キーボードが急に動かなくなった、おかしいといったことはありませんか。キーボードが思い通りに入力できなくなると、パソコンで文章を打つこともできませんし、インターネットでの調べものも思うようにできませんよね。
キーボードの様子がおかしい場合はなにか原因があるのは確実であり、すぐに対処すれば治るかもしれません。「動かなくなった」。「故障した」。と心配になられる人、まずは一度落ち着いて、これからご紹介する対処法をまずは試してみてください。
目次
キーボードが違うひらがなになる場合
キーボードがおかしいと思う状況のひとつとして、文字を入力すると違うひらがなに変換される症状です。たとえばローマ字入力で「あ」という文字を入力する場合、「A」キーを1回押しますよね。このとき「あ」と変換したつもりがひらがなの「ち」に変換されてしまった場合、非常に困ってしまうことでしょう。
原因はかな入力になっている
「あ」が「ち」に変換される症状の原因は、キーボードの文字入力がローマ字入力からかな入力になっていることが原因でしょう。
かな入力とは、「A」を押すとキーボードに書かれているひらがな、「ち」などの入力になる設定。
ローマ字入力は「A」を押すとローマ字読みの「あ」に変換される設定のことです。
この設定はAlt+「カタカナ・ひらがな・ローマ字」と書かれているキーを押すと設定を元に戻すことができます。
ショートカットキーで分かりにくい人は……。
Windows10の場合
①タスクバーの「あ」や「A」などの文字を右クリック
②メニューのなかに「ローマ字入力/かな入力(M)」という表示があるので選択して切り替える
Windows7
①言語バーにあるツールボタンを押す。
※ない場合は言語バーにある小さな▼を押してツールを開く
②IMEプロパティを開き、全般のタブをクリック
③入力設定の、「ローマ字入力/かな入力(C):」項目をローマ字入力に変更
上記の操作手順でキーボードの入力設定を直しましょう。逆に、ローマ字入力ではなく、かな入力をしたい場合はこの操作手順で「かな入力」の設定をしてくださいね。
違うキーが入力される、押しても入力すらしない
違うキーが入力される、押しても入力できない場合は以下の方法を試してみてください。
数字が入力できない
数字が入力できない場合は以下の設定を変えてみましょう。
NumLockキーを押す
NumLockは簡単に説明すれば、数字の入力モードをオン・オフにするキーです。このキーを押す(オフにする)と数字が入力できなくなります。もう一度数字のキーで数字を入力したい場合はNumLockキーを押してみましょう。
マウスキーの機能の設定を見直してみる
一部のキーが反応しない。数字が入力される
NumLockキーを押しても数字を入力できない場合は、マウスキーの機能設定が有効になっているかもしれません。
有効になっている場合は……。
Shift+Alt+NumLockを同時押ししてマウスキーの機能設定を無効にしましょう。
①「スタート」→「コントロールパネル」
②「コントロールパネル」からコンピューターの簡単操作をクリック
③キーボードを使いやすくしますをクリック
④マウスキー機能をセットアップしますをクリック
⑤クリックするとマウスキーを有効にしますをチェックして次に進む
⑥「NumLockキーが次の状態のときにマウスキー機能を使用します」の項目をオフにする
※適用したい場合はオンを押す
⑦OKボタンを押したら設定完了
の手順で設定をおこないましょう。
違うキーが入力される
例えば「N」の文字はきちんと入力されているのに、「I」のキーが「5」に変換される……。入力されるキーと入力されないキーがあれば、高い確率で設定のせいといえるでしょう。
このトラブルの原因の正体は先ほど、「数字が入力されない」項目で触れたNumLockキーだといえるでしょう。テンキーのないキーボード(とくに13インチまでのノートパソコン)の場合、NumLockをオンにすることで一部キーがテンキーに切り替わります。そのためNumLockがオンになっている場合はオフにして、様子をみてください。
キーボードドライバの不調
きちんと文字を入力しても違うキーが入力される場合、設定を見直しても治らない場合はキーボードドライバが不具合を起こしているかもしれません。ドライバは定期的にバージョンアップし、更新されるのですが、手動設定にしていると自動で更新をしてくれないのです。
デバイスマネージャーを開き、ドライバが更新を促しているのであれば更新をおこなってみてくださいね。
きちんと入力変換がされない
文字を打つだけなら問題ないものの、打ち込んだ文字がきちんと変換されない場合は以下の方法で設定を変えてみてください。
文字を打つと前の文字が消える
文字を打っているのに、うしろの文字や前の文字に消えてしまう場合上書きモードになっている可能性があります。この症状の解決方法は「insert」ボタンを押すことにより、上書きモードを解除し挿入モードに戻すできます。
ずっと大文字
「あ」と入力したいのに「A」となるなど、大文字の英語が入力される場合は入力モードが「大文字英数(A)」になっている場合があります。
ツールバーの中にある入力モードをもとに戻せば解決できます。
ずっとカタカナ
「あ」と入力したいのにカタカナの「ア」になる場合、入力モードが「全角カタカナ(カ)」になっている可能性があります。
Windows10の場合はタスクバーの「カ」という文字がある場所を右クリックして、入力モードを変更してみてください。
小文字、大文字英語で入力したい場合
小文字、大文字英語で文を入力したいときも、パソコンを使っているなかで思うことがあるでしょう。
入力モードの切り替えは「カタカナ・ひらがな・ローマ字キー」または「半角・全角・漢字キー」で変更できます。
小文字英語入力から大文字英語入力をしたい場合は「shift+英語キー」(CapsLock切替)で変更しましょう。
キーボードがまったく動かない
設定を見直してもキーボードがうんともすんともいわない……。こういった場合はキーボードの入力を制御するドライバに不具合があるかもしれません。まずはドライバに不具合がないかどうか確認をしましょう。不具合がある場合はキーボードドライバの更新、または再度インストールをして様子をみてください。
ドライバ更新のやり方
ドライバの更新をしろといわれても、やり方がわからない……。そんな人もなかにはいらっしゃることでしょう。この項目ではドライバの更新のやり方の流れを簡単に説明します。
