ドライブレコーダーが車内の防犯カメラに?役立つアイテムを紹介

2022.11.1

ドライブレコーダーが車内の防犯カメラに?役立つアイテムを紹介

車は私たちが生活をしていくうえで欠かせない移動手段となります。道路をみれば、さまざまな車が道路を走っていますが、その一方で、車を狙ったいたずらや窃盗などの犯罪。車同士、車と人がぶつかる事故など、車に関するトラブルは後を絶ちません。

こういったトラブルを避けるため、スムーズに解決するためには、映像や画像による証拠を残しておくのがベストです。

現在では、車に関するトラブルを映像にして残しておける「ドライブレコーダー」というものが販売されています。これを車内に防犯カメラとして設置しておくことにより、犯罪者に車を狙われにくくなるだけではなく、さまざまなトラブルから自分の身を守ってくれることでしょう。

しかし、ドライブレコーダーが具体的にどういったものかわからない方もいるかもできません。そこで今回は、ドライブレコーダーの特徴や選び方について解説していきましょう。

車内に設置できるドライブレコーダー。その恩恵とは?

テレビ番組やニュースサイトで、時たま交通事故やあおり運転の映像が出てくることがあります。あの衝撃的な映像を撮っているのが、車内の様子を自動的に録画してくれる「ドライブレコーダー」なのです。

近年では、ドライブレコーダーをつける車も増えてきました。車両の様子を確認してなんの意味があるのかと不思議に思う方もいるかもしれませんが、車内にドライブレコーダーが存在することによって、以下のようなメリットが発生するのです。

犯罪対策

車関係でもっとも遭遇しやすい犯罪が「車上荒らし」です。車上荒らしに遭うと車内の金品や貴重品が取られるだけではなく、車体を破壊されて部品を強奪されるケースさえあります。どんな場所でも起こりうる犯罪なので、自宅の駐車場に停めていても安心はできません。

車上荒らしで厄介なのは、車内という防犯性が薄い場所を狙うために、犯人の物的証拠を押さえにくいという点です。ですが、車内に防犯カメラとしてドライブレコーダーを設置しておけば、犯人の正体を掴みやすくなるほか、車上荒らし自体に狙われにくくなるのです。

ほかにも、接触事故を起こしたにも関わらず逃走する「当て逃げ」への対策にもなります。さらには、もし自分が運転している車の前でひき逃げが起こった場合、動かしていたドライブレコーダーが決定的な証拠になることさえあるのです。

交通事故のトラブル回避

交通事故が発生した際、ぶつかった相手と話が食い違う可能性があります。それが原因でトラブルが発生するだけでなく、最悪の場合裁判にまで発展するおそれさえあるでしょう。こうした問題を避けるときも、ドライブレコーダーが役立ってくれます。

ドライブレコーダーが交通事故の瞬間を録画してくれるため、どちらの言い分が正しいのかを客観的に判断する証拠になってくれます。また、もし当て逃げにあってしまった場合も、ドライブレコーダーが逃げた車の車体ナンバーを記録してくれるでしょう。

車内に設置できるコンパクト防犯カメラ

ドライブレコーダーを選ぶポイントはどこ?おすすめ商品も紹介

設置することで犯罪対策にもつながるドライブレコーダーですが、さまざまなモデルからどれを選べばよいのか悩んでしまいますね。この項目では、車内の防犯カメラとして活用するドライブレコーダーを選ぶうえで、大切なポイントについて解説していきます。

ドライブレコーダーを選ぶポイントとは?

ドライブレコーダーを購入する際は、以下のような点に注目してみるのがよいでしょう。各種製品のスペックを見比べて、自分好みの製品を探してみてください。

画質
ドライブレコーダーを選ぶうえでは、「画質」が非常に重要な要素となってきます。もし画質に問題があった場合、たとえ記録映像に車上狙いの犯人が写っていたとしても、犯人の特定が困難になるおそれがあるからです。ドライブレコーダーの画質は、最低でもHD画質のものを選ぶようにしましょう。

記録範囲
ドライブレコーダーは前方の景色を記録するタイプが多いですが、中には360度全域の映像を記録できるものも存在します。360度の記録を残すことができれば、車両の側面で起きた事故や車上荒らしの被害に対しても対応が可能になるでしょう。

Gセンサー
衝突などによって車体に衝撃を受けた際、通常の記録とは別個のファイルに映像を記録する「Gセンサー」という機能があります。この機能を内蔵したドライブレコーダーを取り付ければ、当て逃げなどの被害の証拠をしっかり残すことができるのです。

駐車中監視機能
当然ながら、車上荒らしが狙うのは駐車中の車となります。そのため、駐車場であっても車の周りを録画してくれるドライブレコーダーを採用するのがよいでしょう。駐車中でも映像を記録しておけば、当て逃げへの対策にもなります。

おすすめしたいドライブレコーダーを解説

ドライブレコーダーを選ぶポイントを解説してきましたが、数多くの製品の中からいきなり1つを選ぶのも難しいものでしょう。ですので、おすすめできるドライブレコーダーをいくつか選出してみました。

カーメイト d’Action360

こちらのドライブレコーダーは、別売りのオプションと併用することによって、アクションカメラとしての映像撮影が可能になっています。また、スマートフォンを使えばその場で映像を確認もできるのも特徴です。走行中の映像はフルHD画質で録画されるため、車体ナンバーなどがはっきりと映るのも利点でしょう。

