インターネットが広くオフィスや家庭に普及してから長い年月が経っています。今や仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンを使わない日はないのではないのでしょうか。
しかし、通信はそもそも目に見えないサービスです。切断が発生したり、遅延が発生したときに何が原因で、どのような対処をすれば良いかは、素人目ではなかなか判断が付きにくいのが現実でしょう。インターネットやパソコンなどのITツールの故障の際にどのような対処をするかは。そのときに表示されるエラー内容によって異なります。トラブルが発生したときにはまずエラーの内容をしっかりと把握することと、使っている端末がパソコン、スマートフォン、タブレットなど、どのような端末であるかをしっかりと確認しておきましょう。
今回は「インターネットアクセスなし」と表示された際の原因と対処法について見ていきます。
目次
インターネットアクセスなしの原因は切り分けから!
ある日突然、家や外で使えていた、インターネット閲覧や動画視聴ができなくなったという経験をされたかたも多いのではないのでしょうか。普段から使っているインターネットが突然使えなくなることで不安になったり、焦っていろいろといじることで、さらなるトラブルを誘発してしまうケースも大変多いのです。何事もそうですが、急なトラブルなどに遭遇したときこそ、冷静に対処するように心がけていきましょう。
とくにインターネットやスマートフォンなどのトラブルに関しては原因が多岐にわたり、またその場で最適な判断をすることが難しいケースが多いのです。ここではトラブル発生時の初動として何をおこなっていけばよいのかを順を追って説明していきます。
「インターネット接続なし」の表示が出た場合、まずは大きく分けて3つの原因が考えられます。ここではその例をまずは見ていきます。
PC・スマートフォン側の問題
まずはPCやスマートフォンなどの端末側で問題がある場合です。家で作業をしている場合で、パソコンなり、スマートフォンで通信ができなくなった場合、該当端末以外で、手元にある端末で接続可能かどうかを試していきましょう。他の端末で接続が可能であるようならば、該当端末側の不具合が考えられます。そのような時には一度再起動を試みるなどの方法をとることとなります。
ネットワーク構成の問題
次に考えるべきはネットワーク構成の問題です。パソコンを使っていると、ある日突然、ネット接続ができなくなったりした経験は誰でもおありだと思います。このようなトラブルが発生したときには先ほど述べた端末側の問題かどうかをまずは切り分けと呼ばれる方法で、可能性を探っていきます。室内には回線用のルータや無線LANルータ、パソコンなどいろいろあります。ルータの再起動や切り離しての接続を試すなどの方法で順番に障害の原因を探していくのです。
そして端末やルータ側の問題であると考えられるようであるならば、次は端末のどの設定を見ていけば、解決への糸口が見つかるかを考えていくのです。
パソコン側で、ネットワーク接続が一時的にうまくいかないケースも多々あります。多くのパソコン操作に共通することですが、まずは端末の再起動を試していきましょう。ここで症状が改善されることも多くあるのですが、それでも改善が見られないようであるならば、次はパソコンのネットワーク設定に問題がある可能性を疑ってみてください。
まずはパソコンの右下にいくつかあるアイコンにカーソルをあてていくとポップアップで、インターネット接続に関する状況が確認できます。ここからネットワークとインターネットの設定の項目に入っていきながら、どのような状態かを確認していきます。もしくは、コントロールパネルからでも確認をすることができます。
ここから先の作業は少し複雑で、ファイヤーウォールやTCP/IPなどの難しい用語も出てきますので、作業は慎重におこなっていきましょう。可能ならば、家や近所で、パソコンなどに詳しいかたにまずは相談してみるのもよいかもしれません。
回線の問題
可能性としては低いのですが、自分が契約している通信会社の回線の問題もあります。大規模災害や悪天候などの影響で、通信会社の設備やネットワーク網が、一時的に影響を受けることも往々にしてあるのです。家やオフィスにある全ての端末が一斉にインターネットに接続できないという問題が発生したような場合は、この可能性を疑ってみましよう。
「インターネットアクセスなし」が表示されたとき、まず確認しておきたいこと
ではインターネットアクセス不可となった場合にまずは試していくこととはどのような方法があるのでしょうか。インターネットに接続するときには、LANケーブルを使って有線でパソコンに接続する方法と無線LANルータを使って無線で接続する方法があります。
