雨樋から聞きなれない音がして、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。とくに雨樋の音が大きい場合やうるさく感じた場合には、雨樋になんらかの異変があったりどこか損傷をしていたりすることも考えられます。こちらの記事では、雨樋がうるさいと感じたときにチェックする方法や壊れている場合の対処方法について紹介していきます。
目次
雨樋からうるさい音がする原因は詰まりや破損かも!その点検方法
雨樋から発する音が大きくなってきた場合には、内部にゴミなどがつまっているか、どこか破損していることが考えられます。損傷がひどくならないうちに点検なども定期的におこない対処していくことが大切です。
高所作業となる雨樋の点検は安全対策をしっかりと
雨樋の点検で状況をきちんと確認したい場合には、高所にのぼって確認することもあるでしょう。その場合には脚立やはしごを使用して、2階近くの高さでの作業が想定できます。そのため、足場となる脚立やはしごの安定性を確認して、きちんと安全対策をほどこしてからおこなうようにしてください。
高さや確認しにくい状況のため、自分で雨樋の点検がおこなえない場合には、業者でも対応してもらえるためお任せしてしまうのも有効です。業者にお願いすれば自分で高いところにのぼるリスクもなく、雨樋がうるさい原因や点検部分の確認も適切におこなえるため安心です。
雨樋を点検するポイント
雨樋は基本的に外に出ている状態なため、雨が降るたびに落ち葉や小石などが入り込んでもおかしくはありません。雨樋につまりが発生したり、損傷したりするのをいち早く防ぐためにも点検することは大切なことといえるでしょう。具体的に雨樋を点検するポイントは、以下の通りになります。
金具類の固定は適切か
支持金具などの固定部品に損傷がなく、きちんと設置されているかなどを確認しておきましょう。金具が不安定に取り付けられていると、雨樋の傾きなどを起こして被害が広がることも考えられます。
樋の曲がりは正常か
雨樋によけいな力が加わって、曲がりが不自然な状態となっていないかよくみておきましょう。不自然な曲がりも、水漏れの原因となる場合があるのできちんと確認しておくことが大切です。
集水器にゴミなどはないか
雨が降ったあとは、とくに落ち葉や小石が雨樋のなかにも紛れ込みやすい状態となっています。そして紛れ込んだ落ち葉やゴミなどは最終的に、集水器に集まってくるため雨樋につまりが発生してしまうのです。そのため集水器のつまりをしっかりと確認しておくことが大切です。
雨樋の変形や穴などはないか
雨樋全体を見渡して、形状に変形や穴などの損傷がないかを確認しておきましょう。もし小さな損傷をみつけた場合でも、被害が広がらないうちに対処をできるので安心につながります。
継ぎ目の部品の外れや損傷
雨樋同士のつなぎ目となる部品も、強風の影響などで外れたり、損傷したりする場合もあるのできちんと確認しておきましょう。
うるさいだけじゃない!?雨樋の音を放置すると起こりうること
雨樋がうるさい状態にもかかわらずそのまま放置すると、雨樋に以下のような被害をもたらします。順にみていきましょう。
雨樋が機能を果たせなくなる
雨樋のつまりがひどくなると、集水器から受けた雨水がきちんと下に排出されない場合もあるでしょう。そのため雨樋から聞きなれない音がしだしたら、そのまま放置せず雨樋のつまりを確認してみてください。そのままにしておくと、雨樋の機能を果たせない状態になるおそれがあります。
雨樋の損傷が拡大する
ほかにも雨樋から音がする場合は、雨樋がどこか破損していることなども考えられます。もし放置した場合には、雨樋の被害がより拡大するおそれも出てくるでしょう。
まだ音が小さいうちに状況を確認して、対処すればそこまで大がかりな被害になることはないかもしれません。そのため、雨樋から音がする場合には、くれぐれも放置しないように対処していきましょう。
雨樋のうるさい音の原因が詰まりや破損だった場合の対処法
雨樋のうるさい音の原因は、ゴミなどのつまりや破損によることが考えられます。もし発見した場合には、適切に不具合を解消して雨樋を正常な状態へ戻すことが大切です。つまりと破損による原因それぞれの対処方法は以下の通りになります。
詰まりを取り除く
詰まりを確認するために、まずは樋部分をかるくたたいて響く音などを確認してみてください。内側につまりがあるような鈍い音がする場合には、ゴミ類がつまっていることも考えられます。詰まりを確認したあとは、樋の内側を掃除していきましょう。
