
荷造りって意外と大変ですよね……
特にひとり暮らしの方は
「荷物が少ないからすぐに終わる」
「梱包が終わってなくても荷物が少ないから引越しの前日にやればいいでしょ!」
と思っていても……
- 「いざ始めようと思ったけど、梱包の手順がわからない……」
- 「単身パックに積み切りたいけど…正直収まりそうにない……」
- 「いつから初めていつまでに終わればいいか見当がつかない……」
と引越しギリギリになって困る方が多いようです。
そこで!今日は単身引越しの梱包のコツについてご紹介したいと思います。
引越しでも結構面倒な荷造り……
梱包の流れは以下のようになっています。
計画的に行っていけば荷造りは引越し当日までに終えることができるので、この記事で見ていきましょう!
また、梱包のコツがわかったら一括見積もりサービスも検討してみましょう。
一括見積サービスは、業者を一括で探したり、「自分の引越し代金がいくらぐらいか?」適正金額を知るのにぴったりのサービスなんです。
しかし、「もう単身パックって決めているのに見積もりする必要があるの?」と思いますよね?
じつは通常の引越しプランは単身パックよりも高くなると思いがちです。
ですが、一括見積もりサービスを利用し、複数の業者から見積もりをとると単身パックよりも安い料金で引越しすることができるんです。
もしも、荷物が多くひとり向けの引越しプランに向かない場合には単身パック並みの安い料金で引越せる単身プランを探しましょう。
単身引越し、梱包の流れを確認しよう
ひとり暮らしの引越しは、家族引越しと比べて荷物が少なめです。
しかし、すべてのことをひとりで行うため、やることが多く梱包は後回しにしになりがちですよね…。
荷造りを始めるのは引越しの2週間前から梱包の準備を始めることが理想といわれています。
この記事では引越しの2週間前を梱包スタートの日とし、梱包スケジュールを5つのステップに分けました。
1.いらないものから処分しよう(2週間前)
梱包作業に取り掛かる前に、まずは引越し先にもっていかない不用品を捨てたり、買い取り業者に不用品を売って処分します。
注意してほしいのがベッドや大きな棚などの粗大ごみです。
粗大ごみの回収は予約制になっている自治体が多いため、引越し日ギリギリになってから慌てて捨てようとしても捨てられなくなってしまうので余裕をもって処分しましょう。
2.普段使わないものからしまっていこう(10日前)
10日前からいよいよ梱包作業に取り掛かります。
まずはキャンプ用品などめったに使わないものや、シーズンオフの洋服を梱包します。
梱包は玄関から遠い部屋からおこないましょう。
玄関に近い部屋や玄関の荷物の梱包をしてしまうと、出入りや部屋の移動の時に邪魔になってしまいます。
また、押し入れの中のものから梱包していけば、梱包後、押し入れに戻しておけるので邪魔にならずおすすめです!
ちょっとしたコツですが、まだ2週間ほど生活する家です。
快適に過ごせるように荷物の置き場所や梱包する順番を考えて荷造りをしていきましょう!
3.引越し5日前から梱包するもの
引越し5日前からはキッチン周りの梱包を始めましょう。
キッチン周りは調理器具、食器やカトラリーなどさまざまな種類のものがあるため意外と物が多く梱包に手間取ります。
「ボウル」の代わりに「どんぶり」を使うといったように代用できるキッチン用品はどんどん梱包していきましょう。
4.引越し前夜に梱包するもの
引越し前夜には新居に持っていくほとんどのものの梱包を完了させます。
掃除道具など引越し当日に使うモノは梱包せずに出しておきましょう。
また、「当日使うかもしれない」と不安なものは箱詰めしても封をせずにふたを開けておきましょう。
引越し前日に使う布団は当日の朝に梱包すればいいので荷造りしなくても問題ありません。
新居ですぐ使うトイレットペーパー、ゴミ袋、ティッシュなどのよく使う日用品はひとまとめにして置き「すぐ使うもの」と箱に書いて梱包しておく便利です。
こうした日用品は引越しギリギリまで使いますし、引越した直後もすぐ使う物なので、引越し後に困らないように箱の中がわかるように前もって準備しておきましょう。
5.引越し当日に梱包するもの
引越し当日の朝には、布団やカーテンなどの前日まで使っていたものを梱包します。
引越し日と退去日が同じ日場合、家の掃除をして退去の立ち合い時には、家をきれいな状態にしなければなりません。
掃除道具は業者が搬出を終えた後の荷物は自分で持っていくことになります。
自分で運ぶのが手間な掃除機などは引越し当日、業者が来るギリギリまで使い業者が来たら梱包をしましょう。
また、「どうしても自分じゃ動かせない家具の下を掃除したい!」という場合には、業者に訳を話し家具をどかしてもらい掃除をしましょう。
ほかの荷物を運んでもらっている間に掃除をして梱包を済ませ持って行ってもらいましょう。
引越し業者の搬出後の掃除は雑巾や分解できるモップなど自分で持っていくことができる掃除道具だけにしておきましょう。
引越しの梱包注意点!