Speeder S360

高性能かつ国内産であるソニーレンズを採用したこちらの商品は、5インチという大きな画面が特徴的となっています。タッチパネル式なので操作も簡単で、記録映像の表示モードも4種類に切り替え可能です。また、付属されているバックカメラを取り付ければ、車体後方の録画もできるようになっています。

ドライブレコーダーにはこんな注意点も

当て逃げや車上狙いに遭ったときなど、もしもの場面で役立ってくれるドライブレコーダーですが、設置するうえで注意すべき点もあります。それは、交通法規によって取り付け場所が決められているという点です。

国が定める「道路運送車両の保安基準」において、ドライブレコーダーはフロントガラスの上部20%に設置することが決められています。もしそのルールから逸脱した場所にドライブレコーダーを設置した場合、違法扱いになってしまうので気をつけましょう。

故障にも要注意!

もう1つ注意すべき点が、SDカードの取り扱いです。ドライブレコーダーの映像はSDカードに保存されている場合が多いですが、もしもなんらかの理由でそれが故障してしまうと、当然ながら内部の映像もすべて消えてしまいます。

せっかく車内の防犯カメラとしてドライブレコーダーを設置したのに、映像が記録できていなければ意味がありません。ですので、月に一度はちゃんと録画できているかを確認したり、年に一度は新品に交換したりしておくようにしましょう。

信号が映らない危険性も……!?

ドライブレコーダーをできるだけ安く設置したいという理由から、安価になった古い機種を購入しようとする方もいるかもしれません。ですが気をつけてください、機種によっては記録した映像に信号機の光が映らない危険性があるのです。

近年の信号機は、高周波で点滅するLEDランプを採用しているものが多くなっています。古いドライブレコーダーの中にはその周波数を認識できないものがあり、その結果信号機の光が映像に映らないことがあるのです。

もし交差点などで交通事故が巻き込まれたとしても、信号機を認識できない映像では証拠として出すことは難しいです。ですので、古い機種のドライブレコーダーを買う際には、信号の光を認識できるかどうかを調べておくようにしてください。

その他防犯に役立つアイテム

敷地内での対策もしっかりと!防犯カメラを採用しよう

ここまでドライブレコーダーの選び方や注意点などを解説していきましたが、車上荒らしの被害を防ぐには、敷地内の防犯対策もしっかりしておく必要があります。

先ほども触れたように、車上荒らしは敷地内にある車も標的にすることがあります。敷地内に車を停めたからといって安心していると、思わぬ被害に遭ってしまうおそれがあるのです。そのため、車内以外も防犯カメラで監視できるようにしておくなどして、防犯性を高めるようにしましょう。

敷地内に設置する防犯カメラの注意点は?

駐車場などに防犯カメラを設置する際、注意すべきなのがいくつかあります。以下のような点を考慮しておかないと、近隣住民の方々とのトラブルが発生するおそれがあるので、

 

プライバシーに考慮する

近年の防犯カメラは非常に高性能になっており、鮮明な映像を録画できるようになりました。ですが、それは隣の家の様子などもはっきり録画できるということであり、プライバシーの侵害でトラブルが起きる危険性も抱えているのです。

防犯カメラを敷地内に設置する際は、隣の家の様子が映り込む場所を選ばないようにしてください。もちろん、カメラのレンズを隣の家に向けるのも厳禁です。それ以外にも、防犯カメラの映像がインターネットに流出しないよう、しっかり管理しておくことも重要でしょう。

 

メンテナンスしやすい場所に設置する

防犯カメラにいたずらされるのをおそれて、手の届きにくい場所に置こうと考える方も多いでしょう。たしかにいたずら対策は大切ですが、そればかり考えて設置場所を選んでいると、故障などの問題が発生した際に取り外しにくくなってしまいます。

また、防犯カメラは精密機器なので、定期的なメンテナンスをしておかないと故障してしまいます。もし防犯カメラが手の届きにくい場所にあると、作業が面倒になってしまうでしょう。ですので、なるべく防犯カメラはメンテナンスしやすい場所に設置するのをおすすめします。

防犯カメラにはさまざまな種類が存在しており、中には設置の際に電気工事が必要になるものもあります。無断で電気工事をおこなうと法律違反となるケースもあるため、防犯カメラを設置する場合は、業者に依頼してみるのがよいでしょう。

防犯機能のあるドライブレコーダー

まとめ

車を狙った犯罪が増えている中で、防犯対策としてカメラやレコーダーが多く使われているようです。車上荒らしや当て逃げに遭ってからでは遅いので、それを事前に防ぐためにも防犯対策をしっかりしていきましょう。

なお、車内に防犯カメラとしてドライブレコーダーを設置する方法はさまざまで、中には取り付け工事が必要になるモデルもあります。自分の車に合ったレコーダーや防犯対策を選んで、自分の身を自分で守っていきましょう。

防犯カメラのことをより詳しく知りたいという方は、プロの業者に相談してみるのがおすすめです。取り付け工事の代行もしてくれるので、精密器具を扱うことに不安を覚えた場合には、業者に工事の依頼をするのがよいでしょう。

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防犯カメラの設置は犯罪を未然に防ぐためにも役立ちます。お客様のご予算・ご要望に合わせて、防犯設備士が最適な台数・場所への設置をご提案。

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