最近ではスマートフォンの影響により、自宅で無線LANルータを置いて接続をする家庭が多いようです。この場合、場所や回線速度によっては接続が不安定になることも考えられます。
インターネットに接続できなくなったようなときにはまずは、下記の方法を試してみてください。
「更新」ボタンを押すことでページの表示がされないか
インターネットアクセスができないようなときには、周辺の機器との電波干渉や部屋の場所の問題で、一時的にですが、接続が遮断されてしまうケースも考えられます。WEBブラウジングをしているときに突然、閲覧できなくなってしまったときはまず、時間を少しおいたり場所を変えつつ「更新」ボタンを押してみてください。この作業を複数回している間に状態が改善されるようなケースも考えられます。
設定を読み込み中ではないか
また通信が完全に遮断されているわけではないですが、先ほどのように場所に加え、インターネットへのアクセスが集中する時間にはトラフィックが輻輳(混雑)することもあります。これによって、WEBページの読み込みや表示が遅くなったり、また動画視聴が滑らかにおこなっていけないような場合もあります。しばらく落ち着いて様子を見ていると回復をするケースも多くあります。
このような回線の遅延が発生する場合とは、マンションなどの集合住宅で、多くの住人のかたがインターネット回線を使っていく夜間帯に発生する場合が多いです。また個人宅で回線を使用しているときでもADSLのような光回線と比べて低速な回線を使っているようなときにも速度の劣化は発生します。インターネット接続に関するトラブルは突発的に発生する可能性が高く、またその原因や対処方法が多岐にわたります。そのような中で、まずは落ちついた対処が求められるのです。
このようなときにはまずはインターネットの設定画面を開いていくことで、接続がきちんと確立されているかどうかを確認していきます。この方法はOSによって変わってきます。ここでは各OSの接続方法に関して簡単に解説をしていきます。
解決の手引き⓪:まずはインターネットの設定画面を開く
パソコン、スマートフォンはOSごとにインターネットの設定画面があります。ネットワークの問題が起こった際は一度確認してみましょう。
Windows
オフィスや家庭で一般的に使われているOSです。現在最新のOSはWindows10なものの、アプリケーションの関係でWindows7を利用している方も多いでしょう。
・右側に出てくるコントロールパネルをクリックする。
・「ネットワークとインターネット」を選択する
・「ネットワークと共有センター」を開く
・歯車のマークを選択し「設定」を開く
・「ネットワークとインターネット」を選択する
この画面でインターネットの接続状況を確認することが可能です。なおWindows8以降でも「Windowsシステムツール」からコントロールパネルを開くことで、Windows 7と同じ設定画面を開くことができます。
macOS
グラフィック分野では昔から人気があったほか、iPhoneと同じApple製のパソコンで動くことから需要が高まっているのがmacOSです。Bite(Byte)を表現するかじったリンゴのマークが特徴で、近年では同じパソコンでWindowsを動かすことも可能になりました。
・「システム環境設定」を選択
・「ネットワーク」を開く
それぞれのネットワーク接続がこの画面で確認できます。
iOS
スマートフォンの中でも根強い人気を持つ「iPhone」を動かすOSです。無線LAN(Wi-Fi)環境で接続する際には次の手順で確認しましょう。
・歯車のアイコンが付いた「設定」を開く
・「Wi-Fi」を選択する
Android
iPhone以外の多くのスマートフォンで利用されているOSです。オープンソースであることから各メーカーでカスタマイズされていることも多く、設定画面の飛び方は異なることも多いです。
・歯車やスパナのアイコンが付いた「設定」を開く
・無線とネットワークの設定画面から「Wi-Fi」を選択する
なおスマートフォンの場合は契約しているキャリアのネットワークを使って通信をする場合もあります。この場合は端末画面の上部に4Gないし3Gという表記があれば、通信状態は確立されています。
解決の手引き①:接続が無効になっていないか確認する
3章ではパソコンやスマートフォンの各OSのネットワーク設定や確認の場所を紹介しました。パソコンやネットワークに不慣れなかたは、この画面で出ている用語での意味や設定方法でつまずいてしまうこともあるかもしれません。
インターネット接続の修復は自分でも可能な場合もありますので、まずは順を追って確認していきましょう。ここでは、まずは接続が有効か 無効かを確認する方法を紹介します。
有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)が無効になっていないか、一度確認!
