ミツバチを駆除するべきなのはこんな場合！不安をなくす３つの対処法

「家の近くにミツバチがいて、刺されないか不安」
「駆除したほうがいいのかな？」

とお困りではありませんか？

ミツバチは基本的に人を刺すことはあまりないおとなしい蜂ですが、場合によっては駆除が必要です。巣ができた場所によっては、汚染被害や別の害虫による被害のリスクがあるからです。

この記事では、ミツバチに対処する３つの方法をご紹介します。

この記事を読んでいただけば安全にミツバチに対処し、ミツバチの被害にあう不安をなくすことができます。

自宅にできたミツバチの巣は駆除

ミツバチの巣が自宅の敷地や家屋内にある場合は、駆除をおすすめします。ミツバチはおとなしいとはいえ、あまりに近接した場所にあるミツバチの巣には、害や危険もあるからです。

ここでは、ミツバチの巣がもたらす被害について詳しくお伝えします。

蜜やフンで壁や洗濯物などが汚れる

ミツバチは巣の中ではなく、外で排せつをします。そのため、巣の周辺の建物や車、洗濯物がフンで汚れる汚染被害が出てきます。

また、ミツバチは巣にたくさんの蜜を溜め込みます。その蜜で壁や天井が汚れて家屋が傷むおそれがあるのです。

そのため、周囲が汚れて困る場所に巣がある場合は駆除しましょう。

スズメバチなどの害虫を引き寄せる

ミツバチの巣には、蜜の匂いでアリやゴキブリなどの害虫が集まってきてしまいます。
アリは家の中に侵入すると砂糖やお菓子、油などの食品に集まって汚染します。ゴキブリが発生すれば雑菌やフンなどによる健康被害が出るおそれがあります。

また、秋頃になるとミツバチの幼虫を襲いにオオスズメバチも集まってきてしまいます。オオスズメバチは攻撃性も毒性も強い危険な蜂です。
このような害虫が大量に発生してしまう前に、ミツバチの巣を駆除することをおすすめします。

刺される危険性が高まる

ミツバチはおとなしい性格で攻撃性が低いですが、まったく刺さないわけではありません。巣を刺激してしまうと、巣を守るために襲ってくる場合があります。
家の中や庭など身近な場所に巣があると、無意識に巣を刺激してしまって刺されるおそれがあります。

また、ミツバチは1匹が刺すと他の仲間を呼ぶ匂いを発し、仲間のミツバチが次々と襲ってきます。
大量のミツバチに襲われると、最悪の場合死に至るおそれもあります。できるだけ早く駆除してしまったほうが安心です。

ミツバチ駆除は業者に依頼がベスト

ミツバチの巣を駆除したい場合は、蜂の巣駆除のプロに依頼するのが得策です。自力で駆除するのは難しいことが多いからです。

ここではミツバチを駆除する場合の注意点や費用を解説します。

ミツバチの巣の自力駆除は困難

駆除道具を用意して自分でミツバチを駆除する方法もありますが、自力でミツバチを駆除することは安全上の理由でおすすめできません。
なぜなら、分蜂や巣にいるミツバチの数はとても多く、蜂駆除に慣れていない方にとって駆除が難しいからです。

ミツバチの分蜂にいる蜂の数は、なんと数千匹〜1万匹ほど。
「殺虫剤を使えば簡単に駆除できないの？」と思うかもしれませんが、ミツバチの分蜂は厚くぎっしりと詰まっており一度の噴射ですべてをしとめることは難しいです。
木の上や天井にいる分蜂の場合、殺虫剤が届きにくいのでなおさら自力駆除は難しいでしょう。

また、ミツバチをうまく駆除できなかった場合、攻撃されて興奮状態となった多数のミツバチが周囲を飛び回り、襲い掛かる危険性もあります。
ミツバチの自力駆除におけるリスクは、豊島区をはじめとした多数の自治体で注意喚起されているほどです。

