住んでいる近くで空き巣被害や盗難が多発していることはありませんか?実は空き巣犯はマーキングをつけて家を狙っていることがあります。近くで被害があるのであれば、もしかしたら自分の家にも何かしらのマーキングがされているかもしれません。空き巣被害にあわないためには、日ごろから家の防犯対策をおこなうことが必要です。
今回は空き巣犯のマーキングについて、空き巣の防犯対策として有効な防犯鍵などをご紹介いたします。
空き巣のマーキングとは
一般的にマーキングとは、何かしらの印をつけることをいいます。空き巣犯はマーキングを利用して、侵入する家を確認し犯行に及ぶのです。
空き巣犯が使用するマーキングは、家に住んでいる人に関するさまざまな情報を、住宅の目立たない場所に記入しています。空き巣犯は不審に思われないように住宅を観察し、空き巣のタイミングを狙っているのです。
住宅のマーキングで記入されている可能性のある場所は、
・玄関ドアの上もしくは下付近
・表札
・ポストの下側
・ガスメーターや水道メーター
・玄関付近の壁
など、住宅の入り口付近が多いです。玄関付近に身に覚えのないシールが貼られていたり、ポストの下側に何か記入されている場合は、空き巣犯にマーキングされてしまっている可能性があります。
危険なマーキングの具体例
空き巣犯はマーキングを記入する際に、さまざまな暗号、記号、文字を利用して住人の情報を記入しています。空き巣犯がマーキングする際に使用する暗号の具体例をご紹介します。
・M 男性
・W 女性
・S 一人暮らし
・F 家族や複数人で暮らしている
・20や30などの数字 住人の年代
上記の他にも、空き巣犯が利用しているマーキングの暗号や記号、文字はさまざまな種類が存在します。空き巣犯がグループで犯行に及んでいる場合は、そのグループで使用している暗号を利用していることもあります。
マーキングを見つけたらすぐに消そう
住宅でマーキング後を見つけたときは、すぐにマーキングを消すことが必要です。そのまま放置しておくと空き巣はマーキングを確認し、住宅が狙われてしまう可能性があります。
マーキングは黒のマーカーペンで記入されていることが多い傾向があります。発見した際は黒のマーカーペンで文字を塗りつぶすことや、マーカー文字を消す専用のものを使用しましょう。
自宅周辺に傷をつけられていることもありますので、その場合には補修材を利用して傷を目立たなくすることも必要です。
また、表札に直接書き込まれている場合は、表札を交換する方法もあります。自宅周辺で空き巣被害があり、心配なときは警察に相談し見回りを強化することをお願いしましょう。
SNSを利用したマーキングにも要注意
SNSは誰もが利用する人気のサービスとなりました。しかし、空き巣犯のマーキングにもそのSNSが利用されている可能性があるので注意が必要です。
空き巣犯は、狙った住人の名前から個人のSNSを特定し、住人がどのような行動をしているのかを確認している可能性があります。SNSに何も考えなく、「旅行中」や「〇日までは〇〇にいる」などを投稿してしまうと、その期間を狙って住宅に侵入してしまうのです。
空き巣の被害にあってしまった方は、自分のSNSを見直し、現在地などを伝える投稿をしている場合は削除しておきましょう。犯罪被害にあわないためには、SNSで自分がいまどこにいるのかを発信することを控えることも大切です。
防犯鍵で空き巣対策をしよう
空き巣犯にマーキングをされていないかを確認することや、SNSでむやみに場所を発信しないことも大切ですが、鍵による防犯対策がきちんとできていなければ、空き巣犯は簡単に鍵開けをして、住宅に侵入してしまいます。
鍵による防犯対策として、防犯鍵に交換することをおすすめします。防犯鍵とは、防犯に特化した鍵のことを指します。古いギザギザタイプの鍵「ピンシリンダー」を使用している場合は、ピッキング被害にあいやすいため、空き巣被害にあってしまう可能性があります。
防犯性の高い「ディンプルシリンダー」は、鍵の表面がデコボコになっている鍵です。ディンプルシリンダーはピッキングがしづらい構造になっています。また、「指紋認証型」の鍵は、指紋認証によって開錠できるので、防犯性が高いのが特徴です。鍵を交換するのであれば、この「ディンプルシリンダー」もしくは「指紋認証型」に交換することをおすすめします。
ドアの鍵を2つ取り付ける「ツーロック」を使用することも防犯に有効です。空き巣犯は鍵開けに時間がかかってしまうと、侵入を諦めることがあります。鍵を2つ取り付けることで、空き巣被害を防ぐことができます。
防犯鍵に交換する際は専門業者に依頼をして、自宅にどの防犯鍵を取り付けることが可能なのかを確認しましょう。業者によっては取り扱っている鍵の種類が異なることがあります。依頼をする前に作業内容や見積もりを確認しておくとよいでしょう。
まとめ
家の入口近くに空き巣によるマーキングがされているのを発見した際は、すぐにマーキングを消す作業をしましょう。近隣で空き巣被害が発生している場合は、自分の家がいつ狙われるかわからない状態にあります。警察に相談をして巡回を強化してもらうことや、古い鍵を使用している際はこの機会に防犯鍵へ交換することをおすすめします。
鍵を交換する際は、鍵交換の経験豊富な専門業者に依頼をしましょう。どの鍵がよいのかわからないときも、防犯対策に最適な鍵を提案してくれます。取り付け期間や料金は業者によって異なることがあるため、見積もりをもらって比較することもできます。一度相談してみてはいかがでしょうか。
防犯鍵できる業者や料金
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