パソコンでインターネットを使っているかたであれば、LANケーブルによる有線接続ないしは無線接続をしているはずです。またスマートフォンを使っているかたであれば、契約している通信会社のネットワークを使っているか、何かしらのWi-Fiネットワークに接続をしているはずです。
パソコンでインターネット接続が無効になっているかどうかは右下のインターネットアクセスアイコンの状態でまずは確認していきます。更に接続先のネットワークの内容を確認したり、新規で設定や変更をしていきたいのであれば、このアイコンをクリックしていきながら各種設定を進めていきます。無効になっていれば×印や文言でわかるようになっています。また接続されていれば、接続先のネットワーク名が表示されます。
スマートフォンでの通信手段はキャリアのネットワーク網を使うか、任意のWi-Fi環境を選ぶことです。通常ホーム画面の左上部に通信に関する状況は表示されます。Wi-Fiで接続がきちんとおこなわれていれば、おなじみの扇形マークが表示されています。また先述のように設定から確認をすることもできます。
またキャリアのネットワークを使って通信をする場合にはホーム画面上部に4Gや3Gなどの表示がされています。この表示がされていれば、通信はできています。ごくまれに機内モードに設定をしたことを忘れていたり、データローミング機能をオフにしたままの方がいますので、通信ができない場合はその点も疑っていきましょう。
設定方法
設定方法はそれぞれの機種で異なりますが、基本は同じです。
パソコン
多くのパソコンにはLANポートや無線LAN機能が標準で付いています。またネットワークに接続すればインターネット接続に関する情報も自動で取得できることが多く、LANケーブルを接続するか、無線LANの設定をするだけで簡単にインターネットへ接続できるのです。
【有線LANの場合】
現在ではツイストペアケーブルという専用のケーブルを使って接続します。接続するとネットワークが認識され、自動で設定されることが多いです。認識されない場合は一度ケーブルを抜き差ししてみることも試してみてください。
【無線LANの場合】
無線LANを利用する場合にはネットワーク名称(SSID)とパスワードが必要になります。製品に添付されているものか、自分で一度設定したものを確認し、「ネットワーク設定画面」から設定しなおしてみましょう。
スマートフォン
新規で購入した場合は、お店で店員のかたに最初の初期設定をしてもらう場合が多いのではないでしょうか。基本的に契約と同時に通信キャリアのネットワークは使えます。後はWi-Fi環境で使っていくときの設定です。設定の項目から自分が接続したいネットワークを選択したのち、パスワードの入力が求められますので、それを入力すれば通信ができます。
トラブルシューティングも活用してみよう
Windowsパソコンを使っていて突然ネットワーク接続が出来なくなるようなケースも多くあるのではないでしょうか。このようなときには、先ほどのようにネットワーク設定画面を開いて状態を確認します。その画面にはトラブルシューティングという項目があります。それをクリックすることで、現在の問題点を自動で解決してくれることがあるほか、解決のヒントを提案してくれます。
トラブルシューティングを使う方法や別の通信が可能な端末でMicrosoft社のHPで確認する方法もあります。
様々な提案がなされるとは思いますが、中には専門のコマンドを打ち込んで修復をするようなケースもあります。不慣れなかたが安易におこなうことで他のトラブルを誘発する可能性も十分にありますので、不安なかたは止めておきましょう。
パソコンにLANポートが認識されていない場合も!
パソコンでネットがつながらない場合、実はLANポートの破損や不良が原因だったというケースも頻繁にあります。LANケーブルを頻繁に抜き差ししているような場合は破損の原因ともなりますし、また、暫く使っていなかったLANポートにホコリや異物が詰まっていたというケースもあります。パソコンで有線接続を試みてできない場合はこのような点も意識してみてください。
解決の手引き②:ルータの設定を確認する
インターネット通信ができないような場合には、原因が多岐にわたる場合が多いのは理解できたのではないのでしょうか。ここまでは端末側を中心に見ていきましたが、ルータと呼ばれる装置が原因で、通信に遅延や瞬断がおこることも考えられるのです。ここではルータの基礎をもう一度確認していきながら、ルータが原因考えられる回線障害について紹介していきます。
ルータとは?
