震度7の地震はどれくらいの揺れ・被害なのか解説!その対策も

2021.4.30

震度7の地震はどれくらいの揺れ・被害なのか解説!その対策も

近年、日本で震度7の地震がたびたび発生し、大きな被害をもたらしています。しかし、その揺れの規模や詳しい被害について、ご存知でないという方もいるでしょう。

そこでこの記事では、震度7の地震について紹介します。震度7がどれくらい揺れて、どのような被害を出すのかということに加え、身を守るためにできる対策についても紹介します。今後予想される大地震に備え、ぜひ参考にしてください。

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震度7の地震の揺れはどのくらいなのか

まず、震度ではどれくらいの揺れを感じるのかを知っておきましょう。室内で震度7の揺れが起きると、歩くことができないだけでなく、立っていることすらできません。

さらに、地震の揺れによって身体全体が揺れたり、飛ばされてしまうこともあるのです。このため、震度7の地震が起きたときには、机やテーブルの下にかくれて身を守ることが大切です。

人間の身体が飛ばれるだけでなく、家においてある家具や食器なども移動するでしょう。机やテーブルも移動するため、柱をしっかりとつかんで支える必要があります。移動するだけではなく、飛ばされるおそれもあるので覚えておくとよいかもしれません。

また、建物やその周辺にも影響が出ることも多くなります。建物の一部が破損したり、建物自体が倒壊してしまうこともあるのです。建物周辺の塀なども崩れてしまったり、倒壊してしまうおそれがあるのです。その詳しい内容については、次章で解説していきます。

震度7の地震の揺れはどのくらいなのか

震度7の地震で想定されている被害はどのくらいなのか

地震の多い日本では地震が起きたときの被害も想定されています。震度7ではどれくらいの被害が起きると想定されているか知っておくと、避難をするときに役立つでしょう。

住宅の被害はどのような建物であるかによって被害の状況が異なります。木造住宅で耐震性が低いものだと、住宅の一部が損壊するだけでなく、倒壊するものが多いです。鉄筋コンクリートの住宅でも、老朽化しているものなど、場合によっては倒壊するものがあるでしょう。

倒壊しないにしても、家の屋根や外壁などが破損し、落下してしまうこともあります。落下してしまうと、その下にいた人やものにぶつかり、被害が拡大してしまうこともあるでしょう。また、ブロック塀なども強度が十分でないと倒壊や破損のおそれがあります。

損壊をするおそれが住宅の中にいると、ドアや部屋が変形をして脱出することができず救助が必要になるかもしれません。住宅が倒壊した場合には、下敷きになってしまうこともあるでしょう。

震度7の地震になると住宅が損壊する被害だけでなく、ライフラインやインフラへの影響も大きいものになります。ガス、水道、電力などの供給が停止し、使えなくなるでしょう。

安否確認の電話やメールが増えるためスマートフォンや携帯電話がつながりにくくなるとも想定されています。どのインフラも安全確認や補修などで復旧までに時間がかかることも考えておくとよいでしょう。

震度7は最大!勘違いしやすい10段階の震度階級

震度階級とはどれくらい大きい地震であったかを示すものです。この震度階級で一番大きい震度は、震度10であると考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、震度階級で一番大きいのは震度7なのです。震度階級は震度0から始まり、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7の順になります。

それぞれの震度の特徴を簡単に紹介すると、震度0は人が揺れを感じないくらい小さな揺れです。震度1から3は屋内にいる人が揺れを感じるくらいの大きさになってきますが、被害はほとんど出ないでしょう。

震度4にもなると、ほとんどの人が揺れに気づき、つるされているランプなどが大きく揺れるでしょう。また、震度4になると、電車や地下鉄などが安全確認のために遅延が発生したり、運転を見合わせたりします。

震度5弱と震度5強だと、地震に対する恐怖感を感じるようになります。移動することが難しくなり、ものにつかまって揺れに耐える必要があるのです。これくらいの震度から固定してない家具が移動したり、転倒したりします。

震度6弱と震度6強にあると、立っていること自体が難しくなるでしょう。固定していない家具は大きく移動や転倒し、けがをする危険性が増加します。住宅の窓ガラスや瓦が割れるようなことだけでなく、損壊や倒壊する住宅も出てくるのです。

震度7の地震から身を守るためにできる対策とは

震度7の地震から身を守るためにできる対策とは

震度7の地震が起きると住宅が倒壊するだけでなく、ライフラインやインフラなどにも大きな影響を及ぼすといわれています。震度7がどれくらいの揺れかやその被害想定を把握し、それをもとにして、身を守るために対策をしましょう。

身を守るためにやっておきたい対策は、自宅からの脱出経路の確認、非常食の準備、耐震補強です。どれも大きな地震が起きたときに役立つ大切なものになっています。

自宅からの脱出経路の確認は、地震が起きるとドアから出られなくなったときに別の方法で脱出するときに役立ちます。地震によってドアが変形すると、人間の力では開けることができなくなるのです。このため、バールやバットなどの硬いもので部屋の窓ガラスを割って脱出することになります。

大きな地震が起きるとコンビニやスーパーで飲料水や食料を購入できなくなるので、自分で確保しなければいけません。そこで、あらかじめ準備をしておきたいものが非常食になります。非常食が必要な日数は最低3日間だといわれています。もちろん、非常食が多ければ多いほど、地震の不安を和らげることができるでしょう。

地震によって建物が損壊や倒壊してしまうと、家から脱出できなくなったり、下敷きになってしまうおそれがあります。建物の耐震性に不安がある場合には、まず耐震診断をおこないましょう。その結果を踏まえて、必要に応じて耐震改修工事をし、家の耐震性を高めるようにしてください。

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まとめ

震度7だとどれくらいの揺れがあり、どれくらいの被害が想定されるのかを紹介しました。人が立っていることができず、飛ばされることもあるくらいの揺れになります。被害も大きくライフラインやインフラの復旧に時間がかかるでしょう。

地震の対策として、自宅からの脱出経路の確認、非常食の準備、耐震改修工事があります。どれも自分の身を守るためにできる対策です。しっかり準備をして、地震から身を守りましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「耐震工事」をご覧ください。

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