単身パックでは基本的にはベッドは運べません。
なぜなら「単身パック」は決められたサイズのボックスに収まる、少ない荷物量を格安で運ぶというプランだからです。
- 「ベッドだけ」を運びたい!
- 「ベッドと他の荷物」を運びたい!
いずれにせよ、単身パックでの引越しは不可能です。
バラバラに分解しても、各パーツが大きいので恐らく無理でしょう。
なにがなんでもボックスにベッドを突っ込んで運びたいって人はいませんよね。安いから単身パックでの輸送を考えてるわけで。
単身引越しで荷物にベッドがあって、一緒に運搬したいと考えているなら単身パックでは無く「単身プラン」を利用して引越すのがおすすめです。
単身プランは、ボックスではなく、通常のトラックをチャーターして運ぶ引越しのこと。
つまり、単身プランであればベッドと荷物を一緒に運ぶことができるんです。
でも単身プランのある引越し業者って、実はたくさんあるんです!
単身プランのある引越し業者を、自分で1社1社探すのは手間ですよね。
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ベッド込みの引越しでも、単身パック料金より全然安いプランが見つかることも。
単身パックで引越す事にこだわらずに、一括見積もりを使って色んなプランを比較検討してくださいね!
この記事では“単身プランを使わずとも、ベッド込みの引越しが格安になる方法”に加えて“ベッドだけ(マットレスだけ)お得に引越す方法”などもあわせて解説していきます。
ヤマトや日通の単身パックでもベッドは運べない
ヤマトも日通も単身パックがありますが、どちらを利用してもベッドと荷物を一緒に運ぶことはできません。
フレーム、マットレスと合わせると数万円になってしまうベッドは、できるだけ引越しで持っていきたいですよね。
しかし、ベッドが単身パックでどうしても運べない理由があるんです。それは「サイズの大きさ」の問題。詳しくみていきましょう。
単身パックでは基本的にベッドは運べない
実際に「ヤマト」と「日通」のボックス(コンテナボックス)サイズと、シングルベッドのサイズを比較してみましょう。
横幅 | 奥行き | 高さ | |
---|---|---|---|
ヤマト (わたしの引越) |
1.04m | 1.04m | 1.7m |
日通 (単身パックL) |
1.08m | 1.04m | 1.75m |
シングルベッドのサイズ | 1m | 2m | 20~40cm |
横幅と高さはボックス内に収まりますが、ベッドは奥行(頭から足先)が長いため、どうしても単身パックのボックス内に収めることはできないんです。
冒頭でも書きましたが“単身パックとは、あくまでも格安で引越せる代わりに、ボックス内に収まる荷物しか運搬できないプラン“なんです。
単身パックっていうくらいだから、一人暮らしの家具なら大体運べる!
っていうプランではありません。
ただ、単純に単身パックのボックスサイズ内だと、大きなベッドが入らなくて運べないというだけの話で、ボックス内に収まるサイズのベッドであれば単身パックでもベッドは運ぶことができます。
ベッドのような単身パックで運べない荷物があるときの対処法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
単身パックで運べるベッドの種類
とはいえ、全てのベッドが運べないわけではありません。
- 折りたたんでコンパクトになるベッド
- パイプベッドなど、簡単に分解ができてコンパクトになるベッド
この2つの条件に当てはまるな単身パックの内に収まるベッドであれば、日通やヤマトの単身パックでもベッドを運ぶことができます。
ここでもう一度、単身パックのボックスサイズとシングルベッドを折りたたんだ状態のサイズを比較してみましょう。
横幅 | 奥行き | 高さ | |
---|---|---|---|
ヤマト (わたしの引越) |
1.04m | 1.04m | 1.7m |
日通 (単身パックL) |
1.08m | 1.04m | 1.75m |
シングルベッドのサイズ | 1m | 35cm | 1.1m |
二つに折りたためるシングルベッドは、概ねどのベッドでも上記のサイズになるので、単身パックでも運べる計算になります。
しかし一般的に「ベッド」と聞いてイメージするようなベッドは、シングルサイズだとしても、とてもじゃないけど単身パックで運搬するのは無理だということを覚えておきましょう。
「折りたたんでコンパクトになるベッド」と「パイプベッド(簡単に分解ができコンパクトになるもの)」であれば、確かに単身パック内には収まります。
しかしその分ボックス内のスペースがとられるので、他の荷物(ダンボールなど)が入らなくなる可能性があることだけは覚えておきましょう。
解体・分解しても単身パックではベッド(マットレス)は運べない