普段何気なく使っていて、言葉としては知っていても、本来の用途が理解できていないかたも意外と多いのがルータです。
ルータを簡単に説明すると「ネットワークを管理する機器」です。例えばパソコンを1台ルータに接続すると「192.168.1.2」というIPアドレスがそのパソコンに対して付けられます。もう1台接続すると「192.168.1.3」と、重ならないIPアドレス(プライベートIP)が次々と割り当てられていくのです。こうして別々のIPアドレスを割り当てられるとともに、流れる情報に「宛先」が付けられることでネットワークは正常に動くようになります。
ルータはもうひとつ、インターネットの窓口という側面も持っています。インターネットなど「外部のネットワーク」につなぐ場合、ルータを窓口にすることで情報をやり取りすることができるのです。そのためルータには外部ネットワークに接続するための情報(接続情報)を入力する場合も多くなっています。
なお近年のルータはwebブラウザを使用して設定するタイプが主流です。多くの場合ルータへは「192.168.1.1」とURL欄に入れればアクセスできるので、困った場合は一度試してみましょう。
このルータの機能を踏まえ、次にあげるポイントをチェックしてみてください。
チェックポイント①ルータに接続情報が入力されているか
実は多くの場合、「インターネット回線を管理している会社」と「インターネット接続を提供する会社」は別となっています。そのため回線を接続するだけではインターネットにつなぐことができず、多くの場合「ルータ」に接続情報を入力することではじめてインターネットアクセスが可能になるのです。
そのためインターネットにつながらない場合はルータに接続情報が入力されているか、一度確認してみましょう。契約プランの変更などで内容が変わっているおそれがあるほか、情報がうまく保存させず消えてしまっている可能性もあります。
また、プロバイダの接続情報は大切なものとなるため、誤って捨てないよう保管管理には気を付けておいてください。
チェックポイント②二重ルータになっていないか
近年では無線LAN(Wi-Fi)を導入する際に起こりやすい問題です。
先ほど確認したとおり、ルータはインターネットの接続窓口になる部分です。また家やオフィスのネットワーク接続を管理する役割を持っているのですが、このルータがネットワーク内に2つあるとどちらの管理下にあるか不明瞭になり、インターネットに接続できなくなることも少なくありません。
とくに「無線LANルータ」を設置する際には注意が必要です。その名の通り「ルータ機能」を持っているため、そのまま接続してしまうとトラブルの原因になるのです。ルータ機能が動いている場合は「アクセスポイントモード」などへ切り替えましょう。
近年ではルータ機能を自動で切り替えるものも多くなっていますが、使用しない場合は確実に切っておくほうが無難かもしれません。また有線LANのポートが足りず増設が必要な場合はルータ機能のない「スイッチングハブ」を使用することもひとつの方法です。
チェックポイント③MACアドレス制限がかかっていないか
次に少し専門的な用語になりますが、MACアドレス制限の場合もあります。
MACアドレスとはネットワーク用のIPアドレスとは異なり、その端末個々に付けられたアドレスのことです。ルータ側で設定をすることにより、そのパソコンからのインターネット接続を拒否/許可をすることができます。この設定が有効なため、該当端末で接続ができていない場合もあります。
また同じ機器でも有線LANと無線LANで異なるMACアドレスが付けられることから、どちらかだけ接続許可/拒否になっていないか確かめてみることも必要になってきます。
チェックポイント④IPアドレス取得の設定が誤っていないか
自宅でネットワークを使う場合、設定の簡略化などもありルータからIPアドレス(プライベートIP)を取得する設定になっていることが多いです。しかしオフィスなどではネットワーク規模が大きいため、それぞれの機器に対し手動でIPアドレスを振っている場合も多くなっています。
手動で設定している場合、そのネットワーク内で使っているぶんには問題ありません。しかし違うネットワークに移動したりなどで「割り当てられたIPアドレス」が被ってしまうとインターネットアクセスができなくなるのです。これはルータからみると同じIPアドレスで宛先が2つ存在してしまい、識別ができないことから片方を遮断するのです。
この場合はIPアドレスの割り当てのし直しが必要になるでしょう。またネットワーク別に接続方法を切り替えることもできるため、家と職場を往復するようなパソコンではそれぞれ設定を用意するのもひとつの方法です。
解決の手引き③:家のネットワークを確認する
また家で複数の端末を増設してネットワークを組んでいるような場合には、チェックしなければならないようなポイントもたくさんあります。ハブやルータなど回線と端末の間に複数の装置を使っていくような場合には、シンプルなネットワークよりもチェックしなければならないポイントは多くなるのです。
ここでは基本的な方法を確認していきます。
チェックポイント①:ハブやルータの電源が落ちていないか確認!
