家に蜘蛛がよく発生して困っているという人や、できるだけ蜘蛛を部屋で見たくないという人はいませんか?蜘蛛の駆除は殺虫剤によって簡単にできますが、「できれば蜘蛛が発生しないような対策をしたい」と考える人は多いと思います。
今回の記事は、蜘蛛を見たくないという方に向けて事前に対策するべき「蜘蛛よけ」方法に焦点をあてた内容です。いっしょに蜘蛛よけを学ぶことによって蜘蛛が家にでないようにしていきましょう。
目次
家に寄せ付けないことが大切!自宅でできる蜘蛛よけ方法
蜘蛛が家の中に巣を作ってから蜘蛛を駆除するのは少し気が引けると思います。そこで、そもそも家に入らせない「蜘蛛よけ」方法をご紹介します。
自宅でできる蜘蛛よけ方法では、「蜘蛛が家に入る道をなくす」ことと、「蜘蛛が寄り付かないようにする」ことが効果的です。それぞれどのようにすればいいのか順番に見ていきましょう。
蜘蛛が家に入る道をなくす
蜘蛛が家に入ってくるおもな侵入経路は、換気扇・排水口などの穴と、玄関のドアや窓の隙間なので、これらをすべてふさぐことで蜘蛛が侵入できなくなります。
玄関のドアや窓には100円ショップなどでも売られている「隙間テープ」というものを使い、隙間を埋めていきましょう。換気扇と排水口にはネットなどでフィルターをかけて穴をふさいでください。こうすることで蜘蛛だけでなくほかの虫も入ることができないので、一度試してみましょう。
蜘蛛が寄り付かないようにする
蜘蛛はエサとなる虫がいると好んで寄ってくるのですが、このエサとなる虫はほこりや食べかすが落ちているような家に住み着きます。そのため、家を清潔に保つことが蜘蛛よけにつながるのです。定期的に掃除をするように心がけましょう。
また、蜘蛛には湿度が高い場所を好む習性もあるため、室内を換気したり除湿器を使ったりして、湿度が高くなりすぎないようにすることも必要です。
家の中に侵入することがある蜘蛛の種類
ときに蜘蛛は家に侵入してくることもあるため、家の中で蜘蛛を見かけたという方もいるのではないでしょうか。ここでは、家に侵入するおもな蜘蛛の種類を紹介するので、対策の参考にしてみてください。
巣を作る種類
まずは巣を作る種類の蜘蛛を紹介していきます。
・ユウレイグモ
体は1cm程度ですが、細く長い足が特徴的な蜘蛛です。物置や岩陰に巣を作り、コバエやチャタテムシなどを捕食します。歩くことはあまり得意ではないようで、ふらふらと揺れるように歩くことから、ユウレイグモという名がついたようです。毒を持っておらず人を襲うこともありませんが、巣を作ります。
・イエオニグモ
6~12mmほどの小さな蜘蛛です。グレーや黒い体色が特徴で、7月から11月ごろに軒下でよく見かけることが多いでしょう。夕方に巣を張り、昼間は自分の巣を片付けます。
・ヒラタグモ
7~9mmほどの大きさで、名前のとおり平らな蜘蛛です。足は太く短い形をしており、自分が張った蜘蛛の巣の中でずっと過ごします。巣はテントのような形をとることが多いようです。
・セアカゴケグモ
全身が黒くなっている1.5cmほどの蜘蛛です。背中に赤い模様が入っており、強力な毒を所持しています。性格は基本的に大人しいため、素手で触るといった刺激をしなければ噛まれることはほぼないでしょう。万が一噛まれてしまったときは、速やかに医療機関へ行くことをおすすめします。
巣を作らず、動き回る種類
次に巣を作らず、いろんな場所を動き回る種類の蜘蛛を紹介します。
・アシダカグモ
アシダカグモは、足を広げると10cmほどの大きさになります。蜘蛛の巣を作ることなく自分で歩いて獲物を捕らえます。おもにゴキブリやハエを食べるため、益虫として扱われることが多いようです。しかし、このアシダカグモを家の中で見かけるということは、家の中でアシダカグモの獲物が繁殖をしているかもしれません。また、アシダカグモは毒などがなく、滅多に人を襲うことはないでしょう。
・ハエトリグモ
1cmほどの小さな蜘蛛です。巣を作ることはなく、自分で動き回り、その名のとおりハエを捕獲して食べます。体の大きさの割に目が大きく、ぴょんぴょんと跳ねるのが特徴です。毒を持っておらず、人に噛みつくこともないと言われています。
蜘蛛は、滅多に人を襲うことはありません。そのため積極的に蜘蛛を駆除する必要はありませんが、多くの人が不快感を覚える見た目をしています。家に住み着かれてしまうと気分が悪いという人も多くいると思われるので、駆除したいと考える方もいるのではないでしょうか。
蜘蛛が苦手とするものって?
