開き戸を引き戸にしたい…引き戸の防音性能や閉める音が気になる方へ

2021.4.30

開き戸を引き戸にしたい…引き戸の防音性能や閉める音が気になる方へ

家のドアが開き戸になっている家庭は多いでしょう。ですが、開き戸だと開けるのにスペースが必要になります。それに比べると引き戸は、ドアを横にスライドさせて開けることができるため、お部屋のスペースが広がります。

しかし引き戸にすると、勢い余って開閉したときに大きな音が出てしまい気にもなります。
また、ドアに隙間ができてしまい音漏れがしてしまい気になります。
そんな引き戸に関する防音性能を紹介いたします。

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楽だけど引き戸は防音が気になる?

引き戸は横にスライドするだけで開けることができるドアになります。そのため、手に荷物を持っておいても楽にドアを開けることができます。また、開き戸より部屋のスペースを広く使うことができます。

しかし、引き戸はドアに隙間が生まれるため遮断性や気密性は低くなります。そのため、音も隙間から漏れやすくなります。
また、ドア自身からも開けるときに壁に当たったり、引いたりするとき音を出してしまいます。

開き戸と引き戸で防音性能が高いのはどっち?

音はドアからも漏れていきますが、隙間から漏れる音が大きいです。

引き戸は上部分や下部分などが床や天井に完全に設置しておらず、わずかな隙間があります。ドアは閉まっていても、その隙間から音は漏れてしまうため防音性は低くなります。

それに比べると開き戸は構造上、ドアが閉めた時にラッチがしっかりとかかり隙間を失くし、気密性を上げます。そのため遮断性・気密性がある開き戸は隙間を失くしやすいため、防音性に優れています。

同じ厚さの開き戸と引き戸がある場合、開き戸の方が気密性があるため、防音性もあります。

      開き戸と引き戸で防音性能が高いのはどっち?

トイレは引き戸と開き戸どっちがいいの?

トイレを引き戸か開き戸にするかは環境によって変わってきます。

「トイレを静かな空間にしたい」「トイレの中の音を漏らさないようにしたい」と思うようならば、防音性が優れた開き戸の方がよいものとなります。
外からの音が聞こえなくなり落ち着いた空間になり、中の音が漏れるのを気にしなくてよいでしょう。

引き戸は防音性が低くなりますが、バリアフリーとして容易にトイレに行くことができます。また、トイレで万が一のことが起きたときに救助がしやすくなります。

トイレが開き戸の場合に人が倒れてしまうと、倒れた人の体がドアに当たり開くことができなくなってしまうおそれがあります。

また、小さな子供が親とトイレに行くこともあるときは、ドアを開けたままにすることがあります。その際に開き戸だとドアが邪魔になってしまいますが、引き戸だとドアが邪魔になることはありません。

そのため高齢者や小さな子供がいる家庭などでは、トイレは引き戸がよいでしょう。

      3.	トイレは引き戸と開き戸どっちがいいの?

引き戸自体の防音の方法

引き戸は防音性もあまり高くなく、ドアを開閉した際に壁側にぶつかり大きな音が出る場合や、開閉時の引きずり音が出ます。

音の発生は防音テープによって解消することができます。防音テープによりドアが壁側にぶつかる大きな音や、部屋の音が漏れるのを抑えてくれます。

壁側ではなくドアの側面に張ることで、ドアを開けた際に目立つことなく引き戸の防音をすることができます。

引き戸の部屋から別の部屋への防音の方法

引き戸を開ける際の引き音は摩擦によって発生します。この音は振動となって伝わるため、別の部屋まで音が届いてしまいます。

摩擦により音が激しく出るようでしたら、一度レールの溝を掃除したり、ロウソクで滑りをよくすることができます。レールにローラーがついている場合は、引き戸を外しローラーの掃除もすることで音が抑えられます。
長年使っている場合、ローラーが傷んで音の原因になっている場合もあります。その場合はローラーを交換することで音が抑えられます。

また、ふすまや引き戸の溝の滑りをよくしてくれるテープもあります。テープを貼ることで震動が抑えられ、他の部屋伝わる音の防音になります。

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まとめ

引き戸も開き戸のどちらもいい部分はあります。引き戸は開き戸より防音性が低くなりますが、簡単に防音対策もできます。

引き戸はドアの段差をなくしたものもあるため、小さな子供や高齢者がドアの小さな段差で怪我をすることもありません。また、自動掃除機なども段差で方向を変えてしまうため、家の隅々まで掃除してもらうために、段差のない引き戸を選ばれる方もいます。

全てのドアを引き戸か開き戸にしないで、住んでいる家の環境や部屋ごとにドアをそれぞれ変えてもよいでしょう。

また、引き戸も一口に引き戸と言っても、色々な種類の引き戸があります。
ドアの部屋にどのようなドアがよいのか悩んだりする前に、専門の業者に相談してみてもよいでしょう。

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