とくに集水器から雨水を受けて排水までの縦の通り道となる、縦樋部分は下側の部分から簡単に取り外しが可能な構造をしているものもあるのです。縦樋の取り外しが可能ならば、縦樋部分を取り外して掃除をすすめていきます。
もしも取り外しができない種類の縦樋の場合には、集水器側から針金などを下側に通してゴミ類を押し出してみてください。針金にタオルなどをくくり付けた状態で下に通して引っ張ることにより、縦樋の内側の詰まりを解消できるでしょう。
破損している部分を修理する
縦樋部分などが部分的に損傷していてかるい症状の場合には、雨樋用の補修テープや接着剤を使用して修復することも可能です。ほかにも損傷している部分にノコギリなどを使用して切り取り、新しい樋部品と部分的に交換することでも修理がすすめられます。
つなぎ目部品である継手を使用して、新しい樋部分をつなぎ合わせるなどして簡易的な修理が可能となるでしょう。その場合は、新しい樋部分をホームセンターなどで購入して修理をすすめていきます。
雨樋の修理は自分でやるべきか業者にたのむべきか
雨樋の音の原因が詰まりや破損だった場合、簡単な掃除や軽度の補修であれば自分でおこなうことを視野に入れる方も多いでしょう。しかし、自分での雨樋の修理作業には事故の危険性や二次被害につながることが考えられるのです。
基本的には業者に依頼を
雨樋の修理は、基本的に業者に任せることをおすすめします。なぜなら、雨樋の修理は高所作業になることが多いからです。高い場所での作業はバランスも必要で、作業する動きも制限されます。なにより転落することも考えられるため、大きな事故につながりかねません。
また、場所によっては足場が必要になってきます。足場の設置は知識や技術が必要なため、資格保持者がいることが条件になります。素人が足場を設置するのは難しいと考えたほうがよさそうです。
また、雨樋は非常に繊細で、少しの傾斜の違いでうまく雨水を流せなくなってしまいます。雨樋の修理や交換にも知識や技術が必要で、むやみに修理するとかえって被害を広げてしまうことがあります。
業者に修理をたのんだ際の費用の相場
雨樋のうるさい音の原因は、落ち葉などの詰まりや破損が考えられます。雨樋の詰まりを解消するために清掃を業者に依頼した場合にかかる費用は、5,000円~3万円ほどとされています。雨樋の清掃を業者におこなってもらえば、手間なくきれいにすることもできて雨樋の音の問題も解消できるでしょう。
雨樋の一部に損傷がみられる場合、業者に修理を依頼したときにかかる費用は、3,000円~3万円ほどです。損傷が複数個所みられ、全体的に傷んでいる場合は、雨樋の交換が必要になります。雨樋全体の交換を業者に依頼したときにかかる費用は、15~60万円ほどです。
全体の交換となると非常に高額になります。しかし雨樋の破損を放置しておくと家の壁などが被害を受け、さらに高額な修理費用がかかってしまうのです。
修理は保険が適用されることもある
雨樋がうるさい原因が、台風や竜巻などの風害である場合は、火災保険の保証対象となることがあります。基本的には、最大瞬間風速が20m以上の強風による被害であることや修理にかかる費用が20万円以上であること、被害を受けてから3年以内の申請であることが条件です。
火災保険の補償を受けることができれば、自分で直すより安く直すことができるのです。場合によっては、修理費用全額を火災保険でまかなうことができるかもしれません。しかし、これらの条件を満たしていても、自分で修理を試みて手を加えてしまい、被害を広げてしまうと適用外になることがあります。
そのため、なるべく自分では修理をおこなわず、業者に現地調査をしてもらうことからはじめてみることをおすすめします。また、火災保険に関しては、保険会社や加入条件によって内容が異なるため、1度確認してみるとよいでしょう。
まとめ
雨樋がうるさいと感じる原因の多くは、詰まりや破損からくるものと考えられます。そのまま放置しておくと、さらなる被害が起こるかもしれません。雨樋は定期的な点検と清掃、破損部分はすぐ補修するようにしましょう。
しかし、雨樋の修理は高所作業をおこなうことになるため、落下などの危険性があるのも事実です。高いところの作業に慣れていない方や修理に自信のない方は、業者に依頼して修理することをおすすめします。また、雨樋の音の原因が風災によるものであれば、火災保険が適用されることがあるため、自分で修理するより安く直すことができるかもしれません。
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