ドアのラッチは扉のスムーズな開閉を保持するための部品です。
扉が固定されているときは、ドアノブを回していない状態です。その時はラッチが飛び出し、ラッチを受ける穴に入り込み、ストッパーの役割を果たしています。ドアノブを回すとラッチが引っ込むので、ドアを開けたり閉めたりすることができるようになります。
通常ラッチは固定されていないため、ドアを閉めるときにはドアノブを回したままにしなくても斜面になっている方から自然に引っ込み、ドアが閉まります。なのでドアノブが回らなくなってしまったときは斜面になっている側からカードなどを差し込めば、ドアを開けることができます。しかし斜面のない長方形のラッチのドアだった場合は、ドアノブを回せなければドアを開くことは難しくなります。
まずはドアのラッチが引っかかる原因を特定する
ネジの確認
ラッチが引っかかる原因を調べるにはまず、ヒンジ(ちょうつがい)部分のネジが緩んでいないか確かめます。ネジが飛び出ていたりすると枠に当たりやすくなり、ドアが歪んでしまいます。もしここが緩んでいたら、ドライバーで締めます。
ドアの歪みの確認
スムーズにドアが開閉できないのはラッチではなくドア自体の歪みが原因かもしれません。そこで本当にラッチが引っかかっているのかどうか調べることで、ドア自体の歪みを確認することが出来ます。指で軽く押してみてへこんだらテープを貼り、へこませた状態にします。これで閉まれば、ラッチが原因である可能性が高いことが分かります。
閉まらなければドア自体の歪みが原因の可能性が高いです。ヒンジ部分の穴の傷みが影響してドアが歪んでいる可能性もあるので、その場合の修理は業者に任せることをおすすめします。
ラッチが原因の場合はラッチの滑りをよくしよう!
スムーズにドアが開閉できない原因がラッチであることが分かったら、ドアのラッチの滑りをよくしましょう。意外にも身近にあるもので対処することができます。
鉛筆をラッチに擦りつける
B以上の芯が柔らかめの鉛筆をラッチに擦りつけます。鉛筆に含まれている黒鉛には潤滑作用があるので、動きが良くなる効果が期待できます。
潤滑スプレーを吹き付ける
ホームセンターなどで売っている潤滑スプレーを使用する方法もあります。ですが潤滑スプレーの成分であるオイルにほこりが付いてしまうと症状が悪化する恐れがあります。そのため最初に鉛筆で試して、それでもだめだった場合に潤滑スプレーを使うことをおすすめします。
ストライクが原因ならストライクの位置を調整しよう!
上記の方法を試してみてもドアの開閉がスムーズにならなかった場合は、ストライクが原因である可能性があります。ストライクとはラッチの受け側になる金具です。調整できるタイプと調整できないタイプがあり、できるものはラッチを受ける穴が縦長の形になっている場合が一般的です。
調整できる場合は、ドライバーでネジを緩めます。ここで注意する点があり、ネジを完全に外してしまうと裏側に一緒に締まっている金具もいっしょに取れてしまうので、必ず緩めるだけにしましょう。
ネジを緩めたらストライクを外側に少し出し軽く締めて、ドアのラッチを確認します。
それでも直らないならドアのラッチを交換しよう
上記の方法全てを試しても直らない場合はドアのラッチを交換しましょう。
ドアノブを外す
ラッチを外す前にドアノブを外す必要があります。ドアノブと連動した仕組みになっているので、マイナスドライバーなどでドアハンドルを取り外します。
台座を外す
ドアハンドルを取り外したら、台座部分に当たる部品を取り外します。台座はネジで止められていることが多いので、ドライバーなどで取り外します。裏にも取り付けられているため両方外します。
ラッチ部分を取り外す
ここまで来るとラッチ本体部分が見えてきます。ネジなどをなくさないように気をつけながら部品を外します。ネジもドアのサイズに合わせて作られているので、新しい物を購入する場合は同じサイズのものを探して購入しなくてはいけません。
必ずネジを保管する場所など決めておき、なくさないようにしましょう。
新しいラッチに変える
ラッチを交換する際には各パーツの種類やサイズを確認し、適切なものを購入する必要があります。作業に取り掛かる前に、しっかり確認してから作業を行うようにしましょう。
ラッチ部分がドアノブ本体にきちんとはまらないとロックをかけることが難しくなってしまいます。間違った方法で作業を進めていくと、元通りに直したつもりでも後に不具合が起きてしまうかもしれません。二度手間にならないように正しい手順で作業をしましょう。
もし作業に不安がある場合は、確実に正しい手順で行えるプロに相談することをおすすめします。自分で作業を行う場合に適切な部品を選べるよう相談するのも良いでしょう。
まとめ
ドアのラッチは、ドアの開閉をスムーズに行うのに重要な役目を果たしています。しかい何度も開閉を行っている間に不具合が起こることもあります。そのままにしておくと症状が悪化してしまう可能性もあるので、少しでもおかしいと思ったらすぐに対処するようにしましょう。
また、新しい物に交換する場合はきちんと部品の種類やサイズを確認してから作業するようにしましょう。
自分で作業を進めているうちに種類やサイズが分からなくなる、部品をなくすかもしない、などの心配もあるでしょう。そのまま作業をして壊してしまい、より高額な金額で修理を頼むことになる可能性もあります。自分での作業が心配な場合は早めに業者に相談することをおすすめします。
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