そのまま住むのは難しい?古家付き土地は「解体工事」実施が前提か?

2021.4.30

そのまま住むのは難しい?古家付き土地は「解体工事」実施が前提か?

土地の購入を考えているときに古家付き土地というものを見かけたことはありませんか?古家付き土地というのは土地にあらかじめ古家が建てられている土地のことで、更地よりも安く購入できることがあります。

安い土地を見つけると購入を急いでしまいそうですが、古家付きの土地を購入するときには注意点があります。古家付きの土地を購入する前に確認すると安心です。今回は古家付きの土地を購入する際の注意点や費用についてご紹介します。

古家付き土地ってどういうこと?中古住宅との違い

土地を購入するというとき、様々なものを考慮すると思いますが土地が更地か、また古家付きかということも土地を購入する際には大きなポイントになります。「古家」と聞くと「中古住宅ではないのか」と思う方もいるでしょう。古家と中古住宅はいくつか異なる点があります。ここではその違いについてご紹介します。

古家とは中古住宅よりも資産的な価値がない建物を指します。中古住宅と古家との明確な違いはありませんが、基本的には築20年以上のものが古家として分類されることが多くなっています。

しかし、古屋付き土地というのは俗称で、広告上の表記ルールでは土地か中古一戸建てしかありません。場合によっては「土地※古家あり」などと記載されることがありますが、詳細は直接不動産業者に問い合わせたほうがよいでしょう。

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更地よりも安いのはなぜ?

土地に建物が建っているにも関わらず、更地よりも価格が安くなっていることがあります。建物が建っているほうがお得と感じる人もいるでしょう。なぜ更地よりも古家付き土地のほうが安い場合があるのでしょうか。

解体費用がかけられていない

まず古家付き土地は更地に比べ、建物の解体作業に費用がかかるということを考えておかなくてはなりません。

たとえば、建物の屋根にアスベストが付着していた場合は数百万の処分費が必要になる場合があります。
アスベストを処分するには国や自治体に届け出が必要であり、普通の解体工事よりも高額な費用がかかる場合があります。

また場所によっては重機が侵入できないような場所に土地があり、解体工事に高額の費用がかかってしまうことがあるので注意が必要です。

周囲の環境を整えていない可能性も

ほかにも土地に生えている木や生垣の処分費用、外構工事にお金がかかることがあります。
建物やその土地の条件だけではなく、周辺の環境によっても整備費用に差が出てくる場合があるので、古家付き土地を購入する前に周囲の環境も確認しておくと安心です。

古家付き土地は安い反面上記のような状況があります。そのまま安全に古家を使用できる場合は解体する必要はないかもしれませんが、土地を安く手に入れて解体工事は自分たちで行うという場合は解体工事の費用や周囲の環境に注意する必要があります。

      更地よりも安いのはなぜ?

古家付き土地で解体せず住むことは可能?

古家付き土地を購入した後、建物を解体せずに住みたいと考える人もいるでしょう。実際古家に住むことは可能なようですが、管理はしっかり行わなければなりません。

古家は安いということもあり、住宅の状態がよくないという場合があります。雨漏りしたり、壁が薄かったり、ということもあるので状態によっては1度リフォームをしたほうがいいかもしれません。

トイレやお風呂、台所などの水回りは特に、劣化が進むのが早いですから補修やリフォームをすることをおすすめします。補修をしない場合でもきちんと状態を把握することが大切です。

内装も老朽化が進んでいることが多いため、見た目を気にするという場合は壁の補修や壁紙の貼り替え、またフローリングの補修などを行ったほうがよいでしょう。

      古家付き土地で解体せず住むことは可能?

解体費用までしっかり考慮に入れて金額を出そう!

古家付き土地を安く購入し解体して新しいかたちで土地を活用する場合、購入した古家にそのまま住む場合ではそれぞれで解体費用やリフォーム費用がかかります。「安く土地を購入できる!」と土地を手に入れても古家付きの場合は、解体費用なども考慮して予算をたてることが大切です。

古家の解体費用には足場の組み立て、廃材の分別や運搬作業、処分などの費用も含まれます。相場としては1坪あたり3~5万円となっていますが、古家の状態や大きさによって異なります。解体工事を行う際には業者に事前に見積もりをとるようにしましょう。

まとめ

古家付き土地は安く購入できるというメリットがありますが、古家を取り壊す場合は解体工事費用を自分で負担しなければならず、アスベストが建物に使用されている場合や周囲の環境が整っていない場合は解体工事費が高くなってしまうことがあります。

また古家付き土地を購入してそのまま住むという場合は管理に気をつける必要があります。リフォームを行う場合は、リフォーム費用がかかるので考慮しましょう。

古家付き土地を購入して解体を検討されている場合は業者に相談することをおすすめします。

解体工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「解体工事」をご覧ください。

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