砂壁はいつリフォームすべき？ひび割れなど見逃してはいけないサイン

砂壁をリフォームしたくても、わからないこと、不安に思うことは多いですよね。特に値段と工期については気になると思います。また自分でリフォームをできるなら、やってしまいたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。本当に自分でできるのでしょうか？ここでは砂壁のリフォームについて特徴、費用、工期の3点から比べていきます。

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砂壁とは？リフォームするタイミング

和室などでよく見られる砂壁は畳とともに心を落ち着かせてくれる存在ですよね。砂壁は防火性が高く、湿度を調節してくれる効果があるため、機能性にも優れています。砂壁は色砂をのりで練り、主に土壁に塗られます。色砂にはさまざまな材料が使われており、貝殻粉、色ガラス粉などが使用されています。

リフォームはいつするべき？

日本の伝統的な空間を作るのにピッタリな砂壁ですが、リフォームなしで永遠にきれいに保つことはできません。ではリフォームはいつすればよいのでしょうか？

砂壁をリフォームした方がいいというサインは「触れると砂がボロボロと落ちてくる」、「触っていなくても砂が落ちている」です。またカビが生えているときもリフォームが必要です。

最適なリフォームの時期を逃さないために、定期的な点検は忘れないようにしましょう。

砂壁のリフォーム方法

「砂壁のリフォームをしたい！でもどんなリフォームの方法があるの？」 など、はじめてのリフォームであればたくさんの疑問があるのではないでしょうか？ここでは砂壁のリフォームについていくつか紹介していきます。

塗装によるリフォーム

「比較的安く済ませたい！工期も短くしたい！」という方には塗装によるリフォームがおすすめです。工期は一般的に2～4日で終わることが多いです。工期が短いというメリットがありますが、一方で砂壁を塗装すれば、湿度を調節する効果が失われてしまうデメリットも存在しています。

壁紙によるリフォーム

砂壁の上に壁紙を貼るというリフォーム方法もあります。壁紙はデザインが豊富なので、和室のイメージチェンジをしたい方にピッタリです。壁紙には防音の効果を持つものなど機能性に優れたものも登場しています。また施工が1～2日で終わらせることができるというメリットもあります。

漆喰（珪藻土）によるリフォーム

「月日の流れによって失われてしまった砂壁の調湿性をもう一度取り戻したい！」こうお考えであれば、漆喰（珪藻土）によるリフォームは、いかがでしょうか？調湿性の向上だけでなく、デザインも工夫することが可能で、唯一無二の和室を作ることができるかもしれません。コストが比較的高くなってしまうというデメリットはありますが、漆喰（珪藻土、珪藻土）の持つ調湿性、デザイン性は捨てがたくないですか？

砂壁の補修の方法

砂壁を自分で修復する際には、まずマスキングテープなどを使って「養生」を行います。養生は修復したい場所以外の場所に汚れを付けないために重要な工程です。

養生が終われば次は「下塗り」です。下塗りでもろくなってしまった砂壁の表面を固めましょう。均等に塗るために、シーラーを用意しておくとよいでしょう。

下塗りが乾けば、次は「上塗り」です。上塗りを上手くやるコツは「塗料を薄く何回かに分けて塗ること」です。基本的には2回、綺麗に仕上げたい方は3回ほど塗ることが多いそうです。

注意点

すべての工程が終了すれば、養生を剥がすことになります。塗料が乾燥してから剥がそうとすると、塗料がマスキングテープとともに剥がれてくることがあります。そのためマスキングテープの除去は塗料が乾ききっていない、半乾きのときに剥がしましょう。

砂壁リフォームの工期や費用

リフォームの際に気になることは何といっても「工期」と「費用」ですよね。これらによってどのリフォームの方法にするのか考える方が多いと思います。では「工期」と「費用」について比べていきましょう。

塗装によるリフォーム

塗装によるリフォームの期間は約2～4日です。

費用は10万円くらいでしょう。自分で実施する場合は1～3万円でできることが多いです。しかしリフォームの確実性を考えれば、業者に依頼した方がよいでしょう。

壁紙によるリフォーム

壁紙によるリフォームは期間1～2日と砂壁リフォームの中では比較的短期間で終わらせることができるのが特徴です。

費用は10～15万円と少し高めになっています。

漆喰（珪藻土）によるリフォーム

漆喰に塗り替える場合、工期は2～4日で終わることが多いです。費用は7～13万円と壁紙によるリフォームと大体同じくらいです。

まとめ

ここでは主に「塗装によるリフォーム」、「壁紙によるリフォーム」、「漆喰（珪藻土）によるリフォーム」についてみてきました。これだ！というリフォーム方法は見つかったでしょうか？費用、工期、特徴などを比べ、自分にあったリフォーム方法を選んでくださいね！