突然ですが、みなさんは空き巣がどのように侵入しているかご存知ですか?
じつは空き巣は、適当に侵入する家を選んでいるわけではなく、その家の周辺や家族構成、人通りなどさまざまなポイントの下見をしてから犯行を行っているのです。
金品だけでなく個人情報も盗まれてしまうのは怖いですし、被害にあわないようにしておきたいですよね。
そこで今回のコラムでは、空き巣の侵入方法や下見でどこを見ているのか、をまとめました。さらに、空き巣犯の下見するポイントから、本当に効果がある「空き巣対策」をご紹介していきます。
目次
空き巣の侵入手口を知ろう
空き巣の侵入手口にはさまざまあります。いくつかまとめてみましたので見ていきましょう。
・ピッキング
玄関や裏口などのドアの鍵を特殊な工具を使って開け、侵入する方法です。
・サムターン回し
サムターンはドアの内側についている鍵を回すつまみのような部分のことを指します。サムターン回しはドリルなどの工具を使い、玄関に穴をあけ外から内側の鍵を回して開けるという方法です。
・ガラス破り
窓ガラスを割って鍵を開錠し、侵入する方法です。空き巣被害のほとんどが、ガラス破りによるものです。一戸建て住宅だと一階の窓が狙われます。また、ベランダの窓もガラス破りの対象になることがあります。
・無締り
鍵をかけ忘れているところを狙って、侵入する方法です。
泥棒はあらかじめ下見をしてから空き巣に入ります。そのため、鍵をかける習慣がない家を狙ってくるのです。鍵をかける習慣は家族全員が身に着けておきたいものです。
空き巣が狙う時間帯はいつ?
空き巣が狙う時間帯は、平日の午前10時から12時ごろが多いです。
平日の昼間は、仕事や学校などで家を空けている人が多く狙いやすいといえます。
平日のこの時間は、工事をしているが多い時間です。
工事の音は、侵入するときの音をかき消すので、空き巣犯にとって都合がよい場合があります。
また、人が忙しくしている昼間は、怪しい人物として記憶に残りにくいことも逆手に取ってくるようです。
入念に下見をしていることも
空き巣が狙う時間帯を紹介しましたが、空き巣犯は時間だけで侵入するかどうかを決めているわけではありません。時間以外に、空き巣はどんなところを見て侵入する家を選んでいるのでしょうか。
家族構成や行動予定
その家には何人住んでいて、住人それぞれがどんな一日を過ごしているのかまで把握してから犯行します。綿密に留守の時間帯を選んで犯行するためです。
私服やスーツなどを着て、街に紛れ込み観察しているので、なかなか気が付きにくいといえます。
建物の死角や周辺
死角が多い場所に立っている建物かどうかも見ています。
人通りが少なく、人の目が気にならない場所は空き巣にとって好都合です。
マーキング
住んでいる人の情報を暗号化したマークを、家の玄関や表札に空き巣がつけわかりやすくしておくというものです。玄関や表札周りに身に覚えのないマークや数字が書かれていたら、空き巣に狙われている前兆かもしれません。
覚えのない落書きはすぐに消すことで、空き巣をけん制できるでしょう。
空き巣対策のポイント
空き巣が侵入する前に下見をするという特性を逆手に取り、対策を行うことできます。空き巣犯に「この建物を狙うのは不利だ」と思わせればよいのです。
・防犯性の高さを示す
防犯カメラやホームセキュリティーを設置していると、外からわかるようにすると防犯対策になります。わざわざ防犯性が高い家を狙う空き巣犯は、あまりいないからです。
・侵入に時間をかけさせる
空き巣は見つからないよう、とにかく短時間で犯行を行います。ですから、空き巣が侵入するに時間がかかるように対策することが大切です。侵入するのに5分以上かかる家は狙われにくくなります。侵入しにくい環境を整えていきましょう。
・留守だと気づかせない
空き巣は下見をして侵入する家を観察し、留守の時間帯に侵入を図ります。ですので、留守だと気づかせないことが必要です。特に空き巣が狙う時間帯に家を空けることが多いなら、わざと電気をつけて外出するなど、留守だとわからないように工夫しましょう。
日が暮れると、留守は室内や玄関のライトが点灯しているかどうかで判断できてしまいます。一部の部屋の電気をつけたまま外出するのは、空き巣対策に効果的です。
防犯鍵で効果的に対策しよう
空き巣が狙う時間帯は家が留守になるときです。家に簡単に侵入させないよう防犯鍵を使って対策を行いましょう。
ツーロック
ツーロックとは、玄関などのドアに鍵を2つつけることです。
同じ鍵で開錠できるものをつけるのが一般的です。1つ目の鍵を無理やり開けられたとしても、もう1つ鍵があるというだけで、空き巣にとっては心理的負担になるのです。
侵入に時間をかけさせることは、空き巣をあきらめさせることになります。
窓には補助鍵を
ガラス破りの被害にあいやすい窓には、補助鍵をつけておきましょう。
補助鍵がついていると、空き巣犯は侵入しにくくなります。補助鍵が付いているために、窓ガラスを大きく割らないと侵入できなくなるからです。窓ガラスを大きく割ると、大きな音が鳴りやすいため空き巣犯は避けるといわれています。
補助鍵は、ネットなどで購入でき簡単に取り付けられるものも多いです。
この機会に使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
空き巣はピッキングやサムターン回しなど、さまざまな方法で建物に侵入します。空き巣が狙う時間帯は平日の昼間で、夜中に空き巣に入ることは少ないようです。
また侵入する前に、建物の死角や住んでいる家族の行動パターンを入念に調べています。住人の留守の時間を割り出すためです。
もし玄関などに見覚えのないマークが書かれていたら、空き巣が侵入しようとしているサインかもしれません。すぐに消しましょう。
空き巣が下見をして反抗することを逆手に取るには、防犯対策をしていることがはっきりとわかるようにすることです。侵入に時間がかかる家だと感じると狙われにくくなります。侵入しづらい環境に整えることが空き巣対策となります。
また、家に誰かいるときに侵入することが少ないため、常に誰かいるという風に見せかけておくと被害にあいにくくなります。
空き巣犯に狙われにくくするグッズが多く販売されています。ツーロックや補助鍵などの防犯鍵のことです。ネットで購入できるものもありますが、取り付けるには専門の業者に依頼して工事をしてもらうと安心です。
何かわからないことがあれば、専門の鍵業者に相談してみてはいかがでしょうか。
防犯鍵できる業者や料金
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