ペットが死んだら、まずは正しい方法で遺体を安置してあげましょう。
人間と同様に、ペットの遺体も時間がたつに連れて腐敗し、傷んでいくからです。
安らかに、きれいな状態でペットを送り出すためにも、最期までしっかりお世話してあげましょう。ペットをきちんとした形で天国へ送りだすことは、ご自身の気持ちの整理をつけることにもつながるはずです。今回は、ペットが死んだあとにするべきことを詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。
目次
ペットが死んだら、葬儀までの期間、自宅に遺体を安置します。
◆できるだけ、腐敗の進行を遅らせること!
◆きれいな状態で、遺体を管理すること!
自宅で息を引き取った、もしくは病院から引き取ってきた、どちらもやるべきことは同じです。
安置の方法は下記を参考にしてください。
【1】死後硬直の前に体を整える
“死後硬直”とは、筋肉が固まり、関節も曲がらなくなる現象です。犬、猫、ハムスター、鳥……どんな生き物でも起こる現象です。
(※死後硬直が出る・出ないは個体差があるため、まったく現象が起きないペットもいます。)
このあと、遺体を棺におさめるのにできるだけ自然な姿で入れたいです。死後硬直で動かしにくくなる前に体勢を整えてあげましょう。
<手足>
完全に硬直してしまっては、足や腕を曲げるのも難しく、無理におこなえば骨が折れる可能性があります
四肢が伸びきった体勢では箱(棺桶代わり)などに寝かせづらくなるので、死亡確認が取れたらできるだけ早いうちに腕や足を内側に折り畳んであげてください。
<目>
もし目が開いたままであれば、そっと指で撫でて閉じてあげましょう。うまく閉じないときは、ティッシュやタオルなどを目の大きさに折り、まぶたとの間にかぶせるようにすると閉じてあげることができます。
<口>
口が開いているときは、タオルで巻きつけて閉じさせることができます。舌が出てしまっているなら、優しく口の中に押し込んであげてください。
個体の大きさや、季節・温度といった環境によって硬直するまでの時間は変わりますが、およそ2~3時間後から硬直が始まります。
できるだけ眠っている見た目にしてあげることで、きっと飼い主にとっても最期のお別れのとき幾分つらさが和らぐかと思います。
遺体安置の正しい方法
ペットの遺体を安置する手順と用意する物を、順番に確認していきましょう。
手順「1」鼻や肛門をふさぐ
亡くなると、鼻や肛門などから排せつ物や体液が出てくることがあります。脱脂綿やティッシュを詰めて、穴をふさいでおくと遺体が汚れることもないでしょう。
手順「2」木箱やダンボールを準備する
人間でいう棺桶です。ペットよりも一回り大きいサイズを用意してください。
手順「3」ご遺体の下にタオルや新聞、ペットシートなどを敷く
ご遺体から体液や排せつ物が出てくることがあります。箱が汚れないように気をつけましょう。
(※最初にティッシュなどで穴を詰めた場合は汚れることも少ないですが、冷たい箱に寝かすよりもペットが普段、愛用していたブランケットなど敷いてあげてください)
手順「4」ドライアイスや保冷剤を遺体のまわりに置く
腐敗の進行は止められません。できるだけ腐敗を進ませないように、遺体を冷やしてあげましょう。とくに内蔵のあるおなかまわりが腐敗しやすいです。おなかを中心に保冷剤を設置します。
犬や猫よりも体が小さいハムスターは、ダンボールほどの大きさは必要ありません。体液も出ないこともあるので、厚手のタオルに包んで保冷剤で冷やす程度でも大丈夫でしょう。それでも気になる方は、お菓子の箱(紙製・木製の燃える素材)で棺桶代わりにすることもできます。
遺体の管理について
ペットの遺体は夏場で1~2日、冬場で3~4日ほどなら自宅で安置することができます。ドライアイスを交換したり、真空バッグを利用したりした場合は、1週間ほど安置することが可能です。
火葬を考えている場合は、この期間に一緒に火葬するものを決めておきましょう。ただし、
金属製品やプラスチック製のものを、一緒に火葬することができないので、注意してください。好物だった食べ物を入れる場合は、ビニールの袋から出しておきましょう。
ペットの3つの葬儀方法「土葬・業者・自治体」
大切なペットが亡くなったとき、おもな葬儀方法としては「自宅で土葬」「ペット葬儀社で火葬」「自治体で処理」の3種類があります。これは、亡くなった場所が自宅でも動物病院でも同じです。
それぞれ特徴が違うため、どの方法がよいかは飼い主やご家族によりけりです。3つの方法についてご紹介するので、いざというときのためにも、いまから考えておくのもよいでしょう。
自宅の敷地内に埋める
最近は土葬をする場合でも、一度火葬してから埋めることが多くなっているようです。
火葬をしない場合は、深く穴を掘り、なるべく遺体が早く土に還るようにしてあげましょう。また、公園や河川敷にペットの遺体を土葬することは法律で禁じられていますので、埋める場所には注意が必要です。
自身が所有する庭などの敷地内に埋葬してください。遺体を埋めた後はお墓を立ててあげましょう。