貴金属や現金など貴重品は自分でもっていきます。
というのも引越し業者は「標準引越運送約款」というルールに従って事業をしています。
その中には、「貴重品は引越し業者ではなく、引越しの依頼人が運ぶ」というルールがあるかなんです。
以下、標準引越運送約款抜粋
「第三章 運送の引き受け」の中の第四条その2に「現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品」は引越し運送の引受けを拒絶することがある。
まとめると「現金、宝石や印鑑などの貴重品は引越し業者から断られることがある」ということです。
たとえ本人がよくても貴重品の運送は引越し業者に引き受け拒否されることがあるので、引越し前日までに貴重品はひとまとめにまとめて持っていけるようにしておきましょう。
また、パソコンやタブレットがある場合は梱包前にバックアップを作っておきます。
機器が壊れてしまった場合に、機械本体は補償してくれる業者はありますが、データ補償はできない場合があります。
USBや外付けハードディスクに大切なデータを保管しておくとよいでしょう。
梱包に必要なもの
荷造りにはダンボール以外にもさまざまなものが必要です。
引越しの最中に「もう梱包しちゃった!」と慌てて探すことがあるので今回は下記の表にまとめてみました!
引越しの梱包に必要なもの | |
---|---|
ダンボール | 1Rや1Kであれば荷物が多い人でも20個ほど用意しましょう。 |
ガムテープ | 荷物が飛び出さないようにふたをしめるため使うので、紙テープ、布テープどちらでも問題ありません。 |
マジック | 2色以上用意し、中身や取り扱いについて箱に書きます。 |
緩衝材(プチプチや新聞紙など) | 食器や割れ物を衝撃から守るために使います。 |
ひも | 組み立て式の家具やセットになっている調理器具をまとめます。 |
ハサミ・カッター | 一度梱包したものを開けるときや紐を切るときに使います。 |
ドライバーセット | テレビ台などの組み立て式の家具を分解するときに使用します。 |
マジックは箱の側面に何が入っているかを記入するときに使います。
色は赤と黒などのように2色用意しておき、「取扱注意は赤」「そのほかは黒」などのように使い分けるとよいでしょう。
荷造りは面倒…ならおまかせプランを使ってみよう!
荷造りって意外と面倒ですよね……
そんな時にはおまかせプランがおすすめです!
おまかせプランとは梱包から荷解きまで引越し業者にすべておまかせできるプランです。
例えばアート引越しセンターなら、一人向けの引越しから家族向けの引越しまですべてのプランに荷造りから荷解きまで行ってくれる「フルコース」を選ぶことができます。
もちろん、おまかせコースが不要の場合には荷造りだけ行う「ハーフコース」や荷造りから荷解きまで自分で行う「基本コース」を選ぶこともできます。
おまかせプランで注意しなくてはならないのは、通常の引越し料金より高くなり、ひとり暮らしの引越しを対象にした単身パックと併用できない引越し業者があることです。
単身パックとおまかせプランが併用できるか、詳しく知りたい方は業者のホームページや直接問い合わせてみるとよいでしょう。
単身パックの荷物梱包のコツを伝授
単身パックは引越し業者によって名前や運び方が異なります。
例えば、アリさんマークの引越社では「ダンボール10箱までなら安く引越せる」単身者向けの超ミニ引越しプラン。
超ミニ引越しプランはトラックを借りて引越しを行います。
単身パックで一般的なのは、専用のかご型の台車を用意してもらい、かご型の台車に荷物を積めるだけ積むプランです。
かご型の台車に荷物を積む単身パックは、ほかの人の荷物と乗り合いで運んでいく「混載便」のため安く、台車1台の価格が決まっているので訪問見積もりの手間がありません
そのため、荷物が減っても価格は安くなりませんが、荷物が多い場合は追加料金がかかってしまいます。
単身パックに荷物が入らないときの解決策については以下のページで解説していますので、参考にしてください。
せっかく格安の単身パックなのに追加料金が発生してしまっては意味がありませんよね……
そこで、カゴ型の台車に荷物を積み切る単身パックの梱包術をご紹介したいと思います!
