車の鍵の電池を交換する値段を抑えたいなら、自分で交換してみることをおすすめします。自分で交換すれば、交換にかかる費用は電池代だけで済みます。車の鍵に使われるボタン電池は、安いものであれば100円ほどで手に入れることができるのです。
この記事では、電池交換の依頼先とあわせて、車の鍵の交換方法をメーカーごとに解説します。この記事を読んで、適切に交換しましょう。
目次
車の鍵の電池交換ができる3つの依頼先と値段
まずは、車の鍵交換の依頼先についてご紹介します。車の鍵交換をプロに依頼したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【依頼先1】ディーラー
電池交換は、ディーラーに依頼するのが一番安心な方法だといえます。なぜなら、ディーラーは自車メーカーの鍵に関する知識が豊富だからです。さらに、「鍵の調子が悪い」といったトラブルでも、ディーラーなら対応してもらうことができます。ディーラーに依頼した場合の費用は、500~1,000円程度が相場のようです。
【依頼先2】カー用品店
カー用品店では、ディーラーや、後ほどご紹介するガソリンスタンドよりも安く電池交換してもらうことができます。交換費用は500円程度のショップが多いようです。「プロに依頼したいけど安さも重視したい」という方は、カー用品店に依頼してみるとよいでしょう。
ちなみに、カー用品店ではホームページに電池交換料金を記載しているところも多いので、一度確認してみることをおすすめします。
【依頼先3】ガソリンスタンド
車の鍵の電池は、ガソリンスタンドでも交換してもらうことができます。ガソリンを入れるついでに交換してもらうことができるので、手軽な方法だといえるでしょう。
また、ガソリンスタンドは、全国に多数の店舗があります。そのため、外出先で鍵の電池が切れて困ったときでも、近くのガソリンスタンドを探すことで解決できる可能性が高いでしょう。ガソリンスタンドでの電池交換費用は、1,000円程度のところが多いようです。
車の電池は自分で交換すればお得!
車の鍵の電池交換で値段を重視する人は、自分で交換するのがおすすめです。そうすることで、交換費用は電池代だけで済みます。車の鍵に使われるボタン電池は、安いものなら100円ショップでも手に入れることができるのです。
ここでは、トヨタ・スズキ・ホンダ・日産の、4つのメーカーの鍵交換方法をご紹介します。値段を抑えたい方は以下の内容を参考に自分で交換してみてください。
トヨタの場合
トヨタ車の場合は、”スマートエントリー&スタートシステム”の搭載車であるかどうかで、鍵の電池交換方法が異なります。スマートエントリー&スタートシステムとは、キーが近くにある状態でドアノブにあるボタンを押すと、解錠することができる機能のことです。
スマートエントリー&スタートシステムの搭載車と非搭載車の電池交換方法を、以下にまとめました。
【スマートエントリー&スタートシステム搭載車】
まずは、鍵の側面にあるボタンを押しながら、メカニカルキー(鍵穴に差し込むタイプの鍵)を抜き取ります。
次に、マイナスドライバーを鍵のカバーの溝に差し込んで、カバーを取り外します。このとき、マイナスドライバーをそのまま溝に差し込むと、鍵に傷がついてしまうおそれがあるので、マイナスドライバーに布を覆ってから差し込みましょう。
その次に、マイナスドライバーを使い、鍵にある電池をテコの原理で持ち上げるようにして取り出します。最後に、新しい電池を逆の手順で取り付ければ作業完了です。
【スマートエントリー&スタートシステム非搭載車】
まず、鍵に傷がつかないようにマイナスドライバーに布をかぶせておき、マイナスドライバーを溝にはめ込んでカバーを外しましょう。
次に、モジュール(カバーを外したときに見える長方形の部品)を取り外します。車種にもよりますが、鍵を裏返して軽く上下に振れば、モジュールを外すことができます。そして、マイナスドライバーを使って電池を取り外し、元の手順で取り付ければ作業完了です。
スズキの場合
まず、メカニカルキーを取り外します。メカニカルキーは、鍵にあるロック部分を引きながら引き抜くことで、取り外すことが可能です。
次に、傷がつかないようにマイナスドライバーに布をかぶせ、マイナスドライバーを鍵の溝に入れて持ち上げるようにして外しましょう。そして、マイナスドライバーで電池を取り外し、逆の手順で新しい電池を取り付けたら作業完了です。
ホンダの場合
ホンダ車の場合、電池で動くスマートキーのほかに、スマートカードキーシステム(鍵を携帯した状態でドアノブに手をかざして解錠できる仕組み)と呼ばれる機能が搭載されている車もあります。スマートキーとスマートカードキーでは電池の交換方法が異なるので、それぞれの方法について見ていきましょう。
【スマートキー】
まず、鍵にあるロックを引きながら、メカニカルキーを引っ張って取り外します。次に、鍵に傷がつかないよう布でコインを覆い、そのコインを鍵の溝に入れて持ち上げるようにしてカバーを取り外します。古い車種のなかには、コインではなくネジを回すことでカバーを取り外すものもあるようです。
そして電池の隙間にマイナスドライバーを差し込み、持ち上げるようにして電池を取り外します。最後に元の手順で新しい電池を取り付ければ作業完了です。
