
あなたがスズメバチ駆除を自力でしてみようと考えているのは、「業者に頼んだら費用が高くなりそう」だからですよね?
ただ、費用を安く済ませるためには自力による駆除が必ずしもベストな方法ではありません。
状況によっては自力で駆除しても、結局業者に依頼するよりも高い費用がかかってしまうことがあるからです。
費用を抑えてスズメバチを駆除するにはスズメバチの巣の状況を確認し、自力駆除の場合と業者依頼の場合それぞれの費用を比較して判断する必要があります。
このコラムでは、以下の内容を解説します。
- スズメバチの駆除を自力でするか業者に頼むかの判断基準
- 安全にスズメバチの巣を自力駆除する方法
- スズメバチ駆除業者の費用を抑える方法
このコラムを読めば、もっともお得で安全な方法でスズメバチを駆除することができます。
目次
5月までならスズメバチ駆除は自力で可能
スズメバチ駆除は5月までなら自力、6月以降なら業者に頼むことをおすすめします。6月を過ぎると駆除作業の危険性が高くなり、安全を確保するための防護服などを用意するために自力でも費用が高くなるからです。
時期ごとのスズメバチの巣の状態と駆除にかかる費用の違いを確認していきましょう。
作り始めの巣には女王1匹しかいない
5月ごろまでのスズメバチの巣は、自力で駆除すれば数万円の節約になります。スズメバチの活動時期のなかで4月~5月ごろはもっとも危険性が低い時期であるため、防護服がなくても、市販の駆除グッズなどで比較的安全に駆除が可能です。
4月に冬眠から目覚めた女王蜂は1匹で巣作りを始め、最初の産卵をします。最初の働き蜂が羽化するのが6月ごろなので、5月ごろまでは巣のなかには女王蜂1匹しかいません。

女王蜂1匹だけなら、市販の粘着シートなどを使って簡単に捕獲できます。巣に直接殺虫スプレーを噴射するなどの危険な作業をしないので大量の蜂に攻撃される心配がなく、専用の防護服などが必要ありません。その分、費用が安くなるのです。
実際に女王蜂を捕獲するための粘着シート、捕獲した蜂にとどめを刺すための殺虫剤を新たに購入した場合の費用相場はおよそ1,469円(※1)です。それに対して業者に駆除を依頼する費用は24,997円が相場(※2)なので、自力で駆除したほうが格段に安いのです。
※1
弊社がランダムに選んだスズメバチ用捕獲器10製品の平均価格です。
楽天市場 最終閲覧日:2021年12月6日
※2
当社実績より算出
集計対象:2015年1月1日~2020年12月31日
対象件数:13,488件
6月以降の駆除は自力でも費用が高くなる
6月以降の自力駆除をおすすめしないのは、自力で駆除をするメリットがないからです。
6月を過ぎるとスズメバチの巣は大きくなり、個体数も増えて蜂に刺される危険度が高くなります。安全に駆除するためには防護服などの装備をそろえなければいけません。スズメバチ用の防護服だけでも5万円を超えることがほとんどです。
スズメバチ駆除 蜂の巣駆除 ハチ防護服 蜂武者 53,900円
※2021年12月6日時点の価格です。
以下は実際に費用相場を比較した表です。6月以降は自力駆除の費用が跳ね上がります。駆除業者に依頼する費用の平均が24,997円なので、防護服だけでも業者に頼むよりも高い費用がかかってしまうのです。
時期別スズメバチ駆除費用相場の比較 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | |
自力駆除がお得 | 業者依頼がお得 | |||||||
自力駆除 | 1,469円 | 49,822円(※) | ||||||
業者依頼 | 24,997円 |
※弊社がランダムに選んだスズメバチ用防護服10製品の平均価格です。
楽天市場 最終閲覧日:2021年12月6日
ちなみに防護服には数千円で販売されているものもありますが、このような安価なものはスズメバチ用ではなく、ミツバチやアシナガバチ用のものが多いです。スズメバチは針が4~7ミリメートルとほかの蜂よりも長いため、より生地が分厚いスズメバチ専用の防護服でなければ針が貫通して刺されてしまうおそれがあります。防護服は必ずスズメバチ用のものでなければ安全を確保できません。