シングルベッドをお持ちの方で「解体・分解してパーツ事にバラバラになるなら、単身パックでもベッドが運べるんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、基本的にベッドの側面の板は分解できず、ベッドを解体したとしても側面の板の長さが2m程度あるため、単身パックのボックス内に入れることはできません。
マットレスも単身パックでは運べない
イラストのような、コイルが入っているようなマットレスはそもそも分解ができません。
その上、もちろんベッド同様単身パックのボックス内に入らないサイズなので、折りたたんだり丸めてコンパクトになるマットレス以外は、単身パックに入れて運搬することはできません。
単身パック以外でベッドを運搬する方法
単身パックはそもそもベッドを運ぶのに適さないプランです。
ベッドと荷物を一緒に運びたい場合は、単身パック以外の方法でベッドを運ぶことを検討しましょう。
ただ、単身パックでベッドが運べない=オトクに引越せないという訳ではありません。
むしろ単身パック以外の方法で引越した方が「ベッド+荷物の引越し」がお得になる可能性があるので、その方法をご紹介します!
ベッドも運べる単身プランのある引越し業者に依頼する
一番おすすめの方法は「ベッドも一緒に運べる通常プラン(単身プラン)」で引越す方法です。
荷物が少ない単身引越し者向けのプランを利用することで、ベッド込みの引越しが格安になる可能性があります。
「単身引越し=単身パックしかない」という固定観念は捨てて、色んなプランに目を向けることが重要です。
単身プランでベッドも運ぶメリットは
- ベッドと荷物をまとめて一緒に運ぶことができる
- ベッド以外の家具や家電も一緒に運ぶことができる
- 単身パックより安く引越せる可能性がある
単身プランで引越せば、そもそも「ベッドやマットレスが入らないかも…」なんて心配はいりません。
そして何より格安で引越せる可能性があるんです。
引越し料金には「定価」が無いので、交渉次第では安く引越せる可能性が高いんです。
具体的には「引越しの日時を業者に任せる」「相見積もりをとって他社の料金をもとに交渉する」という方法が有効です。
また「単身パック」はダンボールが有料であることが多い上に、混在便(他のお客さんの荷物と一緒にまとめて運ぶ)での運搬が基本。
つまりこちらの希望するタイミングで引越せないことが多いんです…。
それに比べて「単身プラン」ならダンボールなどの資材は基本的に無料で提供されるし、混在便ではなく、自分の引越しのためだけにトラックをチャーターしてもらえるので引越したいタイミングで引越すことが可能になります。
単身引越しで荷物も少なく、引越しスケジュールを引越し業者にお任せできる場合は値引きしてもらえることが多いので、単身引越しを検討している人は「単身プラン」を利用して引越すのがおすすめです。
また、単身プランを利用してベッド込みの引越しを依頼する場合「ベッドの組立・解体」がオプション料金として別途追加される場合があります。
オプション料金自体の値引きは難しいですが、通常の引越し料金を値引きしてもらうことで、結果的は安く引越せる可能性があります。
ちなみにムービングエスはベッドの解体・組立オプションは無料です。
オプション料金ひとつとっても料金はバラバラなので、少しでも安く引越したい場合は一括見積もりサービスを使って、オプション料金込で安い引越し業者を探しましょう。
ベッドだけ別業者に依頼する
43,850円
内訳
- 20,000円(日通単身パックL)
- 2,800円(日通資材セット)
- 15,050円(ヤマトらくらく家財宅急便)
- 6,000円(ヤマトオプション料金/組立・解体)
※同一市内の引越しを想定した場合
※日通資材セット=ダンボール(Mサイズ6個・Sサイズ4個)/クラフトテープ1個/布団袋1袋
日通の単身パック(L)を利用した想定で解説します。
日通の単身パックでダンボールなど他の荷物だけ運び、ベッドだけ別業者(ヤマトらくらく家財宅急便)に依頼した場合は43,850円となります。
ちなみに、日通の単身パック(L)に入る荷物量の目安は以下の通りです。
- 冷蔵庫(2ドア/109リットル)
- 薄型テレビ
- テレビ台(小)
- 電子レンジ
- 掃除機
- カラーボックス(3段)
- 姿見
- 布団
- 洗濯機
- 衣装ケース(39㎝×53㎝×23㎝)
- ダンボール(Mサイズ/5個)
日通の単身パックLは、ベッド以外の一人分の荷物を運ぶには充分の容量です。
20,000円でこれだけの荷物が運べればコスパもいいですが、この荷物にプラスしてベッドは運べません。
ヤマトのらくらく家財宅急便と併用することで、「ベッド+荷物」の引越しが可能になりますが、同一市内であっても43,850円と多少割高になってしまいます。
近距離引越しなら「赤帽」という手も
赤帽を利用してベッド込みの引越しをした場合、最安値の場合は4,860円で引越しが可能です!
