せっかく家を建てたのに気づいたら見た目が悪くなってきてはいませんか?その原因は外壁の汚れであることが多いようです。また雨スジなどの汚れが気になっている方も少なくありません。
この汚れは簡単に落ちるのか、自分の手で汚れを落とせるのか、また自分で掃除してもいいのかなどさまざまな悩みがでてきます。
そこでここでは、外壁洗浄するさいの注意点やコツなどを紹介していきます。
目次
なぜ外壁を洗浄しなければいけないのか?
常に外気に触れている外壁は、汚れていて当たり前です。では、なぜ汚れたままではいけないのでしょうか。見た目が悪いだけではなく、他にもさまざまな理由があります。
・塗膜の劣化
外壁の塗料の膜のことを塗膜といいます。これによって外壁が守られています。しかし、汚れによってこの塗膜の効果がなくなってしまいます。
新築でも5~6年程度で寿命が来ます。もし、年数がたっていたら塗料の塗り替えが必要になります。
・外壁の劣化
汚れを放置していると、日当りの悪い場所に藻やこけ、カビなどが生えてくるかもしれません。胞子で分散し、繁殖していくので駆除が難しくなります。劣化が進行してくると、ひび割れや塗装のはがれが発生してきます。そうすると、雨漏りの危険性や建物内部にまで劣化が進行していきます。
汚れがひどくなると補修費用が膨らんできます。そうなる前に定期的な外壁洗浄をおすすめします。
ブラシ・スポンジを用いた洗浄方法
自分でも外壁洗浄をすることができ、なおかつ家にあるもので洗浄することができるかもしれません。
・ブラシやスポンジを使う
外壁の種類によっては、ブラシを強くこすると塗膜がはがれてしまうことがあります。やわらかい洗車用などのブラシやスポンジなどの使用をおすすめします。また研磨剤などが入った洗剤を使用すると、外壁を傷つけてしまう可能性があるので使用しないほうがよいでしょう。
・ゴム手袋は必須
中性洗剤などは手荒れや肌荒れなどを起こす可能性があるので、ゴム手袋を使用し作業するとよいでしょう。
・脚立やはしご
高いところまで作業する場合は必要ですが、転倒には十分気をつけましょう。届かない場所には無理に掃除しないようにしましょう。万が一落ちてしまうと命にかかわる危険性もあります。
洗浄するさいは、ホコリやごみが舞ってしまわないように、風がない晴天の日を選ぶことも重要になってきます。
高圧洗浄機を用いた洗浄方法
ホームセンターなどで売られている高圧洗浄機だと、簡単に掃除できるのではと思っている方も少なくありません。しかし、注意点を理解していないと余計な時間がかかってしまうこともあります。
ここでは洗浄方法の手順を説明していきます。
1 飛散防止シートを設置
高圧洗浄を行うと必ず水が回りに飛散します。そのため飛散防止シートの設置をおすすめします。また近隣の方には事前に高圧洗浄を使って掃除することを伝える必要があります。そうしないと洗濯物などに水が飛んでしまうこともあります。
2 バケツなどに水を溜める
水道から直接繋ぐと高圧な水を出すことができなくなる可能性があります。水をバケツやタンクに溜めてから吸い上げる方法がよいでしょう。
3 素材に気をつける
外壁や塗装の素材によって水圧を変える必要があります。水圧が強すぎると汚れだけでなく塗装などがはがれてしまう可能性があるので注意しましょう。
4 高圧洗浄していく
いよいよ外壁を洗浄していきます。足場などの安全確保をしてから行いましょう。同じ場所ばかり洗浄すると素材が傷んでしまう場合もあるので、均等に高圧洗浄していきましょう。
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バイオ洗浄とは?
外壁の汚れの主な原因は、カビやこけなどの菌類によることが多いです。これらは水洗いだけでは落とせなく、また発生してくる可能性があります。
そこで、登場するのがバイオ洗浄です。バイオ洗浄するとカビやこけなどを根こそぎ落とすことができます。特殊な洗剤を浸透させ、こびりついている汚れをはがれやすくしていきます。
そのため高圧洗浄と違い、水圧をかける必要がないので、建物への負担を減らすことができます。また、カビやこけを分解する植物性の成分をメインにした洗浄を使っていることが多いので環境や人へも配慮されています。
バイオ洗浄はメリットばかりですが、やはり高圧洗浄より高額になってきます。また、家庭菜園などをしているご家庭は事前に洗剤を選ぶ必要があります。自分の家の汚れ具合に応じてしっかりと選ぶことが重要になってきます。
外壁洗浄の注意点
外壁洗浄は一見簡単に行えそうですが、外壁洗浄を行うさいには気をつけなければいけない場所があります。
・コーキング目地
コーキング目地は水圧に弱いので、水圧がかかると簡単に劣化していきます。少しでも弱っているところにかかると隙間ができてしまうこともあります。コーキング部分には優しく洗浄するようにしましょう。
・軒天や通気口
軒天や通気口に水がかかってしまうと建物内部に水が入り込んでしまいます。気づいたら家の中が水漏れしていたなんてならないように、汚れが多い場所に軒天や通気口がある場合は気をつけましょう。
・服装
ご自分で外壁洗浄を行う場合は服装にも気をつけましょう。必ず水が跳ね返ってきます。また外壁の汚れが飛び、全身ドロドロになる可能性もあります。レインスーツやゴーグル、長靴などを使用し、自分自身への安全にも配慮が必要です。
まとめ
最近はさまざまな高圧洗浄機が手軽に入手できるので、外壁掃除を自分で行うことができます。しかし、使用する時は外壁塗装のことをしっかり理解していないと逆に傷つけてしまう可能性もでてきます。もしかしたら、塗装の耐用年数が過ぎている可能性もあります。塗装について詳しくは過去コラム「【外観をいつまでも美しく!】外壁塗装の耐用年数と塗料についてのお話」に記載してあります。合せてご覧ください。
もし少しでも不安を感じたらご自分でやる前に、業者に一度相談してみてはいかがでしょうか。
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