かわいらしい歌声を聞かせてくれるインコや小鳥はとてもお上品で、小さな体で頑張っている姿はとても健気です。実際にインコや小鳥をペットにしている方も多いでしょう。しかし小さなペットは、悲しいことに私たちより先に天国に旅立ってしまいます。
小さなペットの供養方法として土葬をすることを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ペットの遺体は取り扱いに関する法律もあり、むやみに土葬することはできません。犬や猫同様に小さなペットのインコや小鳥も火葬をして供養することができます。
そこで今回は、インコの火葬の流れや供養方法について詳しく説明していきます。インコの火葬の流れや供養方法のほかに、火葬についての疑問もお答えしていくので参考にしてみてください。
目次
インコの火葬はできるのか
ペットの葬儀をおこなっている業者のなかには、様々な動物に対応可能なところもあります。そのため、鳥類に分類されるインコも対応してもらえるはずです。
ほかのペットと同じく、合同火葬、個別火葬など選択することができ、手厚く供養できます。ペットの火葬は、霊園や施設にておこなうのが一般的です。しかし業者によっては、移動火葬車で自宅に訪問し、自宅の敷地内で火葬してくれるところもあります。
インコの火葬であっても、ほかのペットと同じサービスを受けることが可能です。遺体をそのまま埋葬するということも可能ですが、引っ越しの予定がある方などは土地の売却時にトラブルになることもあるため注意しましょう。
インコの火葬についてよくある疑問
ほかの種類のペットとインコでは、主にどんなことに違いがあるのか、疑問をもつ方も多いでしょう。ここでは様々な疑問点に対する答えをご紹介していきます。
遺骨は残るのか
基本的にインコを火葬した後は骨が残らないことが多く、お骨の取り上げが難しい傾向があります。なかにははっきり残すことが可能という業者の存在するため、事前に確認を取るのが賢明です。
火葬にかかる時間
インコの火葬は、約20分が目安だといわれています。小動物よりも早い時間で完了することができ、どうしても時間がない方でも参加しやすいです。
インコに死亡届は必要か
ペットの死亡届は、基本的に犬のみが必要となります。これは狂犬病のワクチンを適切におこなっているかどうかを管理するために定められているのです。インコにはワクチンの予防接種は定められていないため、死亡届は必要ありません。
以下の「インコも火葬をして供養を。小さな体で頑張りました。」の記事では、インコの火葬の料金などについて詳しく載っています。料金などを詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
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インコの火葬の流れ
インコの火葬も、基本的にはほかのペットと同じ流れで行われます。インコの場合も、遺体をしっかり安置するようにしましょう。
遺体の安置
インコの身体を拭いてあげてから身を清め、箱に入れて遺体を安置します。腐敗が進行しないようにドライアイスなどを入れ、温度が上がらないように注意が必要です。
葬儀当日になるまで自宅で安置する場合は、なるべく日が当たらない場所に保管するのがいいでしょう。
葬儀の連絡
葬儀、火葬の内容などを詳しく決め、希望に沿った内容で葬儀の予約を取ります。基本的には自分で霊園などに向かうのですが、業者のなかにはお迎え可能な場合がありますので、移動が難しい方は活用してみてもいいでしょう。
葬儀、火葬をおこなう
形式に順次した内容で葬儀を行い、儀式が終わった後で火葬に移ります。小動物であっても、人間と同じく手厚く弔(とむら)うことも可能ですので、葬儀の予約を取る段階で詳しく内容を決めるのがいいでしょう。
インコの火葬後の供養方法
ペットの火葬をおこなった後、様々な形で供養することが可能です。具体的にどのような方法があるのかをご紹介しますので、インコの火葬後の選択肢の参考にしてみてください。
自宅で供養する
火葬後に返骨してもらい、ご自宅で供養するという場合は仏壇を用意する必要があります。遺影やお花で飾ることもでき、命日の日には改めて供養することも可能です。霊園でも四十九日や一周忌などを開催しているところがあり、そのときに改めて遺骨を納めるということもできます。
霊園に埋葬
霊園に火葬後、埋葬して供養するという選択肢もあります。合同墓地の場合はほかのペットと同じ場所に埋葬され、寂しい想いをしにくいです。遺骨の取り上げや個別のお墓に埋葬したいと希望があるなら、個別火葬を選択するようにしましょう。
散骨する
火葬後に遺骨の取り上げが可能であるなら、骨壺を用意して引き取ることもできます。自宅で保管する方法もありますが、遺骨を自然に還す散骨という手段も効果的です。生前慣れ親しんだ土地に散骨する、自然のきれいな場所にまくという選択肢もあり、ペットが安心して安らげる方法を選ぶことが可能です。
散骨は、他人の土地にまくときは許可が必要であるため、勝手にまくことはできません。トラブルを回避するためにも、散骨前に一度問題がないことを業者などに相談するのがいいでしょう。
インコや小鳥が亡くなったときの埋葬の仕方
インコや小鳥を火葬せず埋葬したいと考える方もいることでしょう。そこで、火葬以外の埋葬方法について、ご紹介していきます。
庭に埋葬する
お庭に埋葬をすれば、いつでもお墓参りをすることができます。
方法
【1】ほかの動物に掘り起こされたりすることを避けるため、できるだけ深く埋めてあげるようにしましょう。小型の鳥やインコなら20cmくらい、大型の鳥やインコの場合は1mほどの穴を掘ります。
