
単身引越し者で、自転車も一緒に運びたい場合に考えられるプランと、そのプランを利用した場合の相場料金は次の通り。
プラン名 | 距離 | ママチャリ | スポーツサイクル | 電動自転車 |
---|---|---|---|---|
西濃運輸(単身MAX+1) | ~500km | 約49,500円 | - | - |
500km以上 | 約60,500円~ | - | - | |
単身プラン | ~500km | 約59,682円 | 約59,682円 | 約59,682円 |
500km以上 | 約72,850円~ | 約72,850円~ | 約72,850円~ | |
日通(単身パックS) | ~500km | - | 約26,000円 | - |
500km以上 | - | 約31,000円~ | - | |
日通(単身パックL) | ~500km | - | 約31000円 | - |
500km以上 | - | 約37000円~ | - |
※各社プラン公式HPの情報を参考
※単身プランのみ見積もりサービスの相場の平均値に基づく目安
表を見てもわかる通り、運びたい自転車によって利用するプランが異なります。
上記の表を元におすすめの運搬方法をあげると、このようになります。
- ママチャリのおすすめ運搬方法
= 西濃運輸「単身MAX+1」のプラン - スポーツサイクルのおすすめ運搬方法
= 日通「単身パック(S)」プラン - 電動自転車のおすすめ運搬方法
= 通常の引越しプラン(単身プラン) - 自転車が複数台ある場合のおすすめ運搬方法
= 通常の引越しプラン(単身プラン)
それぞれのプラン内容について詳しく解説していきます。
目次
自転車が運べる引越し単身パックは西濃運輸だけ
通常、単身パックは決められたBOXに収まるだけの荷物で引越しするプランなので、分解してコンパクトになる自転車、もしくは折りたたみ自転車しか運ぶことができません。
しかし西濃運輸の単身MAX+1という単身パックは、別料金になりがちな自転車も追加料金なしで配送可能なプランとなっています。
単身MAX+1のプランを利用すれば、自転車だけ運んでくれる別の業者を探す手間も省けますし、プラスで自転車の配送費用がかかる訳じゃないのでお得に引越しすることが可能になります。
自転車も一緒に運べる単身パックは西濃運輸の単身MAX+1しかないので、少量の荷物+自転車しか荷物がない人は利用する価値ありです。
ちなみにこのプランはママチャリのみが対象で、スポーツサイクル(競技用自転車)・電動自転車・3万円以上する高価な自転車は対象外なので要注意です。
分解可能なタイプの自転車は通常の単身パックが断然オトク
折りたたんでコンパクトになる自転車や、スポーツサイクルのように分解ができる自転車は日通の単身パックに積んで送るのがおすすめです。
単身引越しで一番安いプランとされている単身パックに、自転車も一緒に積んで送るのが一番手っ取り早い上に安く済みます。
日通の単身パックは荷物量に合わせて「S(ダンボール目安約20個)」「L(ダンボール目安約24個)」の2種類ありますが、極力荷物を減らせば一番安いSのプランで引越しすることができます。
分解した自転車の梱包方法
折りたたみ自転車や分解した自転車を単身パックに積む場合、自分で自転車を梱包することになります。
折りたたみ自転車は折りたたんだ状態で、むき出しのままダンボールの上に積むことになると思います。
むき出しの状態で積むのが心配なら、折りたたんだ状態の自転車が入るサイズのダンボールを調達して梱包するか、汚れてもいい毛布などで包んでおきましょう。
スポーツサイクルは高価なものが多いので、そのままむき出しで運ぶというのは避けるべきです。
ご自身で持っている輪行箱に入れて梱包するか、輪行箱を持っていなければAmazonなどでも5,000円程度で購入することができるので、事前に用意しておきましょう。
自転車ショップに行けば無料で譲ってもらえることもあるので、在庫が残っているか聞いてみてもいいかもしれません。
スポーツサイクルは専門業者に配送してもらうという手も
運搬中の振動などによる破損が心配な人は、スポーツサイクル専用の運送業者に運んでもらうという方法もあります。
競技用自転車専用の運送業者「シクロエクスプレス 」に自転車だけ運搬を依頼した場合の相場料金例は次の通りです。
距離 | 料金 |
---|---|
北海道-関東 | 5,500円 |
南東北-東海 | 5,100円 |
関東-関西 | 5,000円 |
東海-関西 | 4,800円 |
関西-南九州 | 5,300円 |
