冷蔵庫から水漏れが起こったとき、「とりあえず水漏れ箇所の周辺に異常がないか調べてみる。」という方は多いのではないでしょうか。しかし、冷蔵庫は水漏れ箇所から原因の特定が難しいため、原因と考えられる箇所を順番に確認する必要があります。
例えば、冷蔵室から水漏れが発生していた場合、その原因はパッキンの劣化かもしれないし排水口のつまりかもしれません。もしくは、コンデンサーの不具合である可能性もあります。どこで水漏れが発生したとしても、冷蔵庫の機器を1ヵ所ずつチェックしていかなければいけないのです。
順番にチェックしていくには時間がかかりますし、原因が判明したとしても専門知識やスキルがなければ直せない場合もあります。すぐに水漏れを止めたいときは、弊社にご連絡ください。お近くの業者をご紹介させていただきます。
目次
冷蔵庫から水漏れするトラブルの原因と対処法を一覧化!
冷蔵庫の水漏れの原因となる箇所は、おもに上図の6箇所です。6箇所のなかのどれが原因なのか水漏れが発生している場所から判断するのは難しいため、まずは考えられる箇所を順番にチェックしていきましょう。
水漏れの原因が「給水タンクが外れていただけ」などであれば、自力ですぐに改善することも可能です。しかし、「コンプレッサーの故障」が原因の場合は修理もしくは買い替えが必要になります。
不具合のある箇所は自分で探すこともできますので、これからご紹介する考えられる原因をぜひ参考にしてみてください。
もしキッチンのフローリングが濡れていて、冷蔵庫から水漏れしているのかがわからない場合は、水道メーターから水漏れ箇所を特定してみましょう。
引越しや停電で水漏れする場合もある
冷蔵庫から水漏れする6つの原因の他に、故障ではなく引越しや停電などで電源が落ちることで水漏れしている場合があります。冷蔵庫の電源が落ちると、冷蔵庫の冷やす仕組みが機能しなくなります。冷蔵庫が冷やされなくなると霜が一気に溶けてしまい、ドレンパンから溶けた水があふれてしまうのです。
そのため、いつの間にか冷蔵庫の下の床が濡れているということがあります。もしドレンパン(蒸発皿)に水が溜まっていたら、捨てるようにしましょう。ドレンパンのある場所やドレンパンから水漏れするその他の原因は「【原因4】ドレンパン(蒸発皿)からあふれている」で詳しくご紹介しています。
【原因1】給水タンクが外れている
給水タンクが冷蔵庫内の給水部分にしっかり差し込まれていない場合、空いてしまった隙間から水漏れがジワっと発生することがあります。まずは給水タンクがしっかり奥まで差し込んであるか確認をしましょう。
また、給水タンクを冷蔵庫の給水部分にキッチリ差し込んでいるにもかかわらず、給水タンクから水漏れが発生している場合は、給水タンクのゴムパッキンが劣化しているおそれがあります。その場合、ゴムパッキンを交換する必要があるので、家電量販店や電気屋などから取り寄せて交換してみましょう。
※ゴムパッキン:ゴムパッキンとは水漏れを防ぐために、給水タンクと給水部分の繋ぎ目に付着されているゴム製の部品のこと。給水タンクだけでなく、冷蔵室のドアや冷凍庫のドアなど、いたるところで使われている。
【原因2】霜取りのドレンホースの不具合
給水タンクに問題がなかったとき、次に確認する場所がドレンホースです。ドレンホースとは、冷蔵庫内で発生した排水を受け皿へ運ぶホースのことをいいます。ドレンホースに何かしら不具合が起きていると、冷蔵庫内で発生した排水を流せなくなり、水がドレンホース周辺からあふれ出してしまいます。
ドレンホースに不具合が起きるおもな原因は以下の3つです。
・汚れによるドレンホース内のつまり
・ドレンホースが凍っている
・ドレンホースが破れている
それぞれ対処法が違いますので、不具合に合わせて対処しなければいけません。原因別の対処法をご紹介します。
冷蔵庫の裏側にドレンホースが設置されている場合は、表面にカバーが設置されています。プラスドライバーかマイナスドライバーを使ってカバーを取り外しましょう。カバーを外すと下を向いている小さな穴があります。それがドレンホースです。
「汚れによるドレンホース内のつまり」の対処法
野菜室の奥にあるドレンホースは取り外しが可能です。ドレンホースを取り外して、ドレンホースの両先端に汚れによるつまりがないか確認をしましょう。汚れがつまっている場合は、針金もしくはつまようじで汚れをかきだして掃除しましょう。
冷蔵庫の裏側にドレンホースがある場合は、ドレンホースが取り外せないこともあります。その場合は表面に露出している小さな穴に付着している汚れを可能なかぎり取り除きましょう。
「排水ホースが凍っている場合」の対処法