【2】病気や突然死などで亡くなった場合は伝染病の可能性もあるため、穴の底や周辺に石灰灰を敷けばよいでしょう。埋葬するときは、木綿や絹などでできた100%自然素材のタオルで遺体を包むようにしましょう。
【3】インコや小鳥を埋葬した後は、土を高く盛るようにしましょう。そうすればその後土が固まっても、穴を掘った部分にへこみができることを避けることができます。
注意点
土葬をしてもすぐに土に還るわけではありません。ミイラ化するケースもあります。自宅の庭も将来的には譲渡などして手放す可能性もあるかもしれないので、そのことを頭に入れておく必要があります。
また庭がない場合、山や公園などに埋葬を考える方もいるかもしれません。しかし公共の場に埋葬することは法律により禁止されているので、絶対にしないようにしましょう。
プランター葬にする
自宅に埋葬できる場所がない場合は、プランター葬にしてみてはいかがでしょうか。そうすれば室内でもベランダでも置けるため、大切なペットを好きな場所で安置することができるでしょう。
方法
【1】頑丈なプランターを選ぶことが大切なので、プラスチック製のものより陶器でできたプランターを用意することが望ましいです。小さめのプランターでも大丈夫ですが、縦長の30cm以上ある深めのものを選びましょう。
【2】プランターの底に穴がある場合、土が流れたり虫が侵入することを防ぐため、ネットを敷いてから土を入れるようにしましょう。このときに腐葉土を入れることが理想的です。
【3】下の部分の土を10cm敷いたところで、土の上にガーゼを敷いて、その上にインコや鳥を寝かせてあげます。そしてインコや鳥の上にもガーゼをかけて、その上に土を被せます。
ガーゼで直接包むと腐敗が遅くなるので注意しましょう。ガーゼの代わりに、木の葉やワラなどを使ってもよいかもしれません。その上から土を10cmほどかけて、お墓のできあがりです。
【4】お墓の上の部分にプラスチックのネットを敷きます。その上に土を敷けばお花などを植えることができます。お墓の部分と植物の部分をわけることによって、お花の植え替えなどを簡単にすることができます。
注意点
プランターの下には必ず受け皿を置いておき、水を使った場合は受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。またペットの亡骸はすぐに土に還ることがないので、10年ほどの期間は絶対に掘り起こさないようにしましょう。
火葬でお骨を残したい。インコと小鳥の火葬式とは
ペットの火葬方法には3つの方法があります。また近年は、インコや小鳥などの火葬に対応している業者も増えてきています。大切なペットのためにも、どのような供養をしたいかしっかり考えて火葬の方法を選ぶようにしましょう。
合同火葬
ほかのペットも一緒に火葬をするため、お骨はまとめて埋葬されます。そのためお骨を返してもらうことができません。
一任個別火葬
火葬をスタッフに一任する形になるため、立ち会ってお骨を拾うことができません。
立会い個別火葬
立ち会いができるので、火葬が終わった後にお骨を拾うことができます。人間と変わらない火葬といえるでしょう。
火葬でお骨を返してもらいたい場合は信頼できる業者に依頼をして、一任個別火葬か立会い個別火葬を選べばよいでしょう。また、インコや鳥のために設計された専用の火葬車を用意してあるペットの葬儀業者もあります。
そういった火葬業者に依頼をすることが望ましいですが、近くにない場合は、ハムスターなどの小動物に対応した業者を探せばよいでしょう。ネットで調べることはもちろん、かかりつけの動物病院やペット葬儀の経験のある方に話を聞いてみてもよいかもしれません。
インコや小鳥が亡くなったら…遺体の安置方法
インコや小鳥は火葬するまで自宅で安置をする必要があります。次に安置方法を説明します。
【1】まずは大切なインコや小鳥のお浄めをします。遺体を濡れたタオルで拭きましょう。できれば死後硬直してしまう前に姿を整えてあげることが望ましいです。目を開けたまま亡くなってしまった場合、目を閉じてあげましょう。
【2】葬儀前に仮の棺を用意する必要があるので、棺の代わりになる箱を用意します。インコや小鳥がしっかり納まる箱を選びましょう。
【3】亡くなってしまったインコや小鳥は腐敗してしまいます。腐敗速度を遅らせるために、保冷剤を入れて冷やしてあげましょう。保冷剤を入れることにより、2日間安置しても腐りにくくなります。安置場所も、直射日光に当たらない日陰などにしましょう。
インコや小鳥の火葬でお骨を残したいときの注意点
お骨を残したい場合、立会い個別火葬か一任個別火葬を選べばよいですが、インコや小鳥は小さいので、お骨がしっかり残らない場合があります。それはとても悲しいことなので、事前に火葬について説明をしていただき、確認を取ることが大切です。しっかりした業者に依頼をすれば、くちばしも残り、翼の骨がわかるときもあると言われています。
また、インコや小鳥などのペットに合わせた小さな骨壺の用意をしてあるペット葬儀業者もあります。事前に小動物に対応した火葬をしているのかしっかり確認をすることが、大切なインコや小鳥を供養するためにも大切なことと言えるでしょう。
まとめ
このように、大切な家族であるインコや小鳥も火葬をして、人間と同じように供養することができます。手元にお骨が残れば生きた証が残せますし、手元供養ができることはもちろん、お骨を今後どうするかゆっくり考えることもできるでしょう。また大切なペットのためにも、火葬をするときには信頼のできる業者を見つけることが大切です。
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