台風などの強風や大雨のときに活躍する雨戸ですが、雨風をしのぐものということもあり、水分の影響でサビや劣化し、見た目が悪くなっているということはありませんか?天気が悪いときには雨戸の色を新しくして、気分も明るくしたいものです。
今回は雨戸の塗装やその費用、DIYでの方法や交換との違いについてご紹介します。この記事を参考に、雨戸をいつまでもキレイな状態で維持できるようにしましょう。
目次
雨戸にも定期的に塗装が必要
雨戸は常に外気にさらされており、窓を守るために雨風の影響を受けやすい場所です。そのため、知らない間に雨戸の塗装が落ちて劣化していることもあります。とくに雨戸が鉄製の場合、塗装がはがれることでサビてしまい防水性の低下につながるのです。
雨戸のサビが多ければ多いほど、雨戸の不具合が増えます。それだけではなく、雨戸のサビが雨によって外壁についてしまうこともあるのです。外壁の劣化が進めば雨漏りの原因にもなりえます。このような事態を回避するためにも、定期的に雨戸にも塗装が必要なのです。
雨戸に塗装をする時期の目安
雨戸の塗装は早めにおこなわないと、さまざまな不具合が起きてしまうかもしれません。しかし、雨戸の塗装をするときには、時期も大切なポイントのひとつです。
・表面がくすんでいる
・チョークのような白い粉がついている
雨戸に上記のような症状が見られる場合は、塗装をする時期と判断することができます。どれかひとつの症状しか見られない場合、今すぐに問題が起きる状態ではないと考えられます。
しかし、少なからず劣化してることに変わりはありませんので、早いうちにメンテナンスをしておくと安心です。
また、雨戸の寿命は、10~20年ほどとされていますが、3~4年に一度は塗装などのメンテナンスすることで長持ちさせることができます。“雨戸の表面に異変がみられる”や“塗装が薄くなってきた”と感じたら、雨戸の塗装を検討してみてはいかがでしょうか。
雨戸塗装の価格相場は幅広い
雨戸の塗装ができるということに驚いた方もいらっしゃるかと思いますが、実は雨戸の塗装をおこなっている業者も多く、その値段は幅広くなっています。
雨戸の状態や塗料の量によって違いはありますが、雨戸1枚あたり2,000円~4,000円が相場となっているようです。一度塗りの場合よりも二度塗りのほうが値段は高くなりますが、耐久性を考慮すると二度塗りがおすすめで一般的となっています。
また、外壁塗装と同時に雨戸の塗装もおこなうと、2階を塗装するときの足場や塗料がそのまま使用できるので、効率がよく費用が安くなる場合があるようです。
塗装か?交換か?
料金の大体の値段は把握できたと思いますが、雨戸を塗装するのと交換するのは、どちらのほうがよいのでしょうか。
費用の違い
塗装をする場合と交換をする場合では費用に差があります。交換の場合が高くなりますが、具体的には次のような費用がかかります。
雨戸交換を依頼した場合の費用相場 | |
単板引き違い雨戸 | 2~5万円/1枚 |
ルーバー引き違い雨戸 | 3~6万円/1枚 |
手動シャッター雨戸 | 8~15万円/1枚 |
電動シャッター雨戸 | 12~30万円/1枚 |
※掲載料金に消費税は含まれていません。
ほかにも施工費や足場代などが必要になります。塗装よりも高い金額が必要になりますが、雨戸の状態によっては交換してしまうのがよいでしょう。
あまりにも劣化した雨戸を塗装しても、すぐにメンテナンスが必要になってしまいます。そうなると交換よりも高い費用が必要になってしまうこともあるため、雨戸の状態をよく見極めるようにしましょう。
適材適所
近年は、新しく雨戸をシャッターにするという方が増えています。電動のシャッターは便利で閉めるときには自分が濡れる心配もありませんが、家中のすべての雨戸を電動シャッターにすると費用が大変高くなってしまいます。
雨戸を交換しようか塗装しようか迷っているときは、新しく電動シャッターにするところと手動のものにするところ、塗装をするところで分けると経済的でよいかもしれません。
雨戸塗装の手順
雨戸の塗装には手順があります。一般的には以下の方法で雨戸の塗装をおこないます。
(1)洗浄
高圧洗浄機などを使用して雨戸を洗浄します。
(2)研磨
細かいサンドペーパーやワイヤーブラシ、専用の工具などを使ってサビが発生している部分を研磨します。また、塗料が付着しやすいように目あらしをします。
(3)下塗り
サビ防止のために下塗りをします。エポシキ系の塗料を使用し、赤サビ色や白などの色で塗装していきます。雨戸は金属でできているので塗装に時間と手間がかかります。一般的には1枚あたり20分ほどかかります。
(4)乾燥
下地が乾燥するまで待ちます。
(5)中塗り
下地の上から塗装します。
(6)乾燥
二度塗りをおこなうために中塗りの塗料を乾燥させます。
(7)上塗り
塗装が1回で終わってしまうと、塗装の剥がれが起こりやすくなってしまうので上塗りをします。
雨戸塗装はDIYでも可能?