より危険度の高い作業をしなければいけないうえに費用も高いのであれば、自力で駆除をするメリットはまるでないといえます。
業者にスズメバチ駆除を依頼する場合でも、費用をできるだけ抑える方法はあります。詳しくはこのあとの6月以降のスズメバチの巣はプロに相談をご覧ください。
自力で駆除するか、業者に依頼するか迷っている方はこちらをご覧ください。
安全にスズメバチを駆除するために必ず知っておくべきこと
ある程度大きくなったスズメバチの巣はもちろんのこと、女王蜂しかいない小さな巣でも自力で駆除するときには注意が必要です。女王蜂は働き蜂に比べると攻撃性が低いですが、絶対に人を刺さないとは言い切れません。
スズメバチの駆除ではなにより安全を第一に考える必要があります。具体的な駆除方法をご紹介する前に、安全のために気を付けるべき注意点を6つお伝えします。
- 周囲に知らせる
- 火器の近くでスプレーを使わない
- 1人で作業しない
- 蜂を刺激しない
- 駆除後の蜂や巣に素手で触らない
- 再発予防をする
周囲に知らせる
スズメバチの駆除をおこなう際には、あらかじめ近隣の住民に作業の内容や日時を知らせておきましょう。
駆除の作業で刺激されると、蜂はその場から逃げ出して近隣の住民や通行人を攻撃するおそれがあります。また、殺虫スプレーを使う場合は薬剤によって隣家の洗濯物が汚れたり、育てている植物やペットに悪影響を及ぼしたりすることもあります。
スズメバチがいることや駆除をすることを前もって周知しておけば、近隣トラブルを避けられるのです。
火器の近くでスプレーを使わない
殺虫スプレーを使う場合、周囲に火を使う製品や火花が出るおそれのある電気製品がないことを確認しましょう。
スズメバチ駆除で使う殺虫スプレーには可燃性のガスが含まれているため、火器や電気製品の近くで使うと引火して火傷や火災に発展するするおそれがあります。また、屋内で大量に使用すると部屋の中にガスが充満し、電気製品を使った際に火花が出て爆発などが起こることもあるのです。
基本的に火器のない風通しのよい屋外以外では、殺虫スプレーを大量に使うことは控えましょう。
【参考】
スプレー缶の事故に注意しましょう! | 東京くらしWEB
最終閲覧日:2021年12月6日
1人で作業しない
駆除の作業は1人でできるとしても、別に人がいる状態でおこなうことが大切です。
蜂の数が少なくても、またたとえ防護服を着ていても、絶対に安全とは言い切れません。作業する人が万が一蜂に刺されたときには、すぐに救助しなければ命に関わります。
以下は蜂に刺されたときに、対処が遅れたために亡くなってしまった事例です。
【林業】下草刈りの作業中に蜂に刺され死亡
被災者は、同僚2名とともに午前9時から刈払機を用い、下草刈りを開始した。
午前10時ごろ、被災者は同僚作業者1名に、「蜂に顔を刺された」と話をしたが、しばらく作業を継続した。
午前10時15分ごろ、被災者が、「気分が悪くなったので木陰で休む」と同僚作業者に伝え、木陰で横になったのを同僚作業者が確認した。
10時半ごろ、休憩のため同僚作業者が被災者の様子を見に行ったところ、被災者は口から泡を吹き、自発呼吸をしていない状況であった。直ちに救急車を手配し病院に搬送したが、収容先の病院で死亡が確認された。林業・木材製造業労働災害防止協会 災害事例研究No.71
最終閲覧日:2021年12月6日
もしものときに応急処置や救急車の手配が迅速にできるように、別の人が作業を見守りましょう。
蜂を刺激しない
作業時には、できるだけ蜂に刺激を与えないよう注意が必要です。
不必要に刺激を与えると、スズメバチは攻撃されたと感じて襲ってくることがあります。たとえ女王蜂1匹だけでも、攻撃されれば大変危険です。
スズメバチに襲われないために、駆除時には以下の行動を避けましょう。
・日中に巣に近づく
多くのスズメバチは日中(とくに午前中)に活動する。駆除作業は活動が静まる夜間におこなうのがよい。
・香りの強い化粧品や香水を付ける