分蜂時期や外敵に襲われ逃げたミツバチが、新しい営巣場所を求めて、一時的に木の枝や壁などに群がりつつある場合、殺虫剤をかけないでください。ハチがさらに興奮して乱舞し、大変な状況になってしまいます。

引用：豊島区公式ホームページ

このように、ミツバチの自力駆除は不可能ではありませんが、失敗したときのリスクが大きいです。
駆除作業に慣れていない方はやらないほうがよいのです。

業者のミツバチ駆除費用の目安

蜂駆除業者は長年培ってきた技術により、多数のミツバチ相手でもしっかりと駆除をしてくれます。

さらに、早めに駆けつけてミツバチ駆除をしてもらえるのも大きなメリットです。
自分が刺される心配もなく、ただ依頼するだけでよいので、特にこだわりがなければ蜂駆除業者に依頼して解決しましょう。

ミツバチ駆除を業者に依頼する場合の料金は、ミツバチの数や巣の大きさなどで変わってきます。
参考として、弊社に依頼されたミツバチ駆除の料金をご紹介します。

※当社実績より算出
集計対象：2019年1月～2021年12月（176件）
集計対象：弊社運営サイト全体におけるミツバチ駆除の施工実績
集計方法：対象の平均値を算出（※）し、小数点第1位以下を四捨五入

料金の平均は32,719円で、最も多い価格帯は1〜2万円です。
人の手が届かない高さの巣や床下などの作業困難な場所の巣でなければ、そこまで大きな費用はかかりません。

ただ、具体的な駆除費用を知りたい場合は、蜂駆除業者に現地調査を依頼して見積りを取ってもらいましょう。
ちなみに、弊社では現地調査費用0円※で見積りを取ってくれる業者を紹介することができます。 24時間365日いつでも受付をおこなっていますので、困った時はお気軽にご相談ください。

※一部のみ、現地調査費用0円で対応できない加盟店もあります。

養蜂家に引き取っててもらうのも安全な方法

ミツバチの駆除に気が引けるという方は、お住まいの地域にある養蜂家にミツバチ保護を依頼するのもよいでしょう。

ハチミツを生産している養蜂家にとってミツバチは家畜として役立つので、回収に来てくれる場合があります。また、ニホンミツバチは個体数の減少が危惧されている種でもあり、積極的に保護している養蜂家もいます。

ただし、引き受けてくれる養蜂家を探す手間などがかかる点に注意が必要です。

支障のない巣や分蜂なら様子見でOK

ミツバチは、必ずしも駆除しなくてはいけないというわけではありません。
ミツバチは攻撃性が低く、巣を刺激しない限り襲ってくることはほとんどありません。

また、ミツバチはハチミツを作ったり果樹などの植物の受粉を助けたりと、人々の役に立つ益虫でもあります。そのため、自治体でも積極的なミツバチ駆除はすすめていないことが多いです。

ハチはミツバチのように草花の花粉を運んだり、スズメバチやアシナガバチのように毛虫やバッタといった樹木や農作物に害をもたらす虫を食べてくれる「益虫」でもあります。 ハチ専用の殺虫剤もホームセンター等で入手しやすくなっていますが、ハチは生態系のバランスを保つ大事な役割も担っているので、生活する上で支障が無いようであれば、駆除せず、できるだけそっと見守ってあげてください。

引用：さいたま市公式ホームページ

巣を作られた場所が人が近づかない場所なら、ひとまず様子を見てみましょう。

また、4月～６月頃にかけて木や壁にミツバチが大量に集まっていることがありますが、これはミツバチの引っ越し行動である分蜂中に見られる現象で、巣とは違って一時的に集まっているだけなので、基本的には放っておいても問題はありません。

そうはいっても、大量のミツバチが集まっている場面を見ると怖いですよね。そこでここでは、ミツバチの分蜂の仕組みと対処方法について詳しくお伝えします。

放置していれば自然に飛んでいく

ミツバチは巣にいる個体数が多くなると新しい女王蜂が誕生し、古い女王蜂は数万匹の働きバチを連れて巣から飛び立ち、新しい巣を作る場所を探します。木や壁に大量に集まっている蜂は、次の営巣場所が見つかるまで待機している状態です。

