「電気温水器からお湯が出ない」そう悩んだ経験ありませんか?
電気温水器はその特性上、故障もしていないのにお湯が出なくなってしまうこともあります。また、精密機器である以上、突然の故障が起きてしまうことも十分ありえます。
電気温水器が突然使えなくなってしまうと、お風呂に湯が張れなくなったり、シャワーを浴びれないなど、生活をする上で非常に不便となってしまいます。急に使用できない……そのようなときはどうすればよいのでしょうか?
今回は電気温水器からお湯が出なくなってしまったときに考えられる原因や故障のサインをご紹介します。突然故障した……そう思う前にいちどセルフチェックをして、本当に故障したのか、一時的な不具合かどうか見極めて、給湯器を修理できる業者に連絡するようにしましょう。
電気温水器のしくみと特徴
電気温水器からお湯が出ないとき、実は電気温水器が壊れているケースと壊れていないケースの2種類があります。
電気温水器はそのしくみの特徴から、ある状況だとお湯が出なくなってしまう可能性があるのです。
一般的に使用されている電気温水器は、お湯を沸かして蓄えておき、必要なときに使用していくタイプの給湯器です。電気代があまり高くならない夜間に、電力を使いお湯を沸かしてタンク内にためておきます。電気を利用して過熱するため、安全かつ、使用したいときすぐにお湯が出るようになります。
しかしその特徴から、お湯をためるためのタンクサイズ以上のお湯を貯蓄できないため、一度使い切ってしまうとお湯が翌日まで出なくなってしまう可能性があるのです。
追い炊き機能がある場合は設定後数時間経てば再び使用できるようになりますが、夜間以外に電力を使用すると電気代が割高になってしまいます。
お湯が出ない場合に考えられる原因
電気温水器からお湯が出ない場合に考えられる原因として以下のものがあげられます。
●給湯器の電源が入っていない・止水栓が閉じたままになっている
電源がついていなかったり、水を供給する止水栓が閉じたままになっているとお湯を作ることができません。お湯が出ないときは、電気温水器本体の電源や止水栓の状態を確認してみましょう。
●気温が氷点下で給湯器が凍結した
よく寒冷地で起きやすい問題です。本体に供給する配管や、本体の中の水が凍結して出てこなくなります。凍結してしまうと、氷った水によって電気温水器の配管やタンクが変形してしまう可能性があります。そのため、あわてて電源をつけると状況が悪化するおそれがあるので注意が必要です。
●電気温水器自体の故障
電気温水器本体の不具合や経年劣化によって故障している場合、うまくお湯が沸かなくなります。本体が故障している場合は、エラー表示がされていることがあるので使用している電気温水器の取扱説明書を確認しましょう。
業者を呼ぶ前に確認するべきこと
電気温水器からお湯が出ないとき、業者に依頼する前にまずは自分で「なぜお湯が出ないのか」を確認していく必要があります。
上記でも紹介しましたが、電気温水器のお湯が出なくなった原因で最も多いのが、お湯の使いすぎです。多くの場合は1日経過、もしくは再度追い炊きを設定して数時間経つと再びお湯が使えるようになります。電気温水器のお湯が出ないとすぐに業者に連絡するのではなく、様子を見て原因を探ることも大切です。
ほかにもお湯が出ない原因は断水や配管の水漏れが原因で引き起こされている可能性もあります。そのため、いちど電気温水器の給水関係に問題がないか確認してみるとよいでしょう。
水漏れが起きている場合は目視で確認できない場合が多いので、水道メーターを確認して、水道代が高額になっていないか見る必要があります。
電気温水器自体が故障していた場合は、修理のおこなえる電気業者や水道業者などに連絡をして、修理を依頼しましょう。電気温水器の修理を依頼する際は、修理後のアフターフォローまでしっかり付属しているかどうかも大切になります。
また、故障状況によっては新品に交換するほうが安価に済ませられる可能性もあるので、電気温水器が故障しているかどうか確認をしてからおこなったほうがよいでしょう。
電気温水器の寿命と故障サイン
電気温水器からお湯が出ないときに考えられる原因のひとつとして経年劣化がありますが、本体の寿命はどれぐらいなのでしょうか?
当然、電化製品かつものである以上、寿命は存在します。一般的な家電は10年程度ですが、電気温水器の寿命は15年から20年ほどとなっています。多くは15年を過ぎると不調が見られ始めるので、交換するとよいでしょう。
電気給湯器は水を扱う以上、故障して水漏れした場合に建物内外にまで影響を与えてしまうこともあるので、早めに対処をするようにしましょう。
給湯器に以下の不調が発生した場合は故障している可能性があります。給湯器修理の業者に相談して、見てもらうとよいでしょう。
●異音が聞こえる
●温度が安定しない
●エラー表示される
電気温水器の修理にかかる費用
電気温水器からお湯が出ないとき、場合によっては修理もしくは交換をしなくてはいけなくなります。修理にはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?
部品代 + 技術料 + 出張費 = 総額
多くの場合、このような内訳で電気温水器の修理をおこなってもらえます。中でも部品代は故障状態によって大きく変動しやすくなります。
水道管配管部のパッキンゴムが劣化によってうまく給水できなかった場合だと、パッキンの交換だけなので安価に済みます。
しかし、電気温水器の制御盤などが壊れていたら、大掛かりな修理になってしまう可能性があるので、費用が高くなるケースもあります。
また、製造から年数が経ってしまっているものは、交換する部品がなく、パーツ代金が高額になっている場合もあるので、修理の費用はそれぞれの給湯器の状況によって変化します。
より正確な修理費用を知りたいのであれば、給湯器の修理業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。
まとめ
電気温水器からお湯が出ない場合、一時的な不具合と、本体・周辺部分の故障によるものの2種類あることがわかりました。そのため、本当に故障してるかどうか、電気温水器をチェックすることが重要になります。
お湯の使いすぎによって一時的に出なくなってしまった、という可能性も十分に考えられるので、あわてて給湯器修理をするプロに連絡せずに、1日様子を見てみるのもひとつの手段といえます。
電気温水器の修理は、機器の状態によって費用が大きく変動します。そのため、修理をおこなうか、交換すべきか電気温水器の状態を確認してしっかり見極めるようにしましょう。
給湯器修理・交換を依頼できる業者や料金
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