一方で、一人暮らしの方やマンション暮らしの方など、賃貸物件や集合住宅に住まわれている場合は、土葬以外の葬儀方法で大切な家族を天国に送ってあげてください。
ペットの土葬方法とは
ペット葬儀を依頼する
葬儀社や霊園に、ペット葬儀を依頼するとき決めなければいけないのが、火葬方法です。火葬業者にもよりますが、まず「個別火葬」「合同火葬」の2つに大きく分けられます。その中でも、個別火葬は3つの方法があります。
合同火葬 | |
---|---|
火葬の特徴 | ほかのペットたちと一緒に合同で火葬 |
遺骨 | 返骨はなし |
お墓 | 合同供養塔 |
費用 | 15,000円~ |
個別火葬 | |||
---|---|---|---|
一任個別火葬 | 立ち合い個別火葬 | 訪問火葬 | |
火葬の特徴 | ・立ち合いができない ・スタッフがおこなう |
・立ち合いができる ・霊園によっては読経してもらえる |
・立ち合いができる ・場所や時間など決められる |
遺骨 | 業者によって返骨あり | 返骨あり | 返骨あり |
お墓 | 返骨されれば各自 | 各自 | 各自 |
お墓 | 18,000円~ | 20,000円~ | 16,000円~ |
費用を安くおさえたい方やペットが寂しくないようみんなで一緒に旅立たせたい方は、合同火葬がよいでしょう。
また、悲しくて火葬の場面には立ち会えない方は、業者の方にお任せする一任個別火葬が適しています。火葬から納骨までしっかり見届けたい方は、立ち合い個別火葬か訪問火葬がおすすめです。
とくに訪問火葬の場合、移動火葬車でおこなうので自宅の駐車場などでおこなえたり、夜間におこなえたり、と場所と時間を選ぶことができるのが大きな特徴となります。
移動火葬車については、別記事で詳しく説明しています。ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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<火葬の所要時間>
- ハムスターや鳥などの小動物:火葬30分
- 猫や小型犬:火葬50分
- 中型犬:火葬90分程度
- 大型犬:火葬120分程度
これら火葬時間のほかに供養などで1~2時間ほどかかるようです。そのため、大型犬の場合だと4時間ほどかかります。また、火葬が終わるとペットとの思い出を残すため、遺骨を収納できるメモリアル品を購入することもできます。
<信頼できる業者と出会うために>
訪問火葬などの新しい方法の火葬をおこなう業者の中には、悪徳な業者も存在します。誠実さを欠いた対応・不当な請求によるトラブルや、ペットの遺骨を不法投棄されるおそれがあります。
葬儀社や霊園などの業者選びは慎重におこない、信頼できる会社へ依頼することをおすすめします。
- 利用者の好意的な声がHPやインターネット上に掲載されていること
- 電話応対がしっかりしていること
業者の選び方について、もっと詳しく知りたい方は別記事もご覧ください。
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自治体に依頼する
お住まいの地域によっては、自治体がペットの火葬を請け負ってくれます。しかし、手厚い供養を受けられるわけではありません。
みなさんにとって大切なペットであっても、自治体としては「モノ」扱いとなってしまうこともあります。そのため、火葬はしてくれますが、きちんとしたペット用の火葬場ではなく、廃棄物処理として済ませられることがほとんどのようです(※一部地域をのぞく)。
<自治体へ依頼したいとき>
- ペット火葬の窓口へ受付書類を記入
- 立ち合いはできないので、あとはスタッフへおまかせ
基本的に返骨はされないので、受付をすませたら、これでペットとは最期のお別れとなります。
費用は業者に依頼するよりも安価なので、経済的事情によっては自治体を利用することもよいでしょう。費用や手続きなど詳しいことは、各自治体へ連絡をして確認してみてください。
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犬が死んだら役所へ手続き「死亡届」
犬が死んだら“死亡届”の提出が必要です。猫などほかのペットは必要ありません。なぜ犬だけかというと、狂犬病の予防管理をするためです。
ペットの犬が亡くなったときは、30日以内に保健所などに「死亡届」を提出しなければなりません。これは、ペットの犬を飼う際に届け出をした飼い主には、義務付けられていることになります。
死亡届を提出する場所は、ペットの犬を飼うときの届け出と同じように、お住まいの自治体や役所になります。ペットの犬の生年月日や性別、登録年度、死亡した日などを記入していき、受理されるようです。
大切なペットを亡くされた方にとっては、つらい作業にはなるかもしれません。しかし、義務付けられていることになるので、30日以内には行くようにしましょう。
動物病院に知らせるべき?