蜘蛛はほとんどが肉食性で、自分と同じ大きさの動物までならほとんどが蜘蛛のエサとなります。なかには自分より数倍も大きい動物を網に捕らえて食べることもあるそうです。そんな蜘蛛の天敵にはどのようなものがいるのでしょうか。
蜘蛛の天敵
小型の肉食動物は蜘蛛を餌として食べるものが多いとされています。その中でもとくに天敵とされている種類は以下の3種類です。
・ベッコウバチ
蜘蛛の正面からあごにむかって針を刺すことで麻酔をし、そのまま巣に持ち帰ってエサとすることで有名です。
・クモヒメバチ
ベッコウバチと違い、蜘蛛を食べるのではなく蜘蛛に寄生することで体液を吸うそうです。ほかの寄生虫と違い、蜘蛛を洗脳して網まで自在に操るとも言われています。
・センショウグモ・オナガグモ
この2種類は、同じ蜘蛛ながらも蜘蛛をエサとして捕食する特徴があります。
どれも自宅で飼育するには危険がともなうため、蜘蛛よけの方法として現実的ではなさそうですね。
蜘蛛の巣を張らせないようにする
家の隙間を埋めることで蜘蛛よけをしても、家の窓枠などに巣を作られることは対策できていません。そこでここでは、蜘蛛を家に寄せ付けない方法に続き、蜘蛛の巣を張らせない方法をご紹介していきます。
蜘蛛を退治する
既に蜘蛛の巣ができている場合、蜘蛛の巣を除去しただけではまた作られてしまいます。そこで、蜘蛛の巣の原因となる蜘蛛を見つけたときは、殺虫剤で蜘蛛を駆除しておくことが大切です。
蜘蛛の巣用のスプレーを使う
よく蜘蛛が巣を作っている場所や、蜘蛛が巣を作りやすそうな場所にあらかじめ専用のスプレーを吹きかけておくことで蜘蛛が寄ってこなくなります。効果は1か月ほど続くので、気になる人は定期的にスプレーを吹きかけておきましょう。
あると便利な蜘蛛よけグッズ!
殺虫剤のにおいや薬品を気にして使いたくない人のために、殺虫剤以外を使った蜘蛛よけ方法をまとめてみました。
・りんご・レモンの芳香剤
蜘蛛はりんごやレモンのにおいが苦手なので、家の中にりんごやレモンの芳香剤を置くと寄り付きにくいです。また、ゴキブリなどのほかの虫もこのにおいを嫌うため、虫対策としておすすめです。
・ハッカ油
蜘蛛はミント系の香りを嫌うので、ハッカ油も有効です。
無水エタノール約10ml(消毒用エタノールの場合約13ml)に対してハッカ油を約3ml(約60滴相当)入れ、そこに水を加えて100mlにしてください。蜘蛛よけをしたいところに吹きかけて利用しましょう。
・ヒノキやアスナロの木
ヒノキやアスナロのにおいも苦手としています。この2種類の木のハンガーを使ったり、タンスに木のブロックを入れたりすると効果的です。
まとめ
テープやネットによって家の穴や隙間を埋めることで蜘蛛を家に入れさせないように対策できます。また、蜘蛛を見つけたときは巣を張られる前に殺虫剤を使って駆除しておくことが大切です。
また、蜘蛛には苦手とするにおいや香りが多くあるので、薬品を使いたくない人は芳香剤などで対策するのがおすすめです。もしそれでも蜘蛛が発生してしまう場合は、衛生害虫駆除業者に相談すると安全な解決策を見つけてくれますよ。
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