盗聴可能な距離は何メートル?アナログ式・デジタル式の盗聴器を解説

2021.4.30

盗聴可能な距離は何メートル?アナログ式・デジタル式の盗聴器を解説

現在では、盗聴器は日本全国の店舗やネットなどで普通に販売されているために誰でも簡単に盗聴器を購入することができます。盗聴器には小型のものや高性能なもの、さらに専門知識を必要としない扱いやすいものまで出回っているため、盗聴を利用した犯罪も数多く存在します。

ここでは主にそんな盗聴器の盗聴可能な距離について紹介していきます。
「市販されている盗聴器はどのくらいの距離まで盗聴が可能なのか?」「その種類によっては盗聴できる距離も変わってくるのか?」について盗聴の距離や盗聴器の種類について詳しく見ていきます。

アナログ式盗聴器の場合

アナログ式盗聴器はアナログ波を使う盗聴器で、無線式盗聴器の種類の中でも昔から使われている種類の盗聴器になります。現在市販されている機種も実に豊富です。

盗聴距離はその機種によって違ってきますが、「数十~数百m」程度と限定された範囲で電波を受信することができます。
安いもので2万円程度のものもあれば、10万円以上の価格がするものもあります。

アナログ式盗聴器には電池式のものと電源を接続して利用するものの二つがあります。

電池式のアナログ盗聴器

電池式のメリット
電池式はその名の通り電池を使用する盗聴器で、電池式は小さめの盗聴器であるため天井や物の影といった、場所を選ばずに設置することが可能な点です。

電池式のデメリット
電池の種類や電波の強度によって電池の寿命は様々ですが、電気の供給量にも限りがあるために、ほとんどの場合が2~3日で電池切れをしてしまうという点が上げられます。

電源接続タイプの盗聴器

接続タイプのメリット
電池式の盗聴器とは違い、電気の供給量に限りがないために半永久的に電波を発信できるという点があります。

接続タイプのデメリット
コンセントの周辺や電子機器の中といった電源が確保されている決められた場所にしか設置できないという点です。

アナログ式自体のデメリット

アナログ式盗聴器には電池式や接続式など関係なくこれ以外にもデメリットがあります。それは電波の出力や仕掛けられた場所や環境によっても電波の届く距離に変化が起きるということです。

電波の出力が小さければ、かなり限られた範囲でしか使えませんし、マンションや一戸建てなどの屋内に盗聴器が仕掛けられていた場合などでも、家の壁や柱に使われている材質によっては電波に影響を与えます。
具体的な影響としては、受信できる距離が短くなったり長くなったりと不安定になったりします。
      アナログ式盗聴器の場合

デジタル式盗聴器の場合

デジタル式盗聴器はデジタル波を使う盗聴器のことです。デジタル周波数を使った専用の盗聴器以外にも携帯やスマートフォンを盗聴器として転用利用しているものがあります。
アナログ式の盗聴器と違うのは、デジタル式は盗聴距離の圏内に入っていれば、日本全国のどこからでも盗聴可能だというところです。

建材などの影響を受けにくく、車などで移動する場所にもGPS代わりに仕掛けられるタイプがあるのもデジタル式盗聴器です。価格は10万円前後となかなか高額です。

スマートフォンを使うのはどうして

デジタル式盗聴器は、携帯電話やスマートフォンを利用する人が増えてきています。周囲の音が拾える場所に電源の入った携帯やスマートフォンを隠して、それに電話を掛けることで音を聴くものです。

スマートフォンを使った盗聴器の特徴

携帯やスマートフォンはバッテリーで稼働しているため、バッテリー残量がなくなれば当然利用することはできなくなります。

このデジタル式はアナログ式の盗聴器と比較すると電源の確保が難しく携帯やスマートフォンを利用するのがほとんどのために逆探知が可能です。

しかし、デジタル波の調査には専用の特殊機材が必要になってきます。一般的な広域帯受信機では正確に傍受しづらいです。
そのため、盗聴器調査には長時間かかることもよくあります。
      デジタル式盗聴器の場合

スマートフォンを利用した遠距離盗聴例

最近では店舗やネットなどで盗聴器を購入して盗聴するのではなく、スマートフォンを利用した盗聴事件も増えてきています。
これはスマートフォンをデジタル式盗聴器として使用した場合には盗聴距離は関係なく、電話の使えるところならどこかでも可能のためです。

スマートフォンを利用する際での盗聴では、アプリを利用する手口が増えています。
もともとスマートフォンの中には、紛失や盗難防止のための遠隔操作アプリがあります。インストールされたスマートフォンのデータを別のスマートフォンで閲覧したりカメラの遠隔操作できる機能です。
アプリは誰にでもインストール可能ですので、知らないうちに身近な誰かにインストールされて盗聴されるケースは多いです。

またそれ以外にも暗号化通信やパスワード設定の有無次第では、第三者に簡単に通信情報を盗聴されてしまうこともあります。

セキュリティが甘いと最悪の場合は遠隔操作によってスマートフォンを完全に乗っ取られてしまう危険性もあります。セキュリティには注意しましょう。
      スマートフォンを利用した遠距離盗聴例

まとめ

このように盗聴器にもアナログ式とデジタル式と種類があり、その種類によって盗聴できる距離は違ってきます。
さらに最近ではスマートフォンのアプリを利用した遠距離盗聴を行った事件も増えてきていますので、スマートフォンの端末にはしっかりとロックを掛けて他人に気軽に貸さないように気を付ける必要があります。

また盗聴器の際で何か困ったことがあれば、盗聴器発見を専門にしているプロの業者に頼むのが安全で確実ですのでおすすめです。

盗聴器関係で頼れる業者や費用

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「盗聴器調査」をご覧ください。

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