寒い時期であれば、野菜室奥にあるドレンホースが凍ってしまうことがあります。そのときはドライヤーを使ってドレンホースを解凍しましょう。そして、解凍したあとは水気をしっかりと拭き取り冷蔵庫に再接続してください。
また、冷蔵庫裏にドレンホースがある場合も、ドレンホースが露出している部分にドライヤーの温風を直接当ててドレンホースを解凍しましょう。
「ドレンホースが破れている場合」の対処法
冷蔵庫を長年使っている場合、ドレンホースが経年劣化により破れてしまうことがあります。その場合はドレンホースを交換しなければなりません。家電量販店や電気屋などに問い合わせて、ドレンホースを取り寄せましょう。
自分で排水ホースを取り付けることも可能ですが、排水ホースの付け方を誤ってしまうと、水漏れが収まりません。そのため、排水ホースの取り換えに自信がない場合は、メーカーや購入先のお店、修理業者に排水ホース交換の依頼をしましょう。
ただし、冷蔵庫の機種によっては生産が終了しており、部品の在庫がメーカーにない場合もあります。その場合は、残念ですが冷蔵庫の買い替えを検討しましょう。
【原因3】排水口のつまり
ドレンホースが野菜室の奥にあるとき、排水を受け皿へ流し出す排水口があります。この排水口に汚れが溜まっていると、水の流れがせき止められてしまい、水が冷蔵庫内部にあふれ出してしまいます。
そんなときは針金もしくはつまようじを使って排水口の汚れをかきだしましょう。排水ホースが冷蔵庫裏にある場合は排水口がないことが多いので、排水口が水漏れの原因であることは考えにくいです。
【原因4】ドレンパン(蒸発皿)からあふれている
ドレンパンとは、ドレンホースから流れてくる排水を溜めておく受け皿です。通常、ドレンパンに溜まった排水は冷蔵庫の熱によって蒸発するようになっています。しかし、排水の量が多いとドレンパンから水があふれて、冷蔵庫の床から水漏れを起こしてしまうのです。
この場合は、ドレンパンに溜まっている水を捨てて空の状態にすることで、水漏れを解消できます。ご自宅の冷蔵庫を調べてみて、ドレンパンに水が溜まっているようなら捨てるようにしましょう。
ドレンパンが水でいっぱいにならないための対策方法
ドレンパンに溜まっている水を捨てておけば、一旦は水漏れを止めることが可能です。しかし、排水量が増える原因を解決しなければ水漏れは再発してしまいます。ドレンパンを空にしたら、排水が増える原因も一緒に解決しておきましょう。原因とその対処法は以下のとおりです。
【排水が増える原因と対処法】
原因 | 対処法 |
ドアを開け過ぎている ドアをしっかり閉めていない |
ドアを開ける回数、時間を減らす。 ドアがしっかり閉まっているのか常に確認する。 |
冷蔵庫の放熱板と壁の間に十分なスペースがない | 放熱板が冷蔵庫の裏に設置されている場合は50ミリメートル以上、側面に設置されている場合は5ミリメートル以上、上部に設置されている場合は50ミリメートル以上のスペースを壁との間に作る。 |
冷気の吹き出し口がホコリや霜でふさがれている | 冷気の吹き出し口を定期的に掃除する。 |
※放熱板:冷蔵庫の熱を外部へ放出させる機器のこと。
上記のようなことが起こると、冷蔵庫内の温度が上がって霜が溶けてしまいます。溶けた霜は排水となり冷蔵庫の外に排出。排出量がドレンパンの容量を超えると、水漏れするのです。
1.ドアを開け過ぎている、ドアをしっかり閉めていない
排水量を減らすために、まずはドアを開け過ぎないように意識しましょう。節電アドバイザーの方の話によると、夏場の冷蔵庫は10秒開けただけで庫内温度が1度上昇するそうです。(引用元:NEWSポストセブン 夏場の冷蔵庫、10秒開けると1度上昇 節電は1秒を大切に)
「一度の開閉は10秒以内」を目安にするといいかもしれません。また、冷蔵庫に食材を入れ過ぎていると、閉めたつもりでもドアが食材に押し出されて勝手に開いてしまうことがあります。食材の入れ過ぎにも要注意です。
2.冷蔵庫の放熱板と壁の間に十分なスペースがない
冷蔵庫の場所を見直してみてください。冷蔵庫の裏・側面・上部のいずれかには放射板が設置されており、放射板と壁の間には十分なスペースが必要です。スペースがないと熱を外部へ排出できなくなり、冷蔵庫内部に熱がこもってしまいます。
熱がこもることによって、冷蔵庫内の温度が上昇してしまい、霜が溶けて排水量が増えます。霜が溶けるのを回避するために、冷蔵庫の裏・側面・上部にはスペースを作りましょう。また、冷蔵庫が大きく1人では動かせない場合は、誰かに手伝ってもらい移動させるようにしましょう。
3.冷気の吹き出し口がホコリや霜でふさがれている