集まっている蜂は営巣場所が見つかれば、すべてそこへ飛んでいきます。数時間から1週間ほどを目安に自然にいなくなるので、放置していれば大丈夫です。

ただし、近くに巣を作りやすい箱などがあると巣を作ってしまうおそれがあるので、片付けておきましょう。

分蜂中のミツバチも、養蜂場で引き取ってくれる場合があります。なかなか飛んでいかないなど、不安を感じる方はお近くの養蜂場に相談してみるのもひとつの方法です。

参考：大分県公式ホームページ

分蜂中は攻撃性が低い

分蜂中のミツバチは元の巣から蜜をたくさん持って出てきているため、精神的に落ち着いています。いつもより攻撃性が低くおとなしいので、こちらから刺激しない限り刺すことはほとんどありません。

ただし、おとなしいからといって不用意に近づいたり触れたりしないようにしてください。分蜂中であっても、身の危険を感じたら集団で襲い掛かってくる可能性があります。もちろん、慌てて殺虫剤などをかけるのもやめましょう。

参考：豊島区公式ホームページ
　　　神戸市公式ホームページ

巣を作らせない！予防方法

巣ができてしまってから対処するのは大変です。初めからミツバチに巣を作られないのが理想ですよね。

巣ができそうな場所にはあらかじめ予防策を施しておくと安心です。ここでは、ミツバチに巣を作らせないための予防法についてお伝えします。

おもな予防方法には以下のものがあります。順番に詳しく解説していきます。

殺虫スプレーを散布する

ミツバチは人目につかない閉鎖的な場所を好み巣を作ります。
巣が作られやすい場所には、あらかじめ殺虫スプレーを散布しておくのもひとつの方法です。

上記のイラストはミツバチの巣ができやすい場所です。ミツバチの巣ができやすい場所を中心に、殺虫スプレーを散布します。この方法は、ミツバチだけでなく、他の種類の蜂にも効果的です。

防虫スプレーはホームセンターやインターネット通販で手軽に購入できます。

ハチ・アブ用ハンター 蜂駆除スプレー

【商品画像】

商品名	ハチ・アブ用ハンター　蜂駆除スプレー　510ml
価格	12,80円（2022年7月28日現在）
特徴	1度スプレーすれば、巣作り予防効果は1ヵカ月持続する商品です。蜂の巣作り予防効果に加え、巣の幼虫やサナギなどにも効果があるため、駆除にも使えます。

防虫ネットを設置する

屋根裏や床下などは、一度巣を作られると駆除が難しいです。殺虫スプレーや木酢液を散布するだけでなく、床下換気口など侵入口になる箇所に防虫ネットを取り付けてミツバチが侵入できないようにしておくとより確実な予防になります。

防虫ネットはホームセンターや通販サイトなどで1,000円くらいの値段で売られています。穴の大きさは蜂が通れない１〜2cm以内のものを使用すると安心です。

ブラスチック製のものではなくステンレス製の丈夫なものを選ぶと長く使えるためおすすめです。また、取り付けるための屋外用両面テープもあわせて購入しましょう。
防虫ネットを床下の換気口箇所の大きさに合わせてカットし、端を両面テープで固定すれば取付は完了です。十分に貼り付けていないと風で防虫網がめくれてしまうので、しっかりと固定してください。

ミツバチの巣の駆除なら生活110番まで

ミツバチの巣の駆除なら生活110番までお問い合わせください。弊社には多くのミツバチ駆除のプロが加盟していますので、ご相談に応じてすぐに手配いたします。迅速な対応で、ミツバチのいない安心できる生活の実現のお手伝いをいたします。
巣に関するお困りごとの相談も大歓迎です。現地調査・見積りは無料で承ります。（※）

生活110番の無料相談窓口では、24時間365日ご相談を受け付けております。お客様のご都合のいいときにいつでも気軽にお問い合わせください。

（※）対応エリア・加盟店・現場状況により事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。