ハチの中でも攻撃性が高いといわれているスズメバチ。そんなスズメバチの行動範囲や、攻撃範囲など、どのようなときに人間を襲うのかご存知ですか?今回の記事では、そんなスズメバチに襲われないための対策や、敷地内に巣を作られてしまった場合の対策などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
スズメバチの一日の行動範囲は?
スズメバチの行動範囲の広さは、巣を中心に半径1km~2kmといわれています。しかし、9月中旬以降になるとスズメバチの餌になる昆虫が少なくなってしまい10km以上飛び回る場合もあるようです。そのためスズメバチが飛んでいる姿を見かけたからといって、必ず近くに巣があるわけではありません。
また、繁殖のピークは8~10月で、9~10月にはスズメバチの数がピークになります。スズメバチはハチの中でも集団行動を基本としているので1匹見かけたら他にもいると警戒したほうがよいでしょう。
スズメバチの生態についてはこちらのまとめをご覧ください。
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スズメバチが人を襲うのは巣の周りだけ?
スズメバチには、巣に近づく相手に対して威嚇をする「警戒範囲」というものがあります。この範囲はスズメバチの種類や巣のある場所によって数メートル~10メートルほどの差があるので、「これだけ離れていれば絶対大丈夫」と断言するのは難しいようです。
また、過去に「警戒範囲」に敵が侵入してきたことがある場合、以前よりも警戒範囲が広くなってしまいます。
スズメバチは、ハチの中でも人間を襲うことが多いハチとして有名ですが、攻撃対象は決まっており、基本的には「幼虫の餌になる昆虫」「餌場を荒らす敵」「巣に危害を加える敵」の3つに限定されるようです。この3つを見て分かるように、人間を襲う場合は餌場や巣などの、スズメバチの行動範囲に近づいてしまったことが原因になるようです。
スズメバチに限らずハチは視力が低く、黒・赤・青といった濃い色を目印として攻撃性を強めます。また、スズメバチは匂いに敏感で、整髪料や香水以外にも汗の匂いに反応して攻撃してくるケースもあるようです。登山など森の中に行く場合に、知らずにスズメバチの行動範囲に入ってしまっていることは少なくありません。できるだけスズメバチの攻撃対象にならない服装などを心がけるとよいでしょう。
スズメバチに巣を作らせないようにしよう
スズメバチの行動範囲に侵入しないように心がけても、ハチの巣を家に作られてしまった場合には避けることはできません。なので、巣を作らせないような事前の対策が重要になってきます。
スズメバチが巣を作る場合の絶対条件は、「雨が防げる場所」となっています。なぜならスズメバチの巣は木の皮でできており、水にとても弱いからです。具体的には、以下のような場所に作ることが多いようです。
・軒下
・植木の中
・天井裏
・床下
・外壁の隙間
・物置
少しでもスズメバチの巣が作られてしまいそうな可能性がある場所には、対策を行う必要があります。では、具体的な対策方法にはどのようなものがあるのでしょうか。今回はいくつかのスズメバチの巣対策の中から、比較的効果が高い2種類をご紹介します。
■防虫ネットを張る
ハチが侵入して巣を作りそうな天井裏や床下への侵入口は、スズメバチが通れないような網目の細かい防虫ネットを張りましょう。きちんと侵入を防げるように防虫ネットを張れた場合、スズメバチが巣を作ることはほとんど不可能です。
防虫ネットのデメリットは、広範囲に張ることは不可能であることと、見栄えが良くないということです。「特にここだけには作られたくない」という場所を限定して、ハチが巣を作り始める3月~6月に期間を限定して活用するのがよいでしょう。
■木酢液を付ける
木酢液は、ハチに限らずいろんな虫対策としてよく活用されていますよね。スズメバチもこの木酢液の匂いを嫌っているので、匂いがするその周辺には近づかなくなります。この木酢液の匂いがするかどうかが重要なので、直接塗ったりする必要はありません。
木酢液と水を1:1の割合で薄めたものを半分に切ったペットボトルなどの容器に入れて、スズメバチの巣が作られそうなところに置いておきましょう。
スズメバチに巣を作られてしまったら……
どんなに対策を行っても、想像もしていないところに気がついたらスズメバチが巣を作っていたなんてことはよくあることです。もしも家の敷地内に作られてしまった場合、その敷地はスズメバチの行動範囲になってしまい、そこで生活をしている限りスズメバチの攻撃対象になってしまいます。
また、ご近所の人にも被害を与えてしまう可能性もあります。早めの巣の撤去を行うようにしましょう。
まだスズメバチが巣を作り始めて間もない場合は、巣も小さくスズメバチの数も少ないため、自分で駆除を行うことも可能です。スズメバチが巣に戻って休んでいる20時~6時までの暗くなった時間を狙って巣に直接殺虫剤を吹きかけます。
全滅したことを確認したら巣をゴミ箱などに入れて処理しましょう。ただ、この方法はスズメバチに刺されてしまう危険があるので、刺されてしまわないように防護服を着るなどの対策を行うことが大切です。
スズメバチの巣が約15cm以上になっている場合は、知識のない素人が駆除を行うのは大変危険です。業者や役所などに相談や撤去の依頼をしましょう。
まとめ
スズメバチの行動範囲を、巣に関連させてご紹介してきました。スズメバチに危害を加えるつもりがなくても知らないうちにスズメバチの攻撃対象になっていることはよくあります。スズメバチの種類によっては強い毒性を持っていることもあるので、注意が必要です。
また巣の撤去を行っても、同じ場所にスズメバチが巣を作ることもあります。業者によっては巣の撤去と同時に巣を作られないような対策を行ってくれることもあるので、相談してみるとよいでしょう。
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