生前お世話になったかかりつけの病院の先生やスタッフへ、ひとことお知らせする方もいるようです。お知らせ方法は、電話や手紙、直接伺うなどありますが、必ずしなければいけないことではありません。
病院側も、ペットを亡くされた方のお気持ちはよく理解しています。気持ちが落ち着かずあいさつができなくても、病院側のスタッフから嫌な気持ちを持たれることはありません。
これは気持ちの問題なので、お礼を言いたい、報告をしたいと思われるのであれば、後日ひとこと連絡をしてもよいでしょう。
ペットの「もしも」に備えて知っておくべきこと
この章からは急なペットの死で慌てないために、あらかじめ知っておいてほしい情報をお伝えします。
ペットの死が近いサインを知っておく
死期が近いペットには、行動の変化などさまざまなサインがあらわれます。もちろん個体差があるので、すべてのペットに共通するものではありませんが、知っておけば心構えができるはずです。
- ご飯を食べなくなる/食欲が落ちる
- 寝ている時間が増える
- 体温が下がる
- 呼吸が浅く速くなる
- 目の焦点が合わなくなる
- 下痢や嘔吐をする
- 毛づやが悪くなる
など
- ご飯を食べなくなる/食欲が落ちる
- 寝ている時間が増える
- 体温が下がる
- 毛づやが悪くなる
- 頭が下に向いてくる(うさぎに多い)
など
上記のような症状がみられるようになったら、ペットに最期が迫っているサインです。後悔なく見送るためにも、最期まできちんとお世話をしてあげましょう。
ペットが死んだら仕事は休める?
ペットが死んだとき、遺体の安置や葬儀、供養など、ほかにもやらなくてはいけないことがたくさんあります。
しかし、人間が亡くなったときは慶弔休暇を使い、仕事を休んで葬儀に参加しますが、ペットが亡くなった場合は、慶弔休暇は使えません。どうしても休みたい場合は、 有給休暇を取るなどしましょう。
大切なペットを看取る場所を決めておく
急な事故や突然死の場合はしかたのないことですが、病気や老衰で死期が近いとわかったときには“どこで看取るか”を、家族でよく話し合いましょう。
自宅、病院、ペットホーム、思い出の場所……。飼い主にとって悔いの残らないようお世話をしたいですね。
<自宅>
ペットにとって、家族と一緒にこれまで過ごしていた自宅が一番ストレスなくおだやかに眠りにつけることでしょう。飼い主も、臨終のときまで一緒に寄り添ってあげることができます。
しかし病気や老衰であれば、介護も必要となります。いつ容態が急変するかわからないため、すぐに対応できるよう準備も必要です。自宅で看取るということは、飼い主にとっては負担が大きいです。
ペットと最期まで一緒にいたい方や、介護する覚悟のある方はご自宅で看取ってもよいでしょう。
自宅で看取る場合、本当に亡くなったのかの死亡確認をしなければいけません。
獣医に確認してもらうのが一番よいのですが、ここではご自分で確認する方法を解説します。
- ティッシュを口、鼻の前に起き、息で揺れるか確認
- おなかや心臓に手を当て、動きがないか確認
- 目にライトを当て、瞳孔に動きがないか確認
以上3点、何も変化がなければ臨終と判断してもよいでしょう。
ちまたでは“猫は死後硬直しない”という噂もあるようです。実際、猫飼いの方で“死後硬直がなかった”という方もいるようですが、死後硬直がないから死んでいない、生き返るということは残念ながらありません。
また反対に死後硬直があるのに、生き返ることもありません。
基本的には犬や猫と確認方法は変わりません。ただ、小動物は呼吸も小さいので、ティッシュでの呼吸確認は難しいでしょう。
- 心臓に手を当て、脈があるか確認
- おなかの見て、上下に動くか確認
- 目にライトを当て、瞳孔に動きがないか確認
ハムスターになるとうさぎよりももっと小さいので、手を当てるというより指を当てるかと思います。また、目をライトに当てても小さな目の瞳孔までは、確認しずらいです。
