ドアの開け閉めの調子が悪くなってしまったという不具合が起きたことはありませんか。そんなときは、ドアのラッチという部分に不具合が起きているかもしれません。
「え、ラッチって何?」と思った方も多いでしょう。今回はそんな「ラッチ」についてまとめてみました。ドアの調子が悪い方は、ドアのラッチの調整をすれば解決する可能性がありますのでぜひご覧ください。
目次
ドアの重要部分!ラッチって何?
ラッチはドアのなかでも重要な部分です。調子が悪いドアはラッチを調整するだけで簡単に直ったりすることがあるほどです。
ラッチとは、ドアを閉めたときに引っかかりになるツメのような部分のことです。正式な名前は「ラッチボルト」といい、英語では「latch」となり、「掛け金」「かんぬき」「歯止め」と和訳されます。反対側の「ストライク」というくぼみにラッチが引っかかることでドアが閉まります。
正常な状態ならばドアノブを回すと引っ込むようになっています。その結果、引っかかりがなくなりドアが開くという仕組みです。
長年の使用でラッチ部分はずれているかも!
ラッチはドアの開け閉めの際に必ず使用される部分であるため、ドアを開け閉めすればするほど消耗していきます。ドアが閉まりにくくなっている場合、このラッチが故障していたり、不具合が出たりする可能性があります。
ドアを開け閉めしたときに、以下のような不具合があるときはドアのラッチの調節が必要です。
・ラッチがスムーズに動かない
・ラッチがストライクにちゃんと入っていない
・閉めるときにガタガタする
これらの症状がある場合はラッチがストライクから、もしくはドア自体から外れてしまっているかもしれません。
ラッチを調整するための方法
ラッチの不具合を直すためには、ストライク側の調整も必要になります。ストライク側の調整の仕方とラッチの調整方法をみていきましょう。基本的にストライクの調整もラッチの調整もドライバーが1本あれば十分です。ドライバーをお持ちでない方は、ホームセンターや通信販売などで簡単に手に入るので購入して挑戦してみましょう。
ストライク側の調整
ストライクのほうを見てみると、ストライクの真ん中にネジがあります。このネジを緩めるとストライクが動くようになります。あとはラッチとうまく噛みあうようにストライクを上下左右に動かして位置を調節し、ネジを閉め直せば終了です。
たいていのストライクには中央にネジがありますが、まれにネジがないものもあります。その際には、ストライクの上下についているネジを緩めます。あとは同様にストライクに位置を調整します。
ひとつ注意する点は、ネジを緩めた際にストライクはきちんと仮止めをすることです。緩んだ状態ではラッチに負担がかかってしまったり、最悪の場合にはドアが開け閉めできなくなってしまったりするおそれあります。
ラッチケース側の掃除
基本的にはストライクのほうを調整しますが、ストライクに全く問題がない場合はラッチケースのほうを調整します。ラッチケースとはラッチが入っている部分で、ドアノブの根元にある部分です。
ドアノブを回したときにラッチがスムーズに動いていなかったり、奥まで引っ込まなかったりする場合は、部品の滑りが悪くなっているもしくは内部にゴミが溜まっているおそれがあります。その場合は、1度ラッチを取り外して部品をきれいにし、潤滑剤を差します。
潤滑剤はホームセンターなどで購入できますが、ない場合は鉛筆を使う方法もあります。2B~4Bくらいの濃い鉛筆を潤滑剤の代わりにこすり付けます。傷がつかないように優しくこすり付ければ、黒鉛が潤滑剤の代わりになります。この方法は鍵などにも応用できますので、回りにくい鍵がある方はお試しください。
ラッチの外し方と注意点
ドアノブのラッチ部分を調整したり、交換したりする際は、既存のラッチを取り外す必要があります。
その際、他の部品を傷つけないよう十分気をつけておこなうことが大切です。ここでは、古いラッチの取り外し方について説明していきます。
ドアハンドルを外す
ドアのラッチを取り外すとき、まずはドアノブから外さなくてはいけません。
ドアノブと連動した構造になっているため、マイナスドライバーなどでドアハンドルを取り外しましょう。
台座を外す
ドアハンドルを取り外したら、台座である部品を取り外していきます。台座はビスで留められていることが多いため、プラスドライバーなどでビスを外してから行います。
表と裏両方あるため、取り外し忘れないように注意しましょう。
ラッチ部分を取り外す
ドアハンドル、台座を取り外したら、ラッチ部分が見えてくるので、部品を外します。作業の際は、ビスをなくしたり工具でドアを傷つけないようにしたり注意しながら進めることが大切です。
ビスもドアのサイズに合うように作られているため、新しいものへ交換する際は、同じサイズのものを購入する必要があります。
そのため事前にビスを保管する場所などを設けて、部品をなくさないために対策をしておくのがいいでしょう。
ラッチを調整してもドアが閉まりにくいときは…
上記のようにドアのラッチの調整手段を試してもドアの調子が直らない場合は、ラッチケースを交換する必要があるかもしれません。ラッチケースはホームセンターやネットショッピングなどで購入することができます。
基本的にはこれまで使用してきたものと同じ型番のラッチケースを使うとよいですが、もし販売されていなかったりして入手できなかった場合には、ラッチごと買い替えなければいけない場合もあります。ラッチケースと同じ型番のラッチや、代替品として販売されている取替え用のものを購入しましょう。
また、パーツを購入するときは現在使用しているものの寸法を控えておく必要があります。見た目は同じように見えても、微妙にサイズが違っていたりすると取り付け作業がとても困難になります。
もし自身で取り付けるのが不安な場合は、ドアノブの修理業者に相談するとよいでしょう。電話などで寸法を伝えれば、必要な部品を用意してくれる業者もあります。
まとめ
ドアのラッチの調整方法や修理の際の注意点はわかっていただけたでしょうか。ラッチは日常的に使用される部分でもありますし、時には乱暴にドアを開け閉めしてしまうこともあるでしょう。そして、気がつけば予想外に傷んでいるということもある部分です。
基本的には頑丈な部分なので、簡単に壊れてしまうことはありません。ドライバーで上記の調整法を試せばたいていは直るはずです。
しかし、この調整法が効かなかった場合は交換修理をした方がよいかもしれません。その際に自身でやるのが不安な方は、きちんとドアノブ修理業者に依頼しましょう。
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