【スマートカードキー】
まず、カードキーの側面にあるロック部分を抑えながらスライドさせます。すると、電池が2つ出てくるのでそれらを取り出して新しい電池に交換します。最後に再びロック部分をスライドさせれば作業完了です。
日産の場合
まずメカニカルキーを取り外します。メカニカルキーは、鍵の裏側にあるロックをスライドさせながら引っ張れば取り外すことが可能です。次に傷がつかないように布で巻いたマイナスドライバーを溝に差し込みます。その次にマイナスドライバーを上に持ち上げるようにしてカバーを取り外します。
カバーを取り外したら、マイナスドライバーを電池の溝に入れて電池を取り外します。そして、元の手順で新しい電池を取り付けたら作業完了です。
交換の前に電池切れ!緊急時に試したい方法
なかには、車の電池交換をおこなう前に電池が切れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。緊急時だった場合には、突然電池が切れると困ってしまうことでしょう。
しかし、鍵の電池が切れているときでも車を動かすことは可能です。そこで、ここでは緊急時に車を動かす方法についてご紹介します。ただし、鍵が電池切れになったときに車を動かす方法は、メーカーや車種によって異なる可能性があります。そのため、以下でご紹介する対処法はあくまでも一例としてお考えください。
ドアを開ける方法
車の鍵が電池切れを起こしたときには、鍵に内蔵されているメカニカルキーを使ってドアを開けることが可能です。メーカーによって異なりますが、基本的には、メカニカルキーは、鍵の側面のボタンを押しながら引っ張るか、鍵のロック部分をスライドさせながら引っ張れば、取り外すことが可能です。
メカニカルキーを取り外すことができたら、運転席の扉にある鍵穴にメカニカルキーを差し込めば、解錠することができます。
エンジンをかける方法
車の鍵を解錠することができたら、エンジンをかけましょう。まずはシフトレバーがパーキングの状態でブレーキを踏み込み、電池切れをした鍵のロゴ部分でエンジンスイッチに触れましょう。すると、ブザー音がなってスイッチが点滅するので、すぐにエンジンスイッチを押しましょう。そうすれば、エンジンをかけることが可能です。
すぐ電池が減る……そんなときに考えられる4つの原因
鍵の電池の減りが早いときには、いくつか原因が考えられます。そこで、ここでは電池がすぐに減るときの原因についてご紹介します。「電池の減りが早い」という方は、以下の原因のなかで当てはまるものがないか確認してみてください。
【原因1】電波の多いところに置いている
家電製品などの電波を発しているところに車の鍵を置いていると、電池が減りやすくなります。なぜなら、車の鍵と磁器を発しているものを近づけると、常に通信状態となっていて電気を消費するからです。そのため、車の鍵を保管するときには、なるべく電波が少ない場所に置くようにしましょう。
【原因2】鍵の使用頻度が高い
鍵の使用頻度が高いと、当然電池の減りは早くなります。鍵の使用頻度が高い車だと、1年未満で電池がなくなることもあるようです。ただし、2か月程度で電池がなくなるようであれば、ほかの原因が考えられます。そのため、ほかに思い当たる原因がないか確認してみてください。
【原因3】電池の質が悪い
電池の質が悪いと電池の減りが早くなり、すぐに電池が切れてしまうことがあります。基本的に、国内メーカーなら比較的電池の質がよいといわれているので、電池の質が悪くて減りが早くなっているかもと思ったら、国内メーカーの電池に交換してみるとよいでしょう。
【原因4】スマートキーが故障している
ここまでご紹介した原因に思い当たるものがなければ、スマートキーが故障しているおそれがあります。その場合、自分での対処は難しいため、プロに修理を依頼するとよいでしょう。
スマートキーの修理の依頼先は、ディーラーか鍵業者などがあります。このうち、安く対応してくれる鍵業者を探せば、ディーラーよりも費用を抑えられる可能性が高いです。安さを重視したいなら、鍵業者に依頼するとよいでしょう。
弊社では、鍵の修理をおこなう業者をご紹介します。弊社と提携している業者では、見積りのみなら無料で対応しているため、「まずは費用を知りたい」という方でもお気軽にご相談していただくことが可能です。「車の鍵が故障しているかも」と思ったら、ぜひ弊社までご依頼ください。
まとめ
車の鍵の電池交換は、ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンドのいずれかに依頼することが可能です。もし車の鍵の電池交換の値段を抑えたいならば、自分で交換する手段もあります。「安さを重視したい」という方は、自分で交換してみるとよいでしょう。
また、すぐ電池が減るときには、電波の多い場所に置いている、鍵の使用頻度が高い、電池の質が悪いなどの原因が考えられます。もしこれらの原因で思い当たるものがなければ、鍵が故障している可能性があるので、ディーラーか業者に修理してもらうとよいでしょう。弊社では、鍵修理業者をご紹介するので、ぜひご依頼ください。
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