決まったサイズの中に入れる!単身パック収納術!
単身パックの梱包のコツはとにかく無駄なスペースを作らないことです。
たとえばダンボール隙間ができた場合、折りたたんだ洋服など形が変わるものを入れてとにかくまとめてしまうことが重要です。
また、カギ付きのスーツケースに見られたくないものを入れておくのもよいでしょう。
スーツケースは梱包しなくてもそのまま運んでもらえます。
空っぽのスーツケースのままだとスペースが無駄になってしまうので空間を活用しましょう。
せっかくカギがかけられるのであればあまり引越し会社のスタッフの人には見られたくない思い出の品や下着類を入れてもいいですね!
やわらかいタオルや毛布は緩衝材として使用すべし!
通常の緩衝材といえばエアークッションやプチプチと呼ばれる物のような空気が入ったシートが一般的です。
しかし、単身パックの場合はスペースがもったいないのでタオルや毛布で代用します。
食器やワレモノ雑貨を柔らかいタオルで包むことにより衝撃から守るのと同時にタオルの梱包もできます。
また、大きなテレビやパソコンモニターなどタオルでは包みにくいものは毛布を使いましょう。
引越し業者も実際に大物家具や家電を梱包する際に毛布を使っているので安全に荷物を運ぶことができますよ。
大物家具は解体すべし!
単身パックは専用の台車に載れば大きな棚でも運べます。
しかし大きな物をそのまま置くと限られたスペースがさらになくなってしまいます。
もし解体することが可能なら少しでもコンパクトに分解しましょう。
引越し料金を抑えたい人に必須とも言えるのがドライバーセットです。
単身パックだと荷物を乗せられる容量が決まっているため、大きな家具は分解していないと場所を大きくとってしまいます。
ほかの荷物を運ぶために追加料金を払わなくていいように、できるだけ小さく分解できるものは分解しましょう。
箱に詰めるときには似た形のものを集めて入れるべし!
単身パックはいかに無駄なスペースをなくし効率よく梱包できるかが重要です。
形が似たものを入れていくと無駄な隙間が空きにくくなるのでオススメです。
例えば丸いサラダボウルと四角い角皿を積んだものを詰めていこうとすると、丸と四角で隙間ができやすくなります。
時間がないからと言って乱雑にいろいろな形のものを入れると破損しやすくなるだけでなく、余計な隙間が生まれてしまいます…。
隙間をなくすためにも、四角なら四角、丸なら丸で統一して隙間に緩衝材をいれて梱包していきましょう。
単身パック用に荷物を梱包するときの注意点
空いたスペースを作らないのが重要ですが、隙間になんでもかんでも突っ込んでしまえばいいというわけではありません。
無理に収納した結果、大切な荷物が破損することがあります。
雑に梱包すると安全面の問題から配達してもらえないこともあるので、注意点をまとめてみました。
中身が分かるようにしよう
たとえば毛布でパソコンを包んだだけの場合、中にパソコンが入っているのかわからないので精密機械としてではなく、毛布として扱われてしまいます。
毛布のふちに「パソコンを包んでいます」などと書かれた紙を貼っておいたり、毛布で包んだパソコンを入れてある箱に「パソコンが入っています」と大きく書いておけば精密機械として丁寧に扱ってくれます。
ぎゅうぎゅう詰めはダメ
基本的にダンボールは重ねて積むので、モノを詰めすぎて箱がゆがまないようにします。
箱数を少なくしたいからと言ってぎゅうぎゅう詰めにして箱が盛り上がった状態だと、安定感がなくなり倒れてしまい、中のものが壊れる危険性があるので止めましょう。
また、荷物を積める高さは箱の高さ8~9割ほどです。
「とにかく入ればいいや」という考えはやめましょう。
冷蔵庫や洗濯機にモノを詰めちゃダメ!
