スマートキーを紛失してもエンジンが始動する!?その理由とは?

2021.4.30

スマートキーを紛失してもエンジンが始動する!?その理由とは?

みなさんの車の鍵はスマートキーでしょうか。スマートキーとは、車に近づくだけで鍵の施錠・解錠・エンジンの始動ができるなど、便利な機能を備えた鍵のことです。

スマートキーは車本体の近くにないと動作しません。そのため、紛失してしまうとエンジンを始動することができなくなってしまいます。しかし、「スマートキーを紛失してもエンジンが始動する」ケースが報告されています。

いったいそれはなぜなのでしょうか。今回は、その理由と紛失時の対処方法について紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

スマートキーとはどんな鍵?

スマートキーとは「スマートエントリーシステム」というキーを使わずにボタンを押すだけで、ドアの解錠や施錠、エンジンの始動ができる機能を備えた車の鍵をさします。

電波によって車本体とキーの情報を照合することで、車を動かすことができます。もちろん、車や鍵の情報はそれぞれ異なるので、ほかの車の鍵を使ってドアを開けたりエンジンをかけたりすることはできません。

スマートキーのおもなメリットは、鍵穴に鍵をさすといった面倒な作業が不要になることです。ポケットやカバンに鍵を入れたままでも操作ができるので、荷物が手でふさがっているときなどは、とくに役立ちます。また、スマートキーはメーカーによって呼び方や機能が異なります。

冒頭でも説明したとおり、スマートキーは車の近くにないと動作しません。そのため、紛失してしまった場合などは、エンジンの始動はおろか鍵を解錠することすらできません。しかし、スマートキーを紛失してもエンジンが始動することがあります。それはいったいなぜなのでしょうか。

スマートキーとはどんな鍵?

エンジンが動くのは近くにキーがある証拠?

スマートキーを紛失してもエンジンが始動する場合は、スマートキーが近くにある可能性があります。なぜなら、スマートキーは車の近くにキーがある場合にのみ、動作するからです。そのため、鍵を紛失しているときにエンジンがかかる場合は、一度その周辺を探してみると、見つかるかもしれません。

便利な一方でスマートキーにはこんなトラブルも…

スマートキーを紛失してもエンジンが始動するケースについて説明しました。スマートキーは便利な面も多くありますが、取り扱う際には注意しなくてはいけないこともあります。

同乗者がスマートキーを持って降りてしまう

車に差し込んでいる状態ではないため、同乗者がスマートキーを持って降りてしまうことがあります。エンジンを止めなければ、車をそのまま運転することができますが、1度エンジンを止めてしまうと再始動するにはキーが必要になります。

キーを置き忘れる

スマートキーをどこかに置き忘れてしまい、エンジンがかからない場合があります。スマートキーは小さく持ち運びがしやすい反面、置き忘れも多く、紛失する方も多くなっているようです。取り扱う際には、十分な注意を心がけましょう。

電池切れ

電池切れ

スマートキーは電池で動きます。そのため、長く使用していると電池切れを起こしてしまいエンジンがかからなくなってしまいます。スマートキーには緊急時のためのメカニカルキーが収納されているので一時的であれば問題ありませんが、そのままでは便利な機能が使用できません。

電池が切れてしまった場合は、電池を交換しましょう。電池交換はDIYすることもできますが、強引に電池交換をすると故障の原因にもなります。電池交換の手順は、「車のスマートキーが動かなくなったら?原因と対処方法を紹介します」の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

スマートキーを紛失したときはどうすればいい?

スマートキーをなくしたときは慌てずに、落ち着いて行動することが大切です。以下を参考に、鍵トラブルを解決しましょう。

自分で探す

まずは自分の身の回りを確認してみましょう。バッグやポケットの中に入り込んでいるかもしれません。スマートキーをなくしたと思われる場所にいって探してみるとよいでしょう。

近くにあれば、エンジンをかけることができるので、1度エンジンをかけてみて確認してみるのもよいかもしれません。スマートキーを紛失してもエンジンが始動すれば、周辺に落ちている可能性が高いです。

遺失届を出す

自分で探すことも大切ですが、警察にいってスマートキーが届いているか確認することも忘れないでください。誰かが拾って届けてくれているかもしれません。また、届いていない場合は、遺失届を提出しましょう。

警察署は、各地方どこにでもありますので、出先で紛失してしまった場合でも対応してくれます。まずは、お近くの交番や警察署にいってみましょう。

遺失届を出す

鍵開錠・作成を依頼する

スマートキーを紛失した状態で車を使用するためには、遺失届を出したあとにプロに鍵の開錠や合鍵作成を依頼しなくてはなりません。スマートキーを紛失したときに頼れるおもな依頼先をご紹介します。
 

JAFを呼ぶ

JAFとは日本自動車連盟の略称で、同乗者にJAF会員がいるのであれば、すぐに駆けつけてくれます。また、JAF会員でない場合でも、費用はかかってしまいますが対応してもらえるようです。JAFでは鍵の開錠のみの対応となるため、合鍵作成は別途依頼する必要があります。
 

ディーラーに依頼する

古いタイプの鍵ならカー用品店やホームセンター、鍵専門店でも作成できます。しかし、スマートキーやキーレスエントリー、イモビライザー搭載車などの電子的な認証システムの場合は、車体のコンピューターの交換作業が必要となるケースも考えられます。

そのため、基本的には自動車を購入したディーラーに依頼をして、新しく鍵を作成し、IDを設定し直したほうが防犯の面でも安心です。ただし、ディーラーに鍵の作成を依頼した場合、1ヵ月ほどかかることもあります。
 

鍵業者に依頼する

出先でスマートキーを紛失してしまったときなどに頼れるのが鍵業者です。鍵業者に依頼すると、現地に駆けつけて開錠するだけではなく、その場で合鍵を作成してくれます。

ただし、鍵の登録情報が書き換えられてしまうので、紛失したスマートキーが見つかっても使えないということを注意しましょう。また、イモビライザーキーなどに対応していない業者もあるため、依頼するまえに確認しておく必要があります。

鍵の作成にかかる費用の相場は1~3万円ほどです。車種によって費用は異なり、鍵の加工が難しい外国産の車の場合は国産車の鍵よりも作成が高額になるようです。

まとめ

今回は、スマートキーについて紹介しました。スマートキーはボタンを押す、車に触れるだけでドアを解錠、施錠することができるため非常に便利です。カバンの中から出す必要がないというメリットがある反面、紛失しやすいといったデメリットもあります。

スマートキーは車の近くにないと動作しません。もしスマートキーを紛失してもエンジンが始動する場合は、車の近くにスマートキーが落ちている確率が高いので、車周辺を探してみるとよいでしょう。

スマートキーの作成は、正規ディーラーに依頼することもできますが、スピーディーに作成してほしい場合は、鍵屋に依頼することをおすすめします。出張サービスをおこなっている業者も多いので、出先でトラブルにあってもすぐに対応してくれます。

しかし、鍵の種類によっては作成することができない鍵もあるので、連絡した際に鍵の種類を詳しく説明しましょう。

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