雨漏りをコーキングで補修するやり方!種類の選び方と注意点

2022.11.1

雨漏りをコーキングで補修するやり方!種類の選び方と注意点

雨漏りをコーキング剤で補修するなら、用途に合わせたコーキング剤選びをしましょう。コーキング剤にはいくつか種類が存在し、使用する場所や使う目的によって使い分ける必要があるのです。

この記事は、コーキングの種類と選び方について詳しくご紹介しています。また、雨漏りのコーキング補修をDIYでおこなうときのやり方について解説していますので、扱い方が分からないという方はぜひ参考にしてみてください。

コーキング剤の種類と選び方

雨漏り修理に使われるコーキング剤にはさまざまな種類があります。今回は代表的なコーキング剤の種類を4つご紹介します。それぞれ適した場所や特徴が異なりますので、用途に合わせて選ぶようにしましょう

(1)シリコン

特徴 適した場所
シリコンのコーキング剤は耐久性・密着性が高いのが特徴です。価格も安く、さまざまな場所に使用することができます。ただし、上から塗装をすると剥がれてしまうことがあります。 ・キッチン
・浴室
・ガラス

【セメダイン JISシリコーンシーラント】

(2)変形シリコン

特徴 適した場所
シリコンより多少耐水性や耐熱性が劣りますが、コーキングの上から塗装が可能なコーキング剤です。こちらもさまざまな場所に使用できますが、値段は他の種類に比べて高いです。 ・モルタル
・コンクリート
・窓枠
・金属
・配管

【セメダイン 変成 シリコーンシール】

(3)ウレタン

特徴 適した場所
ウレタンのコーキング剤は、密着性や弾性が高いのが特徴です。変性シリコンよりも長持ちしやすいですが、紫外線に弱いためガラス周りには使用できません。また塗装で保護をする必要があります。 ・モルタル
・コンクリート
・木材

【コニシ ボンド ウレタンコーク】

(3)アクリル

特徴 適した場所
アクリルのコーキング剤は湿っている場所にも使えるのが特徴です。ただし、耐久性はそれほど高くないので、劣化が早いです。補修にはあまり使われていません。 ・モルタル
・コンクリート

【ボンドアクリルコーク NB ホワイト】

どの種類を選んだらよいのか分からないという方は、販売店やメーカーに問い合わせてみるとよいかもしれません。コーキング剤はホームセンターでも購入することができます。

コーキングをする前に準備するもの

コーキングをおこなうときは、コーキング剤以外にも用意しなければいけないものがあります。

コーキングガン
コーキング剤を使用するためには、コーキングガンと呼ばれる道具が必要です。コーキングガンには手押し式電動式エアー式がありますが、初心者にオススメなのは手押し式です。値段が安く手に入りやすい上、充電をおこなう必要もありません。

【タジマ コーキングガン コンボイジャスト CNV-JUST】

マスキングテープ
マスキングテープは、コーキング剤が補修箇所以外に付着してしまうのを防ぐために使用します。

【ニトムズ マスキングテープ PT7】

ヘラ
ヘラは、埋め込んだコーキング剤を均一にするために使用します。

【SK11 ソフトコーキングヘラセット】

カッター
カッターは既存のコーキングを取り除くために使用します。家にあるようなカッターでも構いません。

【オルファ(OLFA) ハイパーAL型 オートロック式大型カッター 193B】

プライマー
プライマーは、コーキング剤を密着させるために下地として使用するものです。

【ボンド シールプライマー7N】

雨漏りのコーキング補修をDIYでおこなう方法

コーキングに必要なものが揃ったら、いよいよ作業に取り掛かってみましょう。基本的なコーキング方法は以下のとおりです。

1.カッターで既存のコーキングを撤去する
2.つなぎ目の周りにマスキングテープを貼り、養生する
3.プライマーを塗布する
4.コーキング剤をコーキングガンに入れ、上から下に向かって注入する
5.ヘラを使って均一にならす
6.コーキング剤が乾く前にマスキングテープを剥がす
7.乾燥させたら完成

屋根のコーキング補修は危険!

屋根のコーキングは高所での作業になります。最悪の場合、落下してしまうおそれがありますので屋根のコーキングは業者に依頼をするようにしましょう

また屋根のコーキングは難しく、素人がおこなうと雨漏りを促進させてしまうことがあります。コーキング作業は技術や知識が必ず必要になりますので、無理に補修しようとせず、まずはプロに相談してみてください。

プロによるコーキング補修の費用相場

コーキング補修を依頼したら一体いくらかかるのでしょうか。軽度のコーキング補修でしたら、数万円ですむようです。ただし、屋根のコーキング補修の場合、足場代がかかるので追加費用がかかる場合があります。

また、必ずしも雨漏りはコーキングの補修で直るとは限りません。場合によっては壁の張り替えや屋根の葺き替えなどが必要になる場合もあるので、一度雨漏りの調査を依頼してみるとよいかもしれません。

現地調査により費用相場を出してもらい、もし高いな……と感じるようでしたら、相見積もりがオススメです。他の業者にも見積りを出してもらい、納得のいく業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

雨漏りをコーキングで補修する場合、コーキング剤選びが重要です。さまざまな種類がありますので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。

簡単な補修でしたら自分でコーキングをおこなうことができます。ただし、屋根のコーキングは高所での作業になりますので、プロに依頼するのがオススメです。

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※状況によっては全体修理をおすすめする場合もございます。

雨漏りを放っておくと天井や屋根が腐り、被害が拡大することも。天井から音がしたり、シミがあるなら、できるだけ早くプロに相談して対策しましょう!

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