あなたの家の鍵は大丈夫？ピッキング対策で侵入者をシャットアウト！

何年も前の鍵を使っているとピッキングの被害に遭いやすいのはご存じでしょうか。
専用の工具で簡単に開けることができて空き巣の被害に遭ってしまう可能性があります。
今の鍵は種類が増えて防犯対策になるピッキングに強い鍵も作られています。空き巣の被害に遭わないためにはどのような対策、鍵が有効的なのか詳しく紹介します。

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見た目でわかる、ピッキングに弱い鍵

最もピッキング犯が隆盛したときにいちばん狙われていたのが縦型の鍵穴で、ディスクシリンダーという鍵でした。
今は製造されていない鍵ではありますが、10年前から変わらず同じ鍵が使われている住宅は注意が必要です。
鍵穴がくの字になっていて、鍵を差し込む方向は縦向きです。
ピッキングは鍵穴に金属の工具を挿し込むことで鍵を開けることができ、数分で開いてしまうので痕跡が残りにくく、閉めることもできます。

またドアノブの中央に鍵穴があるインテグラル錠や円筒錠もピッキングに弱い鍵です。とくに円筒錠は簡易的な鍵であり、一定の方向から強い衝撃を加えることによって簡単にドアが開いてしまうといわれています。また、これも古ければ古いほど防犯性は低くなってしまいます。

このように自宅の鍵穴を確認し危ない鍵とわかったら、ピッキング対策として普及している高防犯性能の鍵に交換するだけでもピッキングを事前に防ぐことができます。
被害が起こる前にシリンダーの交換や補助錠の取り付けをおすすめします。

ピッキングに弱い鍵・強い鍵

鍵の種類は様々なものがありますが、形状によってピッキングに弱い鍵・強い鍵があります。
弱い鍵は、先ほど紹介したディスクシリンダーといわれる鍵がピッキングしやすい鍵です。

旧型のU9と呼ばれる横から入れるタイプのギザギザしている鍵も弱い鍵ですので、玄関のドアについている方は交換を考えることをおすすめします。

ピッキングに強い鍵の例として、ディンプルキーと呼ばれる鍵がピッキング被害に遭いにくい鍵として挙げられます。
ディスクシリンダーに比べて内部構造が複雑になっているため、ディスクシリンダーのようなギザギザの鍵はピンの配列が1列になっているのに比べ、ディンプルキーはシリンダーのピン縦横3列になっているので、プロのピッキングでもかなりの技術が必要になるので、ピッキングがされにくい製品に仕上がっています。
ピンが多ければ多いほど不正開錠ができないようになっています。ディンプルキーは、他の鍵と比べると開錠しにくく、耐久性にも優れています。

しかし、合鍵を作ろうと思うと、ディスクシリンダーは1,000円以下で作ることができます。
それに対して、ディンプルキーは構造が異なるため、専用機材を使わないと作ることができないので5,000円近くかかってしまいます。
専用機材をそろえるのに費用が高くなるため、ディンプルキーの合鍵を作成することを断わられてしまう業者もあります。
コストはかかりますが、防犯対策をお考えの方はディンプルキーに変えるだけでピッキング対策になり、犯罪を防止することができるでしょう。

ピッキングを防ぐ方法

ピッキング対策には、どんなものがあるのか紹介します。

1ドア2ロック

二重鍵の ことでひとつの扉に錠を2個取り付ける方法です。
空き巣が10分以上開錠にかかってしまうとほとんどが諦めてしまうので、鍵が2つ付いている
ぶん開錠しにくく、侵入者を抑止できます。
2ロックの鍵は、別々なものをつける方が多いようですが、鍵が2つになってしまうのは管理するのが大変なので1本の鍵を兼用できるタイプが主流になってきています。

防犯カメラやアラーム、人感センサー

防犯カメラは、ダミーのものでもつけておくと効果が期待できます。
カメラで自分の姿を撮られてまで侵入したいとは思う人がほとんどいないでしょう。
ほかには、人の気配を感知してアラームが鳴り、光センサーが反応して知らせてくれるという防犯対策もあります。

防犯ステッカー

家の中に侵入させづらくするステッカーを貼っておきます。
「ピッキング強化対策」や「警備中」などが書かれている防犯ステッカーを貼っておくだけで侵入できなさそうと心理が働いてしまい防ぎやすくなるでしょう。
貼らないよりは貼ったほうが防犯対策になるので効果的です。

防犯ステッカー　サムターン回し対策済み

ピッキング以外の手口の対策

空き巣の侵入方法の多くはピッキングですが、それ以外の方法でも侵入してくる方法があります。まずはサムターン回しと呼ばれる方法です。
これは、ドリルなどでドアに穴を開け、金属の棒を使ってドアの内部のつまみを回して開錠してしまう方法です。
ドアスコープやポストの隙間から特殊な工具を使ってドア内部の施錠や開錠に使うサムターンを直接開錠する手口も増えてきています。

サムターンの防止対策として、サムターンカバーの取り付けをすることにより、鍵の不正開錠を防ぐことができます。
ほかには、鍵付きサムターン補助錠を取り付けることにより、つまみを回すだけではドアを開錠することができないため防止できます。
インナー錠をつけると内側のロックも鍵を使わないと開けられないようになっているので防犯対策をしてとても有効的です。
ドアとドアの間を埋めるドアガードプレートを取り付けることも効果的です。

ガラス破りと呼ばれるガラスを破壊して侵入する手口には、防犯用のガラスに交換することにより防ぐことができます。
通常の窓は10秒ほどで割られてしまい、侵入されてしまいますが、なかなかガラスが割ることができない場合、空き巣は諦めてしまいます。

侵入の手口として多いピッキングの対策も必要ですが、そのほかの方法で侵入してくる可能性もあるので色々な対策を取ることが大事です。

まとめ

ピッキングの被害に遭いやすいものは鍵の構造が原因です。しっかり鍵をかけたつもりでもディスクシリンダーと呼ばれる種類の鍵は、ピッキングの技術を身に付ければ、数秒で開けられてしまいます。
ピッキング対策の効果的な方法は、鍵を交換することです。それだけでも十分防犯対策になります。
そのほかにも窓ガラスを壊して侵入してくるケースも増加しているので防犯用の強化ガラスに交換することも空き巣対策になります。
鍵の交換を相談したい方は業者を検索してみるのもいいかもしれません。