まずはハブやルータの電源が落ちていないかを確認してみましょう。家の配線が複雑な場合、普段の生活の中でいつの間にか配線が抜けているなどの事態は考えられます。まずは、電源関係を一通り確認して、その後でこれもお約束ですが、再起動をしてみましょう。
チェックポイント②:LANケーブルに問題はないか
また無線ではなくLANケーブルを使った有線接続をしているような場合にはLANポート周辺も確認していきましょう。パソコン側やまた、ルータ側双方でLANケーブルの抜けがないかを確認していく作業も切り分けをするうえで必須です。また別の章でも述べましたが、LANポートの不具合も確認していきましょう。
またケーブル自体もねじれや圧力によって断線を引き起こしている可能性があります。接続できない場合は一度予備のLANケーブルなどに変えてみることも大切です。
チェックポイント③:ループ接続になっていないか
ついやってしまいがちな接続方法が「ループ接続」です。LAN接続ではスター配線と呼ばれる、目的のネットワーク機器(ルータやパソコン)までの経路が1通りだけになるようつなぐ必要が出てきます。これを誤って2通り以上のルートにしてしまうと送った情報が目的地までたどり着けないおそれがあるのです。
とくに同じハブやルータのLANポート同士をつないでしまうと、その部分で情報が循環してしまいます。ケーブルが余っているからといって接続しておくのはやめましょう。
解決の手引き④:ネットワーク障害について
パソコン側・家のネットワークを点検してもインターネットアクセスなしの状態が続く場合、ネットワーク障害が起こっている可能性があります。すると原因が回復するのを待つほかありません。
プロバイダ側が原因のネットワーク障害
インターネット回線を提供する会社側の問題やトラブルで回線が使えないようなケースがあります。通信会社やプロバイダ業者は社会インフラを司る会社ですから、当然普段から自社の設備の保全には十分な注意を払っています。しかし、悪天候や、緊急災害のような場合は、そのすべてではありません。場合によっては、通信会社やプロバイダ側の問題で、回線に障害が発生する可能性も十分にありえます。
DDoSなどの問題
近年大手のwebサイトなどで「DDoS」という攻撃手段が利用され、つながりにくくなるという問題が深刻になってきています。ゲームのホスト(親)になっているなどで自分のIPアドレスを公開している場合、この攻撃の対象になることがあるのです。この攻撃が行われるとインターネットからの窓口に当たるルータに外部からのアクセスが集中し、インターネットに接続できなくなります。ルータの再起動をしつつ、DDoS攻撃が収まるのを待つしかないでしょう。
このような際にはまずは自分が加入しているプロバイダのwebサイトを確認して、障害情報を確認することをおすすめします。この時点で障害の原因がプロバイダ側の問題であることがわかるようであるならば、復旧まで定期的にHPで復旧確認をおこなうことです。
まとめ
一口にインターネット接続に関する問題といっても、原因は多岐にわたります。また、インターネット回線に関する知識や情報がいくら増えたといっても、やはり、回線トラブル発生時の切り分けは大変難しいのです。
本コラムでもデバイス別・OS別などさまざまな観点から、切り分けの方法や手順を紹介しました。それぞれの端末によって取りうる手段は違います。また最近のように自宅で、無線LANルータのような装置を置いて回線を使っていくことも考えられます。そのような場合にはさらに、見ていかなければならない問題は多くなってきます。
ただインターネットアクセスなしの原因はさまざまで、見た感じではわからないことも多くあります。とくにパソコン側のトラブルの場合、解決手段は複雑になるでしょう。問題を深刻化させるまえに、パソコン修理のプロなどへ相談することをおすすめします。
\ 完全無料 /
厳選した全国のパソコン修理業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
パソコン修理の記事アクセスランキング
パソコン修理の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他