赤帽とは個人の運送事業主が、それぞれ軽トラックを所有して加盟している組合のことです。
赤帽は基本的には運送業者ですが、ノウハウを活かして引越し事業も行っています。
軽トラックに入るだけの荷物を運搬することができるので、もちろんベッドもラクラク積む事が可能。
ただし、赤帽を利用しての引越しが安くなるのは「近距離(20kmまで)」への引越しに限ります。
なぜなら赤帽は、作業時間から2時間が経過するごとに料金が上乗せされる仕組みになっているんです。
移動距離が長いと、それだけであっという間に時間が過ぎて料金はどんどん高くなります。
また、赤帽はドライバー1人+軽トラック1台をレンタルする形で、時間内で作業を終わらせようと思ったら、荷物の積み下ろしや積み込みを手伝わなくてはいけなくなります。
さらに、ベッドの組立や解体は自分で行う前提なので(ドライバーによっては解体・組立も引き受けてくれることもあります)「近距離の引越しで、ある程度の作業は手伝っても大丈夫」という人であれば赤帽も検討の一つに入れても良いでしょう。
単身プランと単身パック料金比較!ベッドをお得に運べるのはどっち?
結局のところ、ベッドをお得に運べるのは「単身パック」と「単身プラン」どちらなのでしょうか?
仮にベッドが運べたとしたら…では少々乱暴なので、折りたたんでコンパクトになるシングルベッドを運ぶ前提で、実際に比較してみましょう。
「単身パック」と「単身プラン」の料金一比較
引越し業者 | 料金相場 | |
---|---|---|
単身パック | 日通 | 20,000円~ |
ヤマト | 21,000円~ | |
単身プラン | ムービングエス | 8,000円~ |
ケーエー引越センター | 7,500円~ | |
フクフク引越センター | 14,000円~ |
※同一市内の引越しを想定した場合
※通常期(5~2月)に引越した場合
※ベッド以外の荷物はダンボール10個程度と想定
※料金は公式サイトを参考にしています
ベッドがお得に運べるのは「単身プラン」
表を見てもわかるように、単身パックで引越すより「単身プラン」で引越した方が安く引越せる可能性が高くなります。
単身プランでお願いすれば、「ベッドが入らないかも」なんて心配も必要無いし「ベッドだけ運んでくれる業者を別で探さなきゃ」という労力も必要ありません。
また単身プランで引越す場合は、ダンボールやガムテープなどの梱包資材も無料で提供してもらえる引越し業者が多いので、自分でダンボールを集めたり購入する手間も省けます。
引越す時期や、引越し業者のプラン条件によって単身プランの料金は変動します。
ですが、ベッドと荷物をまとめて一緒に運んで引越した方が、単身パックを利用するより安くなる引越し業者も多くある、ということを覚えておきましょう。
引越しで荷物がベッド(マットレス)だけの場合
「ベッド以外の荷物はマイカーを利用して自分で運ぶから、車に乗らないベッドやマットレスだけ何とかならないかな…」という人は次の方法でベッドだけ(マットレスだけ)運べます。
ヤマトらくらく家財宅急便
ヤマトは、家具や家電などの大きな荷物を1点から運べる「らくらく家財宅急便」というプランがあります。
家具や家電のサイズによって料金が異なりますが、シングルベッド(シングルマットレス)の場合は15,050円で運搬が可能です。(同一市内の場合)
ただし、ベッドの組立・解体などはオプション料金となります。
オプション | 料金 |
---|---|
分解 | 3,000円 |
組立て | 3,000円 |
吊上げ・吊下げ(2階まで) | 10,000円 |
2階以上への吊り上げや吊り下げが必要な場合は、クレーンを使っての作業となるため別途料金の問い合わせが必要です。
赤帽
先ほども解説しましたが、近距離(20km)への引越しであれば、赤帽を利用するというのも一つの手です。
