
寒がりの方必見!なぜ家が寒いのかと、その対策についてご紹介していきます。
寒い日は暖房をかけて家の中でゆっくり過ごしたいです。ですが、暖房をつけても部屋がなかなか温まらず、家全体が寒いことがあります。だからといって暖房を長時間使用していると、電気代が気になります。また、高い温度設定で暖房を使うと環境にもあまりよいことでもないです。
効率的に家の中を暖かくすることができれば、節約にも環境にもよいものです。
目次
家が寒いとき、見直すべきなのは「床」と「窓」なわけ
マンションよりも戸建は寒い…その理由
戸建て住居は家全体が冷たい冷気にさらされているため、マンションより寒くなってしまいます。
戸建て住居は外気に触れる面積が多いため、家の中の暖かさを外の冷気が冷やしてしまうのです。冷気は地面、屋根、外壁、窓、戸などから家を冷やすため、家全体から冷やされていきます。
それに対して、マンションは部屋ごとが隣接しているため外気に触れる面積は戸建て住居と比べると少なく、それほど寒くはならないのです。
24時間換気は寒いからといって切ってはいけない?
寒いため、冷気が入ってくる場所は閉めてしまいます。そのため、24時間換気からも入ってくる冷気も止めてしまいたいです。ですが、24時間換気は止めてはいけないのです。
建築技術が上がっているなか、高気密高断熱技術が進み自然な通気をすることはほとんどなくしなくなっています。その結果、建材から出る「ホルムアルデヒド」や「トルエン」「VOC」などの化学物質が外に出ることなく、人体に影響を与えてしまっています。体の不調につながる科学物質を逃がし、自然な空気と入れ替えるために24時間換気は動かしていなければならないのです。
また、24時間換気を止めてしまうと結露ができてしまいます。
窓などが結露してしまう原因の1つには換気がされないということがあるのです。その結果結露ができ、カビまで発生してしまうおそれもあります。
寒さ対策は「窓」と「床」である理由
寒さ対策グッズが販売されているなか、床と窓の対策グッズは多く販売されています。
寒さの原因が床と窓がだからです。家全体が冷気に当てられることで、家は冷えていきますが、床と窓には寒さがこもりやすいのです。
そのため、暑い夏場でも窓と床はひんやりと冷えています。
今からできる。家が寒いなら必見の「窓」から暖かくする方法
家の寒さを対策するにはいろいろなグッズが販売されていますが、手ごろな物でも簡単に寒さ対策ができるのです。寒い風が侵入しやすい窓の対策をできるものをご紹介します。
割れ物などの梱包に使われることのある梱包材になります。プチプチなどともいわれるものです。窓に梱包材を貼るだけで、暖房などの効果を上げ暖かさを保ち、外から冷気が入らないようにしてくれます。
プチプチの付いている面を窓側に向けて張ることにより、でこぼこしている部分が窓との間に空気の壁をつくり、断熱性を上げてくれます。
また、夏場は外の熱い外気を遮断してくれるため、一年中効果的になります。
冷気を遮断してくれる窓に張る専用のシートや、窓の隙間を塞いでくれる専用のテープなどもあります。
また、冷気は下に溜まりやすいので窓の下にボードを置いておくことや、断熱材を用いることで効果的に暖かくしてくれます。
「床」の寒さ対策はこれで完璧。暖かくする方法
窓だけでなく、寒さがこもりやすい床も対策することで家の寒さをさらに対策できます。
寒くなると床にカーペットやラグなどを敷き暖かくしますが、それだけですと床の冷気が冷ましてしまいます。
カーペットを敷く下に、アルミシートを敷くことで対策ができます。アルミシートは断熱効果があり、床の暖かさを保ってくれます。カーペットの下に敷くので、見た目もさほど気になることはないでしょう。
また、床暖房を設置することで部屋だけでなくカーペットを敷くことのない場所も暖かくなり家全体が暖かくなるでしょう。
こんな家は「窓」の寒さ対策より「床」―床を対策しよう
窓と床の対策についてご紹介しましたが、戸建て住宅のよって対策するべきポイントは違ってきます。
1階と2階があるような場合ですと、1階をどれだけ温めても1階は暖かくなりにくく、2階は暖かくなっていきます。暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下に溜まりやすいので、2階の冷気も1階に降りてきます。
また、1階にガレージになり2階が居住スペースになっている戸建て住宅は、寒さが1階のガレージに溜まるため、2階でも床が冷ます。そのため、窓を対策することも大切ですが、床を対策することで1階にある寒さを和らげます。
断熱工事の効果はすごい!寒さも熱さもこれで解決
寒い家をグッズなどで対策していくこともできますが、断熱工事もよいものです。グッズで対策していても、家全体を対策することはなかなか難しいです。
一部の部屋だけを暖かくしていても、移動する際は寒くなります。その際に「ヒートショック」をしてしまうおそれがあります。
ヒートショックとは、暖かいところから急に寒いところに移動した際に、血管が収縮し血圧が上昇し体に負荷がかかるものです。脳卒中や心筋梗塞を引き起こすこともあるのです。
そうならないためにも、家全体を暖める必要になってきます。
断熱工事をするだけで、家全体が暖かくなるためヒートショックを引き起こすおそれもなくなります。
まとめ
家の窓や床を対策するだけでも暖かさは変わってきます。暖房などで大きく電気を消費することも抑えられます。よく過ごす部屋だけでも対策することもいいでしょうが、家のよく冷える廊下なども断熱工事をすることで暖かく、また部屋から出た際に気温が急に下がることがなくヒートショックの対策にもなることいいでしょう。
対策などしてみてもあまり寒さが変わらないと感じたりした際は、業者の方に相談してみてもよいでしょう。
断熱工事を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「断熱工事」をご覧ください。