
夏になると家の近所や山間部などで、ハチに遭遇することも多くなるのではないでしょうか。日頃からよく見るハチには、大変多くの種類があります。しかし、ハチの種類をすべて正確にいい当てることは難しいかもしれません。
アシナガバチは日本において、頻繁に見るハチです。しかし、アシナガバチにも大変多くの種類が存在しているのです。ここからは、アシナガバチのなかでもチビアシナガバチ属を中心にみていきましょう。
目次
日本には11種ものアシナガバチが生息している
アシナガバチは、スズメバチと並んで、普段の生活のなかで頻繁にみるハチです。しかし、アシナガバチといっても、日本には実に11種類ものアシナガバチが生息しているのです。まずは、属性と名称を確認していきましょう。
アシナガバチ属
まずは、アシナガバチ属です。アシナガバチ属のなかでも、もっとも種類が多く7つの種類が存在しています。
セグロアシナガバチ フタモンアシナガバチトガリフタモンアシナガバチ キアシナガバチ
ヤマトアシンガバチ キボシアシナガバチコアシナガバチ
チビアシナガバチ属
チビアシナガバチ属には2種類しかおらず、限られた地域にしか生息していません。そのため、なかなか見かけることはないでしょう。
ナンヨウチビアシナガバチ オキナワチビアシナガバチ
ホソアシナガバチ属
こちらも2種類しかおらず、特徴的な体をしています。チビアシナガバチ属よりも広い範囲で生息しているため、見かけることもあるかもしれません。
ヒメホソアシナガバチ ムホンホソアシナガバチ
アシナガバチは、スズメバチに比べて攻撃性や毒性は低い種類が多いです。しかし、アシナガバチやその巣に遭遇したときは、注意しないと大きなケガにつながります。また、それぞれによって、巣をつくる場所も変わってきます。家などで、アシナガバチと思われるハチに遭遇したときには、まずはその性質を確認されることをおすすめします。
名前のとおり小さい!チビアシナガバチ属の特徴
さきほどまでの内容で、アシナガバチは日本に実は11種類も存在していることを紹介してきました。種類によって生態に違いはありますが、ここからはそのなかでもチビアシナガバチ属に関して、その生態などを確認していきましょう。
オキナワチビアシナガバチの特徴
名前のとおり、おもな生息地は奄美大島より南側の地域になります。アシナガバチの1種ですが、体はほかのアシナガバチと比べて小型に分類され、体長は約10mm前後となります。巣をつくって生息するおもな場所ですが、サトウキビやススキの葉の裏側が中心となります。また、木の小枝にも巣をつくることもあるようです。
おもな活動シーズンですが、春先から創設メスとよばれる種類が、徐々に巣作りを開始していきます。夏ごろまで活動がもっとも活発なシーズンとなり、多いと100匹前後の働きバチが確認できます。
攻撃性に関してですが、刺されても痛みは少ないようです。しかし、ハチに刺されるとアナフィラキーショックとよばれる、ショック症状を引き起こす可能性もあります。万が一生活に身近な場所で見かけるようであれば、業者に駆除を依頼してみてはいかがでしょうか。
ナンヨウチビアシナガバチの特徴
このアシナガバチは、日本の本島ではあまり確認できない種類です。おもな生息地は、離島である硫黄島です。日本に昔からいる種類ではなく、米軍が輸送する資材のなかに紛れ込んで潜入したことが考えられます。
体長は15mm前後で、女王バチになると、もう少し身体が大きくなるようです。見た目の特徴としては、濃いオレンジに近い色をしています。また、ナンヨウチビアシナガバチは、要注意外来生物に指定されているようです。そのため、もし発見したような場合には、速やかに自治体に連絡したり、業者に相談したりすることをおすすめします。
チビアシナガバチ属以外にも危険なアシナガバチはいる
限られた地域にしかいないアシナガバチがいる一方で、身近な場所に生息している種類もいます。そのなかでも、危険なアシナガバチをご紹介していきます。
セグロアシナガバチ
日本で、もっともよく見かけるアシナガバチとなります。体長も25mm前後と、大型の部類に入るのです。見た目がキイロスズメバチに似ており、見分けにくくなっています。どちらかというと、焦げ茶色っぽいのがセグロスズメバチになるようです。
巣をつくる場所ですが、家の軒下や樹木など、人間の普段の生活圏において見かけます。攻撃性や毒性も大変強いので、ときに人間に大きな危害を加える可能性もあるのです。
キアシナガバチ
鮮やかな黄色が特徴のキイロアシナガバチは、23mm前後の大きさになります。攻撃的な性格をしているため、近づいただけでも襲われるおそれもあります。また、巣をつくる場所は市街地よりも自然環境のほうが多いようで、ハイキングやキャンプのときは特に注意が必要です。
日本でもっとも代表的なハチである、セグロアシナガバチと体長や形が似ています。しかし、セグロアシナガバチよりも、少し黄色が鮮明であるという点でことなります。また、攻撃性や毒性に関しても、セグロアシナガバチと同等のため注意が必要です。
フタモンアシナガバチ
見た目は、黒い部分が多く黄色のラインが目立つのが特徴です。大きさは15mmほどになり、小型から中型になります。軒下や草むらなどのどんなところにも巣をつくるため、見かけることの多いアシナガバチの1種類です。あまり攻撃的ではないようですが、巣を刺激すれば襲ってくるため注意しましょう。
ハチを見かけたら業者に調査・駆除を依頼するのがおすすめ
では、自分の普段の生活圏において、ハチの存在が確認できるような場合には、どのような方法で駆除をしていけばよいのでしょうか。ハチやハチの巣の駆除は大変な危険性もともなうため、きちんとした手順や方法を理解することが大切です。しかし、殺虫剤やその他の道具を準備して、ハチの巣を自分で駆除をすることもできます。
大型の巣になるまで成長して、内部に多くのハチが確認できるようになると、自分で駆除しようとするのは大変です。自分で駆除をしている最中に大量のハチに襲われて、ケガをするような危険性もあります。
また、ハチの巣の駆除は一回おこなったとしても、またおこなわなければならないことも想定されます。これは戻り蜂とよばれる、巣から出ていたハチが駆除後に戻ってきてしまうことです。さらに、女王バチを取り逃がした場合も、そこにもう一度巣をつくられてしまうこともあります。
これらの点からしても、安全にハチやハチの巣を駆除しながら、同時に再発防止までを考えるのであれば、最適な方法を業者と相談をされてみてはいかがでしょうか。
チビアシナガバチ属を含めアシナガバチの巣は、自分で駆除をすることで費用を安くすることも可能ですが危険もともないます。大量のハチに襲われるとときに死亡事故にもつながるケースもありますので、業者に最初から任せるほうが安心です。
まとめ
アシナガバチといっても、実は日本には11種類をこえるアシナガバチハチがいるのです。
チビアシナガバチ属を含め、日常生活においてそれほど大きな危険性がないハチから、適切な駆除をしないと危険なハチまで実に多くの種類があります。
日頃の安全な生活を考えるうえでもハチを発見したら、巣を含めて駆除を考えなければなりません。ハチの巣の駆除は自分でおこなうこともできますが、安全を考えるとやはりきちんとした業者に依頼するほうが確実で安全な処分ができます。
生活圏でハチを発見したような場合には、はやめに業者に連絡をして状況を伝え、駆除方法や費用に関して相談をされてみてはいかがでしょうか。
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