マウスポインタの不調で多い原因はソフトウェア関連です。まずは、正常にデバイスドライバが作動するかどうか試してみましょう。
Windows7の場合
①右クリックでプロパティを開く
②デバイスマネージャを開く
③キーボードの項目のをクリック
④キーボードの項目の下に表示されたドライバー名を右クリックして、プロパティを表示
⑤ドライバータブを押し、ドライバーの更新を押す
⑥「ドライバーソフトウェア」の更新が出たら、「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」を選択
⑦次の項目がでるので「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」をクリック
⑧次の項目、「このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバーを選択してください」が表示されたら、「互換性のあるソフトウェアを表示」のチェックを外す
⑨外したらそのまま、製造元の項目、「(標準キーボード)」を選択
⑩隣のモデルの項目から「HIDキーボードデバイス」を選択してから次へボタンを押す。すると、ドライバーの更新警告がでるのでクリックする
⑪ここまですると更新が始まるので終わるまで待つ。終わると「ドライバーソフトウェアが正常に更新されました」と出るので閉じる
※システム設定の変更が表示された場合は「はい」を押して再起動させましょう
Windows10の場合
①スタートまたはWindowsキーを押して、Windows内の検索窓の中へ「デバイスマネージャ」と入力する
②検索をかけると、Windows内にあるデバイスマネージャの項目が出てくるのでクリックして開く
③カテゴリの中に「キーボード」という項目があるので、クリック
④キーボードの項目の下にキーボードドライバー名が表示されるので該当するドライバを右クリック
⑤「ドライバー ソフトウェアの更新」をクリック
⑥「どのような豊富でドライバー ソフトウェアを検索しますか?」と表示されるので、「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」を押す
⑦次の項目がでるので「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」をクリック
⑧次の項目、「このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバーを選択してください」が表示されたら、「互換性のあるソフトウェアを表示」のチェックを外す
⑨外したらそのまま、製造元の項目、「(標準キーボード)」を選択
⑩隣のモデルの項目から「HIDキーボードデバイス」を選択してから次へボタンを押す。すると、ドライバーの更新警告がでるのでクリックする
⑪ここまですると更新が始まるので終わるまで待つ。終わると「ドライバーソフトウェアが正常に更新されました」と出るので閉じる
※システム設定の変更が表示された場合は「はい」を押して再起動させましょう
ここまでがデバイスドライバ更新の簡単な流れです。
通常であればこれでキーボードは正常に作動するはずですが、更新のやり方や間違った項目を押してしまうとキーボードがまだ動かない……。ほかの周辺機器まで動かなくなってしまう事態などあり得ます。
心配な人はパソコン修理業者へ頼ってみるのも手段でしょう。
また、一度勉強代として修理業者へ持って行き、やり方をプロから教えてもらうのもいいですね。
デバイスドライバは日々更新をおこなう
デバイスドライバは日々バージョンアップしています。古いデータのままだと正常に動作しないなどといった事態が考えられますので、更新をおこない、最新版にしてみるといいでしょう、
更新がうまくいかない、そもそも最新版なのに正常に動作しないなどの問題が起こったときは、一度デバイスドライバをアンインストールして、もう一度入れ直してみてください。
デバイスドライバを再インストールするときは、デバイスドライバそのものをインストールする必要がありますので、購入したキーボードの説明書も一度見てみましょう。
カーソルが動かない
カーソルが動かない場合は……。
・接触不良
・受信機やUSBポートの不具合
・電池切れ
・ドライバの不具合
これらの原因が挙げられます。
設定やドライバの不具合であれば自分でも解決できますが、内部故障の場合はパソコン修理業者に依頼してみてもらったほうがいいでしょう。
カーソルが動かない詳しい原因や対処法は過去コラム「パソコンのマウスポインタが動かない!ピンチに役立つ原因と対処法」でもご紹介しているので、気になる人は参考にしてみてください。
設定を見直しても動かない場合は……
設定を見直してもキーボードがおかしい場合はパソコンの内部に故障がみられるかもしれません。ソフトウェアなどが原因であれば、パソコンを解体せずとも、不便な状況を直すことも容易です。
しかしパソコン内部の故障である場合は一度パソコンを分解する必要があるので、素人が修理をおこなうのは至難の業です。もし設定を見直しても動かない場合はパソコン修理のプロに原因をみてもらい、不具合がある場合は修理してもらった方がいいでしょう。
パソコン修理費用
業者によって違いは出てきますが、目安の費用として以下を参考にしてみてください。
診断料:約2,000円~
水漏れ診断:約5,000円~
クリーニング:約2,000円~
※薬剤を使ったクリーニングは約5,000円~
ドライバ更新:4,000円~
※出張費などは別途必要
まとめ
キーボードがおかしい場合の多くは設定に問題があることが挙げられます。まずは設定を見直してみて、きちんと入力ができるかどうか試してみましょう。
キーボードの設定を見直せばある程度の症状であれば解決することができます。しかし、キーボードがまったく動かない。マウスカーソルが動かないなどは、パソコン側のハードウェア、ソフトウェアに異常がみられることがあります。その場合はパソコン修理業者に診断してもらって、必要であれば修理をお願いしましょう。
\ 完全無料 /
厳選した全国のパソコン修理業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
パソコン修理の記事アクセスランキング
パソコン修理の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他