
進学や就職で上京する、単身赴任で転勤になったなど、様々な理由で単身引越しをすることもありますよね。特に進学や就職で上京するときには初めての引越しになることも多いのではないでしょうか。
初めて引越すときにはわからないことは多いと思います。特に、引越し費用に関しては分かりづらい仕組みになっていて、困っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、単身者(一人暮らし)の引越し相場をご紹介させていただきます。
目次
単身引越しの相場料金目安
単身引越しをするときは家族で引越すよりもかかる金額は安くなります。引越し費用は荷物の量で左右されるので、人数が少ない分割安になるのはお分かりいただけるのではないでしょうか。
引越す時期や移動距離でも金額は変動しますが、単身引越しの相場料金目安は以下のようになっています。
荷物少なめの単身引越し相場
(軽トラック程度)
通常期(5~2月) | 繁忙期(3月・4月) | |
---|---|---|
近距離 (同県内:50km以内) |
30,457円 | 4,1994円 |
中距離 (県外:200km以内) |
37,608円 | 45,854円 |
長距離 (県外:201km以上) |
48,079円 | 55,011円 |
荷物多めの単身引越し相場
(1.5トントラック以上)
通常期(5~2月) | 繁忙期(3月・4月) | |
---|---|---|
近距離 (同県内:50km以内) |
37,644円 | 50,015円 |
中距離 (県外:200km以内) |
47,328円 | 59,750円 |
長距離 (県外:201km以上) |
61,993円 | 78,689円 |
※引越し見積もりを取った人の平均
荷物量や移動距離でのおおよその料金目安になりますが、単身引越しの相場は時期や荷物量で金額が変わることを理解しておきましょう。また、各業者の当日のスケジュールによっても見積もりは変動します。
単身者におすすめの引越しプラン
少しでもコストを抑えて引越そうと思ったら、引越し業者に頼らずに自力で引越すことがおすすめです。
でも自力引越しが向いているのは、手伝ってくれる人がいる場合と、体力や引越しスケジュールにゆとりがある場合のみ。
それ意外の場合は、引越し業者の「単身パック」か「単身プラン」を利用して引越しましょう。
「単身パック」と「単身プラン」はよく似ていますが、実は全く異なるプランです。大きく異なる点を早見表にしてまとめると次の通りになります。
料金 | 荷物量 | ダンボール | 訪問見積もり | |
---|---|---|---|---|
単身パック | 安い | 少ない | 有料 | なし |
単身プラン | 高い | 多い | 無料 | あり |
見て分かるように、単身パックは「荷物少なめ」の人向き、単身プランは「荷物多め」の人向きのプランです。
単身パック
引越し業者が指定する大きさのコンテナボックスを用意していて、そのコンテナボックスに入るだけの荷物を載せて運ぶ方法です。量やサイズが限定されていたり、梱包資材は自分で用意する必要があったりなど制限が多いですが、何よりも費用が抑えられることが魅力です。
あらかじめ決まったサイズのコンテナに載せるので、訪問見積もりをしなくても良い、というのもメリットです。
単身パックのプランがある「日通」と「ヤマト」の料金は次の通りです。
料金相場目安 | 積めるダンボール量目安 | |
---|---|---|
日通 | 18,000円~(S) | 約20個 |
20,000円~(L) | 約24個 | |
ヤマト | 17,000円~ | 約25個 |
※ダンボールサイズ:3辺合計120cm
荷物が少なく、同県内程度の近距離であれば18,000円~引越しが可能です。ただし単身パックは少ない荷物を低価格で運ぶプランなので、ベッドや洗濯機など大型の家具や家電は積むことができません。
大きな家具や家電も一緒に運びたい場合は、「単身プラン」を利用しましょう。
「単身パックの料金」については以下の記事で詳しくまとめています。
単身プラン
専用ボックスに入らない大きな家具や家電がある場合や、荷物量が多い単身者はこちらの単身向けプランを活用しましょう。家族向けとは違い荷物が少ないので、トラックサイズや移動距離を限定したリーズナブルなプランを用意している業者もあります。
トラックを利用して引越すので、トラックに積めるだけの荷物を積むことができます。ただ、荷物の量が増えれば料金も加算されていきますので注意が必要です。
単身プランを利用した場合の料金例は次の通りです。
料金相場目安 | |
---|---|
サカイ引越センター | 約30,000円~ |
アリさんマークの引越社 | 約25,000円~ |
アーク引越センター | 約20,000円~ |
※電話調査の結果に基づく
※通常期・同一市内間の目安
単身パックよりは割高になりますが、その分多くの荷物を積むことが可能です。
単身プランの料金は、引越しの時期や荷物量によっても大きく変動しますので、上記の料金はあくまでも参考程度に留めておいてください。