化粧品や香水、整髪料、清涼飲料などに含まれる香料には蜂の攻撃を促すフェロモンと同じ成分が含まれることがある。香りの強いものはなるべく使用しない。
・巣の近くで大声を出す
大きな音は蜂を刺激し興奮させる。巣の近くでは大きな声や音を出さないように、静かにゆっくりと行動する。
・巣を触ったり揺らしたりする
巣に直接衝撃を与えると蜂は巣を攻撃されたと感じて一斉に攻撃してくる。確実に駆除が完了するまでは巣に直接触れない。
・蜂を手で払う
近づいてきた蜂を避けようと手で払うと、蜂は攻撃されたと感じてさらに襲ってくる。蜂が近づいてきたときは急激な動きは避け、身をかがめてゆっくりと後ずさりするようにしてその場から離れる。
【参考】
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 スズメバチ刺傷事故 を防ぐために
最終閲覧日:2021年12月6日
駆除後の蜂や巣に素手で触らない
駆除したあとの巣や死んだ蜂には、不用意に素手で触ってはいけません。
スズメバチなどの昆虫は死んだあとにも、体が反射的に動くことがあります。死んだスズメバチに触れたことで針が勝手に動いて刺されてしまうというおそれもあるのです。
また、巣の内部には中で死んだ蜂や、生き残っている蜂がいることもあります。巣の撤去を素手でおこなうと、それらの蜂に刺されるおそれもあるのです。
スズメバチの死骸や巣を片付ける際には安全のために手袋を装着し、ホウキなどの道具を使用しましょう。
【参考】
川崎市:ハチの駆除方法
最終閲覧日:2021年12月6日
再発予防をする
スズメバチの巣を駆除したあとには、その場所にハチが再び発生しないよう対策をしておきましょう。
働き蜂がある程度生まれていた場合、駆除の際に外出していた蜂がしばらくして戻ってくることがあります。帰る巣を失った蜂は凶暴になって人を襲うことがあるのです。
また、一度巣を作られたということは、その場所が蜂にとって巣にしやすい場所だといえます。別の蜂に巣を作られてしまうおそれもあるので、蜂が近づかないようにする予防対策が必要なのです。
蜂を寄せ付けないためには巣があったあたりに殺虫スプレーを散布しておいたり、木酢液を設置しておいたりといった対策が有効です。
以下のコラムで木酢液を使った蜂の巣予防については解説していますので、ぜひご覧ください。
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作り始めの巣をトラップで自力駆除する方法
自力駆除では巣に直接手を下さず、トラップを仕掛けて女王蜂を捕獲する方法で駆除をしましょう。女王蜂1匹しかいない作り始めたばかりの巣であれば、この方法で安全で手軽に駆除が可能です。
ここではペットボトルでトラップを自作する方法と、市販のスズメバチ捕獲トラップを使う方法をご紹介します。費用の安さを優先するならペットボトルトラップ、手軽さを優先するなら市販のトラップがおすすめです。
いずれの場合も安全に作業するために、以下の点を注意しましょう。
- スズメバチは基本的に日中活動するので、トラップはあらかじめ用意しておいて、夜になってから仕掛ける。
- 日中に巣の周辺を観察し、仕掛ける場所を決めておく。
- 仕掛けるときは巣を刺激しないよう静かに作業する。
- 仕掛けるときや回収時には安全のため露出のない服を着る。
- 人の出入りがある場所に仕掛ける場合は「ハチ捕獲中」などの注意を促す貼り紙をしておく。
- 回収時は巣や蜂の死骸に素手で触れない。
- トラップを放置すると誘引剤が別の蜂を引き寄せるおそれがあるので、駆除が終わったら確実に回収する。
自作ペットボトルトラップで捕獲する
飲み終えた不要なペットボトルを使って、巣を作ろうとしている女王蜂を捕獲して駆除できます。中にスズメバチを引き寄せる誘引剤を入れ、一度入ったら出られないように細工をしておくのです。スズメバチは誘引剤の香りに誘われてペットボトルの中に入り、やがて誘引剤に溺れて死滅するのです。
誘引剤も身近にあるもので作れますので、すぐに対処したい場合は試してみましょう。
