スズメバチはとても凶暴で、刺されると死に至ることもある危険な存在です。夏になるとスズメバチの巣が大きくなっていき、身近なところでも見かけたり、刺されたりしたという話を聞くこともあるかもしれません。
スズメバチには近寄らないのが1番ですが、もし近くにいてもいきなり刺してくるわけではないようです。スズメバチは人を攻撃するまえに威嚇行動をするため、刺されるのを回避できるかもしれません。
今回のコラムでは、スズメバチの威嚇行動について詳しく紹介するとともに、スズメバチの攻撃を未然に防ぐ方法をお伝えしていきます。身近なところにスズメバチが出現して困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
攻撃の前にスズメバチは威嚇行動を取る
スズメバチは人を見かけたからといって、いきなり攻撃してくるわけではないようです。攻撃の前兆でもある、スズメバチの威嚇行動や音について紹介していきます。
周囲を飛び回っていてはなれない
スズメバチは相手を敵と認識すると、その場をはなれずに周囲を飛び回ります。とくにスズメバチが自分の方を向いて様子をうかがっているときには、攻撃するタイミングをうかがっているおそれがあるので注意が必要です。
羽音を鳴らしている
スズメバチが羽をふるわせて音を鳴らしているときは、威嚇しているサインです。そのため、スズメバチの羽音が聞こえてきたら警戒した方がよいでしょう。
何匹もハチがいるときは、近くにハチの巣があるかもしれないので、刺激をあたえないようにそっとその場をはなれてください。急な動きはハチが驚いて襲ってくるかもしれないので、慌てないことが大切です。
アゴを鳴らしている
羽音だけでなく、カチカチという音が聞こえてきたらさらに注意しなければなりません。スズメバチは威嚇行動として、アゴを鳴らすことがあります。大きな声を出したり、追い払ったりするとハチを興奮させてしまうので、ゆっくりとあとずさりしながら逃げるようにしましょう。
空中でホバリングしている
スズメバチが威嚇しながら空中でホバリング(同じ場所で羽ばたいている状態)しているときは、すでにねらいを定めているかもしれません。敵と認識してずっと人間の方を向いているときはとくに注意が必要です。
もし、これらのようなスズメバチの威嚇の音が聞こえても、慌ててはいけません。慌てて大きな声を出したり、ハチを振り払ったりすることで、一気に攻撃されるおそれがあるからです。パニックにならないように、ゆっくりと静かにその場をはなれることが大切です。
なかでも、黒い洋服や頭、目などはスズメバチからねらわれやすいので注意しなければなりません。スズメバチが攻撃してこないうちに、その場を立ち去ることを覚えておきましょう。
スズメバチが攻撃するのは巣やエサ場に近づいた人間
スズメバチの威嚇は音で判断できることを紹介してきましたが、そもそもなぜスズメバチは威嚇をおこなうのでしょうか。スズメバチが威嚇する理由がわかれば、危険な状況に陥るのを防ぐことができるはずです。
まず、スズメバチが威嚇や攻撃をするのは、巣に近づいた場合です。巣にはたくさんのスズメバチが生息していることもあり、群れに攻撃されないように気をつける必要があります。しかし、目につきにくい場所にスズメバチの巣ができていることも考えられるので、日ごろからスズメバチがいるかどうか異変に気づいておくことが大切です。
また、スズメバチはエサ場にきた人間を攻撃の対象とみなしてくることも珍しくはありません。この場合は、スズメバチのエサ場の近くに巣があるとは限らないため、事前に対処することが難しいといえます。スズメバチは巣の付近だけでなく、生活のテリトリーを邪魔する相手を攻撃してくることを覚えておきましょう。
スズメバチの攻撃は予防することができる
スズメバチの攻撃を予防するには、身近なところに巣を作られないことが重要です。しかし、ハチの巣は玄関先や軒下、ベランダなど雨風がしのげる場所にいつの間にか作られていることも珍しくありません。まずは、日ごろからハチの巣ができやすそうな場所をチェックしたり、天井裏に入るすきまをふさいでおいたりするようにしましょう。