沖縄-関東 | 10,500円 |
※参考:シクロエクスプレス公式HP
専用業者なら運搬ノウハウもあり補償制度もしっかりしているので安心して任せることができます。
単身引越しプランなら複数台の自転車や電動自転車も輸送可能
単身引越しをする人の中には
- 自転車が2台以上ある
- 電動自転車を持っている
という人もいるでしょう。
どちらの場合も、もちろん単身パックでの配送はできないのでおすすめの引越し方法としては単身プラン(通常の引越しプラン)を利用して引越しすることです。
自転車を複数台持っている人は、単身パックを利用すればまとめて一緒に輸送することができます。
電動自転車は家電としての扱いになるので、他の荷物と一緒に積んで最適なサイズのトラックで引越せるので無駄なく引越すことが可能になります。
単身プランは、単身パックと違ってトラックをチャーターして引越しするプランです。
自転車の数やサイズによって引越し業者各社でプラン値段が異なりますので、必ず相見積もりをとって比較しましょう。
10年以上使用している自転車は処分した方が安くなる場合も
使用頻度にもよりますが、一般的な自転車の耐用年数は約10年だと言われています。
10年以上使用している自転車や、故障の兆しのある自転車の場合は新しく購入し直した方が安くなる可能性があります。
- 自転車だけをヤマトなどの宅配便で送った場合の料金(同一県内の場合)
= 15,050円 - 新しい自転車の購入費用(約10,000円)+古い自転車の処分費用(500円程度)
= 10,500円
双方を比べても新しく購入した方が安くなるのは一目瞭然ですよね。
古い自転車の場合は引越しを機に新しく購入することを検討してもいいかもしれません。
単身引越しで自転車だけ送りたい場合はヤマトのらくらく家財便が便利
引越しで自転車も一緒に持っていきたい人の中には「ダンボールの荷物はマイカーで運ぶから、自転車だけ何とかしたい!」っていう人もいるのではないでしょうか。
ようは、自力引越しで業者に頼らず引越しする予定だけど、自転車だけは車に乗らないからどうしたもんだろ…、という場合です。
この場合でも、先ほどの章で紹介したように10年以上使っている自転車であれば、潔く処分して新しく購入した方が料金面で言えば安く済むのでおすすめです。
まだ充分乗れる自転車で処分する必要の場合は、ヤマトのらくらく家財宅急便で自転車だけ送りましょう。
22インチ
(身長:140cm以下) 9,950円
26インチ
(身長:140cm以上) 15,050円
ヤマトに自転車の運搬をお願いする場合、梱包は業者で行ってくれるので自身で梱包する必要はありません。
引越しの際に防犯登録の変更が必要な場合の条件
自転車は購入する時に、防犯登録をすることが義務付けられています。
(その際、自転車の後輪に防犯登録がされていることの証明であるステッカーが貼られます)
防犯登録は各都道府県で管理しているので、県外へ引越しする場合は必ず登録の変更手続きをする必要があります。(県内へ引越しする場合は手続きの必要はりません)
手続き方法は簡単で、防犯登録協会に登録している自転車ショップ(基本的にはどこの自転車ショップでも協会に登録しています)に自転車を持ち込むだけで大丈夫です。
手続きには、免許証など身分を証明できるものと手数料(500~1,000円程度)が必要になります。
一番安いプランを探すためには各社の見積もり比較が必須
冒頭の表を見てもらえばわかると思いますが、自転車の種類によって最適な運搬方法やプランは異なります。
特に単身プランを利用する場合は、引越し業者各社で料金設定が大きく異なるので、必ず複数社から見積もりをもらって比較をすることが重要です。
また、自転車以外の荷物量や引越しする距離によっては表で記載したプランよりも、別の方法で引越しする方が安くなるケースもあります。
大手引越し業者と地域密着型の中小企業含めて、最低でも3社以上から相見積もりをとって最適なプランを探しましょう。
まとめ
単身パックには折りたたんでコンパクトになる自転車、もしくは分解できる自転車しか積むことはできません。
ただし、ママチャリに限っては西濃運輸の「単身MAX+1」の単身パックを使えば追加料金なしで自転車も一緒に運搬することができます。
ママチャリでも2台以上ある場合、電動自転車を送りたい場合は単身プラン(通常の引越しプラン)を利用するのがおすすめで、スポーツサイクルはパーツを分解して日通の単身パックで送る方法が安い見積もりが期待できるのでおすすめです。
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