「ゴキブリが出てきたけど、対処できるものがない……」
ゴキブリは突然現れる生き物で、殺虫剤などがないときは対処するのに困りますよね。
実はゴキブリは皆さんのご自宅にある洗剤で退治することができます。
洗剤に含まれている成分が要因となっており、それによりゴキブリが窒息死するためです。
今回は、ゴキブリを洗剤で退治する方法や、その他の有効な方法も紹介していきます。
現在、家にゴキブリを退治する道具がない方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、ゴキブリを退治したあとは汚染が広がらないよう、後始末には注意を払いましょう。
目次
ゴキブリは洗剤で窒息死する
ゴキブリはキッチンに置いてある食器用洗剤で退治できます。
ゴキブリは気門という箇所で、空気中の酸素を取り込んで呼吸しています。
洗剤をかけることにより、この気門が塞がれて窒息死してしまうのです。
「洗剤で窒息するなら、水でも退治できる?」と考える方もいるかもしれませんが、ゴキブリは水では窒息死しません。
ゴキブリの体にある油分が水をはじくため、水に強い生き物といえるでしょう。
※参考:日本石鹸洗剤工業会「セミナー:もっと良く知ってほしい洗剤」(最終閲覧日:2023年2月8日)
洗剤を使用して退治する際の注意点2つ
洗剤でゴキブリを退治する前に注意しておきたい点が2つあります。
実行する前に、まずは注意点を確認して検討してください。
『界面活性剤』が含まれていないと退治できない
洗剤はどれでもいいわけではなく、『界面活性剤』が入っていないとゴキブリを退治できません。
界面活性剤は水と油を融合させる性質を持っているため、油分を持っているゴキブリは死んでしまうのです。
反対に、『エコ洗剤』というものがありますが、界面活性剤が入っていないため効果がありません。
また、よく使用されているドロッとしたタイプでは、素早い動きをするゴキブリを仕留めるのが難しいかもしれません。
泡状のスプレータイプの洗剤を使用することをおすすめします。
病原菌が発生する恐れがある
ゴキブリに洗剤をかけると、体内で洗剤とゴキブリの中にある病原菌が混ざります。
界面活性剤による浸透圧で病原菌が体外に流れ出して、ゴキブリを退治した場所が汚染されてしまいます。(※)
ゴキブリを退治したあとは、素手で触らないようにすぐに死体処理をしましょう。
手で触れずにゴキブリを処理する方法は以下の5つです。
そのままビニール袋に入れて密封し、ゴミ袋の口を固く縛ってゴミ出ししてください。
- ほうき、ちり取りを使用する
- トングや割り箸で掴む
- ガムテープでくっつける
- ドライヤーで吹き飛ばす
- 半分に切ったペットボトルですくう
※参考情報:ゴキブリキャップの株式会社タニサケ「要注意!!家庭用洗剤泡スプレーによるゴキブリ退治のリスク」(最終閲覧日:2023年2月8日)
洗剤を使用するうえでのメリットとデメリット
ゴキブリ退治に洗剤を使用する場合、以下のメリットとデメリットがあります。
ゴキブリを仕留めるうえで、安全性か即死性のどちらを考慮するべきか考えましょう。
洗剤は人間に有害な物質が入っていません。
そのため殺虫剤などを使用するよりも、安全にゴキブリを退治することが可能です。
洗剤をかけてから即死するわけではなく、しばらくの間ゴキブリは動き回ります。
ゴキブリが死ぬまで30秒から数分はかかるといわれています。
「できるだけ即死させたい」という点では、殺虫剤を使用するほうが効果的でしょう。
洗剤以外のゴキブリ退治に有効な方法5つ
ここまで、洗剤を使用してゴキブリを退治する方法を紹介していきましたが、他にも有効な退治方法はあります。
ぜひ参考にして自分に合った退治方法を探してみてください。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
熱湯をかける | 即死する 熱湯消毒ができる |
ゴキブリに近づく必要がある やけどの危険がある |