20㎞以内の移動で、作業が2時間以内で終了すれば4,860円でベッドだけ(マットレスだけ)の引越しが可能です。
荷物がベッドだけで、しかも近距離への引越しであれば時間にゆとりもあるはずなので、ベッドの解体や組立までお願いできる可能性もあります。
また赤帽だと、助手席に一緒に乗せてもらうことができるので、新居までの交通費を浮かせられるのもメリットの一つ。
引越し業が専門では無い赤帽にマットレスだけの運搬をお願いした場合、マットレスが汚れないように梱包してくれるのか気になる人も多いと思います。
赤帽は引越し業者と同様、家具や家電は梱包(養生)した上で運びます、と公式サイトにも書かれているので安心してくださいね!
ムービングエス(小口引越しプラン)
引越し業者でも家具や家電を1点から運べるプランがあり、ムービングエスの小口引越しプランは、ベッドやマットレス1つだけ運ぶことが可能です!
ムービングエスの小口引越しプランは軽トラックでの運搬となり、荷台の高さも2m以上あるのでベッドやマットレスもラクラク入ります!
料金は荷物1点で8,000円~となっているのも利用しやすい点です。
ただこのプランはサービスエリアが限られているので、その点だけ注意が必要です。
北海道・東北(青森/秋田/岩手/宮城)・南関東(東京/神奈川)・九州(福岡/宮崎)
※上記エリア内での引越し、または上記エリアとその他の地域間の引越し
アーク引越しセンター【大物限定プラン】
このプランは大型家具や家電の荷造りと、設置をお任せすることができるプランです。
大型の家具家電だけを運べるのはもちろん、無料でダンボールやふとん袋、ハンガーボックスなども提供してもらえるので、大型の家具家電以外の荷物も一緒に運ぶことができます。
具体的な料金は、直接アーク引越しセンターに問い合わせる必要がありますが公式サイト上で必要事項を入力すればあなたにピッタリの引越しプランがわかります。
引越しを機に新しいベッドを購入するという手も
ベッドを新居に持っていくことばかり考えるのでは無く、引越しを機に思い切ってベッドを処分するという選択もあります。
ベッドだけ別で送る料金より、ベッドを新しく購入した方が安くなる場合も。
- ベッドだけヤマトで送る料金=15,050円
(同一市内の場合/らくらく家財宅急便利用) - ベッドを新しく購入する料金=12,990円~
(ベッド/7990円+処分費用/5000円~)
引越し先でベッドを購入すれば、自宅まで無料で配送してくれるので一切運搬費用がかかりません。
また、新しいベッドで心機一転できるので一石二鳥ですよね!
まとめ:引越し業者の単身プランならベッドが運べる
単身パックではベッドやマットレスを運ぶことはできません。
折りたたんでコンパクトになるベッドや、丸めたり折りたたんだりして小さくなるマットレスじゃない限り、通常プランでの引越し(単身プラン)がおすすめです。
単身パックで引越すよりも、単身者向けの通常プランで引越した方が安く引越せる上に、確実にベッドを運ぶことができます。
「単身引越し=単身パックがお得」ではありません。
様々なプランを比較することで、ベッド+荷物の引越しがお得になる引越し業者はたくさんあります。
ベッドも運べる単身プランのある引越し業者は、一括見積もりサービスを利用すれば簡単に見つけることができます。
単身パックに入らないベッドを、どうしようかアレコレ考えるよりも、手っ取り早く一緒に運んでもらった方がお得に引越せるはずです!
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厳選した全国の引越し業者を探せます!
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