ハムスターの場合は、目を閉じない(開けっ放し)、動かない、手足が伸びきっている、体が冷たい、体が固い、日にちがたつと死臭がする、といったことが当てはまります。
ここで注意しなければいけないのが、ハムスターが冷たくて動かないとき、“冬眠”している可能性もあることです。5度以下になるとハムスターは冬眠してしまうので、一瞬亡くなったかと思われる方もいます。
ハムスターの冬眠と死亡確認については以下の記事でも詳しく説明しているので、気になる方はご覧になってください。
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<病院>
動物病院の場合、獣医やスタッフがいるのでペットの容態が悪くなってもすぐに適切な対処をしてもらえます。危篤状態になればすぐに連絡をしてくれるでしょう。
しかし、病院と距離があったり、仕事などですぐには行けなかったりしたとき、最期の瞬間に立ち会えないこともあります。
そして一番のネックは、費用です。ペット保険の加入は任意です。入院費や治療費で高額になる可能性はじゅうぶんにあるので、あらかじめどれくらいかかるのか計算をしておいたほうがよさそうです。
<ペットホーム>
最近では、寝たきりや重度の介護が必要な犬猫を預かってくれるホスピタルがあります。飼い主も高齢者であったり、仕事で家を空けたりすることが多く一日中付き添ってあげられない方は、こういったケア施設を利用するのもよいでしょう。
重篤なペットが多いので、スタッフも24時間常勤しています。何かあればすぐに対応してくれ、またすぐにご家族へ連絡をしてくれます。
こちらも病院と同じく費用はかかります。ご興味のある方は施設見学をしながらスタッフの方と相談してみてはいかがでしょうか。
<思い出の場所>
ペットとの思い出の場所で看取る方もいます。たくさんの楽しい時間をくれたペットに感謝の気持ちを込めながら、最期の場所に選ぶのもよいでしょう。
また、ペットがお気に入りの場所があるなら、連れていってあげてもよいですね。自力で歩くことができないときは、車で抱きかかえながらの移動となります。思い出の場所で、最後にペットに伝えたいことなどたくさんお話をして旅立たせてあげてください。
事務的な準備こそ事前にしておく
人間よりも寿命の短い犬や猫、小動物などのペットを飼うということは、最期を見届けるということでもあります。ある日突然、事故や発作などで亡くなることもあります。また、病気や老衰ですでに残された命が短いことがわかっていることもあるでしょう。
元気なときはなかなか亡くなったときのことを考えることはないかと思います。“縁起が悪い“と感じるかもしれません。しかし、もしものときが突然きてしまい慌ててしまうことで、しっかりと供養をしてあげることができないこともあります。
後悔だけが残っては、ご自身もご家族もつらいことです。そのようなことにならないためにも、いま一度どのように見送るのかを考えてほしいのです。
今回の記事は、葬儀方法、埋葬方法など解説しました。業者によってさまざまなプランがあるので、どの方法がよいかあらかじめイメージしておくと、いざというときスムーズに葬儀ができるでしょう。
ペットブームの昨今、ペット用の葬儀社や霊園がたくさんあります。その中から一番理想的な供養方法がどれなのか、相談やアドバイスにのれるのが弊社「生活110番」です。
弊社では、日本全国多くの加盟店と提携しております。お客様のご希望に添えるよう、信頼できる業者をご紹介することができます。
“いまはまだ元気だけど、とりあえず話だけでも聞いてみたい”“費用がどれくらいか見積りを知りたい”というご相談にも随時対応しております。
また、急な不幸でもご連絡ください。弊社に加盟しているペット葬儀社のスタッフが早急にお客様のもとへ伺い、最高のプランとサービスでお見送りさせていただきます。
