
「引っ越し準備は何日前から?」「業者への見積もり依頼はいつごろすればいいの?」「大家さんや会社に報告って早めのほうがいいの?」と引っ越すときにはさまざまな疑問や迷いが起きているのではないでしょうか。
この記事では、引っ越しの段取りの立て方、報告や依頼のタイミングなどをまとめました。
引っ越しでやらなければいけない作業
引っ越しは何日前までに何をやればいいの?と思う方も多いでしょう。
荷物の下準備などは前日までに行えば間に合う可能性もありますが、賃貸の解約と引っ越し業者選びは1か月前までに準備するのがおすすめです。また、引っ越し業者を選ぶ際は、複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
・2~3週間前までにやるべきこと
携帯電話やインターネットなど回線を使うものは早めに住所変更を終わらせることで引っ越してすぐに「インターネットが使えない!」といったことも避けられます。早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。
ほかにも「転居先の下見」も、この期間のうちにしておきましょう。間取り図だけではわからないことも多いため、実際に行き、広さやコンセントの配置を確認し、家電の置き方を考えることや、窓を確認することでカーテンの準備を始めることもできます。
・1週間前までにやるべきこと
役所に各書類の提出を行いましょう。現在住んでいる市区町村以外のところに引っ越す場合は、転出届のほか、印鑑登録の廃止、国民健康保険の資格喪失手続き、福祉関連(年金など)の消滅手続手続きなどたくさんの種類の手続きを済ませる必要があります。
そのほか、大型ゴミの廃棄もこのタイミングでやってしまいましょう。行政に依頼する場合は、3~4月は繁忙期で引っ越しが増え、予約も早く埋まってしまいます。埋まってしまった場合、民間の処分業者あるいは引っ越し業者に依頼する方法もあります
・6日~2日前までにやるべきこと
季節外れの衣服など使っていないものは梱包できていると当日の移動がスムーズに進みます。もしこれが、ギリギリまで荷造りをしていなかった場合、引っ越し当日に間に合わないということも起こりかねません。
そのような事態を避けるためにも、早めに終わらせられるようにしましょう。ほかにも、今住んでいる家の掃除や転居先のあいさつ品なども準備して引っ越し先でいいスタートが切れるようにしましょう。
・1日前にやるべきこと
翌日の段取りを確認するほか、手持ちの荷物の確認を行いましょう。たとえば、現金や印鑑など貴重品は手持ちで管理する必要があります。また、冷蔵庫や洗濯機などの水抜きをおこなうことも重要な作業です。
そのため、この日までに冷蔵庫内の食品を使い切る計画を立てて、引っ越し先で作業員に配る準備もしておくとコミュニケーションにも繋がります。
・当日やるべきこと
家具が移動されるので、掃除しにくかった部分の汚れがあらわれます。修繕費を最低限に抑えるためにも、入念に掃除し、荷物の搬出忘れがないか確認しましょう。
家具がすべて新居に入ったら、新しい生活が始まります。荷ほどきから始まるので、どこに何があるかは把握しておくようにしておきましょう。また、荷物の搬入でもほこりが発生しているので、掃除も行うようにしましょう。
引っ越しの業者選びは何日前
引っ越しは何日前からすることができるのでしょうか。「最短でいつできるのか」「即日なんて無理だろう」と思う方もいると思いますが即日引っ越しをすることはできます。
しかし、新生活や転勤に伴う引っ越しと重なる3月~4月は、引っ越し業界の繁忙期になるため当日の対応はかなり難しいと考えられます。
1人暮らしなどの荷物が少ない引っ越しは、即日引っ越しを受け入れてもらえる可能性はあるので確認することが大切になります。
ほかにも、引っ越し業者にこだわらない場合、宅急便を利用することもひとつの手段としてあげられます。
・引っ越し業者に依頼するよりも引っ越し費用を安く抑えることができること
・集荷から配達までをその日のうちに一気に対応してくれる
といったメリットがあり、荷物が少なく、ほとんどダンボール、という方は選択肢として入れてみてはいかがでしょうか。
・引っ越し業者選びのベストなタイミング
引っ越し業者は何日前に見積もり依頼する人が多いのでしょうか。一般的に多いのが前日~1か月前です。賃貸物件への引っ越しの場合は、不動産業者と貸主との間で、約1か月後での入居要求がなされているのが理由の1つです。
また、繁忙期と通常期に引っ越すかの違いで、見積り依頼をする時期が変わってきます。
・単身での引っ越しの場合
通常時期の引っ越しの場合は、前日~1週間前に行う人が多いです。しかし、繁忙期の場合は、1週間~2週間前までに行う人のほうが多いのです。このことから、3週間~4週間前に見積もり依頼をすれば、希望通りの日程での引っ越しをおこなうことができると考えられます。
・家族での引っ越しの場合
家族での引っ越しの場合も単身での引っ越しの場合と同様に、繁忙期前に見積もり依頼のタイミングが早まるのは同じです。
しかし、単身での引っ越しと比較すると、引っ越しする人数も増える分、必然的に荷物の量も増えてきます。そのため、単身で引っ越しをおこなう場合よりも、3週間~4週間前に見積もり依頼をする人の割合が高くなります。このため、家族での引っ越しの場合は、1か月以上前に見積もりを依頼したほうがよいといえるでしょう。
引っ越しの退去を管理人・不動産会社に伝えるのは何日前?
引っ越しの際、何日前までに大家や不動産に報告をおこなわなければならないのでしょうか。
引っ越しが決まったら、大家さんへの連絡は、なるべくすぐにおこなうようにしましょう。連絡するときは、具体的な退去日を伝えないように気をつけなければなりません。
なぜなら入りたい物件に即日入居ができないおそれがあり、大家さんは退去日をもとにスケジュールを組み込みます。そのため、大家さんに引っ越し連絡したものの、新居に入れないなんてことにもあるかもしれません。
退去日は正確に伝えるのではなく「○日~○日の間に退去します」と伝え、具体的な日程がわかったら「○日に退去します」というように、段階を踏むことをおすすめします。
また、大家さんに日程を伝える前に、契約書を読むことをおすすめします。もしかしたら、「退去時は前月15日までに報告」など日程が決められています。そうなると、期限を過ぎて報告した場合、翌月分の家賃も払わなければならなくなるので注意が必要です。
・不動産への報告
不動産あるいは大家へ解約を申し出る→引っ越し日と立ち会い日を決める→明け渡し→敷金の返還という流れになります。
明け渡し後に敷金が返還されますが、後日振込のことが一般的で、退去後すぐには返金されるわけではないので気を付けましょう。
引っ越しを学校や勤務先に伝えるのは何日前?
大家・不動産業者・役所のほか、会社にも引っ越しのことを報告する必要があります。
引っ越しをすることによって、住所が変わるため、会社の書類も変更をしなければなりません。引っ越し先が決まるタイミングで事務的手続きを済ませてしまうことが望ましいです。
上司に引っ越しを何日前に伝えたらいいのかを迷った方は多いと思います。しかし、引っ越すことが決まったら、すぐに報告してしまいましょう。上司にはすぐに報告する必要がありますが、同僚や部下には原則報告する必要はありません。
まとめ
引っ越し準備はいつから始めて、見積もり依頼はいつごろで……、と引っ越しにかかわる物事をそれぞれ引っ越しの何日前までに行うことについてのご紹介になりました。
物事の段取りを立てるのが苦手、報告のタイミングがわからない、という方は引っ越し業者の人に相談してみてはいかがでしょうか?
スムーズな引っ越しをして新生活をはじめましょう。
引っ越しを依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「引っ越し」をご覧ください。
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