「気づかないうちに服に穴が!」
お気に入りの服や大切な衣類に穴があいてしまっていて、着られなかった経験はありませんか?もしかしたらその犯人はカツオブシムシの幼虫かもしれません。
しかし、「カツオブシムシって何…?」という方も多くいらっしゃることでしょう。カツオブシムシは、衣類などの繊維を食べてしまう、私たちの生活に被害を与える虫です。存在に気づかず放っておくと大変なことになりかねません。
そこでこのコラムでは、カツオブシムシの駆除方法や対策についてご紹介していきます。大切な洋服を守るためにも、カツオブシムシの生態や駆除方法について確認していきましょう。
目次
カツオブシムシの正体はどんな虫?
衣類の敵であるカツオブシムシとは、どんな虫なのでしょうか。まずは、カツオブシムシの生態や発生しやすい場所を解説していきます。カツオブシムシの被害にあわないために正体を知っておきましょう。
カツオブシムシの生態
カツオブシムシは甲虫の仲間で、衣類などを食害する厄介な虫です。その名の通りかつお節、煮干し、乾物なども食害します。
ただ、屋内で衣類などを食害するのは、おもにカツオブシムシの幼虫です。小学校の教室の床板と床板の隙間に、細くて小さい虫を見つけたことがないでしょうか?
あの虫がカツオブシムシの幼虫です。屋内の埃の中のわずかな繊維も、カツオブシムシは餌にします。冬を除くすべての季節で食害をもたらします。カツオブシムシの駆除がおこなわれるのは、上記のような被害をもたらすからです。
カツオブシムシが発生する場所
カツオブシムシの成虫は、花の蜜や花粉を食べます。その花の匂いではなく色に誘われることが判明しており、干してある白い洗濯物と一緒に取り込まれることがあります。侵入したカツオブシムシは、以下の場所で繁殖します。
・繊維製品がある場所
クローゼット、洋服だんす、毛糸の束や布製品がある場所など
・乾燥食品がある場所
かつお節、煮干し、豆、穀物の粉、粉ミルク、コショウ、とうがらし、生薬、種子などがしまってある棚
・動物性の乾燥製品
毛皮、皮革、カーペット、羊皮紙の書籍、毛髪、羽毛、動物や昆虫のはく製、標本
以上の場所でカツオブシムシの幼虫を発見したら、できるだけ早く対処するようにしましょう。そのまま放置していると、どんどん繁殖してしまい、大変な食害を受けてしまうことになりかねません。
それはヒメマルカツオブシムシ?ヒメカツオブシムシ?
そもそもカツオブシムシとはいったい何なのでしょうか。これを知っておけばカツオブシムシの駆除に役立つはずです。一口にカツオブシムシといっても、日本にはおもに2種類います。
ヒメマルカツオブシムシ
見た目は黄色みを帯びていて、白や茶色の毛が全体に生えています。また、食べる繊維の種類は動物性(ウール、カシミヤなど)と植物性の繊維で、ほとんどの衣類をエサとして食べてしまうようです。
ヒメカツオブシムシ
見た目は黒っぽいのが特徴です。ヒメマルカツオブシムシと違い動物性の繊維のみを食べるようです。
カツオブシムシの成虫は花の蜜を食べるため、服に被害を与えることはありません。繊維を主食とし、服を食べてしまうのはカツオブシムシの幼虫なのです。では、具体的にはどのような被害がみられるのでしょうか。次の章では被害の特徴をみていきましょう。
カツオブシムシ特有の被害の特徴とは?
繊維を食べ衣類に穴をあけるのはカツオブシムシの幼虫のみで、服などの衣類のほかに絨毯や羽毛、髪の毛やホコリなども食べます。また名前の由来でもある鰹節などの乾物も食べてしまうようです。
とくに日本で多くの被害が確認されているのが、ヒメマルカツオブシムシです。繁殖能力が高く、幼虫の期間が約300日ととても長いです。そのため、一度タンスなどに住み着いてしまった場合、気づかないままだと被害にあい続けてしまうのでとても厄介です。
では、もしタンスやクローゼットの中でカツオブシムシの幼虫を見つけてしまったら、どうすれば駆除できるのでしょうか?次の章では、カツオブシムシを駆除する方法をみていきましょう。
カツオブシムシを駆除する方法は?
カツオブシムシはどうすれば駆除できるのでしょうか?カツオブシムシの駆除方法を詳しくご紹介します。
衣類を洗濯する
カツオブシムシを駆除するためには、まず幼虫を駆除する必要があります。衣類についた幼虫は洗濯することで簡単に駆除できるようです。可能であれば、しまってある衣類をすべて洗濯しましょう。
また、洗濯物についた食べ物の汚れもカツオブシムシの好物ですので、洗濯をしても汚れが残っていないか確認してからしまうように心がけましょう。
エアゾール剤を使う
「家にある衣類すべてを洗濯するとなるととても大変…」という方も少なくないと思います。そんな時におすすめなのが「エアゾール剤」です。
除虫菊エアゾール「SES」 300ml
ハエなどの駆除によく利用されるエアゾール剤ですが、こちらはタンスに使用する際にも有効です。天然成分が配合されているため、タンス内に直接噴射しても衣類や布団にも影響がなく安心です。
熱で駆除する
カツオブシムシには洗濯も効果的ですが、乾燥機を使った駆除方法もおすすめです。カツオブシムシは熱に弱いため、80℃以上になるコインランドリーなどの乾燥機を活用することで、一度にたくさん撃退することもできます。
カツオブシムシの被害を予防するためには
カツオブシムシを駆除できたとしても、いつまた被害にあってしまうかわかりません。被害にあわないためには、日ごろから予防しておくことが大切です。ここでは普段から注意しておきたい、カツオブシムシの予防方法をご紹介します。
洗濯物を取り込む前にチェックする
洗濯物を外に干しているという方は、取り込む前にカツオブシムシが付いていないか、チェックするようにしましょう。はじめにも説明し通り、カツオブシムシは匂いではなく、色に誘われて集まる習性があります。
そのため、花を思わせるような色をした衣類などを干している場合は、洗濯物にカツオブシムシが付いている可能性があるのです。そのまま気づかず取り込んでしまえば、洋服が食害を受けてしまうことになってしまうでしょう。
定期的に衣類を虫干しする
カツオブシムシは湿気を好みます。タンスなど衣類がしまってあるところに湿気がたまらないように、定期的にしまってある衣類を外に干して湿気を取りましょう。
部屋を清潔にしておく
カツオブシムシは衣類だけでなくホコリや髪の毛も食べます。タンスにいなくてもリビングの隅にいるかもしれません。日ごろからカツオブシムシのエサとなるものをなくすように、部屋の中を清潔にしておきましょう。
防虫剤を使う
すでに述べた対策を十分におこなった後、防虫剤を使いましょう。あくまでも「寄せ付けない」ための対策ですので、防虫剤を使うだけではカツオブシムシは駆除できません。タンスにカツオブシムシがいないことを確認してから使うことで効果が得られます。
まとめ
カツオブシムシを駆除するには、幼虫から駆除しなければどんどん増殖して被害にあい続けてしまいます。今回ご紹介した方法でカツオブシムシを駆除して大切な衣類を守りましょう。
もしカツオブシムシの駆除について分からないことや困ったことがあれば、専門の業者に相談することもおすすめです。
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