住居の外観というのは住まいの雰囲気や印象を決定づける重要な要素です。
出勤やお出かけなどで、お家の外壁は毎日目にするものです。
そんな毎日目にするものだからこそ、お家の外壁がオシャレだと日々の生活がわくわくすると思いませんか。
築年数の経った住居ではモルタルの外壁が多いですが、最近はこのモルタル外壁をオシャレに仕上げることができるようです。
今回の記事では、そんなモルタル外壁について見ていきます。
是非この機会にご自宅の壁を見直してみませんか?
モルタルってなに?
モルタルとは、セメントと砂を混ぜた材料に水を加え、練り合わせた建築材料のことをいいます。
では、セメントとはなにかというと、クリンカ(石灰石・粘土混合物を焼き固め粉砕したもの)と石膏を原料とした灰色の粉状をした素材です。セメント1に対して細かい砂を3の割合にして十分に混ぜ、水を加えて練り込みむと、モルタルが出来上がります。
しばしばモルタルはコンクリートと混同されますが、コンクリートはモルタルの原料に加えて、砕石や砂利がかなりの割合で混ぜられ、種類によってはさらに混和材料が入っているものです。
モルタルは純度の高いコンクリート、というとイメージしやすいかもしれません。
そんなモルタルの外壁を「モルタル壁」といいます。
ラスと呼ばれる網の針金等のうえからモルタルを塗り付けて、その後、塗装して仕上げるのが一般的なケースです。
モルタル壁は、1980年代までの日本の一般住宅の外壁に多く使われていたため、築25年以上の一般建築物によく見られます。
モルタル壁は、塗装仕上げなので、定期的なメンテナンスを行わないと、外壁の耐久性が著しく低下します。
そのため、近年はその割合が、徐々に減少しているのが現状です。
モルタル外壁の種類
そんなモルタルの外壁にはどのような種類があるのでしょうか。
いくつか見てみましょう
スタッコ壁
スタッコとは、粗面(ざらざらした、粗い面)のことです。
各種スタッコ材を5~10mm程度の厚さで吹き付けて造り、高級感と重厚感ある外壁が表現できます。
塗装面の凹凸が激しいため、汚れやすいのが欠点です。
塗り替え時は、塗料の吸い込みが非常に多いため、塗料を大量に消費してしまい、施工に手間が掛かるので注意が必要です。
リシン壁
リシン壁は、表面が細かい砂のようにザラザラしている砂壁状の外壁です。
経済性(ローコスト)と作業性(手離れが良い)が良いため、1970年代から80年代にかけて、モルタル外壁の仕上げ材として頻繁に使用されてきました。
砂状の落ち着いた独特の風合いがありますが、モルタル壁面にクラック(裂け目や狭い割れ目)が生じやすく、塗膜の表面に汚れが付きやすいため、最近では新築の住宅塗装にモルタル壁のリシン仕上げを施すことは少なくなっています。
吹き付けタイル壁
吹き付けタイルは、各種タイル材を1~3ミリ程度の厚さで吹き付けたもので、ランダムな凹凸がある陶磁器調の外壁仕上げ材です。
吹き付けタイルには、「吹き放し仕上げ」と「ヘッドカット仕上げ」があります。吹付けタイルの粒の大きさは、器具によってよって自由に変えることができます。
吹き付けタイルの塗り替え時は、スタッコやリシンに比べ、塗料の吸い込みがないので、比較的容易に行うことができます。
ローラー仕上げ
ローラー仕上げは、作業性と安全性が高いので、現在最も採用されている塗装工法です。以前に塗り替えが行われたモルタル外壁やテナントの壁面に使われることも多いです。
壁面にローラー仕上げを施すことにより、様々なテクスチャーが表現できます。また、防水性・不燃性等の機能性も付与することが可能なため、用途に応じた仕上げ形状の選択ができます。
左官仕上げ
オシャレな美術館などにみられる土壁調に仕上げることを左官仕上げといいます。
左官仕上げには、コテ仕上げ・櫛目引き仕上げ等、様々な種類があります。ハンドメイドな風合いが特徴です。
塗り替え時には、スタッコやリシンと同様、仕上げ面に吸い込みが生じるため、塗料が多く必要な場合があります。
また、職人の美的な腕が問われる仕上げでもあります。
モルタル外壁の色のパターン
モルタル外壁にも様々な仕上げがあることがわかりました。
そして、仕上げ以外に外観の雰囲気へ大きな影響を与えるのが「色」ではないでしょうか。
いってしまえばコンクリートとほぼ同じなモルタル、色を付けることは可能なのでしょうか。
じつは近年、カラーモルタルというものが登場しました。
普通に作るとセメント色(灰色)になるモルタルですが、セメントの代わりに白色セメントを使用することにより、白いモルタルができるようになりました。
そしてこの白いモルタルに顔料を加えることによって、着色されたカラーモルタルができるようになったのです。
このカラーモルタルは業者によって取り揃えている色が違いますが、ベージュ、黄、青、緑、赤、グレー、黒を基準として、濃淡などをつけて様々な色を演出することが可能です。
モルタル外壁の価格は?
では、そんなモルタル外壁の気になる価格はどれくらいでしょうか。
もちろん、住宅の大きさにも左右されますが、およそ100万円といわれています。
これは、材料代のほか、下地の補修や足場代なども含まれています。
また、耐用年数の長いより良い素材を使うことになれば、さらに価格は上がります。
業者によって価格の算出方法は異なりますが、1平方メートル単位の施工価格を出しているところが多いようです。
モルタル壁は業者の腕によってメンテナンスの頻度や、寿命が決まるといわれています。
決して安くない料金を支払うのですから、安心して信頼できる業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お家の雰囲気は外観によっても大きく左右されます。
お家の外観は意外と毎日目にするものですから、少しでも気に入ったデザインにすることで、日々の生活も楽しくなります。
快適な生活のために、お家の外壁を少しだけオシャレにしてみてはいかがでしょうか。
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