お店のレジ精算時になぜかお金が合わないということはありませんか。忙しい最中のお釣りの渡し間違えでしょうか。それともほかの原因があるのか……個人店舗では小さな金額の誤差の積み重ねが経営の痛手となってしまうことは少なくありません。
頻繁に起こる場合にはスタッフによるレジの不正という可能性も疑わなくてはならないこともあります。レジの不正防止に役立つ防犯カメラの効果や設置の注意点について、このコラムでは触れていきます。
目次
レジのお金が合わない……不正?それとも操作ミス?
レジのお金が合わないという事態はなぜ起こるのでしょうか。小銭の渡し間違いも、塵も積もれば大きな損失となってしまいます。もしそれが単なるミスではなく、信頼しているスタッフによって故意的に抜き取られているという状態、つまりレジの不正によるものであれば自体は非常に深刻です。
抜き取られている額が大きい小さいという問題ではありません。数十円程度だから……が次第に数百円、数千円と増えていくことが多いためです。レジの金額が少しでも合わない場合はスタッフ全員に周知し、お金の取り扱いに対する意識を強めていく姿勢も必要です。
いつも頑張ってくれているスタッフだから疑ってはいけないというのは違います。以下のチェックに当てはまるなら、何らかの対策を取ることをおすすめいたします。
1)レジのお金が合わないことが続いている
2)特定のスタッフに任せっきりになる時間が多い
3)店長不在の時間が多くある
4)レジ絞めをスタッフに任せている
5)中間点検がマメに行われていない
6)レジに防犯カメラが取り付けていない
もし上記のような管理体制で、レジのお金が頻繁に合わないという場合には、スタッフによるレジの不正が行われている可能性を視野に入れましょう。しかし、だからといって疑うばかりでは信頼関係が失われてしまうというのは避けるべきことです。
レジに防犯カメラが取り付けられている場合はどうでしょうか。画像を確認することで店長がスタッフに対する不信感を取り除くことができるのは大きなメリットです。レジに防犯カメラを取り付けることは、スタッフをいたずらに疑わなくてもいい環境を作ることができるといえます。
従業員が不正を働きやすくなるお店の共通点
店舗スタッフによるレジの不正が起こりやすいお店の共通点には以下の4つがあります。
ベテランスタッフに任せっきりにしている
複数の店舗の掛け持ちをしていたり、そうでなくても個人店であればいつもお店に出ずっぱりというわけにはいきません。必然的にスタッフのみの時間が発生します。長く働いてくれているベテランだからと、管理を任せっきりにしてしまうのはよくありません。適度な緊張感がスタッフの責任感を育てます。
POSシステムを利用していない
レジ締めだけでなく中間点検をこまめに行うシステムは、レジの不正防止に非常に効果的です。また、だれがいつレジに入ったのかも明確にしておくこともレジの不正防止に役立ちます。
それだけでなく、商品の販売記録と顧客のデータを記録することのできる『POS(販売時点情報管理)システム』を取り入れることで在庫管理が簡単になり、スタッフが勝手に商品に手を出すという事態も防止することに役立ちます。
スタッフとのコミュニケーションが疎かになっている
スタッフとのコミュニケーションが疎かになってしまっていると、一部のスタッフがフラストレーションを溜めてしまっていることに気が付けない場合があります。業務体制に無理があったり、一部のスタッフ同士の関係が良好でなかったりすると、レジの不正という形で表面化してしまうことがあります。
監視カメラが取り付けられていない
レジに監視カメラが取り付けられておらず、上記のような環境である場合はスタッフによるレジの不正が行われやすい状態であるといえます。監視カメラに録画されているという意識が、レジの不正防止に大きく貢献します。
どうすれば裏切られない?店が果たすべき責任について
よいお店とはどのようなお店でしょうか。スタッフそれぞれが責任を持ち、いきいきと能力を生かして活躍できる環境は、利用する側からみても非常に心地よく、また来店したいと思えるお店であることでしょう。スタッフ同士の信頼感、仕事への熱意は、口にされることは少なくても利用する側にはよく伝わっているものです。お客様の「ありがとう」や笑顔は、頑張っているスタッフにとって励みになります。