- 空のペットボトルを用意します。蜂が逃げにくいよう、デコボコの少ない炭酸飲料のものなどがおすすめです。
- ペットボトルの上部に2~4ヵ所、カッターナイフなどでHの字型に切れ込みを入れます。大きさは2センチメートル四方ほどです。
- 切れ込みの上部を外側に、下部を内側に折り込みます。
- 酒:酢:砂糖を3:1:1の量でよく混ぜ、砂糖をしっかり溶かします。酒は焼酎やワインなど香りの強いものが効果的です。砂糖はオレンジやブドウなどの甘いジュース、はちみつなどでも代用できます。誘引剤の量はペットボトルの高さの3分の1ほどが目安です。
- 誘引剤を混ぜ合わせ、ペットボトルに注ぎ入れてフタを閉めます。
- ペットボトルの首部分にひもをくくり付けます。
くくり付けたひもの片方を蜂の巣の近くにある木などに結んで、ペットボトルトラップをぶら下げます。地上から2メートルくらいの高さにトラップがあるのが理想的です。
しばらくしてスズメバチが掛かっていたら1日ほど様子を見て、かかっている蜂が完全に死滅し、巣の中にも蜂がいないことを確認しましょう。念のため殺虫スプレーなどをかけておくとより安心です。
その後トラップと巣を回収し、ゴミとして処分しましょう。
市販のトラップで捕獲する
スズメバチを捕獲する駆除グッズがドラッグストアやホームセンター、100円ショップなどで販売されています。市販のトラップには誘引剤も付属していることが多いので、買ってきたら手間なくすぐに使えて便利です。
市販のトラップには誘引剤を入れて捕獲する容器型のタイプや、粘着剤に張り付けて捕獲する粘着シートタイプなどがあります。粘着シートは狭い場所などにも設置しやすいのでおすすめです。
PRアース製薬 アースガーデン ハチ取り撃滅 捕獲器タイプ 2個入
PR業務用スズメバチバスター 粘着シート 2枚入 (スズメバチ用誘引捕獲機) 取寄品 SHIMADA(シマダ)
製品の取扱説明書に従って誘引剤などをセットしたら、夜間に巣の近くへトラップを設置しておきましょう。
トラップに蜂が掛かって完全に死滅していることを確認したら、トラップと巣を回収して処分します。
6月以降のスズメバチの巣はプロに相談
6月を過ぎて大きくなったスズメバチの巣の駆除はプロに頼んだほうがお得ですが、それでも数万円となると大きな出費です。「なるべく安くする方法はないかな?」と思いますよね。
スズメバチ駆除を業者に頼む場合でも、方法次第で費用は安くできます。よりお得で安全なスズメバチ駆除を実現するために、ここでご紹介する方法を確認してみてください。
蜂駆除業者の費用を安く抑えるポイント
スズメバチ駆除業者の費用を安くするには、自治体の援助を活用する、業者を比較検討するという方法があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
自治体で援助してくれる場合もある
スズメバチに巣を作られたときは、まず地域の自治体に相談してみるのがおすすめです。スズメバチは人が死亡する被害が発生している危険な害虫であるため、自治体で駆除を援助する制度が用意されている場合があるのです。
制度の内容には、以下のようなパターンがあります。
地域によって対応はさまざまですが、近年は積極的な援助をしていない自治体も多くなっています。どのような対応をしているのか、一度自治体のホームページなどで確認してみましょう。
見つけたらすぐに依頼する
蜂の巣駆除を業者に頼むなら、なるべく早い時期に依頼したほうが費用は安い傾向にあります。巣が大きくなって蜂の数も増えると駆除の難易度が上がるため、料金が高くなることが多いのです。
また、8月~10月は蜂の活動がとくに活発で、駆除業者にとっては依頼が殺到する繁忙期です。そのため、業者によっては繁忙期料金として追加料金を設定していることもあります。
実際に弊社へ寄せられたご依頼の施工金額を見てみると、以下のように時期が遅くなるごとに金額が高くなっているのです。6月とピークの10月とでは1万円近い差があることがわかります。

※当社実績より算出
集計対象:2015年1月1日~2020年12月31日
対象件数:12,715件