冷気の吹き出し口を定期的に掃除することも大事です。冷蔵庫の内部には冷気を出すための吹き出し口がありますが、時間が経つと汚れや霜が吹き出し口に溜まっていきます。吹き出し口の汚れや霜を放っておくと冷気が排出されなくなり、冷蔵庫内の温度が上がってしまうのです。ヘラでこすったり、タオルで拭き取ったりするなどの掃除をして、汚れや霜を取り除くようにしましょう。
【原因5】ドアのパッキンが劣化している
パッキンとは、すき間ができないようにするために取り付けるゴム状の部品のことです。パッキンが劣化するとすき間が発生し、外からの空気が入り込むため、霜が大量に発生してしまうのです。
ある程度長い年月使用していると劣化していきますので、交換が必要になります。パッキンが「割れている」「固くなっている」「ヒビが入っている」というような症状が現れたら、交換のサインです。
パッキンは、基本的に冷蔵庫のすべてのドアに使用されています。冷蔵室、冷凍室、野菜室など、すべてのドアのパッキンを一度確認してみてください。
ご自身で交換する場合は冷蔵庫の取扱説明書を読み、メーカーやパッキンの種類や取付方法を間違えないように注意して対応しましょう。
【原因6】コンプレッサーが故障している
ドレンホース、排水口、ドレンパン、パッキンを確認しても水漏れが直らない場合、コンプレッサーなどといった庫内の重要な部品が故障していることが考えられるので、修理に出すか、新しい冷蔵庫に買い替えるようにしましょう。
コンプレッサーなどの重要機器を修理する場合、機器をバラバラにする必要があるため、個人でおこなうにはハードルが高い作業です。
冷蔵庫の重要機器とは、コンプレッサー、コンデンサー、膨張弁(ぼうちょうべん)、毛細管(もうさいかん)、エバポレーターなどの機器のことです。このなかのどれか1つにでも故障が発生すると「ヒートポンプ」という冷蔵庫を冷やす仕組みが機能しなくなってしまいます。
冷蔵庫を冷やす仕組みが機能しなくなると、霜が溶けて排水が増え、ドレンパンから水漏れが発生してしまうのです。この場合、応急処置としてドレンパンに溜まった排水を捨てれば水漏れは防げます。
しかし、コンプレッサーの故障を放置すると、冷蔵庫は依然として冷えない状態のままです。もしコンプレッサーなどの部品から変な音がする場合は、放置せず一度メーカーや修理業者に故障をしていないかの点検をしてもらい、修理に出すか買い換えるかを相談してみましょう。
冷蔵庫の修理にかかる費用の相場
冷蔵庫から水漏れが発生した場合は点検すべき箇所が多いため、自分で水漏れの発生原因を見つけることは少し大変かもしれません。
水漏れ原因を調べてもわからない場合は、メーカーに相談してみましょう。修理が必要な場合は、メーカーや修理業者に依頼をしてみてください。メーカーに依頼する場合、保証期間内であれば基本的に無料で修理をしてくれます。家電量販店によっては保証期間の延長がされている場合もありますので、確認してみましょう。
保証期間が過ぎていたら、修理費用がかかります。メーカーによる修理費用は部品代や出張費用にもよりますが、約6,000円~3万2千円ほどかかります。すぐに修理してもらいたいという場合は、修理業者に依頼するのがおすすめです。修理業者に依頼する場合、費用は約6,000円~かかります。業者の場合も部品代や出張費によって費用は変動します。
冷蔵庫の修理に必要な部品をメーカーが保有している期間は9年です。9年を過ぎても部品がまだある場合もありますが、部品がない場合は修理ではなく新しく買い替えをしたほうが良いでしょう。
冷蔵庫の水漏れを放置するとどうなる?
冷蔵庫が水漏れしているまま放置しておくと、以下のような影響が出てしまいます。水漏れを発見したら、なるべく早く対処するようにしましょう。
カビが発生する
水漏れにより湿度が高くなり、熱によって温度も高くなるとカビが発生しやすくなります。カビが生えると臭いの原因になってしまうおそれもあります。
食材が傷む
水漏れが発生しているときは冷蔵庫内の温度が高くなっていることも多く、放置すると、食材が傷んでしまいます。
まとめ
冷蔵庫から水漏れする原因は6つありました。順番に原因箇所を確認し、自分で対処できる原因であれば直してみましょう。ただし、コンプレッサーの故障や原因がわからなかった場合はプロの人に任せるのがおすすめです。
メーカーの保証期間内であれば無料で修理してもらえます。保証期間を過ぎていているようでしたら、メーカーもしくは修理業者に依頼をして直してもらいましょう。
少しでも早く冷蔵庫の故障を直したいとのことでしたら、弊社にご連絡ください。弊社なら冷蔵庫の状況に応じた最適な業者をご紹介いたします。また、受付時間は24時間365日。早朝でも深夜でも対応しますので、時間帯や時期を気にせずにご相談ください。
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