店としてスタッフに果たすべき責任とは何でしょうか。それは、一人ひとりが活躍でき、それぞれの目標を達成できるアプローチを行うことができることです。誇りをもって働いてくれているスタッフが誰なのか、言われたことだけでなく自分で考えて仕事をこなしてくれているのは誰なのかしっかりと把握し、ねぎらいの言葉をかけることは円滑なコミュニケーションを助けます。そのような姿勢に加えて、店長自身がお金や商品の管理に厳密であることがレジの不正を防止するのです。
しかし、どれほどよいお店であってもレジのお金が合わないという事態は起こりうるものです。スタッフが目を離したすきに外部による犯行がないとは言い切れません。レジに防犯カメラを取り付けることは、スタッフを守ることにもつながります。
レジの不正防止になる防犯カメラの取り入れ方
レジの不正防止に役立つレジへの防犯カメラ設置ですが、注意しなくてはならないことがあります。
原則として、防犯カメラが設置されており録画されていることは周知されていなくてはなりません。防犯カメラの映像で個人を識別することが可能な場合には個人情報となりますので、利用目的を本人に通知するか公表しなくてはならないという決まりがあります。
レジに防犯カメラを取り付けるだけで、レジの不正防止に十分効果を発揮します。そのため、レジに防犯カメラを取り付けることをスタッフ全員へ周知し、ポスターやステッカーで利用目的を明確にすることが必要です。
不正手口に対応できる防犯カメラの取り入れ方
すでにレジの不正が働いているかもしれないという状況の場合には、レジに防犯カメラを設置する際に必ずしも上記の規定に従わなくてもいい可能性があります。明確な理由がある場合、つまり証拠を収めるために防犯カメラを設置する場合です。
防犯カメラを設置したにもかかわらず、あるいは防犯カメラが設置されていてもスタッフによるレジの不正かどうかがはっきりしない場合は、別の角度から撮影することで明確にできる可能性があります。カメラの死角を利用されてしまうと、証拠として録画した映像を利用することができません。
防犯カメラのプロにお任せすれば、あらゆる状況に適切なカメラの種類、取り付けを行うことができます。いらぬ不安や不信感を払拭し、よい店舗環境の実現に貢献できます。
手元を映せる防犯カメラの画質はどの程度?コストについて
防犯カメラの性能は日々進化しています。アナログ防犯カメラの画素数は50万画素ほどで、あまり細かな部分を録画するのには適していないように感じられます。近年では遥かに画素数が大きなデジタル防犯カメラやIP防犯カメラの登場により性能は格段に上がりました。
しかし、画素数が大きなカメラが必ずしも利用目的に最適化というとそうではありません。防犯カメラの性能が上がるほど、初期費用やランニングコストも多くかかってしまいます。アナログ防犯カメラも設置目的によっては、十分な機能を果たし、管理が容易であることもあります。レジの不正防止のための防犯カメラ設置においても、いたずらに画素数を追い求めただけでは意味のないものとなってしまうおそれがあります。
レジの防犯カメラ設置の際には、設置費用のほか月々の電気料金や録画を行うためのハードディスク代、メンテナンス代を考慮する必要があります。
防犯カメラの設置を検討される場合によく質問としてあがる消費電力についてですが、一般的な家電製品とほとんど変わりがありません。月々50円ほどですので、24時間稼働させた場合でも、ハードディスクと合わせて年間4,400円程度です。月々の電気代よりは、メンテナンス費用が利用目的とあっているかどうかを重視することが大切です。
信頼できる従業員を守り、よいお店にしていくための信頼づくりを
ほとんどのスタッフが一生懸命に働いてくれるにもかかわらず、レジに不正を働いてしまうスタッフが一定数いるということはある程度しかたがないでしょう。しかし、不正を働きにくい環境は店の管理体制しだいで作り出すことが可能です。
信頼できるスタッフを疑わなくてよい環境は経営の自信につながります。レジへの防犯カメラは、信頼できる従業員を正しく評価し守ることにもつながります。
まとめ
レジのお金が合わないという事態は、店にとって由々しき事態です。小さな額だからとあいまいにしていては、後に大きな不正につながってしまうおそれがあります。
必ずしもスタッフによる不正とは限らないからこそ、第三者の目、すなわちレジへの防犯カメラの設置が大切なのです。
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