学割パック
学生が引越しをしたいと思ったとき、引越しにかかる費用がネックになって断念することはありませんか。そんなときには引越し業者が提供している「学割パック」を使うのがおすすめです。
アーク引越しセンターの「学割プラン」は引越した人全員にカーテンがプレゼントされる特典があったり(2019/10月時点)、学生に嬉しい料金設定がされているため、通常の単身プランを利用するお得に引越せる可能性があります。
宅配業者を利用する
「家具や家電は新居にそろっているから、小物や衣類など少量の荷物しかない!」という人は宅配便で荷物を送ってしまうという方法もあります。
引越しだからといって、必ずしも引越し業者を利用しなくてはいけない訳ではありません。ダンボール数個に収まる程度の荷物しか無い場合は、宅配便で送ってしまうのが見積もりの必要もないので、手っ取り早くて便利です。
引越しに必要なダンボール数と宅配便で送る際の相場料金
単身引越しでは、荷物が少量であることが多いです。加えて、荷物に大きな家具や家電が含まれないという人もいるのではないでしょうか。そういった場合、わざわざ1トラック、1ボックス分の料金を支払う必要はありませんよね。
そんな時に、ゆうパックやヤマトの宅配サービスを利用しての引越しが選択肢に入ります。
必要となるダンボール数の目安は次の通りです。
1R/1K:5~10個程度
1DK:10~20個程度
1LDK:20~30個程度
2K以上:30個以上
1Rや1Kなどにお住まいで荷物が少ない人の場合、ダンボールの数は5~10個程度になります。
宅配業者を利用して、ダンボールを5個~10個送った場合の料金は次の通り。
ダンボール数 | ヤマト運輸 | ゆうパック |
---|---|---|
5 | 7,300円 | 7,800円 |
6 | 8,760円 | 9,360円 |
7 | 10,220円 | 10,920円 |
8 | 11,680円 | 12,480円 |
9 | 13,140円 | 14,040円 |
10 | 14,600円 | 15,600円 |
※ダンボールサイズ:3辺合計120cm/重量:20kgまでを利用した場合
上記の料金は約350km(東京 – 名古屋)を想定した料金なので、同県内や同市内など距離がもう少し近ければ上記の料金より安くなります。
宅配便は、引越し業者と違って料金が明確でわかりやすいというのがメリットですが、梱包~集荷までを自分でやらなくてはいけないのがデメリットといえるでしょう。
単身引越しの見積もり料金を少しでも安くするコツ
荷物量を減らす
荷物が多くなればなるほど、使用するトラックのサイズが大きくなる為、料金は高くなります。
荷物が少なければ、料金が安く設定されている「単身パック」での引越しも可能になります。また、ダンボールが数個しかない場合はそもそも引越し業者に頼らず自力で運搬、もしくは宅配業者に依頼することで料金をグンと抑えることができます。
引越しが決まったら早い段階から計画的に荷物を処分しておきましょう。
繁忙期は避ける
春先の転職や進学シーズン(3月・4月)は引越しの需要が最も高まる時期なので、引越し費用は高くなります。
引越しの日程に融通が利くのであれば、3月や4月の引越しは避けましょう。
繁忙期の中でも、さらに「月末」と「土日祝」は人気が集中するため、できれば平日や月初に引越すことがおすすめです。
引越し時期をこちらから指定せず「〇月〇日~〇月〇日の間で一番安く引越せる日程でおまかせします」と言えば、繁忙期であっても少しは安くなる可能性があるので、試してみて損はないでしょう。
複数社から見積もりを取って比較する
引越し料金を少しでも安くするためには、複数の引越し業者から見積もりをとって、引越し業者どうしを競わせることが一番有効です。
自分で複数の引越し業者を探すのは大変なので、そういうときは「一括見積もりサービス」を利用しましょう。
引越しの条件を1回入力するだけで、複数社からの見積もりを取ることが可能です。
見積もりを複数社から取ることで、自分の単身引越しの相場もわかるので使わない手はありません。
まとめ
単身引越しの相場料金は約30,000円~ですが、引越し費用は少しでも抑えたいと思うものです。
荷物を極限まで減らして、繁忙期からズラして引越すことで引越し費用は節約できるはずです。
単身引越しの場合、決まったサイズのコンテナに載せて運ぶ「単身パック」や単身者向けの「単身プラン」は値段設定も低めなのでおすすめ。
ただし荷物量や移動距離によって料金は変動するので、本記事内の料金はあくまでも目安程度として、必ず見積もりをとりましょう。
学生さんの場合は学生向けのパックもありますので、プランを上手に利用してお得に引越しをしてください。
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「引越しの相場」については以下の記事で詳しくまとめています。
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