黒い羽アリの正体はシロアリかも?誰でもわかるクロアリとの見分け方と対処法

2023.9.11

黒い羽アリの正体はシロアリかも?誰でもわかるクロアリとの見分け方と対処法

暖かな春になると、寒さで眠っていた生き物たちが目を覚まし活発に活動するようになります。その中でも、アリたちは繁殖の季節を迎える種類も多くおり、羽アリを見かけることもあるでしょう。
そんな羽アリはいったいどんな生態を持っているのでしょうか?このコラムでは羽アリにはどんな危険が潜んでいるか紹介いたします。
羽アリをみかけた際、その羽アリは黒アリなのかシロアリなのかの判断の仕方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

羽アリという種類のアリはいない!?羽アリの正体とは

羽アリとは羽が生えたアリに似た昆虫というわけではなく、名前通り羽が生えたアリのことをさします。
この羽アリたちは新しい住処を探している女王アリと王アリ候補なのです。
羽アリが黒アリならば家を傷めてしまうこともなく無害な生き物なのですが、実際のところ、すべてが黒アリの羽アリというわけではありません。
もしかしたら、その羽アリは黒アリではなく、シロアリの羽アリかもしれません。

羽アリという種類のアリはいない!?羽アリの正体とは

その羽アリは黒アリ?シロアリ?その見分け方とは

羽アリを家の中に見つけた時、シロアリであった場合は大切な家に大きな危険が近づいているかもしれません。家の中で羽アリを見かけたときはどんな羽アリなのかを観察しましょう。

羽アリが黒アリかシロアリなのか的確に判断するための見分ける条件は大きく分け2つあります。それは体型と、発生時期です。
さらに細かく条件を見ると下記のようになります。

◆黒アリ

【体型】

羽の形→4枚の羽のうち前の羽は大きく、後ろの羽は小さい。羽が抜けにくい構造になっています。
触角の形→L字を描くような形をしていてつなぎ目がない触覚をしています。
体の形状→体型にくびれがあり、頭部・胸部・腹部が分かりやすいです。

【発生時期】

季節→種類が多く、5月ごろから、11月ごろに発生します。
時間帯→夜に発生することが多いです。

◆シロアリ

【体型】

羽の形→4枚の羽の大きさに大きな違いがなく、長い羽をもっています。羽をおとして交尾をするため、簡単に羽が落ちる構造になっています。
触角の形→まっすぐに伸び、数珠繋ぎ状の触角です。
体の形状→頭部・胸部・腹部にくびれがないため寸胴な体型をしています。

【発生時期】

季節→季節は種類により異なりますが、ヤマトシロアリが春ごろ4月~6月、イエシロアリが6月~7月ごろに多く発生します。
時間帯→主に昼頃が多いため昼間に羽アリを見かけたら注意が必要といえそうです。

その羽アリは黒アリ?シロアリ?その見分け方とは

羽アリが黒アリだった場合の対処方法

羽アリが黒アリだった場合、家に大きな影響はありません。
しかし、家に虫がいるということは衛生的にも、あまりいいこととは言えません。そのため駆除することが必要となります。
基本的にクロアリの羽アリは繁殖を目的に行動しているため、餌を食べることはほとんどありません。

そのため毒餌などは効果が期待できません。なので、クロアリの羽アリを見かけたら毒餌での駆除ではなく直接殺虫スプレーをかけ、掃除機などで吸って早く片付けるようにしましょう。
黒アリはシロアリを餌にする場合もあるため、家の中で黒アリの羽アリを見かけたら一度シロアリ駆除の業者に調査を依頼することも大切です。

羽アリがシロアリだった場合の対処方法

羽アリが黒アリではなく、シロアリであった場合、家の建材を餌にしてしまい家を傷めてしまう可能性があります。

羽だけが散らばっている場合、すぐにでもシロアリ駆除の業者に相談することが大切となります。
シロアリの場合羽だけが落ちていることもあるので、羽だけ見かけても必ず対処をしましょう。

羽アリを見かけたときは黒アリの羽アリと同じように殺虫剤スプレーをかけた後、掃除機などで吸い取るといいでしょう。しかし、1,2匹ほどティッシュなどにくるんで保管しておくと、シロアリ駆除の業者に依頼した際種類の特定が早くできるので調査がスムーズに進行します。

羽アリがシロアリだった場合の対処方法

まとめ

羽アリが発生してしまったとき、その羽アリが黒アリなのか、シロアリなのかで今後の行動として大きく変わるわけではありませんが緊急性が大きく変わります。
冷静に羽アリが黒アリなのかを判断し、対処することが今後の家のためには大切となります。
羽アリであっても、黒アリ自体は家を傷めるということはほとんどありません。しかし、決して油断をして放置することはおすすめできません。
なぜかというと、黒アリの好物であるシロアリがすでに家の中にいるという可能性が捨てきれないからです。
家の中で見つけた羽アリが黒アリだと安心せず、念のためシロアリ駆除の業者に依頼しシロアリがいないかの調査をしてもらいましょう。

周りに羽などが落ちていないかをしっかり確認するようにしましょう。
羽が落ちている場合すでに交尾を行い巣を作り始めている可能性が非常に高いです。羽が床に落ちていたときはすぐにでもシロアリ駆除のプロに相談し、調査をしてもらうことが大切です。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

NPC 総合害虫駆除
この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

NPC 総合害虫駆除
この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

シロアリ駆除を依頼できる業者や料金

無料調査でシロアリ発見!

シロアリ駆除・予防 最短即日対応

※対応エリアや加盟店によって変わります

シロアリは1匹見つけたら3万匹はいるといわれています。放っておくと、家屋の修繕費で100万円以上かかってしまうことも・・・。羽アリを見かけたらすぐに無料調査をしてもらいましょう。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

シロアリの駆除・予防に対応!少しでも予兆があれば…生活110番にお任せください。

シロアリ駆除 平米 1,320円~
シロアリ駆除のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

シロアリ駆除の記事アクセスランキング

シロアリ駆除の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