あなたの家で、突然見慣れない虫をよく見かけるようになったことはありませんか?もしかして、シロアリ被害があるのではないかと心配になりますよね。しかし、羽アリに似た虫はたくさんいるため、一見しただけでは被害があるのかないのかわかりません。
羽アリに似た虫の正体を知って、被害がないアリだとわかれば安心できるうえ、被害をもたらすシロアリが見つかったときにもすぐに対処をすることができます。
このコラムでは、羽アリに似た虫の見分け方やシロアリが発生した場合の対処法について紹介していきます。自分の家に羽アリに似た虫が出たときに参考にしてみてください。
目次
羽アリに似た虫の正体とは
まず、家に被害をもたらす羽アリの代表格として、ヤマトシロアリとイエシロアリがいます。ヤマトシロアリは5月の昼間に出てくるのに対して、イエシロアリは6月の夕方から夜にかけて光に集まってきやすいです。いずれにしても、発見したときにはすぐに対処した方が良いといえます。
羽アリに似ている虫➀キノコバエ
羽アリによく似た虫にキノコバエがいます。体長は2mm程で、室内では観葉植物の近くなど1年中発生することがあります。もちろん、虫の発生は気持ちがいいものではありませんが、家への被害は心配はないでしょう。
羽アリに似ている虫②イエヒメアリ
他にも、羽アリに似た虫にはイエヒメアリがいます。シロアリとの違いは、体が茶褐色であることです。イエヒメアリは巣の中に何匹も女王アリがいるため繫殖力が高く、家の中でどんどん増えてしまいます。
シロアリと違って家の木材は食べませんが、人間の食べ物を食べたり人をかむことがあるので注意が必要です。
他にも羽アリに似た虫はたくさんいるので、自分で判断することは難しいかもしれません。また、シロアリの羽アリが大量発生しているときには、すでに家屋への被害が出ているおそれもあります。判断に迷ったときは、業者に相談するのもよさそうです。
羽アリの特徴をおさらい
羽アリに似た虫のほかにも見分けるポイントがあります。アリには主にシロアリとクロアリの2種類があります。羽アリというと、シロアリを思い浮かべる人も多いかと思いますが、クロアリにも羽アリは存在します。アリは温暖な季節に繁殖をするため、新しい巣へと移ります。そのときに羽化するのです。
大きな違いとして、クロアリはハチの仲間であるのに対し、シロアリはゴキブリの仲間であることもあげられます。また、見た目もよくみると違います。
シロアリの胴体はくびれがなく、ずんぐりとしています。触覚がまっすぐで、数珠のように粒がつながっています。羽の大きさはすべて同じくらいであるのも、クロアリとの見分けるポイントです。この羽はとれやすいため、半透明の羽が散らばっていたらシロアリの存在が疑われます。
クロアリは胴体にくびれがあります。触覚は「く」の字に折れ曲がっていて、前の羽の方が大きめとなっています。発生しやすい季節が6月の梅雨ごろから11月ごろなので、シロアリよりも遅い季節に発生しやすいです。
シロアリの羽アリには種類がある
注意すべきシロアリの羽アリにはヤマトシロアリとイエシロアリがいます。それぞれの見分け方をみていきましょう。
イエシロアリ
イエシロアリは体が黄色っぽく、頭は茶褐色でやや大きめです。羽の色も乳白色か黄色がかった半透明です。ヤマトシロアリは、イエシロアリより小さめで、黒っぽい体の色です。羽の色も黒色がかった半透明となります。
ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは4月中旬から5月ごろに発生しやすく、午前中から日中の天気が良い日に出現しやすいといわれています。対して、イエシロアリは6月から7月の梅雨の季節に発生しやすく、じめじめした季節に出現するそうです。
いずれにしても、シロアリが羽アリになってしまうと、体の色は白色から褐色に近くなります。クロアリほど黒くはないので、見分けられるかもしれませんが、先に紹介した羽アリに似た虫の見分け方と一緒にチェックしておくと、いざというときに安心です。
もしシロアリの羽アリを発見したらどうするべき?
家で羽アリに似た虫が見つかった場合、どうしたらよいかと不安になるかもしれませんね。いざというときのためにも、まずは正しい対処の方法を知っておくことが大切です。
家で羽アリが発生している場合
羽アリを見つけると思わず殺虫剤をかけたくなりますが、これはあまりいい方法ではありません。シロアリの巣は床下の木材など、目に見えない場所にあることがほとんどなので、目の前にいる羽アリを駆除しても根本的な解決にはならないからです。
さらに、羽アリが建物の中に逃げ込んで新たな巣を作るため、シロアリの被害が拡大してしまうおそれもあります。殺虫スプレーでベタベタになった大量の羽アリを掃除するのも、気持ちのよいものではありませんよね。
1つ目の応急処置としては、掃除機で羽アリを吸い込む方法があります。掃除機が羽アリ駆除に効果的な理由は、羽アリが掃除機の圧力で死んでしまうため、目に見える範囲の羽アリを駆除できるからです。そのため、羽アリが掃除機の中で繫殖して再び出てくる心配もありません。
2つ目に羽アリの発生場所がわかっている場合は、羽アリがたくさん出てくる場所にビニール袋をかぶせる方法があります。定期的にビニール袋を取り替えないといけませんが、応急処置として覚えておくとよさそうです。
外から飛んできた羽アリの場合
また、外から羽アリがやってくる場合もありますが、数匹程度なら殺虫剤をかけて駆除することはできます。しかし、絶対に床下に羽アリがいないとは言い切れないので、心配な場合は、業者に床下の調査を依頼しましょう。もし、なにも見つからなくても安心することができますね。
目に見える場所の羽アリを駆除しても、建物の中にあるシロアリの巣を駆除しなければ根本的な解決にはなりません。目に見えない場所をくまなく探し出し、大量発生した羽アリをすべて駆除するのは大変な作業です。羽アリや羽アリに似た虫が大量に発生して困ったときには、まずは業者に相談して調査してもらうと的確に解決できるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、羽アリに似た虫とシロアリの見分け方や、シロアリの対処方法について紹介してきました。羽アリに似た虫について知ることで、羽アリが大量発生したとしても落ち着いて対処できるでしょう。
しかし、自分ではどうしようもない場合には、業者に相談してすみやかにシロアリ駆除するのがおすすめです。また、まだ羽アリに似た虫を見かけてないという方も、定期的に業者に依頼し、家屋のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。大切な家を守るため、シロアリの被害を防ぎましょう。
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