
猫はいろいろなものとじゃれあったり、知らない間になにかを口にしていることも少なくありません。
そのなかでも、猫がムカデとじゃれあったり食べていることもあるかもしれません。ムカデを食べたりじゃれたりする行為自体に問題はないのですが、刺されてしまうととても危険です。
そこで今回のコラムでは、猫がムカデに刺されてしまったときの症例やムカデを家に入れない対策方法などをご紹介していきます。ムカデの被害にあわないよう、このコラムを参考に対策してみてはいかがでしょうか。
目次
猫がムカデを食べてしまった…
猫は昔から虫を食べる習性があるので、虫を食べてしまったからといって心配する必要はないようです。
しかし、猫がムカデを食べてしまう行為は問題ないのでしょうか?
ムカデを食べること自体には問題はありませんが、ムカデとじゃれているときに刺されてしまった場合は注意が必要です。
猫はムカデの毒で、刺された部分が腫れたり、体調を崩してしまう場合があるため、適切な行動をとることが大切です。
猫がムカデ被害にあうことも
飼い主の気がつかないうちに、猫がムカデに刺されてしまっていることもあります。猫がムカデを食べることには問題ないのですが、刺されてしまうと大変危険です。
ムカデに刺されたときに、猫の変化にいち早く気がつかないと、取り返しのつかないことになるかもしれません。そのため、猫がムカデに刺されたときの症状をしっかりと理解しておく必要があるのです。
食欲不振や嘔吐、よだれ
ムカデに刺されると、食欲がなく元気がないようにみられることがあります。ご飯を食べたとしても、嘔吐してしまうようならムカデに刺されていないかを疑ったほうがよいでしょう。よだれを垂らすのもムカデに刺されたときの症状の1つです。
ムカデに刺されたところが腫れている
ムカデに刺されると痛みがあるだけでなく、刺された部分が腫れてしまいます。猫が頻繁に気にしているところがあったら、刺されているおそれがあるので、注意してみてあげてください。
アナフィラキシーショックやチアノーゼ
猫がムカデに刺されるのが2回目の場合、アナフィラキシーショックやチアノーゼなどの症状がでるおそれもあります。
ムカデはどこから家に侵入する?
ムカデはどんな隙間からでも侵入できてしまうため、窓のサッシの隙間や玄関の隙間、エアコンの排水ホースなどに注意が必要です。目につきにくく、ムカデが入ってきても気づきにくい、床下や屋根裏などもムカデが侵入しやすい場所です。
また、ムカデはジメジメした場所を好むため、浴室やキッチンの排水口も侵入経路になります。
猫がムカデ被害にあわないためにも、ムカデの侵入経路をふさぐなど対策をすることが大切です。
家にムカデが発生したら駆除しよう
ムカデが発生したときは猫が刺されないよう駆除が必要になるので、自分でできる駆除方法をご紹介します。猫をムカデから守るために、駆除方法を知っておきましょう。
殺虫剤を使う
ムカデは生命力がとても高い虫です。そのため、普通に販売されている殺虫剤をでは効果がほとんどありません。ムカデに効果がある、ムカデ専用の殺虫剤を使用しましょう。
熱湯を使う
ペットを飼っているかたのなかには、薬品である殺虫剤を使うのをためらうかたもいます。殺虫剤はペットの体に悪影響があることもあります。
そんなときは熱湯で駆除することをおすすめします。バケツなど深さのある容器を用意し、そこにトングなどでムカデを入れ、上から熱湯をかけていきます。
しかし、この方法はムカデに刺されてしまう危険性が高くなってしまうため、注意が必要です。
ムカデを家に寄せつけない方法
猫がムカデに刺されずすむには、家のなかに侵入させないように対策をしなければなりません。
湿気を取り除く
ムカデは湿気があるところを好みます。特に洗面台や浴室などの水回りは、なるべく乾燥させ水滴を残さないよう気をつけましょう。
梅雨の時期などは、水周りだけでなくリビングなども湿気が溜まりやすくなりますので、湿気対策をしてムカデを室内に寄せつけないようにすることが大切です。
ゴキブリ対策をする
ムカデのエサであるゴキブリやその卵を駆除することでもムカデの対策ができます。エサを求めて家のなかに侵入するため、エサをなくしてしまえば侵入を防げるというわけです。ゴキブリを駆除すれば自然とムカデも寄りつかなくなる可能性が高くなります。
それでも駆除できなかったら
ムカデは自分で対策することも可能ですが、刺されてしまう危険性が高くなります。そんなときは無理せず、ムカデ駆除は業者に依頼する方法もあります。
ムカデ駆除を依頼すると一緒に対策もしてもらえるそうです。猫がムカデに刺されてしまわないようプロにお願いしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
猫はムカデとじゃれたり食べたりしますが、刺されてしまうと、食欲不振や嘔吐など症状があらわれます。そのため、少しでも猫の異変に気がつくことが大切です。
窓のサッシや玄関の隙間、洗面台の排水口など、ムカデはどんな隙間からでも侵入できてしまいます。猫がムカデに刺されてしまわないようにするには、あらかじめ対策をしておくことも大切です。
自分でもムカデ対策をとることはできます。しかし、わずかな隙間から侵入してくるムカデは、きがつかないうちに家に侵入してしまっているかもしれません。
そのため、業者に依頼することも有効な方法です。駆除と同時に対策も行ってくれるので安心することができるのではないでしょうか。
ムカデ駆除を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ムカデ駆除」をご覧ください。
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