掃除機で吸う | ゴキブリに近づく必要がない | 吸ったあとの処理が必要 |
アルコールを吹きかける | 動きを鈍くして退治できる 殺虫剤のように危険な成分がない |
ゴキブリに近づく必要がある |
ドライヤーで熱風をかける | ゴキブリに近づく必要がない | 完全な退治はできない 別の方法と合わせる必要がある |
スリッパや新聞紙で叩く | 即死する | ゴキブリに近づく必要がある 飛び散った体液の掃除が必要 |
熱湯をかける
ゴキブリは熱湯には耐えられないため、即死させることができます。
最低でも60℃以上のコップ1杯ほどの熱湯を用意し、ゴキブリの真上からしっかりかけることが重要です。
ただし、やけどの危険性があったり、ゴキブリ全体にかけることを意識しないと効果がありません。
また、熱湯でのゴキブリ退治は衛生面としても安全性があります。
ゴキブリを退治する際に、同時に熱湯消毒ができるため、病原菌を防ぐことができます。
掃除機で吸う
掃除機自体にゴキブリを殺す効果はありませんが、吸って捕獲することができます。
しかし、少しの間気絶するだけで、放置したままにすると掃除機の中で復活します。
吸ったあとはすぐに掃除機のスイッチを切って、中を開けて取り出しましょう。
取り出したあとは、以下の手順でゴキブリを処理してください。
- 紙パックをガムテープで完全に閉じる
- ビニール袋を密封状態にしてゴミ出しする
- ダストカップの中身をビニール袋に入れる
- ビニール袋を密封状態にしてゴミ出しする
- ダストカップは洗剤を使用し、よく洗う
アルコールを吹きかける
アルコールには油を落とす効果があるため、洗剤と同じくゴキブリの気門を塞ぐ効果があります。
殺虫剤を吹きかけるのと違い毒性がなく、安心して使用できます。
また、アルコールは蒸発しやすいため、ゴキブリ自身が急な体温の変化に耐えられなくなります。
使用する際は、アルコール度数50%以上のものを選びましょう。
度数が低すぎると効果が弱く、高すぎるとアルコールが早く蒸発してしまうためです。
火の近い場所でアルコールを使用すると引火する可能性があるため、遠ざけて使用してください。
ドライヤーで熱風をかける
熱い温度が苦手なゴキブリは、ドライヤーをかければ反対方向に逃げます。
しかし、ドライヤーだけでゴキブリを完全に退治することはできません。
あくまで弱らせる程度として、別の方法も活用して退治をおこないましょう。
スリッパや新聞紙で叩く
上手く追いつめて叩くことができれば、一撃で退治できます。
後ろから狙うと人間の気配を感知するため、前方からゆっくり狙いましょう。
叩いたあとはゴキブリの体液が飛び散るため、よく拭きとって後始末をしてください。
これまで、ゴキブリの退治方法を紹介していきましたが、確実にゴキブリを全滅させたい方は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、ゴキブリを洗剤で退治する方法や、さまざまな退治方法を紹介していきました。
記事の重要な点を以下にまとめました。
- ゴキブリは界面活性剤が含まれた洗剤で窒息死する
- 洗剤で退治したあとは放置すると病原菌が発生する恐れがある
- 洗剤には有害な物質が入っていないため、安全に退治できる
- 洗剤でゴキブリが死ぬまで30秒から数分間はかかる
殺虫剤がないときでも、洗剤があればゴキブリを退治することができます。
ゴキブリを洗剤で退治したあとは放置せず、病原菌を防ぐためにすぐに処理をおこなってください。
また、ゴキブリは素早く動く生き物で、対処するのに苦戦しやすいです。
洗剤のほかにも、自分に合った最適な方法で退治をおこないましょう。
日頃からのゴキブリ対策をしっかりおこないたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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