
蜂は、人をおそうことがある危険な生き物です。巣が近くにあると攻撃されることもあります。蜂といってもさまざまな種類があり、それぞれ性格や刺してくる力がことなるのです。人をおそうことがある蜂の中にアシナガバチという種類があります。
巣を見つけた場合は、早めに駆除をおこなわなくてはなりません。アシナガバチは、季節によって活動を活発化させます。また、アシナガバチは11月に活動が収まるのです。生態を知ることでいつころ駆除や予防をおこなえばいいのか確認しましょう。
目次
アシナガバチは11月ごろから越冬の準備を始める
人をおそうこともあるアシナガバチの巣に近づくのは、危険な行為というイメージが強いですよね。しかし、アシナガバチの年間の行動を知っておくことで、比較的安全に巣に近づくことができる時期があるのです。まずは、アシナガバチの生態を年間通して説明します。
4月
アシナガバチの活動は4月ごろから始まります。巣がある程度できるまでの1か月ほどは、女王バチが巣作りと産卵を1匹でおこなうのです。1匹で巣をつくっている期間、女王バチはかなりの体力を使います。そのため、女王バチが力尽きて巣がつくりかけのまま空くことがあるのです。
5月~6月
この時期になると幼虫がふかして、働きバチになります。また、巣が大きくなるスピードも高まり、働きバチの活動が活発になるのです。そのため、巣を守るために攻撃力が高まってきます。
7月~8月
8月を過ぎると巣が完成します。巣を守るために、多くの蜂が1日を巣で過ごすようになるのです。
9月~10月
この頃になると新しい女王バチが誕生します。新女王バチを守るため、一番攻撃力が高くなっている時期です。
11月~
アシナガバチは11月ごろに新しい女王バチ以外、寿命を迎えます。新しい女王バチは、巣を旅立って冬を越せる場所を探します。そのため、巣は空っぽになるのです。
間違えると危険なことも!アシナガバチと他のハチの見分け方
蜂の中には、アシナガバチのほかにスズメバチやミツバチがいるのです。アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチそれぞれの生態と見分け方について紹介します。
ミツバチは、攻撃性が低く蜂の中でも小柄な種類です。ミツバチは、30度くらいに巣を温め続けるために、体を寄せあっています。夏ごろは逆に暑くなるため、働きバチが羽を使って巣に風を送るのです。
前述したようにアシナガバチは、11月に寿命を迎える生き物です。しかし、発熱をするミツバチは、寒くても乗り切ることができる蜂です。基本的に1年間活動をしています。
アシナガバチは、穏やかな性格であまり攻撃はしてきません。早い動きには、あまりついていくことができない蜂です。巣は、六角形の穴が見える状態をしています。色は、グレーに近いことが多く、つくられた材料によって若干違いがあるのです。
スズメバチは、人が刺される被害件数が日本で1位といわれています。攻撃力が高いスズメバチは、持っている毒も強く命を落とす人もあとを絶ちません。
スズメバチとアシナガバチは、とても見た目が似ているといわれています。しかし、アシナガバチは、スズメバチとは違い飛ぶスピードがゆっくりです。また、スズメバチと比べてアシナガバチのほうが、体が細いという違いがあります。どちらの蜂か迷ったら、違いを確かめてみてください。
越冬シーズンならアシナガバチの駆除はやりやすい
敷地内にアシナガバチの巣があったら、早く駆除したいですよね。アシナガバチは11月ごろに寿命を迎えるため、時期によっては自分で駆除しても刺される危険性が低いです。自分でアシナガバチの駆除をする場合は、以下のようにすすめていきましょう。
昼間に巣がどこにあるかを確認しにいきます。刺される場合があるので、近づきすぎないように注意しましょう。日が暮れるとほとんどの蜂が巣に戻るため、日没後にハチ駆除をおこないます。駆除を始める時間帯がわからない場合は、日没後2~3時間を目安に始めるようにしましょう。
ただし、あまり光をあてると蜂が攻撃してくるおそれがあります。そのため、赤いフィルムをつけて蜂が寄ってこないようにする必要があるのです。
確認が終わったら、巣に殺虫剤を噴射します。大体20~30秒程度かけてください。殺虫剤をかけたらいったんその場から離れます。半日ほど放置して、巣のまわりに蜂がいないことを確認しましょう。蜂がいない場合は、巣に近寄って駆除します。この時、蜂の死骸が散乱しているかもしれませんが、手で触らないようにしてください。蜂は、胴体を触るだけで動くことがあるため、死骸に触れたときに針が刺さることがあります。
しかし、自分で蜂の巣の駆除をおこなう際、刺される危険性が高いです。蜂に刺されるとショック状態に陥り、命を落としてしまうこともあります。自分で駆除をするときは、蜂の数が少なくなる冬におこなうことをおすすめします。
安全に駆除したいなら業者に依頼しよう
蜂の巣を自分で駆除するとき、刺されることがあります。蜂に刺されるとショック状態を起こすことがあるのです。アレルギー反応が出ることによって、じんましんや低血圧などの症状を引き起こします。最悪の場合、急性アレルギー反応によってアナフィラキシーショックがおこるおそれもあるのです。
刺されたとき、蜂の毒に反応してアナフィラキシーショックを起こした場合、意識がなくなることがあります。意識がなくなってしまうと、命が危険にさらされるおそれがあるのです。蜂に刺されて、死に至る人も少なくはありません。
死骸に触っただけでも神経が動き、針が刺さることもあります。アシナガバチの巣を11月ごろ駆除すれば安全と言い切ることはできません。
さらに、蜂が周囲を飛んでいるにも関わらず、巣が見つからないこともあるのです。蜂の巣が見つからないと、駆除することもできません。駆除時の危険や巣が発見できないことを考えて、業者に依頼したほうがいい場合があります。
業者に依頼すると周囲の安全性を配慮して、蜂の巣駆除をおこなってくれます。また、完全に駆除しなくては、再度巣をつくられることがあるのです。業者に依頼すれば、より多くの蜂を駆除してもらえるため、二次被害が発生する確率を極めて低くできるでしょう。
不安なことや疑問に思うことがあれば、業者に相談してみてはいかがでしょうか。相談のみでも業者は対応してくれます。
まとめ
女王バチ以外のアシナガバチは11月ごろになると、寿命や寒さによって死んでいきます。しかし、巣をつくった蜂がミツバチである場合は、11月になると活動を活発化させるのです。そのため、安全に駆除するためには、蜂の種類を確認しておく必要があります。とはいえ、素人では、蜂の種類を見極めることは極めて難しいです。
また、蜂の種類がわかっても自分で駆除する場合、刺される危険性も十分にあります。蜂に刺されると毒によって、ショック状態になり命を落としてしまうこともあるのです。より、安全に蜂の巣駆除をおこなうためにも、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
業者に蜂の巣駆除を依頼すると高度な技術で、周囲の影響も配慮しながら作業をおこなってくれます。気になるかたは、ぜひ1度連絡してみてください。
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