スズメバチは春になると女王バチが1匹で巣づくりを始めるので、ハチの巣の存在に気づいたときはすぐに駆除するようにしましょう。放置しておくと、働きバチが育って群れが大きくなってしまいます。
もし家にハチの巣ができてしまったら、スズメバチの威嚇の音を聞くこともあるかもしれません。そんなときは、慌てずにそっとその場をはなれ、家の中にハチが入ってこないように窓をしめましょう。夏から秋にかけてはスズメバチの巣が大きくなっている時期なので、業者に駆除を依頼して、刺されるのを未然に防ぐことをおすすめします。
スズメバチの巣を自力で駆除する方法
スズメバチの攻撃を予防するには、ハチの巣をはやめに駆除することが大切です。そこで、スズメバチの巣を自力で駆除する方法についても紹介していきます。ただしスズメバチに刺されると生死に関わることもあるので、大きなハチの巣である場合や、不安に思われる方は業者に相談してください。
駆除のタイミング
ハチの巣の駆除は多くのハチが巣の中で休んでいる夜間におこなう方が望ましいとされています。そうすることで、外出しているハチをとり逃すことなく、退治することができるでしょう。ハチは光の方向へ飛来する習性があるので、懐中電灯に赤いセロファンをはって明るい光がもれないように気をつけましょう。
駆除方法
ハチの巣は殺虫スプレーで駆除することができます。ハチの巣に近づきすぎると、巣から飛び出してきたハチに刺される危険や、スプレーが目に入るおそれがあるので、少しはなれた場所から噴射しましょう。高所にスプレーを噴射するときには、伸縮するノズルがあると便利です。
スプレーを噴射した後は、その場からはなれて安全な屋内で様子をみましょう。しばらくしてハチの巣の周辺にハチがいないことがわかったら、ハチの巣を棒などでたたいて落とし、ゴミ袋に入れて処分します。
巣の中にハチが残っていたり、同じ場所にハチが再びやってきたりすることがあるので、もう一度スプレーをかけておくとよいでしょう。ハチの死骸から毒針が出るかもしれないので、触らないように気をつけて処理してください。
服装
ハチの巣を駆除するときには、防護服を装備しておくことをおすすめします。防護服は役所や保健所などでも借りられる場合があるので、相談してみるとよいでしょう。
駆除後
ハチの巣を駆除した後に、ハチが戻ってこないようにスプレーをすることも大切です。ただし、自力でのスズメバチの巣の駆除は、ハチの巣がそれほど大きくない時期だけにしておいた方がよいといえます。
ハチの巣は4月~5月にかけて女王バチが1匹で作りはじめ、働きバチが増える6月以降は徐々に大きくなっていきます。8月~9月にかけてはハチの巣のサイズは1年で最も大きくなり、数百~数千匹の群れとなるのです。
夏から秋にかけてはスズメバチの数が多くなるだけでなく、繁殖期にさしかかるのでさらに凶暴性が高まります。そのため、むやみに近寄るとスズメバチが威嚇の音を出してくる場合もあるでしょう。この時期の大きなハチの巣は自力で駆除しようとせず、業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
スズメバチはいきなり攻撃せず、威嚇しながら敵の様子をうかがいます。スズメバチが威嚇の音を出していたり、自分の方を向いてホバリングしていたりするときは、敵とみなされているおそれがあるので大変危険です。パニックになって大きな声を出すとスズメバチを刺激してしまうため、ゆっくりとあとずさりしながらその場をはなれてください。
スズメバチは巣やエサ場に近づいた人間を敵と認識してくることもあります。そのため、スズメバチの攻撃を予防するには、すみやかに巣を駆除することが重要です。
スズメバチの巣は小さいうちなら自力で駆除する場合もあるかもしれません。しかし、とても凶暴で危険なため、大きくなったスズメバチの巣は業者に駆除してもらうのが安全です。スズメバチに刺されないためにも、上手に業者を活用することをおすすめします。
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