少しでも無駄なスペースをなくすために冷蔵庫や洗濯機の中にも収納したくなるでしょう。
しかし、冷蔵庫などの家電の中に荷物を入れるのは絶対に止めましょう。
ただでさえ重たい家電の中に物を入れてしまうと、運びにくくなり家電が壊れたり、事故につながってしまう危険性もあります。
引越しで家電が壊れたり、作業員の方がけがをしたら大変です。
絶対にやめましょう。
単身パック混載便をやっている引越し業者
ここまでは梱包のコツをご紹介しましたが、ここからはほかの人と一緒に荷物を運んでもらう混載便の単身パックをやっている業者をご紹介したいと思います。
「でも。引越し業者なんてどこも同じじゃ?」
と思いますよね。じつは単身パックは各社違った強みがあります。
引越しする区間や荷物量に応じて適切な業者から選ぶといいでしょう。
【各社単身パックをまとめた表】
引越し業者 | 単身パック | 概要 |
---|---|---|
日通 | 引越し単身パックS・L | SとLサイズがあるので荷物量に合わせて安いほうを選択できる。 |
サカイ引越センター | ご一緒便コース | 荷物の到着日をサカイ引越センターに任せると安くなる |
小口引越し便 | 関東、関西間の遠距離引越しサービス | |
西濃運輸 | カンガルー単身MAX+1 | 業界最大の専用台車の大きさ |
佐川急便(SGムービング) | カーゴプラン | 空輸する単身パックAIR CARGOプランもある |
梱包を頑張ったが、単身パックに収まらない…そんなときは引越しを見直そう!
「単身パックの利用を考えていたが、どうも入りそうにない……」
「金額が決まっている分訪問見積もりがない単身パックは便利だけど、うちの荷物って単身パックに収まるか不安だ……」
という方は引越し自体を見直しましょう。
見積もりによっては通常の引越しプランでも単身パックよりも安い値段で引越しすることも可能なんです。
というのも、値段が決まっている単身パックと違い通常の引越しプランは定価がありません。
定価がない分、見積もり次第では単身パックよりもぐんと安くなることもあるんです!
なので、まずはいろいろな引越し業者に見積もりを取って、単身パックと通常の引越しプランを比べましょう。
「簡単に言うけど、引越しが決まって大変なのに何社も見積もりを取るなんて嫌だなぁ……」という方におススメなのが、引越し一括見積もりサービスです。
一括見積もりサービスは、一度だけ引越しの情報を入力すると、営業エリアや時期を考慮した利用可能な引越し業者を複数ピックアップしてくれるサービスです。
複数の業者から見積もりを取り、
「ほかの業者はいくらでやるって言ってましたよ?」
と値引きの相談をすることで引越し料金が安くなるんです!
また、通常の引越しプランの場合おまかせプランを使うことも可能なので、時間がなく荷造りや荷解きができない方にもオススメです!
「どうしても単身パックに荷物を積めそうにない」
「自分で梱包するのめんどくさい」
という方は一度一括見積もりで、単身パックよりも安い引越しプランの会社を探したり、おまかせプランが使える会社を探しましょう!
オススメの一括見積もりサービスについてはこちらのページで詳しく解説しています。
まとめ
ひとり暮らしの引越しは荷物が少ないですがやることが多く大変です。
後回しにしがちの梱包ですが、引越しが決まったら梱包スケジュールを組んで少しずつ作業していきましょう。
ひとり暮らしの引越しには単身パックがおすすめですが、梱包する時間が取れない人や荷物が多く単身パックで配送できない場合は別の引越しプランを選んでもよいでしょう。
単身パック以外の引越しプランを選ぶ際は、まず引越し一括見積もりサービスを利用します。
引越し一括見積もりサービスを使用することで単身パックと同じくらいの料金で引越しできますし、時期やプランによっては単身パックよりも安い引越し料金になることもあるからです。
単身引越しであっても単身パックにこだわらず、自分の状況に合わせて通常プランの引越しを検討しましょう。
引越し業者を探すときには一括見積を使えば、すぐに複数の会社が見つかるので、忙しいひとりの引越しに便利ですよ!
引越し業者を検索
厳選した全国の引越し業者を探せます!