バイクは小回りが利くため、ちょっとしたお出かけや通勤手段として人気が高いです。そんなバイクですが街中で停めたバイクの盗難が後を絶ちません。
盗難防止には鍵が重要となってきますが、盗難防止方法の1つにバイクのハンドルロックというものがあります。
本コラムではバイクのハンドルロック方法や、バイク用の補助鍵について解説します。少しでも盗難リスクを減らして快適にバイクに乗りましょう。
目次
日本の保安基準ではハンドルロック搭載が義務付けられている
バイクのハンドルロックは、鍵かかっていない状態でハンドルを回してもハンドルが動かなくなる機能です。ハンドルを回せなければバイクを動かすことができないので、乗り逃げされる心配はなくなります。
また、車検でハンドルロックが可能なバイクか確認されることがあります。日本の保安基準には施錠装置の構造にハンドルロックをさすことが記載されています。
・制動装置以外に備える施錠装置は、施錠装置が備えられている装置の機能を確実に停止させることができる構造であること
・制動装置に備えるものは、車輪を確実に停止させることができる構造であること
・堅ろうで、容易にその機能が損なわれ又は作動を解除されないこと
・走行中の振動、衝撃等により作動しないこと
このように安保基準で定められています。車検でハンドルロックが可能なバイクか確認することがあるので、車検前には確認することをおすすめします。
海外製のバイクは搭載されていないことも
ハンドルロックは現在の日本の保安基準なので、海外製の古いバイクなどには搭載されていないことがあります。そういった場合、車検に通らない恐れがあるため、もう一つ外付けの鍵を取り付けましょう。もし、南京錠の穴が空いたバイクでしたらバイク用の南京錠が販売されているため、取り付けておくと車検の際に安心できます。
ハンドルロックはどうやって使うの?
ハンドルロックの方法は、バイクの種類によってさまざまです。そのため、バイクの取扱説明書でバイクのハンドルロック方法を確認しておきましょう。ハンドルロックの一例を紹介しますので、参考してみてはいかがでしょうか。
①ハンドルを左いっぱいに切ります。
②鍵挿した状態で押し込みながら、スイッチのハンドルロックのマークまで回します。
このときにロックがかかりづらかったら、ハンドルを左右に軽く動かしてみてください。
③鍵をハンドルロックの位置にした状態で鍵を抜いてください。
①鍵を挿した状態で、ハンドルを左右に軽く動かします。ハンドルの鍵をバイクのエンジンのかかるほうに回します。
②ハンドルロックが正しく解除されればエンジンがかかり、ハンドルが回ります。
ハンドルロックだけでは不十分!鍵をプラスして利用しよう
ハンドルロックをしていれば盗難しづらい状態にはなりますが、それでもまだまだ安心することはできません。
ハンドルロックを解除せずともバイクは移動可能!<
バイクのハンドルロックを解除していない状態でも車体を移動させることができます。
バイクは、ハンドルを持ち上げてしまえば後輪が回るため、2人がかりなら盗難されてしまうこともあります。さらに外付けの鍵を取り付けてツーロックをすることによって防犯能力が高まります。
どこかに固定する鍵を利用しよう
ワイヤーロックは、車輪に先端に鍵穴が付いた紐状のワイヤーを巻き付けて輪っかにした状態でロックするものです。お手軽にツーロックすることができますが、大きなペンチなどで切断されるおそれがあります。
何も取り付けないよりは盗難リスクは減りますが、駐車スペースに柱があるなら柱とワイヤーを巻き込むように取り付けることをおすすめします。
車輪をロックする鍵を取り付けよう
バイクの車輪を動かせないようにすれば簡単に盗難にあることもなくなります。そのため、しっかりと車輪に鍵をかけることも大切です。
①ディスクロック
ディスクロックは、車輪のディスクと呼ばれる金属の輪の部分に差し込むように取り付けるタイプの鍵です。ディスクが回らなくなることで走行を防ぐことができます。ディスクロックのなかには、振動に反応して、大音量が鳴る警報アラームがついているタイプもあります。取り付けられるディスクのサイズや穴が決まっているので、購入するまえに確認する必要があります。
②地球ロック
地球ロックは、自宅の駐車するときに利用できる盗難防止方法です。地面にアンカーを打ち込み、アンカーとチェーンをつなぎます。細いチェーンではワイヤーロック同様切断されるおそれがあるため、できるだけ太いチェーンを用意しましょう。
ハンドルロックなどの状態は盗難保険にも関わってくる!?
もしもバイクが盗難にあってしまった場合、盗難保険に加入していれば、補償を受け取れることがあります。補償を受け取るにはいくつかの条件があり、その条件のなかにはバイクにハンドルロックやチェーンロックをしていたかどうか問われる場合があります。
保険に入っていてもハンドルロックやツーロックをしていないと、自己責任とみなされることもあるため、ご自身でできる最低限の防犯方法をおこなうことが大切です。
まとめ
バイクのハンドルロックは盗難を防ぐための重要な機能です。保安基準にも記載されているため、ハンドロックの搭載されていないバイクは注意が必要です。もしハンドルロックが搭載されていなければ、南京錠など他の鍵を準備しておきましょう。
ハンドルロックは便利ですがそれだけでは防犯は不十分となります。車輪をロックすることができるワイヤーロックやディスクロックなどを一緒に使ってツーロックを意識することも大切です。
盗難にあわないためには、少しでも対策をすることが重要なのです。地球ロックなどアンカーを打ち込むのは個人の力では難しいかもしれません。そういうときはカギを取り扱っている業者の力を借りてみてはいかがでしょうか。
鍵の取り付けをご検討中なら
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「補助カギ取り付け」をご覧ください。
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