押入れと言えば、日本の住宅にはつきものの収納スペースです。有効活用すれば、たくさんのものを収納することができます。
しかし近年は、押入れをリフォームして別の価値を見言い出すこともあるようです。見た目だけでなく使い心地も変わるので、押入れの使い心地に不満を感じたり、上手く活用できていないというご家庭ではリフォームに踏み切ってはいかがでしょうか。
一口に押入れのリフォームと言っても、その方法はいくつかあります。ご家庭に押入れがありましたら、一度リフォームをお考えください。どんなことができるのか少し紹介していきます。
目次
押入れスペースはリフォームアイデアの宝庫
本来押入れとは、衣類や寝具を収納する場所です。中棚で上下の2段に分かれており、上の段に布団や枕といった寝具を、下の段にその他の家具などを収納するのが一般的です。通常、部屋とはふすまで仕切られていることが多いです。
日本では古くから利用されてきた収納スペースですが、その反面「古臭い」「使いみちがない」と、近年ではあまり好まれないこともあるようです。
そんなときにはリフォームがおすすめです。現代ではDIYに必要な道具も簡単に手に入るようになり、自分の手でリフォームに踏み切る人もいるほどです。
リフォームの程度も様々です。押入れの原型を留めていることもあれば、中棚を取り除いて塗装をほどこし、おしゃれな個室に生まれ変わらせることもあります。
大きな押入れのリフォームは、アイデアと技術力が試されるようです。
押入れをクローゼットにリフォーム
押入れリフォームで人気の1つが、クローゼットにリフォームする方法です。基本的に衣類のみという違いはありますが、クローゼットも収納スペースの一種です。そのため、リフォームも比較的手軽です。見た目も大きく変えることができるので、手軽にお部屋をおしゃれにすることができます。
通常のリフォーム方法
それでは、どのようにリフォームを進めればよいのでしょうか。その手順を簡単にご紹介します。
1. ふすまを扉に替える
押入れはふすまを使用した和風の収納スペースですが、それに対し洋風のクローゼットは扉を使用します。引き戸ならば省スペースですし、折れ戸ならば開閉がスムーズで中を広く見渡すことができます。
2.中棚を外す
布団を収納する際に役立つ中棚ですが、クローゼットを使用する際には邪魔になることがあるようです。必須ではありませんが、基本的には外します。
3.ハンガーパイプを設置する
ハンガーパイプを設置すれば、服をたたむ手間を省くことができます。また、収納されている服がひと目で確認できます。押入れの高さに余裕があれば、上下2段にすることも可能です。高さが足りないと服が床に擦れてしまうので要注意です。
簡単なリフォーム方法
手間がかかる作業は、ふすまと扉の交換です。そのため、場合によってはその行程を省略することがあります。押入れの外観を変えることはできませんが、簡単にクローゼットにすることができます。
ウォークインクローゼットという選択
「ウォークイン」と付くように中に歩いて入れるタイプで、通所のクローゼットより大きいです。そのため、元の押入れのスペースでは足りないことがあります。その場合、広さを確保するためにお部屋全体のリフォームが必要になることがあります。DIYではほぼ不可能なので、リフォーム業者などに依頼するべきです。
押入れをベッドにリフォーム
漫画のキャラクターなどが押入れで眠る姿などを見たことがあるかもしれません。
実際に、押入れをベッドにするリフォームもあります。布団を敷いたりベッドを置いたりするのではなく、押入れをベッドにするとどうなるのでしょうか。
押入れベッドのメリット
・簡単に2段ベッドにすることができるので、省スペースに役立つ。
・狭い空間なので熱がこもりやすく、寒い時期には過ごしやすい。
・外からの音をある程度防ぐことができる。
押入れベッドのデメリット
・寒さに強い反面、夏の暑さに弱い。湿気もこもりやすい。
・押入れのサイズと体格によっては足を伸ばして寝られない。
・天井に頭をぶつけるおそれがある。
押入れベッドの作り方
最も簡単な方法は布団を敷くだけです。しかしそれだけでは味気ないので、小さなハシゴを設けたり、クロスを貼ったり、照明や飾り付けなどを行ったりすることがあります。
注意点として、奥まった場所である押入れは換気が難しく、人が寝れば湿気がこもりやすいです。その対策として、布団の下にスノコを敷いて空気の通り道を作ることが多いです。
本来は収納スペースであり、人が寝る場所ではないため、広さや耐久性などの面は考慮しなければいけません。
押入れを棚や机にリフォーム
押入れリフォームとしてはクローゼットやベッドが人気ですが、それ以外にもリフォーム先はあります。自分だけのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
・書斎にする
周囲を壁に囲まれているので、一人で集中するスペースとして活用することができます。ふすまと中棚を取り除き、代わりにデスクや照明を取り付けることでちょっとした書斎に早変わりします。
・さらに使いやすい収納スペースにする
通常は中棚が一枚設置されているだけですが、さらに細かい間仕切りを設けたり、飾り棚を設置したりすることができます。より使いやすく、おしゃれな自分だけのコレクションルームに変えることができます。
・子どもたちの秘密基地
適度に狭くて薄暗い空間を好む子供も多いです。この場合は、子供からも要望を聞いてリフォームするとよいでしょう。
押入れリフォームの費用
リフォームをする際に気になるのが費用です。上記のようなリフォームをする場合、どれだけの費用がかかるのでしょうか。
クローゼットにする場合
ハンガーパイプを設置したり、中棚を取り外したりするだけなら2~3万円程度で依頼できることが多いようです。
ただし、クロスを貼ったり、仕切りを追加したり、ハンガーパイプ設置のための下地作りなどが必要になる場合は追加費用が発生し、10万円を超えることも多くなります。ウォークインクローゼットはさらに大掛かりになり、20~50万円程度が相場のようです。
押入れの大きさによっても費用は変化するので、事前に見積もってもらいましょう。
ベッドにする場合
湿気対策としてスノコを敷く場合、1万円もあれば1人分のスノコは確保できます。リフォーム業者に依頼すればさらに快適な空間を作ることができますが、自由度が高い分費用の幅は広いです。
書斎にする場合
デスクやチェアー、照明などの購入と設置が必要です。クローゼットの場合と同様、簡単な解体も必要になり、最終的な費用は10~20万円程度に収まることが多いようです。
まとめ
このように、押入れのリフォームの可能性は幅広いです。工夫次第で、自分だけの空間ができあがるかもしれません。
簡単なリフォームはDIYでも可能ですが、より完成度を上げ、快適な空間を作るにはリフォームのプロの手腕が必要です。無理なDIYは、時間もお金も無駄になってしまいます。
高品質の施工をご希望でしたら、「生活110番」の「家のリフォーム」から専門業者をお探しになってはいかがでしょうか。お客様のご要望に合わせて、理想的なリフォームを行ってくれます。
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