業者に頼む費用が心配だからといってスズメバチの巣を放置しておくと危険性が高まるだけでなく、駆除の費用もかえって高くなってしまうのです。巣を見つけたらできるだけ早めに業者に相談をしましょう。
費用を無駄にしないための蜂駆除業者の選び方
業者を選ぶときには料金だけでなく、サービスの品質も吟味が必要です。いくら料金が安くても、施工に不備があっては費用が無駄になってしまいます。よい業者を選ぶためにチェックしておきたいポイントをご紹介しますので、参考にしてください。
- スズメバチ駆除の実績が豊富な業者を選ぶ
- 保証がある業者を選ぶ
- 説明が丁寧な業者を選ぶ
スズメバチ駆除の実績が豊富な業者を選ぶ
業者のホームページなどに、過去の施工実績が紹介されているかを確認してみましょう。
蜂の巣駆除を請け負っている業者のなかには、ほかにも草刈りや掃除などさまざまな仕事をこなしている便利屋のような業者もあります。そのような業者は蜂の巣駆除に対応してはいるものの、経験や知識に乏しい場合もあるのです。近隣への被害に配慮したり今後の対策もしたりするには、やはり十分な経験と知識が必要です。
実際におこなったスズメバチ駆除の施工実績を多く紹介し、蜂の種類や状況、施工方法などを詳しく解説している業者であれば、ある程度の技術を持っていると考えられます。経験と知識が豊富な業者であれば、状況に応じて適切な駆除方法を判断し、スムーズに施工をしてくれるはずです。
保証がある業者を選ぶ
施行に対して十分な保証を用意している業者を選びましょう。
巣を駆除しても、そのとき巣にいなかった蜂や駆除しきれなかった蜂に再び巣を作られてしまうおそれもあります。そのため、同一シーズンに同じ種類の蜂が発生した場合には無料で再施工してくれる保証を付けている業者も多いのです。
また、施工中に住宅の一部を破損してしまった場合などに損害を賠償する保証もあります。
このように保証が充実している業者に頼めば安心ですし、保証が手厚いということは技術に自信がある証拠でもあります。保証の有無だけではなく、内容や適用条件も確認しておきましょう。
説明が丁寧な業者を選ぶ
調査や見積りの際に施工内容についてわかりやすく説明してくれる業者は信頼できます。
蜂の種類や巣の状況、駆除の方法やそうする理由などを具体的に説明ができる業者は十分な知識があり、依頼主を安心させようという意識のある誠実な業者だといえます。
また、見積りの段階で料金の内訳なども詳細に説明してくれる業者であれば、あとから見積りになかった追加費用が発生するといった心配も少ないのです。
心配なことやよくわからない点は見積り時に質問して、納得のいく回答をしてくれるかチェックしてみましょう。
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防護服がある場合の自力駆除方法
自治体の援助などで防護服が無料で手に入る場合は、6月まで自力駆除も可能です。防護服を使ってスズメバチを自力駆除する方法をご紹介します。
自力駆除に必要なもの
6月ごろのある程度大きくなったスズメバチの巣は、殺虫スプレーを使って駆除します。安全を確保するため、以下の道具をそろえておきましょう。
防護服
必ずスズメバチ用のものを用意しましょう。ヘルメット、顔を覆うシールド、上衣、下衣、手袋、長靴がそろっていることを確認し、不足する場合は別に用意して完全に露出がないようにします。
殺虫スプレー
スズメバチに対応したピレスロイド系の成分を主とするものを用意します。ボタンを押したままにすることで液剤を噴射し続けられるエアゾールタイプで、噴射距離が3メートル以上のものを選びましょう。巣の駆除では大量に使用するので、最低3本は用意しておきます。
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懐中電灯
駆除の作業は基本的に夜間におこなうため、懐中電灯が必要です。そのまま巣を照らすと蜂に刺激を与えるおそれがあるため、電球部分に赤いセロファンなどを貼って蜂が視認しにくい赤い光を照射できるようにしておきましょう。
巣を撤去する道具