大切なペットのためにも、ご家族とともに一度、弊社の無料相談をご活用ください。いつでもご連絡お待ちしております。
亡くなったペットはどこに行く?「虹の橋」について
最後に犬や猫、うさぎといったペットが亡くなったとき、その魂はどこに行くのか?について、ペット愛好家の間でよく語られるこんなお話がありますので、ご紹介します。
亡くなった犬や猫などのペットの魂は天国の入り口近くにある「虹の橋」というところに行くそうです。その虹の橋では亡くなったペットはかつての元気な姿となって、ほかのペットたちと楽しく暮らしながら、飼い主と会える日まで待っているのです。
ですが、この虹の橋には「雨降り地区」と呼ばれる冷たい雨が降り続ける地域があります。この冷たい雨の正体は、現実の世界にいる飼い主の涙です。
かわいいペットが冷たい雨に凍える思いをしないためにも、あなた自身が別れのつらさを乗り越えなければならない、という説話です。
死後の世界があるかないかは、わたしたち人間でも生きている限りわかりません。天国か地獄か、あるいは宇宙へいくのか……。しかし飼い主の心の中にいることは確かです。
愛したペットが亡くなるのはとてもつらく、苦しい最期であったのならよけいに、ペットの魂の行き先も気になることでしょう。
“虹の橋“はスピリチュアルな話ではありますが、仏教の世界には輪廻転生というものがあります。つまり生まれ変わるのです。
再びあなたのもとへ会いに行けるよう、きっとペットたちは亡くなった後、虹の橋を渡り天国へ行き、あなたの近くへ生まれ変われるよう準備しているのかもしれませんね。
ペットロスになってしまった場合の克服方法とは
長年ともに暮らしたペットが死んだあと、喪失感からペットロスになってしまう方がいます。ペットロスになると、精神的・身体的にさまざまな変化があらわれ、何もしていないのに涙が出る、食欲がわかない、眠れないなどの症状が出ることがあります。
ペットロスは決して珍しい症状ではなく、長くペットと暮らした方なら誰にでも起こりうる症状です。まずはありのままに悲しみ、ご自身の気持ちを整理することが大切です。そのうえで、同じ経験をした人に相談したり、ペットロス専門のカウンセリングを受けたりするなど、つらい気持ちを吐き出せる場所をつくるとよいですね。
番外編:ペットを亡くした人にかける言葉・NGな言葉
番外編として、友人のペットが亡くなったと知らせを聞いたときに、どのような言葉をかけるべきかについて解説します。
まず何よりも、ペットを亡くした人の心に寄り添うことを第一に考えましょう。「元気を出して」などの励ましの言葉よりも、「つらかったね」「寂しいね」など、悲しみに共感する言葉のほうが、飼い主にとっては励みになるかもしれません。
最も言ってはいけない言葉は、「早かったね」「新しいペットを飼ったら?」など、飼い主の気持ちを否定する言葉です。「もっと早く気付いていたらよかったのに」「なんで気が付かなかったの」など、飼い主の行動を否定するような説教もやめましょう。
とはいえ、ペットを亡くした悲しみは飼い主にしかわかりません。自分は優しさで言ったつもりなのにかえって悲しませてしまったということもあります。その人の性格やペットとの接し方をふまえた、適切な言葉選びを心がけたいものです。
まとめ
大切なペットが亡くなることは、飼い主にとってはとてもつらいことです。しかし、葬儀をおこない、しっかりと供養をすることは、飼い主ができる最期のお世話でもあります。ペットとの別れを受け入れ、きちんと見送ってあげることができれば、気持ちの整理もついて、ペットロスによるショックも軽減できるはずです。
ペットが安心して眠るため、そして悔いなくお別れするためにも、葬儀の方法や、葬儀場、火葬業者選びは慎重におこないましょう。どこの火葬業者を利用しようか迷っている場合は、生活110番までご相談ください。
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