雨戸の塗装は業者に依頼すると、施工費として費用がかかってしまいます。できるだけ費用を抑えたいという場合、自分で施工することは可能なのでしょうか。
2階の施工は危険
足場はレンタルがおこなわれており、2階の雨戸の塗装は不可能ではありません。しかし、2階での慣れない作業は危険であり、最悪転落してしまうということもあり得ます。高所での作業は業者に任せるのがよいでしょう。
金属への塗装は難しい
想像している以上に、金属への塗装は難しいものです。表面がつるつるとしていると、塗料がなじまずにはじいてしまいます。きれいに仕上げたいというときは業者に依頼するのが安心です。
このような注意点がありますが、DIYでの雨戸の塗装は不可能ではありません。危険の心配がない範囲でおこなうとよいでしょう。以下の手順で塗装します。
DIYをおこなう場合の手順
・ラスターハケ
・サンドペーパー
・ローラー
・ハケ
・マスキングテープ
・バケツ
・サビ止めor密着性向上プライマー
(1)雨戸全体をやすりで目あらしをする
ゴミなどを落としていきます。その後、サンドペーパーを使って雨戸の表面を整えていくことで、摩擦を起こりにくくすることがきます。
(2)サビ止めもしくは密着性向上プライマーを塗る
マスキングテープを使って、雨戸の周りや塗装しない部分に塗料がつかないようにしていきます。
塗料が乾く前に、マスキングテープははがすようにしましょう。塗料が固まってしまうと、マスキングテープが取れなくなってしまうため、注意しましょう。
(3)乾いたら金属になじませるためウレタン塗料を塗る
ハケなどを使って、塗りムラがないように雨戸に丁寧に塗装していきます。塗装作業が終わったら、4時間ほど乾燥させておきましょう。
(4)中塗りと上塗りをおこなう
ローラーを利用して、2回上塗りをしていきます。ローラーを使うことで、広い面積が塗れ、塗りむらを少なくすることができるかもしれません。
雨戸塗装には時間がかかることがあります。約2日かけて、雨戸の塗装することもあるので時間に余裕をもっておこなうことも大切です。
ウレタン塗料はほかの塗料と比べて、ざらざらとしており、上から塗る塗料が付着しやすくなります。下塗りのひとつだと認識するとよいでしょう。
塗料の色は、雨戸には一般的なブラックやブラウンなどがおすすめです。外に設置するものなので、紫外線の影響も受けやすい箇所です。汚れや劣化を目立たないようにするためにも暗い色がおすすめです。
まとめ
このように雨戸の塗装は費用がかかるものの、交換する場合と比べて手軽に施工することができます。また、外壁塗装と同時に作業をお願いした場合は、塗料や足場の料金が浮くので安くなります。
台風シーズンが去り、落ち着いた天候になるころに外壁塗装など家のまわりのメンテナンスを考える方も多いと思います。その際には、外壁塗装と同時に雨戸の塗装も一緒におこなって、寿命を延ばしてみるのはいかがでしょうか。
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