巣が庭木などにできている場合は枝を切る剪定バサミ、家の軒下や壁などに張り付いている場合は巣をそぎ落とすノコギリやヘラ、高い場所にある場合は高枝切りバサミなどを用意します。
掃除道具
駆除した蜂の死骸や巣を集めるためにホウキやチリトリ、ゴミ袋などが必要です。
スズメバチ自力駆除の手順
防護服と殺虫スプレーを使ってスズメバチの巣を駆除する方法を解説します。作業を途中でやめると興奮状態の蜂が残って危険ですので、必ず事前にひと通り確認してください。
1.日中に準備をする
駆除の作業は蜂の活動が穏やかになる夜間におこないます。明るい日中のうちに巣の位置、蜂の出入り口になっている穴の位置など確認して、どこからスプレーを噴射するかなどの計画を立てておきましょう。
近隣の人に駆除をすることを知らせたり、人が出入りする場所には貼り紙をしておいたりといった準備もしておきます。とくに風下側の家はペットや植物が殺虫剤の影響を受けるおそれがあるので、大量の殺虫剤を散布することも伝えて了承を得ておきましょう。
2.防護服を身に着ける
日没後、明るい場所で防護服を着用します。取扱説明書などに従って正しく装着し、手首や足首、ヘルメットの接続部分などに隙間がないよう注意しましょう。穴や破れがないかも必ず点検します。別の人に全身を確認してもらうとより確実です。
3.殺虫スプレーを噴射する
巣の位置を確認し、駆除をしていきます。必ず別の人が室内など安全な場所から作業を見守りましょう。
殺虫スプレーを3本用意し、両手に1本ずつ殺虫スプレーを持ちます。1本は巣に向かって噴射するのに使い、もう1本は巣から逃げ出してきた蜂を撃退するのに使います。3本目は予備として側に置いておきましょう。
2~3メートルほど離れた場所から巣に向かってスプレーを噴射します。蜂が飛び出してきますが、殺虫剤を浴びた蜂はすぐに死滅します。蜂は巣に空いている穴から出てくるので、その穴へ向かって噴射すると効果的です。そのまま噴射し続け、少しずつ距離を詰めていきましょう。
巣の近くまで来たら、巣の穴から巣の内部へスプレーを噴射します。蜂の動きが完全になくなるまで噴射を続けましょう。スプレー2本を使い切るくらいが目安です。

4.巣を外して処分する
蜂が静かになったらスプレーの噴射を止め、巣を撤去します。棒やヘラ、ハサミなどを使って巣を外しましょう。あらかじめ巣の真下にゴミ袋を広げて置いておくと片付けがスムーズです。
周辺に落ちている蜂の死骸もホウキとチリトリで集めてゴミ袋に入れます。死骸には素手で触れないようにしましょう。
最後に念のためゴミ袋の中に殺虫スプレーを噴射し、ゴミ袋の口をしっかりとしばりましょう。蜂の巣は基本的に、可燃ゴミとして地域のゴミ収集に出すことができます。
5.周囲に殺虫剤を散布する
巣があった場所に再び蜂が近づいてこないよう予防対策をします。
スズメバチの巣を撤去したあと1~2週間は「戻り蜂」といって、駆除の際にたまたま外出していた蜂や取り逃がした蜂が巣のあった場所に戻ってきてうろつくことがあります。巣を失った蜂は凶暴になって人を襲うおそれがあるのです。
巣を撤去した翌朝に、殺虫スプレーを巣のあった場所とその周囲に散布しましょう。殺虫剤の効果が残っているうちは蜂が近寄りにくくなります。効果の持続する期間はスプレーによって違うので、確認して2週間ほどの間は定期的に散布しておきましょう。
7月以降の駆除は防護服があっても危険
ここでご紹介した自力駆除の方法が可能なのは、あくまでスズメバチの巣がまだ10センチメートル程度で蜂の数も数十匹しかいない6月ごろまでです。
7月以降になると巣はさらに大きくなり、蜂の数は最大で1000匹以上になることもあります。これくらい大規模な巣は殺虫剤では駆除しきれません。大量のスズメバチに集中して襲われた場合には防護服を着ていても危険性が高いだけでなく、逃げ出した蜂が周囲の人を攻撃するおそれもあります。
7月を過ぎてからスズメバチの巣を発見した場合には自力で駆除しようとはせず、すぐにプロに相談をしましょう。
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